弧帯文石

   遺跡の木槨の上にも見つかっている。

  • 墓内の弧帯文石は、ご神体のものに比べ小ぶりで、
   最大長約61センチ、幅約30センチ、厚さ約16センチ、
   体積比で9:1ほど。
   また上面から側面にかけて淡く灰色に変色しており、
   おそらく火にかけられ細かい破片に砕かれたものと思われる。

  • ご神体の方は、人の顔が描かれているのが大きな特徴。
   帯でぐるぐる巻きにされた人のようにも見える。

  • 楯築弥生墳丘墓から北西に700メートルほどのところにある
   倉敷市矢部の鯉喰神社弥生墳丘墓からも、弧帯文石の破片が発見された。

(『シリーズ遺跡に学ぶ34 吉備の弥生大首長墓』福本明)

最終更新:2011年08月07日 10:40