- ヘロドトス『歴史』巻五によれば、スパルタ王クレオメネスがアテナイ軍と交戦しそうになった際、
同時に出撃していたもう一人のスパルタ王
デマラトスが撤退してしまったという出来事があり、
以来
スパルタでは二人の王が双方とも従軍することはできないという法律が定められたという。
そしてこの時に、ディオスクロイの二神も一柱は国内にとどまり、決して双方が共に
従軍する事は無くなったという。
- プリニウス『博物誌』第二巻に、航海中に星が声に似た音を立てて、帆桁などに降りてくる事があり、
そうした星が二つあれば安全な航海成功の前触れであり、これをカストルとポルクスと呼ぶとしている。
カストルとポルックスによって、
ローマにその日のうちに戦勝の報が届けられたとする記事がある。
参考文献
『歴史(中)』ヘロドトス
『プリニウスの博物誌 Ⅰ』
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
最終更新:2016年03月18日 04:20