髑髏を使用した物品

  • ヘロドトス『歴史』巻四
   →スキタイ人の習俗として、最も憎い敵の首級をあげた場合、
    眉から下の部分を鋸で切り落とし、内部を綺麗に掃除して、
    貧しい者は牛の生革を外側に張り、富裕な者は牛の生革の上に黄金を貼って、盃として用いるという。
    なお、身内の間で争いが起き、王の面前でこれを負かした場合には、近親の髑髏であってもこのようにするという。
(zsphereコメント:むろん、織田信長を想起するわけで……案外、髑髏盃の文化史的な流れが追えたりするのだろうか)


  • プリニウス『博物誌』第七巻
   →スキタイ人らがいる北方、ボリュステネス河(ドニエプル川)から十日ほどの場所に住む食人族は、
    人間の頭蓋骨で酒を飲み、毛付きの頭皮をナプキンとして首の回りにかけている、という記述がある。



      参考文献

『歴史(中)』ヘロドトス
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』



最終更新:2016年03月06日 04:09