紫式部


  • 『宝物集』『今物語』などに、紫式部が死後地獄に堕ちた、とする説話が載る。
   ある人の夢枕に立ち、そらごとを多く綴ったゆえに堕ちた地獄の苦しみを訴える、という筋。
   仏教の不妄語戒を破ったためと説明される。

(『季刊 怪』No.34)




  • 紫式部は「日本紀の局(つぼね)」とあだ名されていた。
 『源氏物語』を読んだ天皇が、これを書いた紫式部は
 日本書紀を読んでいるに違いない、と言った事からそういう名がついたと
 『紫式部日記』にある。



最終更新:2011年12月18日 11:12