カッコウ

カッコウ目カッコウ科


  • プリニウス『博物誌』第十巻に、カッコウはある種のタカが、ある季節に変形して生じたものであるという記述がある。
   その季節にはいずれのタカも滅多に姿を見せず、カッコウもまた夏の相当期間以外に姿を見せないためであると云々。

  • また、プリニウスはカッコウの托卵について記述しており、古代ローマ人はこのことを知っていた様子。

  • プリニウス『博物誌』第十八巻に、春分の日までに片付けるはずのブドウの剪定作業をそれ以降に行っている農家に対して、
   カッコウの声を真似て嘲笑する習慣があったことを記している。
   この作業をカッコウがやって来る頃まで続けているのが農家にとって名折れであるからだとか。


      参考文献
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
『プリニウスの博物誌 3』


最終更新:2016年10月14日 05:07