オールスター(大乱闘スマッシュブラザーズ)

登録日:2014/09/03 (水) 16:51:02
更新日:2023/04/14 Fri 12:59:02
所要時間:約 4 分で読めます




▽目次

概要

オールスターとは大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおけるゲームモードの1つ。
その名の通り全キャラクターと勝ち抜き勝負を行うもので、DXからの恒例モードとなっている。
Xからは登場順に法則が設けられ、まさに任天堂(とゲスト)ゲーム、歴史の百花繚乱である。
シリーズを追う事にキャラが増えるため、事実上毎シリーズ難易度がアップして……なくはないです。

シリーズによって対戦方式は違うものの、以下の点は共通している。

  • ストック1、ダメージ持ち越し
  • 対戦中に回復出来ない*1

初戦以降、対戦と対戦の間に「休憩所」という空間が挟まれる。
ここには次の対戦相手の表示とワープゾーンがある。
マキシムトマトやハートのうつわなどの回復アイテムもあるが、使うとコンティニューしても減ったまま。
また、フィギュアが置いてある事も。
元ネタは『星のカービィ スーパーデラックス』の「格闘王への道」の休憩所から。
実際DXでは洞窟大作戦のセーブ部屋の曲が使われていた。
(言うまでもなく両者共、元々は桜井氏が制作したゲームである。)


<DX>

オールスターモード初実装。
キャラクターの登場順は完全にランダムでカラーもランダムに変化する。
最後の一戦のみMr.ゲーム&ウォッチ25人の軍団戦となる。
1~4戦目までは1人ずつだが、5~8戦目からは2人、9~12戦目は3人と同時に出てくる相手が増える。
ステージはキャラクターごとにホームが設定してあり、複数登場の場合は休憩所で2人の時は左に映っているいるキャラ、3人の時は真ん中に映っているキャラのホームとなる。


<X>

キャラクターはシリーズごとにグループで分けられ、シリーズ一作目の発売順に登場する。
(例外としてヨッシーとワリオは初登場作品の発売順に登場)。
ステージはそのグループ出展ステージからランダム。
ゼルダとシーク、サムスとゼロスーツサムスはどちらか一方のみが登場し、ポケモントレーナーはリザードン、ゼニガメ、フシギソウが別々に登場する。
タイマンのグループがいる一方でポケモングループなどは6体同時に相手にする事になることも。
最後のピクミン&オリマーは2人プレイだと2体登場する。

1戦目:ゲーム&ウォッチ(1980年・ボール):Mr.ゲーム&ウォッチ
2戦目:マリオシリーズ(1981年・ドンキーコング)マリオルイージピーチクッパ
3戦目:ドンキーコング(1981年・ドンキーコング):ドンキーコング*2、ディディーコング
4戦目:アイスクライマー(1985年・アイスクライマー)アイスクライマー
5戦目:ファミリーコンピュータロボット(1985年・ブロックセット):ロボット
6戦目:ゼルダの伝説(1986年・ゼルダの伝説)リンクゼルダorシークガノンドロフトゥーンリンク
7戦目:メトロイド(1986年・メトロイド)サムスorゼロスーツサムス
8戦目:パルテナの鏡(1986年・光神話パルテナの鏡)ピット
9戦目:メタルギア(1987年・メタルギア)スネーク
10戦目:MOTHER(1989年・MOTHER)ネスリュカ
11戦目:ファイアーエムブレム(1990年・ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣)マルスアイク
12戦目:ヨッシーシリーズ(1990年・スーパーマリオワールド)ヨッシー
13戦目:F-ZERO(1990年・F-ZERO)キャプテン・ファルコン
14戦目:ソニックシリーズ(1991年・ソニック・ザ・ヘッジホッグ):ソニック
15戦目:星のカービィ(1992年・星のカービィ)カービィデデデメタナイト
16戦目:スターフォックス(1993年・スターフォックス):フォックス、ファルコ、ウルフ
17戦目:ワリオシリーズ(1994年・スーパーマリオランド2 6つの金貨)ワリオ
18戦目:ポケットモンスター(1996年・ポケットモンスター 赤/緑ピカチュウ、ポケモントレーナー(リザードン、ゼニガメ、フシギソウ)、ルカリオプリン
19戦目:ピクミン(2001年・ピクミン)ピクミン&オリマー


<for3DS/WiiU>

とうとうデフォルトで選べるモードになった。しかし隠しキャラが全解禁されていない場合は初期キャラのみの仮モードとなる。
今作ではキャラクター個々の初登場順(WiiU版はその逆)に、ある程度年代ごとに区切られたグループで複数登場する。
仮モードこそ4~5人だが、真モードだと初戦(WiiU版は最終戦)以外は1試合で7人を相手取る事になる。
さらにDLCキャラを追加している場合はステージによっては8人に増加、現在のところ最高でなんと9人との厳しい連戦を強いられる。
おまけにコンティニュー不可であり、レベルが上がると腕の上がったCPUにタコ殴りにされる事すらある。
アイテムも出ないので一発逆転も難しい(まほうのツボやボムへいによる事故がないとも言えるが)。
休憩所には従来通りのハートのうつわ以外にマキシムトマト、妖精のビンが置いてあるが、
ダメージ全快のハートのうつわは2つ(仮モードでは1つ)に減ってしまっている。
その代わり、プレイヤーの攻撃力とふっ飛ばし力が上昇、プレイヤーが受けるダメージと吹っ飛ばされやすさが減少しているので、
軽量級キャラでもそこそこ粘れるようになっている。だからと言って過信は禁物だが。

以下は真モードの構成。はDLCキャラ、赤字はDLCステージ。購入していない場合は登場しない。

1980~1984
3DS版ステージ:フラットゾーン2、コンゴジャングル、特設リング
WiiU版ステージ:ドルピックタウン、ルイージマンション、フラットゾーンX、パックランド
1980年 Mr.ゲーム&ウォッチ ボール G&W
パックマン パックマン AC
1981年 マリオ ドンキーコング AC
ドンキーコング*3
1983年 ルイージ マリオブラザーズ AC
1984年 リトル・マック パンチアウト!! AC

1985~1986
3DS版ステージ:いにしえっぽい王国、野原、ゲルドの谷、ブリンスタ、ダックハントピーチ城 上空(64)ハイラル城(64)
WiiU版ステージ:マリオUワールド、マリオサーキット(X)、スカイロフト、ノルフェア、レッキングクルー、ダックハント、ピーチ城 上空(64)ハイラル城(64)

1984年 ダックハント ダックハント FC
1985年 ロボット ファミリーコンピュータ ロボット FC
ピーチ スーパーマリオブラザーズ FC
クッパ
1986年 リンク ゼルダの伝説 FC
ゼルダ
サムス メトロイド FC


1986~1990
3DS版ステージ:初期化爆弾の森、ワイリー基地、ヨースター島、ミュートシティ、朱雀城
WiiU版ステージ:ヨッシーウールワールド、ヨースター島、ポートタウンエアロダイブ、ワイリー基地、朱雀城
1986年 ピット 光神話 パルテナの鏡 FC
パルテナ
1987年 リュウ ストリートファイター AC
ロックマン ロックマン FC
1990年 マルス ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 FC
ドクターマリオ ドクターマリオ FC
ヨッシー スーパーマリオワールド SFC
キャプテン・ファルコン F-ZERO SFC


1991~1993
3DS版ステージ:グリーンヒルゾーン、プププランド、メイドインワリオ、惑星コーネリア、プププランド(64)
WiiU版ステージ:戦艦ハルバード、ライラットクルーズ、オービタルゲート周域、ゲーマー、ウィンディヒル、プププランド(64)
1991年 ソニック ソニック・ザ・ヘッジホッグ MD
1992年 カービィ 星のカービィ GB
デデデ
ワリオ スーパーマリオランド2 6つの金貨 GB
1993年 フォックス スターフォックス SFC
ファルコ
メタナイト 星のカービィ 夢の泉の物語 FC

1994~1998
3DS版ステージ:マジカント、イッシュポケモンリーグ、汽車、ミッドガル
WiiU版ステージ:コンゴジャングル(64)、オルディン大橋、ポケモンスタジアム2、オネット、ミッドガル
1994年 ネス MOTHER2 ギーグの逆襲 SFC
ディディーコング スーパードンキーコング SFC
1996年 ミュウツー ポケットモンスター 赤・緑 GB
ピカチュウ
リザードン
プリン
1997年 クラウド FINAL FANTASY Ⅶ PS
1998年 シーク ゼルダの伝説 時のオカリナ N64
ガノンドロフ*4

2001~2006
3DS版ステージ:コトブキランド、とある星、3Dランド
WiiU版ステージ:マリオサーキット、パイロスフィア、攻城戦、再会の花園、村と街、すま村、海賊船
2001年 むらびと どうぶつの森 N64
ピクミン&オリマー ピクミン GC
ロイ 大乱闘スマッシュブラザーズDX*5 GC
2002年 クッパJr. スーパーマリオサンシャイン GC
トゥーンリンク ゼルダの伝説 風のタクト GC
2004年 ゼロスーツサムス メトロイド ゼロミッション GBA
2005年 アイク ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 GC
2006年 リュカ MOTHER3 GBA
ルカリオ ポケットモンスター ダイヤモンド・パール NDS

2007~2015
3DS版ステージ:レインボーロード、ガウル平原、フェリア闘技場、プリズムタワー、アンブラの時計塔
WiiU版ステージ:マリオギャラクシー、カロスポケモンリーグ、天空界、闘技場、Wii Fit スタジオ、アンブラの時計塔
2007年 ロゼッタ&チコ スーパーマリオギャラクシー Wii
Wii Fit トレーナー Wii Fit Wii
2009年 ベヨネッタ BAYONETTA 360/PS3
2010年 シュルク ゼノブレイド Wii
2012年 ブラックピット 新・光神話パルテナの鏡 3DS
ルフレ ファイアーエムブレム 覚醒 3DS
ルキナ
2013年 ゲッコウガ ポケットモンスター X・Y 3DS
2015年 カムイ ファイアーエムブレムif*6 3DS


<SPECIAL>

今作では廃止されたが代わりにエンドレス組み手と統合され、「オールスター組み手」として生まれ変わった。
全ファイターが出現する法則と順番はforと同じだが、最後のベレト/ベレスの後は再びMr.ゲーム&ウォッチにループする。
また相手がファイターになり取られやすくなるためか、アイテムは出現しない。あとMiiファイターも出現しない。
組み手モードで吹っ飛びやすくなっているとはいえ、ザコ敵軍団と異なり必殺ワザや崖掴まりなどが使えるのでまともに戦うと苦戦間違いなしである。個々のレベル自体もザコ敵軍団より格段に高く、一巡するのも相当難しい。

  • 出現順
はSPより新登場・復活参戦のキャラクター。
赤字はDLCキャラクター。

1980年 Mr.ゲーム&ウォッチ ボール G&W
パックマン パックマン AC
1981年 マリオ ドンキーコング AC
ドンキーコング
1983年 ルイージ マリオブラザーズ AC
1984年 リトル・マック パンチアウト!! AC
1984年 ダックハント ダックハント FC
1985年 アイスクライマー アイスクライマー FC
ロボット ファミリーコンピュータ ロボット FC
パックンフラワー スーパーマリオブラザーズ FC
ピーチ
クッパ
1986年 リンク*7 ゼルダの伝説 FC
ゼルダ*8
サムス メトロイド FC
リドリー FC
1986年 シモン 悪魔城ドラキュラ FC
ピット 光神話 パルテナの鏡 FC
パルテナ
1987年 スネーク メタルギア FC
リュウ ストリートファイター AC
ケン
ロックマン ロックマン FC
1988年 勇者 ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…*9 FC
1989年 デイジー スーパーマリオランド GB
1990年 マルス ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 FC
ドクターマリオ ドクターマリオ FC
ヨッシー スーパーマリオワールド SFC
キャプテン・ファルコン F-ZERO SFC
1991年 ソニック ソニック・ザ・ヘッジホッグ MD
テリー 餓狼伝説 -宿命の闘い- AC
1992年 カービィ 星のカービィ GB
デデデ
ワリオ スーパーマリオランド2 6つの金貨 GB
1993年 フォックス スターフォックス SFC
ファルコ
メタナイト 星のカービィ 夢の泉の物語 FC
リヒター 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻 PCE
1994年 ネス MOTHER2 ギーグの逆襲 SFC
ディディーコング スーパードンキーコング SFC
キングクルール
カズヤ 鉄拳 AC
1996年 ポケモントレーナー ポケットモンスター 赤・緑 GB
ピカチュウ
プリン
ミュウツー
1997年 クラウド FINAL FANTASY Ⅶ PS
セフィロス
ウルフ スターフォックス64 N64
1998年 こどもリンク ゼルダの伝説 時のオカリナ N64
ガノンドロフ
シーク
バンジョー&カズーイ バンジョーとカズーイの大冒険 N64
1999年 ピチュー ポケットモンスター 金・銀 GBC
2001年 むらびと どうぶつの森 N64
ピクミン&オリマー ピクミン GC
2002年 ロイ ファイアーエムブレム 封印の剣 GBA
ソラ キングダム ハーツ PS2
クッパJr. スーパーマリオサンシャイン GC
トゥーンリンク ゼルダの伝説 風のタクト GC
2003年 ダークサムス メトロイドプライム GC
2004年 ゼロスーツサムス メトロイド ゼロミッション GBA
2005年 アイク ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 GC
2006年 リュカ MOTHER3 GBA
ルカリオ ポケットモンスター ダイヤモンド・パール NDS
2007年 ロゼッタ&チコ スーパーマリオギャラクシー Wii
Wii Fit トレーナー Wii Fit Wii
2009年 ベヨネッタ*10 BAYONETTA 360/PS3
スティーブ/アレックス/ゾンビ/エンダーマン*11 Minecraft PC
2010年 シュルク ゼノブレイド Wii
2012年 ブラックピット 新・光神話パルテナの鏡 3DS
ルフレ ファイアーエムブレム 覚醒 3DS
クロム
ルキナ
しずえ とびだせどうぶつの森 3DS
2013年 ゲッコウガ ポケットモンスター X・Y 3DS
2015年 インクリング スプラトゥーン WiiU
カムイ ファイアーエムブレムif 3DS
2016年 ジョーカー ペルソナ5 PS4
ガオガエン ポケットモンスター サン・ムーン 3DS
2017年 ホムラ/ヒカリ ゼノブレイド2 NS
ミェンミェン ARMS NS
2019年 ベレト/ベレス ファイアーエムブレム 風花雪月 NS



追記・修正は任天堂の歴史を振り返りながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 大乱闘スマッシュブラザーズ
  • スマブラ
  • オールスター
  • ひとりで
  • 歴史の百花繚乱
  • 任天堂

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年04月14日 12:59

*1 ネス・リュカのサイマグネットによる飛び道具吸収、Mr.ゲーム&ウォッチのジャッジで出る食べ物など例外はある。DXでは休憩所で回復した扱いになり、「回復なしクリア」のボーナスが取れなくなる。

*2 厳密には2代目であるため別人だが、シリーズ単位を重視しているのかここで登場。

*3 実際は彼の祖父である初代ドンキー(クランキーコング)が登場していたが本モードでは彼が登用されている。

*4 それまでは最後の切り札で変身する形態でもある「ガノン」だけ登場していた。

*5 「ファイアーエムブレム 封印の剣」に先駆けてこちらで登場した。ただし、発売日の関係上、どちらが先でも順番には影響しない。

*6 「大乱闘スマッシュブラザーズfor 3DS」が初登場と言えるが、発売後のDLCでもある為か次回作では原作の方の発売日が優先された。

*7 今回は2017年発売の『ブレスオブザワイルド』版だがこちらに登場。明らかに別人だが過去作でも初代が初出に統一されている。

*8 今回は神トラ版だがこちらで登場。リンク同様初代が初出に統一されている。

*9 参戦発表時は2019年発売の『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS』から出典と発表されており、登場するのは11の勇者(2017年初登場)だが、2Pカラーのドラクエ3勇者の方に合わせてかこのタイミングで登場する

*10 1Pカラーは2014年発売のベヨネッタ2のものだが、一応同一人物だからかこちらに登場

*11 オールスター組み手においてはスティーブのみ出現