- 『延喜式』伊勢大神宮に、「凡そ大神宮は二十年に一度、正殿・宝殿および
多幣殿を造り替へよ」とある。
- 式年遷宮がいつから始まったのか、『日本書紀』には明確な記述がない。
- 後代、院政期の成立になる『大神宮諸雑事記』に、第一回の内宮遷宮が
690年(持統天皇四年)に、最初の外宮遷宮がその二年後にあったと記述されている。
- 同じく後代の史料ながら、『二所太神宮例文』に、壬申の乱の際の天武天皇の御願により、
式年遷宮が開始されたと明記されている、と。
(『日本神道史』岡田壮司)
最終更新:2012年01月13日 11:37