ドドナ

  • 古代ギリシャ、エペイロス地方にあった場所。

  • ゼウスの神殿があったことで著名。

  • ドドナの神殿では、神託を得る際に懸けられた青銅の大釜を鳴らす事で著名だった。

  • 転じて、「ドドナの大釜」はゼウスの加護を願うアイテムとしても認識されていたらしく、
   ウェルギリウス『アエネイス』で、アイネイアスは預言者ヘレノスより
   様々な宝物と共に「ドドナの大釜」をも餞別として贈られている。


  • プリニウス『博物誌』第二巻によれば、ドドナにはユピテルの泉があり、
   この泉はその冷たさで、中に浸けられた松明を消すが、松明が消えている時に泉の近くに持っていくと
   逆にこの松明に点火する、という。


      参考文献
『アエネーイス(上)』ウェルギリウス
『プリニウスの博物誌 Ⅰ』



最終更新:2016年02月15日 00:37