風を呼んで水軍を撃退する

  • ヘロドトス『歴史』巻七
   →ペルシア戦争においてペルシアの水軍が攻め寄せてきた際、まずデルポイ人たちが神託を乞うと、
    「四方の風に祈願せよ」との答えを得たので、河神ケピソスの娘テュイアに祈って供物をささげた。
    さらにアテネの人々がデルポイに託宣を乞うと、「義兄弟に加勢を頼め」という答えを得たという話が
    アテネ人たちの間に伝わっていたという。アテネの祖エレクテウスの娘オレイテュイア
    北風の神ボレアスにさらわれたという伝説があり、従って北風こそ自分たちの義兄弟と判断して
    北風に祈ったという。これにより、ペルシア軍は北風の襲来を受けたとか。




      参考文献
『歴史(下)』ヘロドトス



最終更新:2015年10月24日 01:32