仮面ライダージオウ

登録日:2018/09/09 Sun 02:21:13
更新日:2023/09/11 Mon 17:43:56
所要時間:約 22 分で読めます


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時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達!

今、その力が、未来へと受け継がれる!

祝え! 新たなる王の誕生を!*1



俺は、仮面ライダーの王となる!!




画像出典:仮面ライダージオウ
©2018 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映




【概要】

2018年9月2日から2019年8月25日までニチアサキッズタイムで放送された平成ライダーシリーズの第20作。
同時に原作者である石ノ森章太郎氏の生誕80周年記念作品にして、平成ライダーの最後の作品である。
2019年5月1日に新元号が「令和」となることから、番組放送中に元号が変わる作品としては『仮面ライダーBLACK RX』から丁度30年ぶりである。
話数カウントは「EP〇〇」。

各ライダーのモチーフは時計を元にしており、時を超えて歴代のライダーと出会いながらその力を使うという構成となっている。
過去作で例えるなら歴代の平成ライダーと共演する『仮面ライダーディケイド』と、『仮面ライダー電王』以来のタイムトラベルを組み合わせた作風になっているというべきか。

ただパラレルワールドを扱った前者とは違い、今作は各作品のキャラクター本人と共演するというこれまでにない企画が展開されている*2
これに関しては企画段階よりディケイドとの差別化を図るべく「レジェンドから逃げない」というスタンスが取られているからである。
そういう意味では歴代ライダーとの共闘を扱ったディケイドよりは、歴代キャラクターから力を受け継いでいった『海賊戦隊ゴーカイジャー』の方がスタンスは近い。
ゴーカイジャーと一番違う点は本物そのものに変身するのではなく、本物の力を秘めたアーマーを装着する点と言えるか。

またディケイドを制作する過程で出された初期企画のアイディアの中の一つに、
電王の設定を利用して各ライダーの時代を回る『仮面ライダー電王2(仮称)』というものがあり、結果的に今作はそのアイディアを採用したと言えるだろう。
実際番組開始時から前番組である『仮面ライダービルド』の他、『仮面ライダーエグゼイド』『仮面ライダー555』のオリジナルキャストが登場することが決定していた。

チーフプロデューサーはディケイド以来9年ぶりにTVシリーズを担当する白倉伸一郎、及び『仮面ライダー鎧武』以来5年ぶりとなる武部直美が担当する。
メインライターは『仮面戦隊ゴライダー』を手がけ、本作がTVシリーズ初参加となる下山健人を起用。
ゴースト以来3年ぶりにサブライターが起用され、スーパー戦隊シリーズで下山と共に筆を執り、
仮面ライダーOOO仮面ライダー鎧武仮面ライダーゴーストのサブライターとして活躍した毛利亘宏が、映画の執筆に回る下山の留守を預かる形でサポート。
そしてEP35予告にてTVシリーズではおよそ10年ぶりとなる井上敏樹の参戦が発表された。
パイロット監督は前作から引き続き田崎竜太がメガホンを執り、音楽は電王以来となる佐橋俊彦、クリーチャーデザインは出渕裕・篠原保が担当する。
以上のようにいずれも平成ライダーシリーズの重鎮というメンバーで固められている。

恒例のオロナミンCとのコラボCMも引き続き制作され、テレビではEP34から放送。
メインの仮面ライダー変身者が全員登場するのは『ゴースト』以来となる。
台詞にも出てくる「君の明るい未来」というフレーズは、作品内の未来のことを考えると深い意味合いを感じられるかもしれない。
アニバーサリーのオールスターだけあってTVシリーズ以外も幅広く展開した事から売上はなんと302億と初の300億超えを記録し、平成ライダー最終作としては有終の美を飾っている。


【あらすじ】

2000年生まれの常磐ソウゴは、「将来は王様になる」という夢以外はどこにでもいるような普通の高校生。
時計屋を営む大叔父の常磐順一郎と共に、何不自由のない生活を送っていた。

ある日、ソウゴは謎の男から忠告を受け、その通りに謎の赤いロボットに命を狙われる。
絶体絶命の中、もう1体の黒いロボに助けられたソウゴ。
彼の前に現れたロボのパイロット・ツクヨミからとんでもないことを突き付けられてしまう。

彼女は50年後の未来からやって来た未来人で、ソウゴは将来最低最悪の魔王・オーマジオウとなって世界を支配し、人々を苦しめることになると。
謎の赤いロボットの乗り手は同じく未来人の仮面ライダーゲイツこと明光院ゲイツで、ソウゴを殺すことで未来を変えようとしており、
自分はソウゴをジオウに変身させないためにゲイツより早くやって来たのだと語るのだった。

そんな中、歴代の平成仮面ライダーに似た姿を持つ怪人・アナザーライダーが人々を襲っていた。
その陰にはオーマジオウに代わる王を生み出し未来を変えようと企む時間犯罪者・タイムジャッカー達の影が…!


決めた、俺は魔王になる!


ただし、最低最悪の魔王じゃない!


最高・最善の魔王になってみせる!!

\え?/

\は?/

人々を守るため、預言者を名乗る謎の男ウォズの導きにより、ソウゴはジクウドライバーでジオウに変身する!
果たして、タイムジャッカー達から世界を、そして平成ライダー達を守る事が出来るのか?
ソウゴは本来の歴史通りオーマジオウとなってしまうのか、それとも最善最高の魔王になれるか、未来は彼の手に託された…!


【登場人物】

《現代》

常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ
演:奥野壮
この物語の主人公。「将来は王様になる」というちょっとお花畑的な変わった考え以外はどこにでもいるような普通の心優しい高校生。
普段は大叔父と一緒に2人で暮らしている。
どんな困難な事でも『なんかイケる気がする』となんとなく物事をよく考えてしまう超ポジティブな性格で、あまり争いごとを好まない。
ちなみに歴史が得意で、理系全般は壊滅的(byツクヨミ)。
王様になると言いながらも、「王様になるから大学受験はしない」と断言している。王様になるための勉強はするのだろうか…
未来からやって来たツクヨミから自分が将来悪の魔王になってしまう事を知らされてるも、タイムジャッカーやアナザーライダーから人々を守りたいという思いで、
「最低最悪の魔王ではなく、最高最善の魔王になるという決意の元、ジオウに変身する。

常磐順一郎
演:生瀬勝久
ソウゴの大叔父で、時計屋「クジゴジ堂」の店主。
ソウゴの将来への考えについて危機感を抱いているものの、本人はあまり口出しせず彼の行く末を暖かく見守る懐の深い人物。
人生経験が豊富な為か、何気ない一言が事件解決のカギを握ることが多い。多分ヅラではない。
若い頃に夢が叶うチャンスが訪れたものの、リスクが伴い見送ったらしい。


《未来人》

ツクヨミ
演:大幡しえり
今作のヒロイン。元は50年後の世界でオーマジオウと戦うレジスタンスの一員。
芯が強く気丈な性格で、ソウゴがオーマジオウになることを阻止する為にタイムマシンで未来からやって来た。
ソウゴを抹殺するのではなく、魔王の力を手に入れないよう働きかけるが、結局ソウゴはジオウに変身してしまう。
しかし彼女はソウゴの強い正義感と想像を超えた力を認め、以後彼の戦いをサポートするようになる。
心優しい部分があるものの、時々口よりも手が先に出てしまう事がある。

なお仮面ライダーシリーズで「ツクヨミ」は彼女で3人目。
「ヒロイン」「主人公を導く謎の男」「主人公の元親友でライバル」と、どれも重要人物というややこしさ

明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ
演:押田岳
ツクヨミ同様未来世界でオーマジオウと戦うレジスタンスの一人。仮面ライダーゲイツに変身する。
血気盛んな性格で、「オーマジオウを倒すには過去の彼であるソウゴを殺すしかない」と過去へ飛び、ジオウとなったソウゴの抹殺を目論む。
しかし本来は厳しくも優しい兄貴分な物で、ジオウとの共闘とツクヨミの説得を経てソウゴがオーマジオウにならないように監視・特訓することになる。

ウォズ(黒ウォズ)
演:渡邊圭祐
預言者を名乗る謎の男。『逢魔降臨暦』なる本を携えており、ソウゴの前に突然現れては未来を予見するような言葉を呟くと姿を消す。
魔王大好きっ子でネタバレしがち
ソウゴのジオウとしての戦いをサポートするようだが……?
衝撃波やマフラーを自由自在に伸ばす、空中浮遊など様々な特殊能力持ち。
未来ではゲイツやツクヨミと同じくレジスタンスメンバーであったが、現在は何らかの理由でオーマジオウの勢力に属している。また、タイムジャッカーも彼を警戒している節が見られる。
EP17~EP30の間は後述するもう一人のウォズと区別するために、公式サイトで「黒ウォズ」と呼ばれる様になった(作中ではEP18から)。


《もう1つの未来》

白ウォズ
演:渡邊圭祐
EP17で登場した、並行世界の未来から来たウォズ。仮面ライダーウォズに変身する。
ウォズよりもさらに未来的な、さながら映画「マトリックス」を彷彿とさせる装備を持ち、「逢魔降臨暦」にあたる本は電子端末化している。
この「本」に内容を書き込んで近い未来を確定するというチートじみた能力を持つ。
彼のいた時代はゲイツによってジオウが倒された=オーマジオウのいない未来であり、
その時代のゲイツこと「ナイトサバイブ ゲイツリバイブ」を「我が救世主」と呼んでいる。

神蔵蓮太郎/仮面ライダーシノビアナザーシノビ
演:多和田任益
EP17でソウゴの見た初夢の中に現れた2022年の存在。シノビドライバーとメンキョカイデンプレートで仮面ライダーシノビに変身する。
2019年の蓮太郎は正義感はあるものの力が伴わない青年であり、ウールにアナザーシノビウォッチを埋め込まれたことでアナザーライダー化したが、
仮面ライダーウォズに倒され無力化された。

堂安主水/仮面ライダークイズ
演:鈴木勝大
EP19から登場した、2040年の未来から来た仮面ライダー。
戦闘中に○×クイズを出してくる。

真紀那レント/仮面ライダーキカイ
演:入江甚儀
EP23から登場した、2121年の未来の仮面ライダー。
実は機械生命体ヒューマノイズの1人だが、人間と同じ正義の心を宿しており、滅亡寸前の2121年の人類を守る為に戦う。


タイムジャッカー

時間改変を目論む集団。
過去に行き、『魔王』の候補とされるその時代の人間にアナザーウォッチを渡し契約してアナザーライダーを生み出している。僕と契約して仮面ライダーになってよ!
共通して時間停止能力を持つ。ポゥゥゥズ…

ウール
演:板垣李光人
青い服を着たタイムジャッカーの一人。
かなりのイタズラ好きで、タイムジャッカー本来の目的とは別に騒動を起こすことを楽しんでいる愉快犯的な性格の持ち主。

オーラ
演:紺野彩夏
白い服を着たタイムジャッカーの一人。
ウールとは違い確実に目的をこなすクールビューティーな性格。
オーマジオウの事を「ジジイ」と呼んでいる。

スウォルツ
演:兼崎健太郎
紫の服を着たタイムジャッカーの主格らしき男性。
全ての人間を見下しており、ウールやオーラすらその例外ではない。
2人とは違い無理矢理契約を交わしてアナザーライダーを生み出す冷徹かつ非情な性格の持ち主。
タイムジャッカーであるウールやオーラですら行動を制限される程の強力な時間停止能力を持っている。
一連の事態の裏に絡んでおり、何らかの独自の目的のために動いているようだが……。

《その他》

●謎の男
ソウゴが幼少期に見ていた夢の中に現れた、全身黒づくめの謎の人物。帽子を被っているが、その素顔は靄がかかったように判別できない。
ソウゴに「世界を救う王」になるように助言したようだが、その正体は……。

加古川飛流/アナザージオウ
演:佐久間悠
スウォルツによって、「すべてのアナザーライダーを統べし裏の王」=アナザージオウの変身者として選ばれた青年。
ソウゴに何らかの怨みを抱いているが……。


《『仮面ライダーディケイド』より》

下記のゲスト陣とは異なり、実質準レギュラーとして出演。

門矢士仮面ライダーディケイド
演:井上正大
課金してアップデートされた「ネオディケイドライバー」を引っ提げてやって来た、通りすがりの仮面ライダーで世界の破壊者。
当初はゴースト編にてタイムジャッカー側についたウォズが呼び寄せた切り札として登場。
その後はソウゴの前に立ちふさがる第三勢力的立場で動くなど、ジオウ世界を破壊すべきか否かを判断すべく活動する。
今回のディケイドは平成2期へのカメンライドが可能になっている
ネオディケイドライバーではない通常のディケイドは、『平成ジェネレーションズFOREVER』で声がオリジナルキャストで出演。

海東大樹/仮面ライダーディエンド
演:戸谷公人
剣編から登場。お宝と士を求めて異世界を渡り歩く「通りすがりの仮面ライダーを追いかける者」。
ディケイド同様ディエンドライバーがネオディエンドライバーへとアップデートされ、平成2期のサブライダーも召喚可能となっている。

以下、登場は『ディケイド館のデス・ゲーム』

小野寺ユウスケ仮面ライダークウガ
演:村井良大
かつて士と共に異世界を渡り歩いた、とあるパラレルワールド出身の仮面ライダークウガ。
謎の男が開催するデスゲームに参加者として巻き込まれた最中に久々に士と再会したが実は…?

鳴滝
演:奥田達士
士を世界の破壊者として敵視しながら異世界を渡り歩く正体不明の男。
オーマジオウの部下として奇抜な格好で正体を隠してデスゲームを繰り返し開催していたが、精神的な疲労を重ねた末に士に助けを求める。


《レジェンドライダー&ゲスト》

『ディケイド』組は上記参照。























【登場ライダー】

今作のライダーはジクウドライバーに時計型アイテム・ライドウォッチをセットすることで変身する。

  • 仮面ライダージオウ
ソウゴが変身する仮面ライダー。メインカラーはマゼンタとメタリックシルバーと黒。
モチーフはメタルバンド製アナログ式腕時計。英語表記は「ZI-O」*5。文字表記はカタカナとなっている。
後の時代では「全ライダーの力を持つ魔王」と呼ばれる存在で、剣と銃に変形する「ジカンギレード」を武器に戦う。
「ジオウ=時王」とは時の王を意味する単語であり、「王子(オウジ)」のアナグラムも含まれている。


  • 仮面ライダーゲイツ
ゲイツが変身する仮面ライダー。メインカラーは赤と黒と黄色。
モチーフはラバーバンド製デジタル式腕時計。英語表記は「GEIZ」。文字表記はひらがなとなっている。
元は未来のレジスタンスのライダーで、オーマジオウの誕生を阻止するべく2018年に赴く。
英語で門を意味し王を門と呼ぶこともある(天皇=御門(ミカド))、「ゲート(gate)」が由来となっている。
決してパソコン関係の億万長者やどっかのMS自分のモミアゲに執着する狂人とは関係はない。


白ウォズ(後に黒ウォズ)が変身する仮面ライダー。メインカラーはライムグリーンとシルバーと黒。
ビヨンドライバーとミライドウォッチを用いて、「アーマータイム」に相当する「フューチャーリング」を行う。
「ジカンデスピア」という槍型の武器を用いる。


  • 仮面ライダーシノビ
蓮太郎が変身する、忍者をモチーフにした仮面ライダー。
シノビドライバーで変身し、様々な忍術を使いこなして敵と戦う。
本作オリジナルのライダーだが、『ジオウ』の設定の関係上、背景としては2022年放送の『仮面ライダーシノビ』の主人公にあたる。


  • 仮面ライダークイズ
主水が変身する仮面ライダー。
クイズドライバーで変身し、戦闘時に○×クイズを出題する。
本作オリジナルのライダーだが、『ジオウ』の設定の関係上、背景としては2040年放送の『仮面ライダークイズ』の主人公にあたる。


  • 仮面ライダーキカイ
レントが変身する仮面ライダー。
キカイドライバーで変身し、主に氷系の技を用いて戦う。
本作オリジナルのライダーだが、『ジオウ』の設定の関係上、背景としては2121年放送の『仮面ライダーキカイ』の主人公にあたる。


正規変身者不明の仮面ライダー。
ギンガドライバーで変身すると考えられ、特殊なエネルギーなどを用いて戦う。
彼(?)からミライドウォッチが生成されている以上、分類としては上記3人と同様に未来の仮面ライダーなのだろうが、何年に誕生したのかは全くの不明。その都合上、番組の主人公であるかも分からない*6
全宇宙の支配を目的としているようだが、スウォルツ曰く「純粋な力の実体化」であり、本物のギンガであるかどうかすら不明。


  • 仮面ライダーツクヨミ
補完計画の一発ネタで終わるかと思ってたら番組最終盤でツクヨミが変身する仮面ライダー。メインカラーは白と金。
そして平成最後の女性ライダーでもある。
『ライダー』の文字のインジケーションアイは三日月を模している。
ルミナスフラクターと呼ばれる光刃と時間停止能力を用いて戦う。


CV:小山力也

「逢魔時王」とも。2068年の未来世界で人々を苦しめている悪の仮面ライダーとされる存在。モチーフは懐中時計。
金色の装飾を身に纏っており、時間停止能力や、全てを消滅させる衝撃波、そして全ての平成ライダーの力を操る。
霞のジョー武神鎧武パラドックスロイミュードと仮面ライダーシリーズに携わってきた小山氏だが、
本作においてもドライバー音声、オーマジオウ、OPナレーションと多岐にわたって活躍している。

【用語】


  • ジクウドライバー
CV:小山力也、大西洋平

本作の変身ベルト。従来通り普段はバックルの状態で携帯し、腹部に当てることでベルトが出現し装着される。
スロットが左右に存在しており右側の「D`9スロット」に変身用のライドウォッチ(ジオウ、ゲイツなど)をセットして、
ドライバー上部の入力承認キー「ライドオンリューザー」を押し込んでライドウォッチを承認させた後、
メインユニットの「ジクウサーキュラー」を回転させることで「ライダータイム!」の音声が流れ、
理論具現化装置「ジクウマトリクス」によって実体化されたライドウォッチのデータを装着して変身が完了する。

さらに左側にある「D`3スロット」にレジェンドライダーのデータが内蔵された「ライダーアーマー」用のライドウォッチをセットして、
ライドオンリューザーを押してからジクウサーキュラーを回転させることで「アーマータイム!」の音声と共にライダーアーマーを纏う。

ライドウォッチのライドオンスターターを押し、
ライドオンリューザーを押してからジクウサーキュラーを回転させることで「フィニッシュタイム!」の音声と共に必殺技を発動する。

ベルト中央のディスプレイ「ザイトウインドー」にはセットしたライドウォッチの起点座標(例:ジオウ→2018、ゴースト→2015)の他、
モードチェンジ毎に状態が文字にして表示される。

玩具版では本編未登場のウォッチに対してもきっちり起点座標とライダーの名前が用意されているが、補完計画のネタであるツクヨミの表示も存在(起点座標は2068)。
また、昭和ライダーについてもちゃんと名前と起点座標が用意されている。


  • ライドウォッチ
仮面ライダーの能力を秘めたウォッチデバイス。詳しくはこちらを参照。


  • ライドストライカー
全長:2.181m
乾燥重量:114.2kg
馬力:152.3ps(112.0kw)
最高時速:298km/h

バイクライドウォッチが変形したジオウやゲイツが搭乗するバイク。
起動スイッチ「アクティブプッシュ」を押すことでバイク状態に変形・大型化し、降車すると自動的にバイクライドウォッチに戻る。
内蔵されたフリーエネルギー発電装置「アトモスジェネレーター」で取り込んだ酸素と水素を化学反応させることで電気を生み出し、超低公害で走行できる。
ベースはホンダ・CRF250ラリー。


全高:7.28m
体重:52.0t
最高速度:722.3km/h(ビークルモード時)
※時間移動中の速度は計測不能。

タイムマシンの機能を持った高性能マシン。ビークルモードと人型ロボットに変形する。

タイムジャッカー達が契約を交わした人間に平成ライダーから奪った仮面ライダーの力を込めたライドウォッチを差すことで生まれる怪人。
各ライダーを歪ませたような姿を持つ。これは変身者が本来仮面ライダーとはならない影響もあるとの事。

また、怪人とはいえ、その概念はそれぞれの時代・歴史における本物の仮面ライダーとなるため、
アナザーライダーが誕生すると本来の変身者であるレジェンドライダーたちから徐々に力が失われていき、最後には仮面ライダーにならなかった人生を歩むこととなる。
この改変は奪われたライダーだけでなく「仮面ライダー○○」という番組自体の消滅であり、サブライダーや怪人も巻き添えで消滅する。
詳細は該当項目を参照。

【時代設定】

先述の通り、本作では歴代の平成仮面ライダーが活躍した時代は過去の原典作品と同一のものとして扱われている。
そしてタイムジャッカーの介入による歴史改変はそれぞれの時代に様々な影響を及ぼしている。



【放映済みエピソード】




【主題歌】

●Shuta Sueyoshi feat. ISSA 「Over “Quartzer”」

Shuta Sueyoshiは「AAA DEN-O Form」名義で電王の主題歌を、ISSAは555を始めとするライダー作品の主題歌をそれぞれ過去に担当している。
まさに平成の集大成と言える面子である。
ちなみにフルバージョンの発売は音楽配信が先行しており、CD版発売は2019年1月。
フルバージョンはラスト3行でウォズによる魔王賛歌化すると言われたり。


【劇場版】

劇場版 仮面ライダービルド Be The One
エンドロール後にジオウが先行登場。詳細は項目最下部を参照。

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER
仮面ライダービルド』とのクロスオーバー作品。
他にも平成ジェネレーションズシリーズの最終作ということもあり、歴代の主役ライダーとも共演する。
ジオウの一部フォームが先行登場。

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer
ジオウの夏の劇場版で、サブタイトルに本作の主題歌の名前が冠されている。
『仮面ライダードライブ』のレジェンドキャストとのドライブ編が展開される他、TV本編とは異なる仮面ライダージオウの「真の最終回」が描かれる。
ゲストライダーとして仮面ライダーバールクス、仮面ライダーザモナス、仮面ライダーゾンジスが登場。
劇場版限定フォームとして、仮面ライダージオウ オーマフォームが登場。
次回作『仮面ライダーゼロワン』の主人公、仮面ライダーゼロワンが先行出演。



【他映像媒体】

●仮面ライダージオウ 補完計画

2018年9月から12月の間、放送終了後に東映特撮ファンクラブ(TTFC)の 有料会員限定 で配信されたネットムービー。全16回。
登場人物が台本を持ち朗読形式で本編の裏設定や撮影の裏事情などを解説していく。キャラが崩壊しているのは気にするな!

●仮面ライダージオウ変身講座

YouTubeのバンダイ公式チャンネルで配信されたネットムービー。
前作の『ビルド』と同様に映像が本編と同じ品質になっており、変身・必殺技のシーンは一部流用もあるがCGエフェクトが使用されている。
「ジオウ編」は通常形態とビルドアーマーに変身。
「ゲイツ編」は通常形態とゴーストアーマーに変身。

●仮面ライダージオウ スピンオフ『RIDER TIME』

2019年3月から東映特撮ファンクラブやauビデオパスで配信されているネットムービー。
それぞれ『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』が配信され、後者は『ジオウ』本編とも話がリンクしている部分がある。
2021年2月には『RIDER TIME 仮面ライダーディケイド VS ジオウ ディケイド館のデス・ゲーム』『RIDER TIME 仮面ライダージオウ VS ディケイド 7人のジオウ!』が配信された。


超バトルDVDシリーズの一作。
実はお化け等心霊現象の類いが大の苦手というゲイツの意外な弱点を知ったソウゴがツクヨミとウォズを巻き込み、その克服の為に肝試しを仕掛けるがそこにアナザー鎧武、アナザーゴースト、アナザー響鬼とそれぞれ落ち武者、幽霊、鬼という肝試しのテーマにぴったりなアナザーライダー達を引き連れたウールとオーラが現れ予想外の展開に…?

●仮面ライダージオウ ファイナルステージ

2019年10月13日に開催された『ファイナルステージ&番組キャストトークショー スペシャルバージョン』におけるヒーローショー。
イベントの第1部として脚本の毛利氏によるオリジナルストーリーが展開され、劇場版『Over Quartzer』の後日談が描かれる。

●ジオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ
ゲイツが主役を務めるスピンオフのVシネクスト。2020年2月に先行上映。『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の後日談が描かれる。

ギーツエクストラ 仮面ライダータイクーンmeets仮面ライダーシノビ
2023年6月18日に東映特撮ファンクラブにて配信されたネットムービー。
仮面ライダーシノビと『仮面ライダーギーツ』に登場する仮面ライダータイクーンを初めとした忍者モチーフのライダーとのクロスオーバー作品。
時系列的には『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』の実質的な続編であり、TV作品という設定のシノビ的には46話の時期とされている。


【余談】

本作の放送が始まったのは2018年だが、原作者最後の仮面ライダー萬画『仮面ライダーBlack』における「2018年」は秋月信彦南光太郎の未来である魔王に支配された地獄だった
ひょっとしたらジオウが「オーマジオウ」となったのも、(霞のジョーが魔王役な点も込みで)萬画からのオマージュなのかもしれない。



俺は、追記・修正を極めしアニヲタとなる!!!

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最終更新:2023年09月11日 17:43
添付ファイル

*1 第1~16話のナレーション。第17~29話は「オーマの日!仮面ライダーの時代を画する審判の日!それは歴史の終わりか!それとも始まりか!選べ!我々自身の未来を!」、第30~39話は「時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達!全ての力を受け継ぎ、新たなレジェンドが始まる!祝え!真の王者の誕生を!」第40話以降は「時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達!彼らの力を集め、最後の戦いが幕を開ける!切り開け!真の王となる未来を!」。

*2 ただし、『東映ヒーローMAX Vol.58』における仮面ライダービルドを担当した大森敬仁プロデューサーのインタビューでは、ジオウでのビルドは本編とはパラレル設定であるという趣旨の発言があるなど、オリジナルキャストながら設定上はパラレルと言う状況もある模様。

*3 犬飼貴丈氏は『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』においても、葛城巧という設定で声のみ出演している他、原典の37~39話でも桐生戦兎の顔をした葛城巧を演じているため、本作が初の犬飼貴丈版葛城巧ではない

*4 厳密には登場人物である久永アタルが『ビルド』の一海に対して「『ビルド』の一海だよね?いや、『キバ』の音也だったら、レアかなって……」というセリフを言っただけで本人は一応未登場である。これは一海と音也の演者が武田航平氏であることに由来する。当の一海は「誰だそれ?」みたいな感じで困惑していたが。

*5 この表記の為、仮面ライダー20周年記念作品である『仮面ライダーZO』を意識しているのではと考察されてもいる。

*6 一応、公式Twitterにおける紹介を見るには未来で放送される『仮面ライダーギンガ』の主人公であるらしい。