ベレト/ベレス(FE)

登録日:2019/09/25 (水) 09:25:36
更新日:2024/04/02 Tue 01:55:52
所要時間:約 16 分で読めます





導いてみせる!



出典:『ファイアーエムブレム』総合Twitter、https://ux.nu/TRuhp、19年8月3日閲覧、
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概要

『ベレト』『ベレス』とは『ファイアーエムブレム 風花雪月』の主人公でありプレイヤーの分身。
またアイク以来となる平民出身の主人公である。アイクとは身の上の共通点も多い。

CV:小林裕介(男)、伊藤静(女)

本作の主人公で、デフォルトネームは男性が『ベレト』、女性が『ベレス』。
プレイヤーから男女まとめて呼称する際には『ベレトス』や、作中で他キャラから呼ばれる『先生/師*1』などが使われる。
なお、海外版では男女共通で『Byleth』である。
年齢不明、身長175㎝(男)、164㎝(女)。誕生日は任意。
その体には解放王ネメシスが宿したという『炎の紋章』を宿しているが、詳細は不明。

趣味は人助け、人の話を聞くこと。
好きなものは剣、笑顔、信頼にこたえること。
一方、嫌いなものは全キャラで唯一の空欄となっている

名前、性別、誕生日が変更可能*2で、歴代マイユニットの系譜に連なる主人公。
台詞は戦闘時の掛け声やレベルアップ時の一言台詞のみで、意思表示は選択肢で行う、いわゆる「無口型」に近い。
一方、顔のパーツや髪型など見た目が完全固定*3なため、過去作のマイユニット達とは違いムービーにもキッチリ顔を出す。
もし衣装チェンジしていても天帝の剣を装備していなくても、デフォルト衣装で天帝の剣を振るうのはご愛嬌。
また、上記イラスト通り当初は紺色の髪をしているが、第1部の終盤で「なにかがなにかした」ことで薄緑の髪に変化することになる。

これらの事情から公式にはプレイヤーの分身とは扱われるが、マイユニットとは呼称されていない
ちなみに先輩たちはマーククリスルフレカムイエクラ……と、
デフォルトネームは男女共通だったので、プレイヤーの分身キャラが男女別の名前となったのは今回の国内版が初めてとなる。
そのため『ヒーローズ』の4コマ漫画ではベレトスが召喚され、ベレスが自己紹介した際に、
ルフレとカムイが必然的に男も「ベレス」だと思い込んだが、「ベレト」と教えられ超ビックリしているネタがある。

セイロス騎士団の伝説の団長と呼ばれたジェラルトの子供で、ジェラルト傭兵団で活躍していた傭兵。
同じような境遇だがひよっ子だったアイクとは違い(ゲーム上は初期Lv1だが)すでに十分な実戦経験を積んでいる。
母・シトリーはセイロス聖教会の修道女だったが、主人公が生まれてすぐ他界したらしい。

無表情で感情の変化が少なく、父親すら笑顔やを流す様子を見た事が無いという。
さらに、顔色一つ変えず敵を始末する姿から『灰色の悪魔』と呼ばれていた。
(なお、この情報は本編だと本筋以外の会話の中にちょっと出てくる程度であるため、プレイヤーによってはスルーして知らないという場合もありえる)
『ヒーローズ』では「『灰色の悪魔』とは自称したことはなく、本人的にはセリスの『光の公子』のような華やかな二つ名の方が良かった」といったことを話している。
そんな性格は父や傭兵仲間には受け入れられていたものの本人は気にしていたらしく、『ヒーローズ』でシャロンに「先生の顔をしている」と言われたら、顔が変化している事に喜んでいた。

また、ジェラルトの謎の教育方針のためにフォドラ人の常識と言える紋章やセイロス教団のことに疎く、あげく自分の年齢すら知らない
前述の様に戦闘時以外は台詞がなく物静かなイメージだが、『ヒーローズ』の『想いを集めて』ではベレスがかなりペラペラ喋っているので、作中でも描写以上に口数が多い可能性もあるが。

ゲームが進行して行動力が上昇すると、食堂で食事し、生徒と料理をし、さらにお茶会で食事をするというラファエルイングリットに匹敵する大食いぶりを見せることになる。
王国ルートではディミトリから「(昨日の宴では)相変わらずいい食べっぷりだった」と評される場面があるため、設定的にも大食いの模様。
このことを反映してるのか、『無双』では好きな者が殆どいない『雑魚の串焼き』『ザリガニのフライ』を除くほとんどの料理が好物で、嫌いな料理もない
ただし、バクス*4を使った料理は好物ではない。
好き嫌いの問題というより、ジェラルトが大酒飲みでよく酔い潰れるらしいので、反面教師としているのか、あるいは傭兵として節制のため避けているのかもしれない。


炎の紋章を宿していることで、ネメシスの英雄の遺産「天帝の剣」を扱うことができ、これが主人公専用武器の枠となる。緑髪になると「天帝の覇剣」へと名を変える。
いわゆるガリアンソード(蛇腹剣)なのが特徴で、射程1-2になっており射程2への攻撃時に刀身が伸び、鞭のようにしなる。先生ということで教鞭のイメージもあるのかもしれない。
武器専用戦技として、魔力参照のダメージ補正と竜への有効を持つ「破天」(覇剣になった後は「覇天」)を使用可能。
従来の『FE』なら「終盤の専用武器」レベルの性能だが、序盤で入手できる。耐久自体は低いが回復手段が色々あるため、出し惜しみのしすぎは逆に勿体ない。


ベレス役の伊藤静氏は『幻影異聞録♯FE』にてアクセサリ店員こと道具屋ララベルも担当していた。


+ ネタバレ
レアこと聖セイロスが創り出したホムンクルスと、セイロスの血を与えられたジェラルトとの間に生まれた子供、それが主人公である。
主人公の本当の生年月日は、ジェラルトの日記によれば作中の暦で帝国暦1159年角弓の節20の日(9月20日)頃。第一部の時点で21歳という事になる。つまりメルセデスより年下。

かつて母親を失ったレアは母を取り戻そうと母の紋章石を埋め込む人間を錬成し、作り上げた。その12人目の実験体が主人公の母親・シトリーである。
その母も神祖の意思を宿せず、生まれつき病弱だった失敗作だったが、それでもレアからは娘のように愛され、修道女として成長しジェラルトと結婚、主人公を身籠る。
しかし出産に母子ともに耐えられず両者瀕死になってしまい、
母がレアに自身の紋章石を子供に移植して欲しいと頼み、このままだと一人も助けられないと判断したレアは彼女の意思を尊重し赤子を助ける事にした。

こうして息を吹き返した主人公だったが赤子なのに泣きもせず、果ては心臓が止まったままだった。
ジェラルトは当然心配しレアに相談するが、レアも事情は極秘だったので詳細は話せず返す言葉は「心配いらない」の一言のみ。
これでレアに不信感を抱いたジェラルトは赤子を連れて逃走、以後教会に極力近寄らないよう傭兵生活を送る。

主人公が『天帝の剣』を使え『炎の紋章』を宿すのは、この生い立ちゆえである。



性能
初期値(成長率)
LV1
HP27(45%)
力13(45%)
魔力6(35%)
技9(45%)
速さ8(45%)
幸運8(45%)
守備6(35%)
魔防6(30%)
魅力7(45%)


  • 個人スキル 紋章
『師の導き』 自分と自分に隣接するユニットの獲得経験値を25%増やす。
『師の導き+』 自分と自分に隣接するユニットの獲得経験値を25%増やす。自分の戦闘中に与えるダメージを追加する。

『炎の紋章』 まれに与えたダメージの30%回復(ゲーム途中からさらにごくまれに威力上昇・敵の反撃不可になる)『炎の紋章』*5


  • 技能
技能経験値2倍
剣術・格闘術・指揮

技能経験値半減
なし

才能開花
信仰


  • 代表的な戦技・魔法・スキル
「風薙」 習得条件:剣術A
射程1 威力+3 命中+20 必殺+10
敵は反撃不可。

「破天」 英雄の遺産「天帝の剣」装備時に発動可能。
射程1-2 威力+7 命中+10 必殺+10
竜特攻

「覇天」 英雄の遺産「天帝の覇剣」装備時に発動可能。
射程1-2 威力+10 命中+10 必殺+20
竜特攻

  • 総評
レベル1から力初期値13(エーデルガルトと並び1位タイ)を誇るゴリラ。
成長率は全てがバランスよく優れており、HP・力・技・速さ・幸運・魅力が45%になる。

攻撃面は初期値成長率共に高く、耐久もそれなりに伸びる傭兵らしい成長をする。
技能資質も苦手がないため、物理職ならなんでもこなせるだろう。
一方で魔法に関しては魔力成長が力よりも低いこと、覚える魔法は基本的なもののみで長射程の魔法や補助魔法などは覚えないことから、魔法技能を伸ばすにしても基本的にはサブウェポンとした方がよい。
とはいえ本作のスカウトシステムの都合上、色々なキャラをスカウトしようと思ったら、
使わない技能や影響の少ないステータスを意識してあげざるを得ず、気付いたら万能型から器用貧乏になっていることも。
これを避けるためにはお気に入りキャラと支援を進め、求めるハードルを下げておくなどが必要。

当初は他のキャラと全く同じ汎用兵種しか選べないが、専用兵種「ニルヴァーナ」が1部後半で解禁される。
魔法が使える兵種であり、得意技能と同じ剣術・格闘術・信仰の技能ボーナスを持つ。
武器と魔法の両面で戦える兵種・ユニットの選択肢は多くないため、自身の成長率もあってそれを自然に両立できるため使って損のない性能。
あと、器用貧乏になってしまった先生にとっては資格試験なしで最上級職並の兵種になれるのは非常にありがたい。

なお、クラスチェンジに条件がない&最上級職並みの最低保証が得られるということで、レベル1のままクラスチェンジすると物凄いステータス補正を受けられる。*6
EP.10までレベル1で進めなければならないため、戦力的にもスカウト的にもデメリットが大きいが、最強の先生を見たいという方は試してみるのも良いだろう。

ただ、ニルヴァーナは力と魔力が伸びるものの速さに成長率補正がないため、特にルナティックでは追撃できない敵も増えてくる。このため慣れたプレイヤーは早々にニルヴァーナを捨てて他のクラスで育成することもある。
男女共通クラスではソードマスターやバトルモンク/バトルシスター、男性(ベレト)専用クラスではグラップラー→ウォーマスター、女性(ベレス)専用クラスではペガサスナイト~ファルコンナイトなどが多い。

また先生自体が生徒の成長を見守るという構成のためか、本作にはシリーズのお約束であるジェイガンポジションのキャラが存在せず、
その役目が半ば自身や他の教員ユニットに分散・吸収されている節がある。*7

育成
シリーズ初の教官主人公で、本作の技能育成・スカウトシステムの根幹を担う。

士官学校の教師として招かれた先生は、教官として毎週末に個別講義を行うことができるが、
個別指導において先生の技能レベルが生徒のものを上回る場合、獲得できる技能ポイントにボーナスがかかる。
斧術が苦手なユニットを個別指導で鍛えて「鬼神の一撃」を習得させたり、
命中不安な弓苦手ユニットに「命中+20」を習得させたりするなど育成の幅が広がるので、序盤は技能レベルに気を配ろう。

他学級生徒のスカウトにも基本的には先生の特定の技能レベルとステータスが要求される。
要求される技能とステータスは生徒によってまちまちなので、スカウトしたいユニットがいる場合は頑張って鍛えよう。


他のキャラはペアエンドを迎える際、Aが二人以上になるといったい誰と結ばれるかは不確定(内部的に判定される)だが、主人公だけは選ぶことが可能。
各ルートの最終決戦の一つ前の時点で、誰と将来を共にするか選ぶことになり、エンディングで支援S会話が発生する。
本作では同性支援Sが可能で、ベレスの相手はドロテア(美女)、エーデルガルト(美女)、メルセデス(美女)、レア(美熟女)、ソティス(幼女)
一方でベレトはリンハルト(美青年)、アロイス(おっさん)、ギルベルト(おっさん)……うん、ベレトの方が数が少ない。というか明らかにおかしい。
さらにおっさん二人は妻子持ちのため結婚は当然できず、同性婚をホントにするのはリンハルトのみ。つまり二人とは支援Sなのに主従エンドなのだ。いや離婚されても困るが。
後、ベレトについてはDLCキャラのイエリッツァ(美青年)、ユーリス(美青年)との同性支援Sが追加された。
イエリッツァについては同性婚にはならない(ただし支援S会話では彼なりの愛情表現がされている)ものの、ユーリスについてはリンハルトに次ぐ同性婚が可能。よかったな、先生。


『無双 風花雪月』では新キャラクターを主人公に据えているため、ベレトスは別の立場で登場することになる。

台詞

  • その身で学べ!
  • 見回り……代わるか? 慣れているんだ。
    傭兵時代は哨戒の仕事があったし、教師になってからは生徒たちを見回っているし。
  • 元々自分は傭兵で、ずっと父に従って、あちこちの戦場や野山を転戦してきた。
    だから世の常識には疎いし、貴族の子弟から見ると、ずれているところがあるみたいなんだ。
  • そうなのか……すまない。しかし、そうすると自分には友達がいたことがないような……。
  • 仲間、戦友、同志……あるいは、教師と生徒……。
    いろいろな関係性があるけれど、そうやって一括りにできないものもいっぱいある。
    その温かい何かが、自分にとっては友情で……だとすれば、それは確かにここにあるんだ。
  • 夜這いに
  • 結婚しよう
  • 掃除が行き届いているのか、この城には落し物がまったく落ちていないな……。
  • 海で遊ぶのは久しぶりだったから。レアは?




……ベレトだ。ずっと傭兵をしてきたが、今は教師の身。やれるだけのことはやろう。


……ベレスよ。ずっと傭兵をしてきたけど、今は教師の身。やれるだけのことはやるから。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

スマホゲーにはベレスが級長たちと共に発売1週間前に参戦。イラストは廣岡政樹氏が担当。
赤属性の剣・歩行ユニット。

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘中、敵の絶対追撃を無効、かつ、自分の追撃不可を無効
戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効、かつ自分の奥義発動カウント変動量-を無効にする『天帝の剣』

奥義スキルは敵の攻撃の+20%を奥義ダメージに加算
敵が竜、獣の時、20%ではなく40%の奥義ダメージに加算の『破天』

Aスキルは攻撃、速さ、守備、魔防+4、戦闘後、自分に8ダメージの『獅子奮迅4』
Bスキルに自身のHPが75%以下で、攻撃時発動の奥義装備時、ターン開始時、奥義発動カウント-1、奥義発動時にダメージ+10する『怒り3』
Cスキルには偶数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の攻撃+6になる『攻撃の波・偶数3』

高いステータスを利用して相手の優位を無効化することに長けた『天帝の剣』と、体力を削るだけで奥義の連発能力でねじ伏せる特攻型。
獅子奮迅で体力を削ってしまうリスクは大きいがステータスの補正がかかり、大ダメージは期待出来る、所謂生き残ればかなり強い。
そのステータスは『獅子奮迅4』込みで攻撃56速さ46守備39で歩行ユニットと疑うほどの高ステータス。

一方魔法攻撃にはめちゃくちゃ弱い。魔防が21(27)と有利な緑属性ですら落とされかねない。
遠距離反撃がないせいで弓や暗器には一方的に攻撃されて折角の高い守備が活かせきれないのが痛手。
戦いすぎてHPが大きく減って戦闘が不利に陥る場面も多々ある。杖ユニットか回復するスキルか奥義で補おう。


ベレトはソティスが参戦した神階英雄召喚にて参戦。イラストは悌太氏。
また2020年6月29日まで『風花雪月』を購入したプレイヤーは、ニンテンドーアカウントと連動することで配布されていた。
こちらも赤属性の剣・歩行ユニット。

武器スキル・奥義はベレスと同じく『天帝の剣』『破天』

Aスキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『遠距離反撃』
Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も速さが高い敵の速さ-7する『速さの封印3』
Cスキルは奇数ターン開始時、自分と周囲1マスの味方の速さ+6する『速さの波・奇数3』

ベレスと比べると攻撃性が控えめだが速さを操作するスキルと原作さながらの『遠距離反撃』で堅実に迎え撃つ適応力の高さ。
弓や魔法の遠距離武器でも反撃出来る、ノーリスクで自ら攻めるとベレスと比べて安全性と適応力がある。
速さを操作できるBCスキルで追撃もやりやすくさせている。

弱点はベレスと同じだが少なめで改造しなくても強いので手間もあまりかからず扱いやすい。

余談だがベレスに『遠距離反撃』が付いていない件は公式からもネタとして扱われていた。「自分も遠くから反撃したいと思っている」と直々に

2023年3月のアップデートでようやく両者ともに『天帝の剣』の錬成が可能。
錬成すると奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
戦闘中、敵の絶対追撃を無効、かつ自分の追撃不可を無効
戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効かつ自分の奥義発動カウント変動量-を無効
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4
見切り追撃、奥義操作は一緒だがステータス強化が付いた。

特殊錬成は戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4、最初に受けた攻撃のダメージを30%軽減
奥義発動時、奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を無効(範囲奥義を除く)

ダメージ抑制に軽減を無効にする疑似覇天を得るようになった。

釣りには少し自信があってね。

アスク王国の海ではどんな魚が釣れるのか楽しみね……。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
20年7月には生徒たちと共に水着の超英雄として、ベレスが参戦した。それもレアと比翼英雄として。イラストはcuboon氏。
赤属性のままだが魔法・飛行ユニット。
比翼英雄とは家族や親友と言った親密な関係性のキャラ同士が組んだ英雄であり、ベレトスが組むならソティスと思われていたので、レアとのコンビは驚かれた。
しかしベレスは前述の通りの出生なので、これは事実上の家族比翼なのかもしれない。
また比翼英雄は音声付きで会話するため、ベレスが声付きで誰かとペラペラと会話するのはこれが初めての事。
この会話から「レア」と呼び捨てにしていることが判明した。

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)『盛夏の神宝』
戦闘開始時、速さが敵より1以上高い時、または敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中の自分の攻撃、速さ+5。
かつ戦闘中、敵の絶対追撃を無効、かつ自分の追撃不可を無効にする。
見た目は凄くダンベルだが、これはハワイにある『ウリウリ』という楽器である。

Aスキルに『攻撃速さの渾身4』
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら攻撃、速さ+7。その状態で攻撃した時、戦闘後、自分に5ダメージ。
Bスキルはターン開始時、敵軍内で最も速さ+魔防の合計値が高い敵の速さ、魔防-5となる『速さ魔防の封印2』
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスの味方歩行、重装、騎馬に「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与する『先導の伝令・地3』

魔法版天帝の剣であわよくば通常版よりも強い。
奥義カウント変動量が消えたが攻撃と速さのステータスが上がる効果に入れ替わり、追撃もしやすく反撃もされにくくなった。
破天も健在で味方のワープ機能とサポート面も充実していることで攻めやすく便利。
Bスキルで風薙ぎに継承させれば遠距離反撃を恐れずに戦えるまさに圧倒的パワーの先生。

通常版と比較して得意だった守備が大幅激減し、数値は16と超紙装甲で魔防すらも21しかない。
弓などの飛行特攻の弱点が増え、属性種類問わず食らったら即死コース。
攻めには強いが反撃や攻められると急激に弱くなる。やられる前にやることを意識して立ち向かおう。

仲間の、一番大事な時にそばにいてやれない……。

そんな後悔を、もうしたくないんだ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2021年6月には、ニルヴァーナとなったベレトが水の伝承英雄として登場。イラストは萩谷薫氏。
こちらは緑属性の魔法・歩行ユニット。
紹介文で「元」教師とされていることや、髪の色が変化している事などから時系列は第二部の途中と見られる。

武器スキルは奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ戦闘中、速さが敵より1以上高い時、敵の絶対追撃を無効、かつ自分の追撃不可を無効
周囲2マス以内の味方は、戦闘中、速さが敵より1以上高い時、敵の絶対追撃を無効、かつ自分の追撃不可を無効『師の導きの書』

ちなみに『師の導きの書』の攻撃エフェクトは一部で拾った「色んな学級の生徒の落とし物を飛ばす」という個性豊かなもの。
後述のスマブラ参戦の際にソティスから貰った招待状も飛ばしてくる。
それにしてもこのベレトは二部の頃だから、拾った落とし物を生徒に返さず5年後に進んだようだ……。

Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが100%または有利な状態を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、守備を+7し、また両方の条件を満たす時は、戦闘中さらに自分の攻撃、守備を+2する『攻撃守備の万全4』
Bスキルは戦闘中、敵の攻撃、魔防を-3し、かつ敵の攻撃、魔防の強化の+を無効にする『攻撃魔防の凪3』
Cスキルはターン開始時奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウントを-1する『始まりの鼓動3』

通常版のベレトと比較すると、守備が25に落ちた反面、もともと得意の速さが増加し攻撃もわずかながら増加した。

注目すべきが専用奥義の『覇天』
「破天」との違いは、強化の割合が25%(敵が竜か獣の時は50%)に上昇していることと、参照するのが敵のではなく自身の攻撃であるということ。
加えて、オルティナの「双刃」のように奥義以外のダメージ軽減効果を無視して攻撃する事が可能。
また、これだけの効果を持ちながらデフォルトのカウントが2と少ないのもポイント。
ここから更に武器のキラー系効果でカウントは1になり、更に始まりの鼓動によりターン開始時にはすぐに奥義を発動する事が可能。
仮に耐えられても、キャンセル効果を持たない相手で追撃可能ならば相手の攻撃を受けて耐えられればまた更に奥義で攻撃できる。

攻撃を受けた時のダメージを軽減する効果を持ち、現状の環境で猛威を振るっている覇骸エーデルガルトや総選挙ヘクトルに対して非常に有効。
同様にセイロスや総選挙アイク、伝承クロードなどにも優位に立てる。

ただ、攻撃に特化した分だけ守備面が紙耐久なのが弱点。剣はもとより、攻撃が高いと相性の良い槍でさえ耐えれるか怪しいレベル。
万全のスキル持ちには珍しく、自身に有利な状態変化を発生させる手段を全く持たないのでサポート必須。
強化目的で渾身を持つか、いっそのこと守りは捨てて死線で強化してみるのも手。
覇骸への対策を前提とするなら、Bスキルは風薙ぎのほうが確実性が増す。

自分の生に、答えは出ない。

だけど、ただ真っすぐに生きていくしかないの。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

更に半年後の2021年12月にニルヴァーナとなったベレスが風の伝承英雄として登場。イラストはかかげ氏。
輩達を差し置き、男女別のある主人公がともに伝承英雄となったのは彼らが初となった。
こちらは青属性の魔法・歩行ユニット。

武器スキルは奥義が発動しやすいキラー系効果に、自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防を+5し、
戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効かつ自分の奥義発動カウント変動量-を無効。
また、周囲2マスの味方にも戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効かつ自分の奥義発動カウント変動量-を無効にする効果を与える『師の授けの書』

Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが100%または有利な状態を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さを+7し、また両方の条件を満たす時は、戦闘中さらに自分の攻撃、速さを+2する『攻撃速さの万全4』
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、魔防を-3し、かつ敵の速さ、魔防の強化の+を無効にする『速さ魔防の凪3』
Cスキルはターン開始時周囲2マス以内に味方がいる時、自分の攻撃、速さを+7し、「見切り・追撃効果」と「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与する『女神を宿せし者』

伝承ベレトとステータスを比較してHPと攻撃は同じで速さと魔防では上回り、守備は下回る。
それとの違いは攻撃属性込みで色々あるが決定的な違いは奥義が「覇天」ではなく汎用奥義「破天」のままだということ。
破天ではダメージの軽減効果を打ち消せないので、覇骸エーデルガルトや総選挙ヘクトルに対しては伝承ベレトが一歩上回る。
Cスキルの効果のおかげでベレトよりも万全のスキルが腐らないが、味方がいる前提の効果が多く味方が遠すぎるか減ってしまうと弱くなる。
Bスキルは風薙ぎにして、遠距離反撃持ちに殴り返されないようにするのが良いだろう。


これは神祖の……ソティスとお揃いの由緒正しい衣装だよ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

『第6回 英雄総選挙』にてベレスが女性部門2位に選ばれたため、2022年8月に総選挙版が参戦。イラストは藤坂公彦氏。
無属性の魔法・飛行ユニット。
原作のDLCで追加された神祖ソティスの服を着て登場。ソティスが用意したようだ。
ロリ体型のソティスとは違いベレスは巨乳なので、大きな谷間が原作プレイヤーで話題になっていたが、
実は谷間が見えている事にベレスは気恥ずかしさを感じていた事が判明した。
なおこの事をソティスに相談したら、「わしは着こなせておるのだから問題ない」「体型を服に合わせろ(ぺったんこになればいい)」と怒られた。

武器スキルは『内より溢れる魔力』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分に【見切り・追撃効果】を付与(1ターン)、
かつ奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、
戦闘(または戦闘前)で奥義を発動した場合、戦闘後、奥義発動カウント-1。

専用奥義は『天刻の拍動』(カウント2)
速さの25%を奥義ダメージに加算し、相手がこの奥義で倒れなかった場合、次の敵の攻撃のダメージを75%軽減し、
次の自分の追撃で速さの20%分をダメージに上乗せする。

Aスキルに敵のHPが100%で戦闘開始時、または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+7、
敵のHPが100%で戦闘開始時、かつ敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、さらに自分の攻撃、速さ+2『攻撃速さの機先4』
Bスキルは戦闘中、敵の速さを-4し、弓、暗器、魔法、杖の敵から攻撃された時、速さが敵より1以上高ければ先制攻撃する『速さの先制3』
Cスキルには周囲3マスの敵は、戦闘中、速さ、魔防-4になる『速さ魔防の大牽制』

相当癖のあるスキルだらけだが遠距離に対しての対策は万全。一回の戦闘だけで蹂躙する。
武器とスキルの大抵は伝承版ベレスと似てる箇所も見受けるが主に遠距離武器対策。
大きな特徴はBスキルで、相手の速さを減少させたうえ、速さが上回りこそすれば待ち伏せを発動できる。
そして倒し切れなかった場合は反撃のダメージを抑え、追撃で確実に落とす。
速さは他のスキルも含めて上げ下げし、それらを奥義に結び付けて火力を増幅させられる。

弱点は不動の姿勢。先制攻撃を封じられ、専用奥義の効果も発動させられない。内蔵している伝承リリーナが天敵。
遠距離からの対策に絞っているのでいくら速くても近距離武器やBスキルで速さを下げても反撃すら無理なので攻撃の重たいキャラでは一撃。
嫌な場合は近距離反撃と普通の待ち伏せへ継承すればどの武器でも対抗出来る芸当も可能。

さきほど、元の世界での生徒と出くわした。

この姿を見て、何か言いたそうだったが……口を押さえて行ってしまった。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2023年1月についにベレトの超英雄が初参戦した。イラストはAzusa氏。
伝承版同様に魔法・歩行ユニットだが青属性。☆4からも排出。
若干原作の踊り子(男性)に近い衣装をしている。
元の世界ではガルグ=マク大修道院の教師だがこのお祭りの間はカダイン魔道学院の生徒。
フォドラに帰った時、生徒にカダインの魔法を教えるために勉強中。
なおアスクで元の世界の生徒に出会った時、この姿を見て口を押えて逃げられたらしい。わ、笑われている……。

武器スキルは『導きの教師の砂時計』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいる時、自分に「自分が移動可能な地形を平地のように移動可能」、【回避】を付与(1ターン)
自分から攻撃した時、または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、かつ、
戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量+を無効、かつ自分の奥義発動カウント変動量-を無効。
周囲2マス以内の味方は戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4。

Aスキルに周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中、速さ、魔防+6、かつ奥義が発動可能な状態の時、
または、この戦闘(戦闘前、戦闘中)で奥義を発動済みの時、戦闘中、ダメージ+5(範囲奥義除く)『速さ魔防の秘奥3』
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、魔防-3、かつ敵の速さ、魔防の強化の+を無効にする『速さ魔防の凪3』
奥義は伝承版同様『覇天』
しかし、髪色が通常のままなので原作ではその時点で覇天は使用できないのだが、どうやって覚えたのだろうか…?

スキルこそ全く違うが超英雄版伝承ベレトのようなポジション。
自分と味方の見切り追撃効果は消えてしまった代わりに奥義発動カウント変動の無効化と味方のステータス強化とサポート方面に強くなった。
機動力の強化、固定ダメージ、回避付与の恩恵が大きく、伝承版よりも攻守のパワーは断然高い。
しかも伝承版専用奥義の覇天も持ってきたため、☆4排出で奥義継承はさせてくれない軽減効果相手にも強く攻められる。

回避付与はあるが守備の低さは伝承版と同じで自身と同じ軽減不可、もしくは回避が無意味な速い相手には要注意。

ふん、今のフォドラか。幾度も血の雨が降り、大地は泣いておるぞ。

誰かが、救うてやらねばならぬほどに。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2023年5月の闇落ちガチャにてソティスが心と体を乗っ取った無双出典のベレスが参戦。イラストはエコーズのメイン担当である左氏。
通常版以来の赤属性の剣・歩行ユニット。
ホーム会話にはベレスの台詞もあるが、タッチ台詞等のボイスは全部ソティスが喋っているので、見た目はベレスだが「CV:黒沢ともよ」となっている。
ホーム会話にはベレスの台詞もあるがタッチ台詞等のボイスは全部ソティスが喋っている。
『想いを集めて』での様子から基本的にベレスの意識で過ごしているが緊急時などにはソティスに意識を乗っ取られている。
ただし二つ名の「復讐を誓いし」やソティスの台詞からジェラルトが殺された加入しない敵対ルートも混ざってるのでどの時系列なのか議論が起きている。

武器スキルは『白銀の剣』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
射程1の敵は自分の周囲1マス以内を通過できない(すり抜けを持つ敵には無効)
射程2の敵は自分の周囲2マス以内を通過できない(すり抜けを持つ敵には無効)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5、敵の強化の+を無効にする(無効になるのは、鼓舞や応援等の+効果)
戦闘後、7回復。
戦闘開始時、自身のHPが25%以上で攻撃された時、速さが敵より1以上高ければ、先制攻撃。
奥義は総選挙版同様『天刻の拍動』

Aスキルは通常版が欲しがっていた『遠反・攻速の孤軍』
敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する。周囲1マス以内に味方がいない時、戦闘中、攻撃、速さ+5
Bスキルは戦闘中、敵の速さ、守備-4
速さを比較するスキルの比較判定時、自身の速さを+7として判定。
速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと、戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×5%軽減(最大50%)『回避・一撃離脱4』
Cスキルはターン開始時、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1。
戦闘後、奥義発動カウントが最大値なら、奥義発動カウント-1される『始まりの鼓動4』

天刻の拍動、特殊な待ち伏せと総選挙版に似たような反撃型だが孤軍、始まりの鼓動とソティスの影響か、一人ずつ確実に相手を蹂躙する。
他者への奇襲と介入も決して許さず、自ら陣地を攻めて速さが勝ってると軽減、カウンターで慈悲なく落とす。
そして何より総選挙版とは違って近距離遠距離どこでも発動出来る強み。
Cスキルのおかげもあって常に奥義を出し続ける。

しかし必ず持っていた見切り・追撃効果を失っているので絶対追撃の対応が出来なくなった。
現環境では純粋に速さ負けする状況もあって先制攻撃出来ないなんて事態も。
不動の姿勢の弱点や反撃不可にする効果には滅法弱い。


冬祭りの使者の手本を見せるぞ
ええ、頑張ろう

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2023年12月のクリスマス超英雄で比翼英雄として参戦。イラストはスズキイオリ氏。
久しぶりに赤属性の剣で重装ユニット。ベレトで初の別兵種。
パートナーは女主人公のベレス。まさかの異種同一人物コンビ。
ハロウィンアンナ、花嫁チキで同一人物を組んだ経歴はあるが男女は初*8
ベレトのセリフに「ソティスが異界の祭りの招待状が届いた」との事でどうやらスマブラ時空も経験してるらしい…。

武器スキルは『師の聖夜の剣』
奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら戦闘中、攻撃、守備、魔防+5
さらに、攻撃、守備、魔防が、戦闘開始時の魔防の20%だけ増加、自身の奥義発動カウント変動量-を無効
戦闘開始時、自身のHPが25%以上の時、かつ敵が攻撃時に発動する奥義を装備している時、戦闘中、魔防が敵より5以上高ければ、敵の最初の攻撃前に敵の奥義発動カウント+〇
◯は、攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマスの距離
(最大3、スキル所持者が「護り手」を発動している時は3として扱う)(奥義発動カウントの最大値は超えない)
戦闘開始時、自身のHPが25%以上で敵が射程2の時、戦闘中、自分が受けている反撃不可を無効

Aスキルは戦闘開始時、自身のHPが50%以上なら、戦闘中、攻撃、魔防+7、かつ周囲2マス以内にHPが50%以上の味方がいる時、戦闘中、敵の奥義発動カウント変動量-1『生命の業火静水3』
Bスキルは『理の守備隊形』
戦闘開始時、自身のHPが25%以上なら、戦闘中、敵の攻撃、守備-4、自分、敵、ともに追撃不可
最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを◯%軽減(◯は、敵が追撃可能なら80、そうでない時は40)
敵から受けた追撃のダメージを80%軽減
Cスキルは周囲2マス以内の味方が弓、魔法、暗器、杖の敵から攻撃された時、スキル所持者は【護り手】を発動
スキル所持者が「護り手」を発動時、戦闘中、攻撃、魔防+4『兜の護り手・遠間3』

奥義スキルは『真覇天』
攻撃の◯%を奥義ダメージに加算
(〇は、敵が竜、獣の時は50、そうでない時は25)
奥義発動時、奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を無効
「自分または敵が奥義が発動可能状態の時」、「この戦闘(戦闘前、戦闘中)で自分または敵が奥義を発動済みの時」の2条件のいずれかを満たした時、かつ、敵が射程2の時、戦闘中、受けた攻撃のダメージを30%軽減
(1戦闘1回のみ)(範囲奥義を除く)

一言で表すと『超固い
攻撃、守備、魔防がパッシブスキルを含めてかなり上がる高性能なスキルを持つがそれだけに飽き足らずHPの制約は居るがキャンセルも動じない他、遠距離武器限定だが反撃不可も受け付けない。
範囲奥義以外で自分の方が魔防が高いと移動距離マスに応じて敵の奥義発動カウントを必ず遅延。
護り手が発動してしまうと強制的に+3なので遠距離武器ユニットの奥義も発動させない。

さらに言うと守備隊形の上位互換『理の守備隊形
HP制約が緩和しているが新しい効果に必ずダメージ抑制が発動する…が何故かテキストに「敵が追撃可能なら」
このスキル、見切り・追撃効果に向けての対策で追撃出来たとしても大幅にカットされる。
真覇天も従来の「覇天」効果そのままで遠距離武器のダメージを抑制が追加する豪華仕様。
遠距離武器でとくに猛威を振るう子供ヒーニアスや伝承ヒノカすら簡単に対処出来てしまう。

とはいえ、奥義以外でのダメージ軽減無効は弱い。しかも近距離武器の対応が思うほど少ない。
フラヴィアやディアマンドでは軽減効果が消えて大ダメージ。遅延が出来たとしても怪しい。
遠距離武器でも忍者サナキだと通用してしまう。
反撃不可無効は近距離武器の場合、無効が通用しないので相手次第では一方的に攻撃される。

ファイアーエムブレム エンゲージ
「導き手の指輪」に宿る「風花の紋章士」としてベレトが登場する。
初期装備者は祖国が戦争になったため学院を辞めて出陣したという背景を持つ元学生のオルテンシアで『風花雪月』における彼の経歴を彷彿させる相手。

紋章士としての能力は指導スキルで周囲を強化する等支援寄り。
戦闘スタイル毎にことなる「英雄の遺産」を使用することができ、魔道スタイルの場合はあのテュルソスの杖を使用できることから、魔法職キャラに装備させるのが人気。
エンゲージ技は周囲1マスの味方を再行動させる「計略:女神の舞」。

ちなみに、エーデルガルトから「師」と呼ばれる、ディミトリにダンスの指導をしている、
同盟ルートでしか出会えない解放王と対面した経験がある台詞を話す等、『風花雪月』における各ルート独自の要素が統合されている。
また、「計略:女神の舞」は名称こそ『風花雪月』にあるものだが、ベレト外伝ではベレト本人が踊る姿を見せる。
踊り子職に就けない『風花雪月』では見ることができないベレトのダンスシーンは必見であり、
この点についてはベレト/ベレスが踊り子に就職できる『無双 風花雪月』の要素を取り入れているのかもしれない。


遂にその時は訪れた


時は2020年、1月16日。
突如ベレトはソロンの策略により闇の中へと飲まれてしまう。
脱出不可能な闇の中、ソティスは語り掛ける。この闇から抜け出す方法。それは……。


ソティス「大乱闘に参戦するのじゃ」


ベレト「……!」


ソティス「大乱闘に……参戦するのじゃ~!!」



まさかのスマブラSPに参戦である



ソロン「参戦は……闇をも喰らうか……」
何言ってんだアンタ


招待状を受け取り、異界からの力で世界ごと闇を越え、大乱闘の舞台に降り立った。
風花雪月の発表自体はスマブラSPの開発期間と被っていたため時期的に無理だろうと考えている人も多かったが、
どうやら参戦自体はすでに内定していたらしく、風花雪月の開発中から詳細な情報を極秘に貰っていたとのこと。
そしてNintendoSwitchソフト初出キャラの初参戦である。

さて、そんな先生の武器は勿論英雄の遺産こと天帝の剣。
原作通りの蛇腹剣でリーチが物凄い。……のだが、伸びるだけの剣では、
歴代のFE主人公+リンククラウドイレブンの名だたるRPG剣士に適うはずもなく新人への洗礼と言わんばかりにぶっ飛ばされてしまう。
JRの車内モニターでのCMといい、イレブン馴染みすぎである

剣士キャラはたくさんいるからもういいだろう」と、
愚痴をこぼすベレトにソティスは呆れて「それでも男か」と叱責するが、咄嗟にベレスへと性転換して逃れる。先生が、姉様になってしまわれました!
仕方がないと言わんばかりにソティスは大サービスを送る。それは……。


級長が扱う英雄の遺産三点セットであった



ソロン「( ゚Д゚)」
そりゃソロンも唖然とするわな。



ということで先程の天帝の剣に加えてアラドヴァル、アイムール、
フェイルノートと4つの武器を扱う、今までのFEキャラには無い特徴を持ったファイターとして参戦。
改めてファイターの性能を説明すると、主人公らしく機動力に溢れた使いやすいキャラクター……、
などではなく、複数の「英雄の遺産」を的確に使い分ける間合いの鬼、ミドルレンジ戦法のパワーファイターであった。

あらゆる武器を使いこなす要素も、本編で主人公が多種類の武器の扱いに精通し、
生徒達にあらゆる戦い方を教える(=原作ではどのクラスでもほぼすべての武器種を装備することができる)というシステムを反映したものかと思われる。


基本的に技の威力が高めで、リーチが長い技を多く揃えているのが特徴。
上方向への攻撃は非常に伸びる天帝の剣、横方向への攻撃は長いリーチを持つアラドヴァル、
下方向の攻撃はシールドすら余裕でぶっ壊すほどのパワーを誇るアイムール、
空中や必殺ワザにおけるニュートラルは遠くに離れた相手を射抜いたりや身を守るために使えるフェイルノートと、攻撃する方向によって武器を使い分ける。
中でもアラドヴァルによる攻撃は先端で当てるほうが威力が出るため、マルスらと同じく間合い管理も重要な要素となる。


通常必殺技:魔弓フェイルノート

Bボタンを押すことでフェイルノートを構えて弓を真っ直ぐに射る。
リンクらの弓とは違い、溜める必要があるので連射が効かない。
威力は二段階あり、普通にボタンを押しただけだと何の変哲もない矢を飛ばす。
ボタンを押し続けると一気に最大チャージまで構えて光る矢を放つ。この矢は反射可能だがむらびとなどで仕舞うことは不可能。
どちらも一発の威力が高さも魅力だが、何よりの魅力は射程と弾速の長さ。
一段階目の時点でも終点の端から端まで届くのだが、最大チャージまで溜めれば崖の外、それも端まで届く。
単発威力も凄まじく、一段階目の時点で弓の中で最も威力が高い。 崖の外まで飛んだ相手をこれで追撃するとそのまま撃墜することも可能。
ただし隙が非常に大きく、連発は出来ない。
また途中シールドを張るなどしてキャンセルすることは可能だが、最大チャージに移行するとあらゆる操作が効かなくなり、無防備となってしまう。
威力もゴリラ、射程もゴリラである。


上必殺技:天帝の剣

シモンやジョーカーらが使うワイヤー技のように天帝の剣を前方斜め上に飛ばし、突き刺さった相手の下まで飛び、相手を踏みつける。
踏みつければまた天帝の剣を伸ばしたり、アラドヴァルなど他の武器で追撃することが出来る。
またダメージが溜まっていないと踏みつけた相手は少し上昇するだけだが、ダメージが70%くらい溜まっているとメテオが発生する。
当然崖に向かって伸ばせば掴まれる。のだがシモンやジョーカーらと違って伸びる。メチャクチャ伸びる。
具体的には崖の真下なら一瞬フレームアウトしてもジャンプ込みで崖に余裕で突き刺さるほど。
このためかなり無茶な復帰阻止も狙っていける。
FEキャラは復帰性能が高くないキャラが多いが、ベレトの場合はこの技一本で戻れることも多いため意外と復帰性能は高い方である。
ただし上方向には良く伸びるが、横方向はそんなに伸びない。
真横に吹っ飛ばされてしまった時は空中横回避などを駆使して距離を稼がないと届かないなんてことも。


横必殺技:魔槍アラドヴァル

前進してアラドヴァルを振り上げる。元ネタはハイロード及びマスターロードのディミトリのモーション。槍の先端を当てると大ダメージ。
またスティックを弾き入力することで大きく踏み込むため、リーチを更に広げることが可能。
空に空中でも発動することが出来る。この場合は空中を一回転しながら薙ぎ払うため、空中でのもつれ合いや崖際の攻防の際にも振ることが出来る。
自分の真上も含む広範囲を攻撃することが出来るため、攻防一体の技として頼りになる……のだが攻撃の隙も大き目なので空中横Aと使い分けるべし。
威力もゴリラ、範囲もゴリラである。
ただしリーチの長さは伸びる腕とか無駄に長い日本刀に後出しで抜かれてしまっている。超絶リーチで圧倒するのじゃ(笑)などとネタにされた。



下必殺技:魔斧アイムール

コマンド入力でアイムールを構えてチャージ。最大まで溜めて、強力無比なアイムールを目の前に叩きつける豪快な技。
ガノンドロフの魔人拳と同じ感覚で技を出したら最大チャージした後、振り切らなければならない。
チャージ中は勿論、振り下ろした後も大きな隙を晒してしまうため非常に扱いづらい、所謂ロマン技。
ただし、一度だけ左右に方向転換することが可能なほか、斧を振り下ろしている最中はスーパーアーマーが付与される。
この関係上、崖にぶら下がっている相手に対して放つと案外当たりやすい。
勿論クリーンヒットした時の破壊力は全ファイターの中でも最高クラスで、大抵50%までダメージが溜まっていれば、この技一発でKO可能。
当然シールド中の相手に当たれば問答無用でぶち抜いて一発ガードブレイク。持ち主の気性を受け継いだゴリラ性能である。
なお、アイムールが魔斧とついているのはスマブラ独自の設定で、原作での魔斧はフライクーゲルの方である。
まぁアイムールの事情は半分ネタバレみたいなもんだし…




……と、このようにガノンドロフも真っ青なゴリラ性能であった。
このため追い詰められても強力な遺産の攻撃であっという間に逆転することも可能。リーチも長い攻撃が多いため、相手を寄せ付けない戦い方も出来る。

前述した通り、英雄の遺産自体が凄まじい力を持つという設定を反映して一発一発のダメージや吹っ飛ばし能力が非常に高い。
シールドすら破壊するアイムールは勿論、フェイルノートやアラドヴァルもシールドをゴリゴリ削ってくれるのでガードブレイクを狙いやすい。
特にスマッシュ攻撃が強力無比で、横スマッシュはアラドヴァル。先端で当てるととんでもない威力と吹っ飛ばし性能を誇る。
シフトも可能であり、マルス等リアル頭身のファイターに上シフトで先端を当てると奇しくも首に当たることになる
具体的には終点真ん中でも、マリオくらいの重さなら70%からがデッドライン。とんでもねぇ……。
上スマッシュは天帝の剣をグネグネ伸ばす。かなり広範囲をカバーしてくれるので、真上から攻めてくる相手に超有効。威力も吹っ飛ばし能力も高い。
下スマッシュではアイムールを周囲に薙ぎ払う。隙は大きいがこれまた威力が高く、シールドも大きく削ってくれる。しかも前方への発生はわずかに横スマッシュよりも早い。


ただし、移動速度はかなりもっさりしている。具体的にはガノンドロフやルフレよりはマシ程度。
この移動の遅さはFEにおける武器の重さシステムなどになぞらえてを反映したものかと思われる。そりゃ英雄の遺産4つも抱えてたら重いわな……。
それと攻撃の隙が全体的に大きい。そのため考え無しに技を振っても隙を突かれて一方的に嬲られることも多々。
また、斜め上方向への対空技も無いため、低空から攻撃を差し込まれると反撃する手段がないという弱点もある。
こちらが逆に相手の隙を突き、適切に武器を使い分けて攻撃することで初めて勝機が見出せる、ガノンドロフ並みに繊細な操作が必要なファイターである。
その分技が当たった時の爽快感は段違い。今日も一発逆転を込めて、多くの先生が「アイムール!」と叫んでたり、
中距離から空中でアラドヴァルを振り回したりする。

因みに級長三人はスピリットやステージである「ガルグ=マク大修道院」での背景に登場どまりになったが、
ベレトやベレスのカラーバリエーションでそれぞれの級長の姿をイメージした格好がある。




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最終更新:2024年04月02日 01:55

*1 こちらも読み方は「せんせい」だが、「師」と呼ぶのはエーデルガルトのみ。

*2 ただし誕生日に関しては、この時設定した日付は偽りのもので、実際の生年月日は別である事が作中で明らかになる。詳しくは「ネタバレ」を参照。

*3 DLC導入済なら衣装チェンジはできる。

*4 おそらく作中世界でのワインか。

*5 20%の確率で与ダメージの30%HP回復、6%の確率で与ダメージ+5&反撃を封じる

*6 具体的にはHP+1、力+4、魔力+2、技+3、速さ+6、幸運+2、守備+6、魔防+4で合計+28

*7 老兵でパラディンという点では父・ジェラルトが該当するものの、ジェラルトは一貫して操作不可の友軍扱いなのでジェイガン枠に含めるかは微妙なところ

*8 明確に言えば出演する作品全てアンナだけは同名ではあるがそれぞれ別人。