本選動画を発表させて頂きましたが、早くも「イミフw」のコメントも頂いたことですし、解説をここに書いておきます。長くなりますが、お暇で納得がいかない方はご一読下さい。
1.概要
この動画は、最強のメイコさん打倒を夢見る幼き格闘家、ちびレン君が、本意を達成するまでのお話であり、別にメイコさんに恋をしているわけではございません。
ございませんが、彼が写真を見ている最初のシーンで、そういう先入観を誘い、最後にひっくり返すのが狙いです。
2.詳細
(ちびレン)
にっこりファイティングポーズを取るメイコさんの写真を見て、戦意のあまりに顔を紅潮させています。
(鏡音レン)
ちびレン君は年の違いも甚だしい恋心を抱いている、と見てあざ笑います。
(鏡音リン)
レンと同様。
(ちびリン)
そんなの闘ってみなくては判らない、とちびレン君が勝つことを信じて憤っています。ちびリンちゃんがいわゆるちびレン君の理解者です。
(亞北ネル)
届かぬ相手であろうと、恋をすることは素晴らしいことなのだ、とちびレン君を応援します。
(ちびレン)
二人の応援を受けて、メイコさんに突撃します。
(弱音ハク)
恋をするなら、もっとお似合いの子達が沢山いるわよ? と促そうとします。
(ちびレン)
女の子相手に手を挙げるわけにも行かない、と拒否。
(巡音ルカ)
大人の女性がいいなら私ならどう? と誘います。
(ちびレン)
太刀(グラットンソード)持ちを相手にするのは怖すぎる、と拒否します。
(巡音ルカ)
ちびレン君の一途な恋心を賞賛し、応援します。
(がくぽ)
子供に過ぎないお前が、男として彼女を守れるのかと、ちびレン君を問い詰めます。
(巡音ルカ)
彼女がちびレン君を守ればよい、と女の強さを主張します。そして、試してみるか、とばかりに、がくぽと剣を交える展開に。
(ちびレン)
この太刀持ち二人の主張が理解できず首をかしげます。これは自分の願いが打倒メイコであり、別にメイコと良い仲になりたいと思ってるわけではないからです。
(初音ミク)
二人の仲裁に入ります。そして、ちびレン君を否定。Lat式に解説を任せます。
(Lat式)
その解説とは、簡単に言えばメイコとカイトは苦節を共にした仲であり、カイメイ設定は深くて古く、揺るぎない物なのだ、ということ。
(ちびレン)
メイコさんを倒すには、あのアイスの魔神、カイト氏をも倒さなければならないことを理解します。そして、絶望。
(鏡音レン)
そんなちびレンの気落ちを認めるわけにはいきません。活を入れ、自分を倒して男と成れ、と促します。
(ちびレン)
ちびレン君の戦意は息を吹き返し、兄に膝を着かせることで自信を得ます。
しかし、ファイティングポーズを取るメイコさんの後ろ姿に威圧され、やはり気落ちしてしまいます。
(採点ボード)
No 100、これはナンバー100ではなくてwマイナス100点を示します。……ここで英語のメッセージを出していますが、英語の意味はあってますでしょうか? ちょっと自信はありません。つまり、採点者は彼、ちびレン君自身であり、YesかNoか、自分で決めることなのだと言いたかったのですが……。
(ちびレン)
そして己を信じること、自分にYesということを学び、いよいよ対決です。頭上からのカイト氏の奇襲を辛くも回避し、そして見事にメイコさんを倒します。勝ち名乗りを上げるちびレン君を喝采するのは彼の本意を知っていたちびリンちゃんだけ。
3.まとめ
あえて、まとめるとすれば「己の想い、己の願望、本当の自分を理解しているのは自分だけ。周囲の人々の意見など、先入観にまみれた自己満足のためのいい加減な物。良き理解者である自分自身を信じて頑張りましょう」というところでしょうか。
しかし、こんなのは後付け。正直言って、別のちびレン日記のシリーズでちびレン×メイコをくっつけてしまったので、裏をかくにはこうするしかなかっただけです。
ちびレン日記シリーズを見て頂けた人には、感謝の気持ちと共に、ほどよい先入観で裏をかかれる感じを楽しんで頂けることを願ってやみません。
テーマ「想」にて、参加させて頂きます。が、大して凝ったこともなにもない、紙芝居同然のお気楽動画ですw
もう本編も完成してますし、これ以上凝る要素もありません。ま、参加する意義ってことで。
そして、第5回MMD杯開催、おめでとうございます。
(追記)7/31
第5回MMD杯、質・量ともに恐ろしい状態ですねw
前回で端っこでも賞を頂けた幸運を、今更ながらジワジワと味わっています。もはや、そんなラッキーパンチはありえないでしょう。「俺もいっちょうやったる!」なんて気力も暇も、私にはありません。
今月末で本編を公開させて頂きますが……期待しないでねw
最終更新:2010年08月21日 20:56