樹木が血を流す

   →陥落したトロイアを脱出したアイネイアストラキアの地で今後の航海と
    将来のローマ建設の成功を祈って神々に犠牲を供える祭壇のためにテンニンカの木を抜いたところ、
    ちぎれた根から黒い血が滴り落ちた。
    さらにマルスに祈ったのちに別な木を抜こうとしたところ、その木が言葉を発し、
    自分は元トロイアで生まれたポリュドーロスで、戦いで死んだあとの躯から生えたのがこの木であったと告げる。


      参考文献
『アエネーイス(上)』ウェルギリウス




最終更新:2016年01月22日 02:19