大理石

  • ティルベリのゲルウァシウス『皇帝の閑暇』に、ユダヤの伝承にあるソロモン王の知恵として、
   ソロモンが「タニール」という小さな虫の血を所持しており、この血を注ぐと
   大理石が容易くカットする事ができた、という逸話を載せている。
   ソロモンは子持ちのダチョウを飼っていたが、ある時その子供をガラスの壺に閉じ込めた。
   するとダチョウはこの虫を砂漠から持ってきてその血をガラスの面に塗り、それによってガラスを割った。
   これによってこの虫の事を知ったのだとか。



      参考文献
『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス



最終更新:2016年11月19日 00:01