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ペルシア戦争においてペルシアの水軍が攻め寄せてきた際、まず
デルポイ人たちが神託を乞うと、
「四方の風に祈願せよ」との答えを得たので、河神
ケピソスの娘
テュイアに祈って供物をささげた。
さらに
アテネの人々がデルポイに託宣を乞うと、「義兄弟に加勢を頼め」という答えを得たという話が
アテネ人たちの間に伝わっていたという。アテネの祖
エレクテウスの娘
オレイテュイアは
北風の神
ボレアスにさらわれたという伝説があり、従って北風こそ自分たちの義兄弟と判断して
北風に祈ったという。これにより、ペルシア軍は北風の襲来を受けたとか。
参考文献
『歴史(下)』ヘロドトス
最終更新:2015年10月24日 01:32