メラギナス

登録日:2015/06/09 (火) 02:01:46
更新日:2021/04/14 Wed 20:50:33
所要時間:約 8 分で読めます






『モンスターハンターフロンティアZZ』に登場するモンスター



概要

中間アップデート『G3.2』で実装された飛竜種。
別名「黒穿竜」。
剛種とG級の個体が存在し、G級では「烈種」というカテゴリに分類されている。


エスピナスの祖先の一部が変化した近縁種であり、体格にその特徴を色濃く残しながらも黒い甲殻に包まれ、所々に金色のラインや棘が目立つ。
特に棘や角部分はエスピナスのそれよりも大きく、尻尾は独特の形に肥大化している。
怒り状態では金色の部分がより輝きを増す。

太古の昔に地下に潜ってニート生活し、目が退化した代わりに耳が大きく発達した為、耳の部位がケチャワチャと対比出来るほどに一際巨大化。でっかくなっちゃった!
ただ、退化といってもフルフルのように完全消失している訳ではなく、申し訳程度に残っているのが分かる。
地下という明らかに飛びづらい環境下でも飛行能力は失われてはおらず、少なくとも短時間程度なら飛べる模様。


身体には氷と龍の属性エネルギーを宿しており、これを複属性の一つ「闇属性」と呼ぶ。
…厨二病って言ったやつ、表出なさい。
あくまでも光属性のゼルレウスと対を成しているだけだから、ね?

一応武器名は「コーレ○○」という至って普通のセンスのネーミングである。

黒蝕竜「その程度で厨二病とか甘いな」
煉獄龍「もっと我々のように吹っ切れるべきだ」
熾凍龍「そうそう」

皆さんは引っ込んで下さい。


全身には「噴射構」と呼ばれる器官が存在し、ここから闇属性エネルギーを発することで瞬間的な加速、空中制御、更には攻撃への転用など幅広い使い方ができる。
特に尻尾はそれ自体が巨大な噴射構と化しているので、加速力は相当なもの。


元々は化石でしか発見例が無かったモンスターであり、現代では絶滅種に数えられていたのだが、ある時潮島の地下洞窟の最下層で生存していたことが発覚。
程無くしてギルドの狩猟対象に加えられた経緯を持つ。
…絶賛引きこもりライフを送っていたメラギナスからすればいい迷惑である。
タイクンザムザ「あの……」



戦闘概要

烈種クエストは共通で難易度★7として扱われるため、マイナス900の防御減算に負けない防御力が必要。


剛種・烈種ともに、戦闘開始や戦いの合間に耳を澄ませてサーチ行動をすることがある。
サーチ中は物音を立てる、特に武器を出して振り回すようなハンターを補足(音波エフェクトが出る)。
補足されたハンターは次のサーチ行動まで常にメラギナスから狙われ続けることになる。
他のハンターのヘイト値に関係なく一貫して、である。
しかも、聴覚だけで把握している割にはかなり正確に狙ってくるのでなかなか振り切れない。
ただし所詮は聴覚頼りということか、時として別のハンターにとばっちりの形で矛先を向けることも。


基本的には、狙われたハンターがオトリ役に、狙われていない他のハンターが攻撃役を担って狩猟を進めることになる。
サーチ行動に入ったら誰が狙われたか、あるいは自分が狙われているのかをしっかり把握すること。


破壊可能部位は頭部、翼、胴体、尻尾。
このうち頭部と尻尾は、エスピナス同様に残り体力が破壊条件に絡んでいるのですぐには破壊できない。
剛種ではさほど問題にはならないが、烈種ではG級クエストの仕様である「怯み値の増加」、そして後述する性質によって非常に難易度が高い。


弱点属性は火、雷。
奇しくもゼルレウスの操る光属性(火+雷)と全く同じなので、先にゼルレウス武器を作っているなら有効に機能する。


なお、生態からして閃光玉が効かないのはもとより、剛種段階から罠が無効な点に注意。
(これらは烈種枠が存在するモンスター共通の規格である)


剛種

初めに、エスピナスと共通した行動はあまりにも少ない。
連続コンボ、溜め突進以外の技は全てメラギナス独自の新技であり、別物の色が強いのである。

その新技の数々だが、主に攻撃動作に軸合わせを内包したものが多い。
例えば、角や尻尾を地面に叩きつけて闇属性エネルギーを走らせる攻撃は、予備動作(あるいは攻撃中)の間に対象ハンターへ狙いをつけてくる。
メラギナスの攻撃はこういった性質のものが大半であり、行動としての軸合わせから逃れたとしても再度ターゲッティングされてしまう。

また、目立った隙がサーチ行動に集約されているせいなのか、全体的に落ち着きが無いのも特徴。
突然飛び上がってボディプレスを仕掛けたり、反転して尻尾を叩きつけたり等、エスピナス種とは比較にならないほど素早く、せわしない。
地味な点として、軸合わせ行動の前後の隙もかなり短く、振り向き終わってすぐ後に攻撃へ移るようになっている。


とは言え、この時点では「他のモンスターよりも素早い」程度の強さであり、サーチ行動の性質を理解していれば恐れるに足らない。
強いて挙げるなら、リーチの短い武器種はサーチ行動以外で翼などを狙うのがかなりしんどいという所だろうか。



烈種




ハンター「剛種メラギナス、あんまり大したこと無かったから烈種も楽勝だろ」


ハンター「あ、これは確実に狙いを定めてきたな?でも剛種で鍛えられた俺には……」


ハンター「…あれ?なんかこいつ、違う?」


ハンター「えっ!?ちょ、待って!?なんで軸合わせしてこないの!?あっ、やばい、秘y…」




【力尽きました】





剛種とは全くの別物。
それというのもコイツ、軸合わせ行動を一切行わず、攻撃中の軸合わせ能力だけで執拗に狙い続けてくるのである。
なので、狙われたハンターは基本的に「逃げ」の一手に徹するしか無くなり、一度でも転がされるとMH4以降のドス古龍もドン引きするレベルの絶え間ない起き攻めが待っている。
また、断続的な攻撃で回復の余裕も与えられず、他のハンターやお供のホルク、NPC頼りになってしまう。
NPC抜きの完全ソロプレイなんて罰ゲーム以外の何者でもない。


一方で攻撃力自体は激烈に上がっている、という訳ではない。
つまり、怒涛の勢いで重ねる手数こそが烈種メラギナスの最大の武器なのである。


そのためか、烈種戦に限りサーチ後の咆哮で天井から骨が降ってくるが、この骨の中に隠れることでメラギナスの一切の攻撃をやり過ごすことが可能。
骨の耐久力すげぇ。
敵味方の攻撃を数回受けると壊れてしまうため、他のキャラがNPCだとお構いなしに壊す可能性が…


烈種での追加技は、いずれも噴射構をフル活用した強力なものばかり。
凄まじいスピードでの突進は序の口で、そこから反転ドリフトをかけて闇ブレスを吐くことすらある。
更に、全身の噴射構から放出した闇属性エネルギーで巨大な竜巻を発生させる大技も有する。


縦横無尽に動き回るため、剛種以上に部位破壊も困難の極みに達している。
狙いやすい胴体はまだしも、軸合わせ行動がほぼオミットされた事で頭部や尻尾の狙いづらさは尋常ではなく、まともに攻撃を当てること自体が難しい。
それでいて破壊条件に体力が絡むわ、怯ませすぎると怯み値が増加して破壊し切れなくなるわ、と実に鬼畜。
ぶっちゃけ弱点属性を突けても麻痺やスタンで拘束できなきゃ狙えたものではない。
メラギナスの挙動を知り尽くし、こまめに攻撃して拘束も視野に入れないと破壊は厳しいだろう。
ある意味、辿異種の発達部位破壊よりも難しく感じられる。



なお、烈種ではメラギナスに狙われていない・いる場合の両方で異なるBGMが流れるという、シリーズ全体で見ても珍しい特徴がある。
(それぞれ「絶望の闇に咲く鮮烈なる火花」「光捨てし荊の王」)
自身が狙われた(外れた)場合、それまで流れていたBGMが途切れてチェンジするので非常に分かりやすい。
普段BGMをオフにしているハンターも、この時だけはオンにして挑むと立ち回りやすいだろう。


武具

剛種~烈種武器まで強化可能。一部はトア・テスカトラ素材を使って始種武器への強化も。
武器に宿る闇属性は「氷80%+龍80%」の計算になっている。
G級ではG7時点でも闇属性のG級武器等が少ないため結構貴重なのだが、
メラギナスの武器に関しては属性値が全体的に少々低めであり、スキル等で属性値を強化しないとやや厳しいか。

また、烈種武器まで強化すると武器自体にG級スキル「弱点特効」が付与される。
メインシリーズと同じく一定数値以上の肉質へのダメージを上昇させるスキルで、しかも防具のスキル枠とは独立しているためスキル上限枠を邪魔することなく恩恵に預かれる。


防具は剛種~始種防具まで強化可能。
こちらにはG級スキル「扇動」が発現する。
発動ハンターがモンスターに攻撃を加えると、一定時間そのモンスターから大幅に狙われやすくなる上に攻撃力&防御力UPという効果を持つ。
「双頭襲撃戦」などの高難度2頭クエストで片方を引きつける際にはこの上なく有効なスキルである。



余談

名前が名前なので、やっぱりドラクエの呪文ネタが尽きない。メラ!ギラ!
やってる事は強いて言えばヒャドとライデイン系



ところで、現実にも噴射構のような器官を備えた生き物が存在しない訳ではないのだが、メラギナスのように全身噴射構という異質すぎる生き物はそういない。
というか、もろにメカ過ぎる特徴である。
古龍種のガルバダオラはともかく、ゼルレウスといい、メラギナスの後に現れたディオレックスといい、烈種モンスターはどれも「生物らしくなさ」で徹底的に開き直った奴らが多い…
(まあそれ自体が実際は烈種のコンセプトなのだが)



ちなみに、後にG7で始種モンスター(グレアドモス)が実装された際に
「メラギナスだってエスピナスの祖先にあたる種なのに、何故始種ではないのか?」
と、一部で話題になったことがある。
だが、始種は読んで字のごとく「種の始まり」に定義付けられているモンスターであり、種としての退化と進化で変質したメラギナスはこの定義に当てはまるとは言えない。
(同様の例はヴァルサブロスにも言える)




追記・修正は耳の前に手を当てて澄ませてからお願いします。

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最終更新:2021年04月14日 20:50