三内丸山遺跡


  • 1994年、七月、大型掘立柱構造物跡が発見され、脚光を浴びる。
   深さ約2.2mの六個の柱穴が3つずつ2列並ぶ。
   柱穴の底からは、直径約1mの栗材の柱痕も発見された。
   この栗材は底部を石斧で整えられ、周囲を焦がして腐りにくく加工されていたという。

  • この柱穴は、すべて4.2mの等間隔で立てられており、またすべての柱を内側に2°傾けることで
   倒れにくくする「内転び」の技法が使用されている。
   また、枠を作り少しずつ土砂を混ぜて固める「版築」の技法が用いられている。


  • また、同遺跡から出土した石鏃に、瀝青(天然のアスファルト)を接着剤として使用した痕跡が見つかった。


     参考文献
『古代日本の超技術』志村忠夫



最終更新:2012年05月08日 12:23