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フランス、ブルゴーニュ地方にある
アリスカン墓地には多くの傑出した人々の遺体が陸路の他、
ローヌ川の流れにまかせて運ばれたが、川に流された棺は決してアルル市の境界を越えなかったという。
またこうした棺は、聖なる墓地へのお布施であるかのように金銭を封入するのが常だったが、
ある時とある若者たちが棺の中の金銭を盗んだところ、棺は同じところに留まってそこから下流に流れようとせず、
それによって事態が発覚したという。
参考文献
『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』ティルベリのゲルウァシウス
最終更新:2016年11月18日 05:10