ホッパー(モンスターファーム)

登録日:2014/08/25 (月) 18:18:22
更新日:2024/03/20 Wed 19:02:27
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モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
立ち位置としては初代のハムに近い、ファイター型のちみっこい動物である。

目次




【概要】

今のところはモンスターファーム2にのみ登場する。
見た目的にはメガネザルとかそういうのに近く、体型はとても小柄である。
モンスターカードによれば言う事を聞かずイタズラばかりする、世話の焼けるやんちゃ坊主なのだが、
どうにも憎み切れずに多くのブリーダーに愛される存在らしい。
実際、時折穴を掘っては地面に潜り込み、顔だけぴょこんと飛び出させてたりするその姿には言いようのない癒しがある。

そして活発だからかバトル好き。上述したように戦闘では、ボクシングをモチーフにした近接格闘中心のスピードファイターとして暴れ回る。
実は伸縮自在な両腕を巧みに操ることで、ある程度遠距離戦にも対応可能となかなかに万能である。
だが流石に体の小ささから一撃の威力には限界があるため、勝ちに行くならちゃんと指示を出すべきだろう。

また、ホッパー種を大事に育ててランクBまで到達させ、冬場に体調をしっかり整えているとなんと温泉を掘り当ててくる。穴掘り遊びはこの伏線だったのだ。
育成環境がパワーアップするわけではないが、水場に関わるモンスター達を育てられるようになるので、
モンスターファーム2をひととおり究めたい場合、避けずに育てることになる。


純血種は命中の適性が最高値で、ライフと丈夫さが低く(丈夫さに至っては最低値)、その他の適正は平均的。
故に、見た目通りの避けて当てるタイプのモンスターとして育成していくことになるのだが、
回避そのものは平均より伸びやすいわけでは無いのが痛い。防御面の適正が悪いので回避に頼る、そしてピークでも手を抜かず鍛えるべき…といった感じになる。
G回復や移動速度もとても早く、位置取りやラッシュ攻勢、体感的な防御力(気持ちくらいだと思うが)もあるが、
寿命が短く成長タイプが早熟なので、ピーク期間も早く短い。頂点を目指したいなら、環境と腕前を要するタイプ。
イタズラ好きということもあって初期ヨイワル度もマイナス。といってもチャッキージョーカーほど極端ではなく、手はかからないので安心してよい。


だがこのモンスターの最大の弱点と言えるのは、やはり使用技の貧弱さだろう。

パラメータやガッツダウンに対して技性能がイマイチだったモッチー並に、全体的に威力が低調なうえに、使い込み技の超必殺技も多い。
しかもそういうのに限ってホッパーにとっては需要が高い技になっているので、ロードランナーのように覚えやすい技だけで戦うのがきつくなっている。
もっと痛いのが「共通の」ガッツダウン技と、大ダメージ技を一つも覚えないという、悪い意味で珍しい特徴があるのも一因。そのためワンチャンでひっくり返されやすい。
ガッツ回復が早いのはいいが燃費も良いとは言えず、無計画に戦えばすぐに息切れし、相手の反撃で大ダメージを受けるリスクが増える。
しかも技のモーションが全体的に他のモンスターと比べて長めであり、その間に相手のガッツ回復を許してしまいがちである。
適性自体はそこまで悪くない筈が、これらの所為で寧ろマイナスになってしまっているという有様である。フルモン戦で響くってのはやはりつらい。

技性能以外で地味にきついのは、ライフの伸びやすい派生種が一匹もおらず、守りの面でも辛酸をなめさせられやすい点。
移植版以前だと丈夫さよりライフの価値が大きめなのでこれは痛いし、移植版になっても丈夫さが低いのにライフで補いづらく、これは苦しい。

人によってはコイツのことを「ただの温泉発掘要員」などと心無い言葉を投げかけたりもする。
しかしどんなモンスターであろうと愛、根気、環境、資金、時間、操作技術、時の運と温かいものから現実的なものまで、色々あれば強くできるので
今一度コイツの強さを引き出すための育成に励んでみるのもいいのではないだろうか?


【主な技一覧】

概要で語ったように、良くも悪くもゴーレムのように懐に飛び込むモーションから繰り出す技が多く、全体的に技のモーションが長めなのが特徴。
この特性と技の威力の低さからダメージ回転率が悪くなりがちで、待ち時間でガッツを蓄えた重量級からの反撃が怖い。
運よく奪えたリードを大事にしたり、大技を撃つタイミングを測るプレイヤー性能も試される。一つ一つの技のモーションや効果音はやたらと派手。

  • ジャブ(バランス技)
そもそも説明がいるかもわからない、そのまんま相手に素早いジャブを繰り出す初期技。
威力は最低、命中率は高いとこれといった特徴が無いが、消費ガッツが最低なのと、基本技としてはモーションが長い(約3秒程度)ため、
ガッツを溜めるだけ溜めてから相手に近づきこれを連打してハメるなんてのもいいかもしれない。

  • フック(バランス技)
文字通りのフックを短い腕で繰り出す初期技。ホッパーのスタイルはボクシングである。
ジャブに比べて威力が高く命中は低いがそこまで顕著でもない。基本的な使い方はジャブ同様に、距離1でのハメ狙いになるだろうか。

  • フリッカー系超フリッカー(命中重視技・ワル技)
腕を伸ばして相手をバシバシと叩く。ボクシングにおける牽制・フリッカージャブが元ネタ。上位になると5発叩いてから本命の右ストレートを放つ。
「フリッカー→大フリッカー→超フリッカー」と発展し、超フリッカーはワルモン限定技。
使い込みを要するので寿命の短めなホッパーにとって、修得はなかなか大変。
威力には乏しいものの命中率や燃費も良く、「フリッカー」くらいなら修得も容易なので選択肢としては優先したい技の一つだし、
ホッパーの勝ち筋のひとつである「モーションの長さを利用した逃げ切り」を全距離で可能にするので、そういう意味でも頑張って「大フリッカー」までは覚えたい。
が、それでも最上位で、超必殺技の「超フリッカー」でようやく他のモンスターの命中重視技と同じ程度の威力という低さなのが悲しい。
それでいて消費ガッツは38…同類にあたる、ダックンのドリブルダンクや、チャッキーの旋風脚を妬んではいけない。
「大フリッカー」以上は敵をレンジ外に吹き飛ばすので終盤の逃げ切りハメに使える。問題は低火力なコイツで終盤までにどうやってリードを奪うかだが…

  • 影爪(命中重視技)
隠した爪を伸ばして、距離を詰めて左右に振り相手を切り裂く、アーケロ派生のワガハイの固有技。
命中補正は高く、フリッカーと大フリッカーの中間…まさにそんな性能をしている。
しかし、ホッパー種はもともと命中補正の高い技は多くそろえている為、正直なところあまり旨味がないのが残念。

  • ジャンプブロウ系超ジャンプブロウ(クリティカル技・ヨイ技)
ホッパーの持つ跳躍力を活かして飛び上がりながら拳で突き上げる。飛び上がる際のバキューン!! という力強い効果音が印象的。
「ジャンプブロウ→Wジャンプブロウ→(火山修行で)超ジャンプブロウ」と発展し、超はヨイモン限定技。
上位技になるごとに連発数が増え、超まで来ると気分は昇龍裂破晃龍烈火ともいう。
「Wジャンプブロウ」はそこそこ威力があり、実質大ダメージ技代わりに運用することになる。
せめて成長ピークが軌道に乗るまでには使い込んで覚えておきたいところ。早熟型なら…次世代に任せるか、長いピーク後期間を有効に使おう。
「超ジャンプブロウ」までいけば念願のダメージ源レベルの性能になり、逆転用パーツとなる。だが、ジャンプブロウの時点で消費ガッツがやや多めなのが気がかり。

  • 雷撃(ガッツダウン技、超必殺技)
飛び上がり、その名の通りに目からの雷撃や両手からの炎で攻撃する、ピクシー派生のキンダーホップ固有の技。
雷撃はガッツダウン技で炎は超必殺技。雷撃の方は後述するやり方を使えば他のホッパー種も修得可能。
雷撃に関してはなかなかのガッツダウン性能があるので牽制用として修得しておきたいし、炎も超ホッパーロールに次ぐ大ダメージ手段として覚えて損はないと、どちらも価値がある。
というか何気に、キンダーホップ以外のホッパー種はかしこさ技を自力で一つも修得できないことになる。雷撃だけはメインすり替え合体により、全てのホッパー種が使用可能になる。
てか、雷撃が無いと重量級相手に詰む。確実に。

そんな重要な技だが、すり替え合体を駆使する以上後の世代では他の技の使い込みに追われることを覚悟しなくてはならない…。

  • ホッパーロール系(超必殺技)
どっかのまっくのうち!! な人が愛用してそうな連打からジャンプブロウに繋げる超必殺技。というかホッパー流デンプシー・ロールとみて間違いないだろう。
「ホッパーロール→超ホッパーロール」と発展し、超必殺技だから合体での技継承による近道は使えない。
ホッパーロールの時点で超ジャンプブロウ並みの性能はあるが、クリティカル率だけは流石に負ける。
超ホッパーロールは非力なホッパーが持つ技の中ではかなりの威力があるが、その代償として炎を除くと命中補正が最低で、当たりにくい。
その他の性能も微妙で修得にも手間がかかるが、一種のロマン兼逆転狙い技としてはかなりの魅力がある。

ホッパーのガッツ回復は回転率をいかして大技に使った方がいいという意見もあるため、修得する価値は高めか。


【主な派生種】

移動速度の速い種族が多い、というかスピード型SUBに偏り気味。その速さによる操作ミスが人によっては起こるかもしれないので、「速い」どまりもありか。
フルモン戦だと大技以外にも、フリッカーシリーズによるハメが戦術の一つになるので、ガチ視点だと移動速度最速を選び、操るスキルが求められる模様。
ちなみに、かしこさ型SUBの種族が多いのだがかしこさをロクに攻撃に役立てることができず、その辺はとてももどかしい。

移植版だと純血種に特別で長寿な個体が追加されているが、どちらもネタ個体というべきレベルで特殊レギュレーションか、育成チャレンジャー向けである。
ひとつ目はキッドから発売されたゲーム「Ever17 -the out of infinity- Premium Edition」から再生される個体で、題名にちなんで初期パラメータがALL「17」。
もうひとつ目は04 Limited Sazabysの「CAVU」から再生される個体で、アーティストにちなんでパラメータがALL「4」。なお、合計値ではまだ下がいる模様。

  • キンダーホップ
ピクシー派生。
羽が生えて少しだけジャンプ力が増したらしいが、ピクシーとは噛み合わせが悪かったらしく、見た目はピクシーカラーのホッパーといった感じ。
こんな見た目だから移植版ではあの伝説のサブカルクソ作品にちなんだ再生ルートを手に入れてしまった…。
適性はなんと純血の上位互換で、かしこさの適性が一段階上がったうえに、上述したように固有技の雷撃と炎を持つ。ちから適性がそのままのため、両刀型も可能。
唯一まともにかしこさ適性Bを発揮し、有用技を二つも覚え、移動速度も最速、ガッツ回復も準最速といろいろ揃えているので、
ホッパー種でかしこさBをうまく使えないという鬱憤を晴らしたい方や、フルモン育成を目論む方にはオススメの選択肢である。
せっかくなのだから、ちから技よりも遠距離から延々炎や雷撃を垂れ流しまくるなんてのも面白いかもしれない。
グレードB公式戦に「アスピン」の名で登場する。

  • トビカサゴ
ドラゴン派生。
ホッパーのような小型動物に、SUBになるとものすごく表面に要素が表れるドラゴンの血が混ざった結果、
アンバランスで何とも言えない外見に仕上がり、たいていのブリーダーに敬遠される事態になってしまったという。
しかし、殻っぽい表面と体色をして「カサゴ」と名付けた親には中々のセンスがあるかも。
ドラゴン派生らしく、G回復速度が遅まり寿命も短くなっているなどデメリットが大きいものの、
ホッパー種で唯一ちからの適性がBにまで上昇しているというのは、他にない強みとなっている。
裏を返せばそれだけSUB傾向に偏りがあるという事でもある…。

早熟なので能力の完成までは早いため、温泉掘り特化ならコイツはアリもしれない。ただし移植版だとベニクレという強力なライバルが現れるも、こちらには…

  • たとえSUBのドラゴンが特別種であってもドラゴンが前作登場組なので、MAINでなくSUBでなら未解禁でも入手可能。
  • ドラゴン派生だけにホッパーとしては重めなガッツと、ちからの伸ばしやすさである程度火力の貧弱さを誤魔化せる

と、最軽量のベニクレと別の道を行く戦い方が出来て
なにより前述の通り入手がとても容易という無視できないメリットがあるので
一刻も早く温泉を発掘したいせっかちさんには最優先でおススメしたい存在と言える。
もちろん、ダイナサラマンドラあたりからのメインすり替え合体からの雷撃継承は忘れないように。

  • クリック
ライガー派生。
他のライガー派生と同じく角が生えていて、それを触った時の悩ましげな仕草が可愛くて人気があるらしい。
その青と白の体毛とくりくりした可愛らしい目に惹かれて、愛用しているブリーダーも少なくないとの噂。
ヨイワル度と一部ステータスの初期値以外はみんな純血と同一という、別の意味で珍しい派生種。手は付けやすい。
なお、モンスターファーム2マニアによればクリックもやんちゃで手がかかるため、一般人は飼育できないとされている。
システム上はライガー派生の例に漏れず激ヨイモンなので、そこは鵜呑みにせず安心してよい。
グレードFのヒーローズ杯に「ミニッツ」の名で登場。

  • ワガハイ
アーケロ派生。
酒と煙草を愛する仙人モンスター・アーケロ派生だけにちょびヒゲ等でオヤジ臭く、実際飲んだくれになってしまうことも多いんだとか。
命中の適性が少し下がったがまだまだ高く、回避と賢さの適性が上昇し、めいそうを得意としている。固有技として影爪を持つ。
しかしちからの適性が下がってしまったのが非常に痛い。これでは戦いづらいので、雷撃をメインすり替え合体で継承させたいところ。
ただし晩成で長命なので、総合的にそこまで育てにくいわけではない。腰を据えて挑む人向け。

  • エメラルドアイ
バジャール派生。
宝石を好物の食料としているという金のかかりそうなホッパー。特に名前の通りエメラルドが大好きだが、人前では絶対に食べないという。
劇的な変化があったのは見た目くらいで、適性は純血とまったく変化していない。バジャールSUB補正はホッパーには間に合っていたようだ。
しかし寿命がちょこっと伸び、成長タイプが早熟から普通に変わってピーク期間を得しているため、その点で言えば育てやすくなっている派生種。

  • スプリンガー
メタルナー派生。
ブリキの玩具っぽいというか、メタルナー由来の有機体の影響でかなりメカメカしい外見のホッパー。
モンスターファーム2マニアによれば、光沢の見られる体表の下はただのホッパーとも噂されている。
適性自体は純血からかしこさと回避がダウンしてしまっているものの、
メタルナー由来の頑丈さを取得した結果、丈夫さの適性が大幅アップ。普通のホッパーとは違う育成が求められそうだ。
更にはガッツ回復速度も7と純血以上に早く、一般種では最速という特徴もある。

  • ウシロメデス
スエゾー派生。
全身イエローカラーで後頭部にもでっかい一つ目があるが、前後同時に開くことは不可能とのこと。
純血からすこし寿命が延び、性格がワルに傾いた代わりにかしこさ適性を高めている。
問題は使い道が耐久面以外だと、すり替え合体を要する雷撃しかないため、さほど旨味が無い所。
いたずらに育てにくくなった面ばかりが強いので、初心者にはおすすめできないホッパー。

移植版では、イエローとレッドというカラーリングから超有名ポケモンに関連づいた再生結果が複数寄せられている。
中でも、「名探偵ピカチュウ」のオリジナル・サウンドトラックからは電撃を初期修得し、さらに猛勉強を得意とする特別な個体が再生可能。
パラメータは「64」「164」で統一されており寿命とピークも延長しており実用性は高めで、冒険用としての道も拓けている。
ライフと丈夫さの適性が上がった代わりに、ちからと命中の適性は一段階低下している。ちからをどうするかがカギになりそう。

  • パチクリ
ジール派生。
真っ白な体毛とくりくり黒目を持つホッパーで、名前の由来はその目つきが瞬きした時に目立つからなのだとか。
モンスターカード曰く、パチクリが雪山を板で滑っているところからスケートボードが開発されたという逸話がある。
適性は、ちからもかしこさもあるジール派生の割にはイマイチで、純血に比べ命中が下がり丈夫さが上がったくらいで、パワー方面の変化はない。
純血種より長命で晩成型、丈夫さもEとDでは伸ばしやすさにかなり差があるため、能力そのものは純血より伸ばしやすい。
一方で移動速度やG回復は下がっているため、フルモン戦を考慮した場合だと純血と比べて弱体化している、そんな立場。 

  • サクラホップ
モッチー派生。
ピンクの体に緑色の耳、黄色の分厚い唇とモッチーの特徴が色濃く現れているが、見た目の人気は今ひとつらしい。
つぶらな瞳に対して手足の長さがなんとも微妙とされている。
成長適性自体は守りに定評のあるモッチーがSUBなだけあって、丈夫さが多少マシになり、他は純血と同様という上位互換。
ガッツ回復と移動速度は落ちたが、成長タイプが普通に変わり、ヨイワル度も上がって素直になっている等、育てやすさは高まっている。

  • ワイロ
ジョーカー派生。
漆黒の体にギョロリと剥き出しになった不気味な両目が特徴的。予想はつくが、ワガママでずるがしこい一面もある。
悪事も平気で行うらしい。名前が名前だけに、審判や対戦相手に訴えかけて、買収にもちかけたりするのだろうか?
適正自体はスエゾー派生のウシロメデスと変わらず、やはり高まったかしこさを有効活用しづらい。
更に意地悪なことを言うと、「能力が高い」という図鑑説明はもいいところで、初期値はむしろダウンしている有様である。
寿命も減少しウシロメデス以上のワルモンなため、デメリットの方が大きく、上級者でなければうまく育てられないだろう。
どうしても育てるなら、カードの説明文をマジにする意味でも、ジョーカー派生特有の状態変化「本気」をフル活用したい。

  • ハネボックリ
モック派生。
木の表面に見えるその体は木材ではなくそう見える体毛とのことで、自然好きの人にペットとして人気が有るとのこと。
モンスターファーム2マニアによれば、正真正銘の激ヨイなクリックを差し置いてやんちゃ坊主ぞろいなホッパーの中では例外的におとなしく
これまた例外的に唯一一般人の飼育が許されたホッパーとされる。
モック派生らしく寿命が一年以上と大きく伸びており、一番長生き。
だが成長適性は命中が一段階ダウンし、引き換えにかしこさが一段階伸びてるという、またこのパターンかといった感じで魅力は薄い…という具合に
戦闘向けとは言えず、愛でるための存在という一面が悪い意味で現れた格好となってしまっている。
早熟長寿を有効に活用できる人向け。

  • ケロッパー
レア種。
緑色のホッパー種ならロードランナー派生でも別に良かったのでは?な見た目をしている。
そうであったなら、走り込み得意でライフを伸ばしやすくなって、ホッパーの大きな弱点である守備をなんとかしやすくて
命中もA据え置きになることだし、優秀な派生種になり得たのだが…。

見た目は最早ホッパーのフォルムしたカエル。くりくり目もないしヒレもうっすら見えるなど、カエル嫌いにっては最早ホラーとされているらしい。
そんなのはどこ吹く風、子供とバトルごっこしたりイタズラしちゃうのが好きという根の明るいモンスターである。ちなみにカッパではないため、頭の上に皿はない。

アーケードゲームからの移植タイトルという来歴を持つカエル誘導ゲーム「フロッガー」からジャンプブロウ付きの中身がサクラホップの個体が、
ポケットビスケッツの「GREEN MAN」 TODT-5010、松井菜桜子「サイレントメビウス 一度だけの魔法」、谷村新司「AURA」から中身がエメラルドアイな個体が再生可能。

移植版ではスケルトンズの「かえるのうた」(まんまカエル)、角田信朗&いはたじゅり「ケロッ!とマーチ」(ケロロ軍曹のオープニングテーマ)、
上海アリス幻樂団「東方風神録 ~Mountain of Faith.」(隠しボスがカエルと縁が深い諏訪の土着神)からもジャンプブロウつきの個体が再生できる。
が、これらのDBから再生される個体は寿命440週/タイプ普通/ライフD/ちからC/かしこさC/命中B/回避B/丈夫さD」というホッパーとしてはバケモノじみたスペックであり、
一世代で大量に種族を解禁したい復帰勢ブリーダーたちに親しまれて活躍をおさめ、結果としてランダム対戦などでもよく見かけるようになったのであった…。

  • ベニクレ
レアノラモン。トーブル海岸で存在が確認された。
普通のホッパーと違い、真紅の目つきをしているという珍しい特徴から見世物になっていたものの、
そこで人間相手とうまくいかなかったのか脱走してしまい、野生化してしまったようだ。
しかし、真紅のくりくり目以外にも特徴的なのが背中の翼。これに気が付くと、なんだか悪魔のつかいの様なイメージもしてくる。
そして見ようによっては、のちのシリーズでホッパー種が再登場するならザン派生としても登場しそうに思えなくもない。

{そして目が真っ赤なのは、何の因果か前述の競合相手たりうるベニカサゴにも言えることなんだけどなあ…。
}
移植版では、例によってモンスターカードを獲得した後に再生可能に。
ふたつの成長適性が存在するが、「ライフC/かしこさC/丈夫さC」は共通しており、この時点で普通のホッパーよりタフに育てやすいのがわかる。
赤い目のために見世物にされていたという設定から、サーカスを舞台にした「モンスターファーム5 サーカスキャラバン」、
瞳の色と題名をかけたコーエー「の海2」、アーティスト側から攻めてきた血眼の「Whiteout」辺りからは
「影爪」「雷撃」「炎」の三点セットを積み、適性が「ちからC/命中A/回避B」という、技コンプ派向けの贅沢な個体が再生できる。
サーカスをモチーフとした題名の、中村壮一のアルバム「ルウの見世物小屋」、林原めぐみ&奥井雅美の「Get along」からは
大フリッカーが目印で「ちからB/命中B/回避B」を誇る、トビカサゴもびっくりのちから型個体が再生できる。

珍しいだけでなく、レアノラモン特有の特徴がすべて噛み合ったことにより、ホッパー種としては初心者にも上級者にも向いた最強クラスの種族になっている。
ホッパー種としてはダントツで優秀な成長適性に加え、寿命もワガハイを追い抜いて370週をマークし、育成タイプも一世代きりを考慮して晩成、とぶっちぎりで育てやすい。
育てやすさのちから型、極めたい人向けの専用技セット型の存在と、ガッツ速度6という速さもあり、救済措置で終わらせられない魅力的なモンスターである。

温泉掘りにも最適だが、もしも一代目を育てている時に運良く解禁できたのなら掘らせるだけでなく上を目指してはいかがだろうか。

【主な敵ホッパー】
大会に登場するのは3体のみ。
あとは海岸、雪山にノラモンとして出てくるなど、生息地の広さがうかがえ、適応能力は高いのかも知れない。

※二つ名に関しては「モンスターファーム2マニア」のライバル選手紹介コーナーから拝借。

  • ハリマオー
グレードDの純血種。
命中が高く、適度に技を撃たせてガッツを消費させないとCPU特有の連打速度でハメられる。
だがそれだけ。先に大きなダメージを与えてしまえば、その超連打もK.O.負けを免れる為のささやかな抵抗に過ぎない。
因みに合体する時にハムの欠片を使ったのか根性持ちである。

  • アスピン
グレードBのキンダーホップ。ピンクホッパー。
やはり命中が高く、かしこさもそれなりであり、キンダーホップ特有の「炎」「雷撃」もきちんと覚えている。
まあ頑張った方だとは思うのだが、Bランクは上と下の格差が激しく、特別強くもなければネタにするほど弱くもない、
更に公式戦にしか登場しないコイツはどうにも印象に残りづらい。
もっとも同じく公式戦にしか登場しない他の2体は強豪として上位に君臨しているわけだが…。
勝ちだければ接近戦に持ち込もう。これでかしこさ技は封じられる。

  • ミニッツ
グレードF・ヒーローズ杯に出場するクリック。ジャンピンBOXER。
命中だけはアホみたいに高いが、他の能力はグレードCレベルとかなりアンバランスな能力を持つ。なので、一発当たれば安泰なことが多い。
技のバリエーションは素晴らしいが、同じちから型ならこの大会に出ているキャラハンとリグレッティーのほうが、相手してて脅威である。
この種族はミニッツよりも、雪山修行のノラモンで見かける印象の方が強いかも知れない。




追記・修正は冬場で体調のいい時に温泉を掘り当て、太古のモンスターを目覚めさせながらお願いします。

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最終更新:2024年03月20日 19:02