- 西洋では、シラサギ類(egret)とアオサギ類(heron)を区別する。
- 漢字の鷺は、この鳥が飛ぶと露が降りる事に由来するとか。
醍醐天皇が池にいたサギを捕えるように命じると、サギは勅命に従い
神妙にしていた事から、五位の位を賜ったという話。
冠にサギの羽を挿している事から、サギは沈黙の象徴とされたという。
転じて
キリスト教の寓意画などでも、沈黙の象徴として石をくわえたサギが描かれた。
- 中国の文献『変化論』に、サギは目を以て流し目に見て受胎する、と記されているとか。
ほうきを持っていく者として登場する。
- 『古事記』垂仁天皇条に、天皇が出雲の神に宇気比(うけい)して、
「此の大神を拝むに因りて、誠に験有らば、是の鷺巣池の木に住む鷺や、
宇気比落ちよ」と言うと、サギは地上に落ちて死んだ。また
「宇気比活きよ」と言うとサギは生き返ったという。
(古代、この鳥が鳥占いの対象だったことを示すか)
(『世界大博物図鑑 鳥類』荒俣宏)
最終更新:2012年05月02日 03:55