五感喪失/感覚喪失

登録日:2019/03/31 sun 12:14:56
更新日:2023/08/31 Thu 00:06:22
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特に味覚がね、駄目なんだよ

鋼の……この暗闇の中で、よく私の姿が分かるな……。真っ暗で……何も見えん……明かりは……明かりは何処だ……

樹ちゃん、声が出ないみたいです。勇者システムの長時間使用による疲労が原因で、すぐに治るだろうとのことですが…

え? 何だって?


……最後のはちょっと違うか


五感(感覚)喪失とは、 味覚 触覚 嗅覚 視覚 聴覚 の五感の何れか、或いは全てを失ってしまう事である。



◆概要

五感の内一つ以上を失う事は、現実にもままある事である。
目を負傷する、耳を負傷する、もしくは先天的な疾患でそれらを持たずに生まれる等々、
かの有名なヘレン・ケラーを始めとしてそういった人間は少なからず存在する。
また「足が痺れた」とか「刺激の強い食べ物を口に入れて舌が麻痺した」なんかは日常でも起こりうる軽度・かつ一時的な五感喪失と言えるかもしれない。

しかし創作物の中では、時折感覚が「消滅する」という事態が発生する。
怪我や病気ではなく、 何等かの魔術的、或いは超科学的な作用によって、五感の何れか或いは全てが、元から無くなってしまうのである。
大別して2つ、『突然、完全無くなってしまう/無くなっていた』ものと『徐々に失われて行く』ものの2パターンがある。
当然といえば当然だが、「日常もの」でこの様な事態が発生するのは皆無であり、そのほとんどは何らかのバトル要素を持つ作品に限られる。

そして大抵の場合は、感覚の喪失はそのキャラの今後に関わる大事件として扱われる。
大抵は強者な感のある盲目キャラは大概は盲目になってから長い時間が経ち、盲目でも戦える用に修行を積む事でハンデを補うが、
これらはある日突然、もしくは徐々に感覚が無くなる・無くなって行くという性質上、修業を積む時間が無い事が多く、
大抵の場合戦線離脱や何らかの補助を受けることを余儀無くされる。

これらは性質上、大抵は後天的なものであるが、その原因は以下の3つに大別される。

1.なんらかの代償

力を得る、強大な威力の技を行使するなどの反動・リスク・コストとして感覚の消失を招くというもの。
五感を犠牲にするというだけあって、常人はもちろん作中上位キャラすら手も足も出なくなる程の威力を発揮するものがほとんどとなる。

2.非人道的実験の結果

上と似るが、こちらはファンタジーよりもSF色が強い。
何かしらの能力開発実験の結果、本来の五感を失ってしまうというもの。

3.人外化

人ではない別の生物に変質してしまう事で、「人」の持つ感覚がなくなってしまうというもの。
感覚のみならず、人ですらなくなってしまうという点から悲劇性はより強くなる傾向がある。
中には、五感を失うことは序の口で、やがて人外としても生きることすら困難になる例も。



なお、ここまで「五感」という語を用いて来たが、「感覚の喪失」が発生する場合 そのほとんどは視覚か味覚のどちらか である。たまにあと聴覚。
視覚・聴覚であれば「重大な事態が発生した」というインパクトを演出しやすく、
味覚の場合は「戦闘能力に大きな影響が出ない」という点から扱い易いと考えられる。
逆に嗅覚は戦闘時などに於いてもあまり影響が無い事と現実でも鼻風邪などで感覚の一時的喪失が生じるが日常生活でも影響が無い為か
永続的に失っても重大事態にならないと解釈されあまり採用されない。

◆代表的な例

ここでは、先天的な疾患や実在する病気、「目や視神経が傷付き失明した」といった単純な負傷によるものは含まないものとする。
一方で、感覚が完全に消滅し切っていない、「喪失しつつある」例は含めるものとする。

◆感覚を喪失した例

◆アニメ

新婚旅行中に敵組織に拉致され、非道な人体実験の上に五感のほとんどを失ってしまう。
戦争終結後に結婚して幸せの絶頂からの急落、味覚を失った事でだったコックの道も完全に閉ざされる、
そしてこれが原因で彼自身は苛烈な復讐鬼と化す……と、これでもかという程の酷い仕打ちに多くの視聴者は唖然としたという。

主人公にしてファフナー・マークエルフのパイロット。
一時期竜宮島を出奔し、その後新たなファフナーマークザインに乗り換え帰還する。
その後はその圧倒的パワーによって大活躍する一方で、マークザイン搭乗の反動から同化現象の進行が早まり右半身に麻痺症状が表れ、
一時は薬で症状を抑えていたが最終盤では敵の本拠地に囚われた無二の親友の救出時に再発。視力が急激に落ちて行く。
TV第一期の最終決戦では遂に両目を失明してしまうが、同化現象の治療法が発見されたため、その後の劇場版では色盲まで持ち直した。

人工的に強大な戦闘能力を持つ兵士を生み出す実験を行っていた組織「超人機関」で作られた超兵。
元々デザインベビーな上に、グリア細胞の強化などの強化改造を繰り返した結果、
正に超人的な身体能力や反射速度、そして脳量子波を扱う能力を得たが、その代償として五感を喪失、脳量子波でしか意思疎通ができない状況に陥った。
後に制御用の人格として「ソーマ・ピーリス」が植え付けられた事で五感は修復された。

勇者の切り札、満開を使うと強大な戦闘力を得られるが、代償として体のどこかの機能を失ってしまう。
劇中では全員が最低でも一度は満開を行使しており、故に何かしらの機能障害を後天的に患うことになる。
なお、どれだけの機能障害を負っても死ぬことだけはない
ちなみに五感喪失以外にも心臓などの内臓機能、記憶、四肢や声帯まで失う。行くところまで行くと植物人間(全身の身体機能を消失しているが死ねない)にまでなる。この項目の中で一番エグい(ちなみに一期内では主要人物半分ほどが人生詰んだレベルの障害を負うことになる)。

ガンダム・バルバトス」のパイロット。「阿頼耶識システム」という神経接続システムで乗機と身体を有線で神経接続し、無類の強さを発揮するが、接続の度合いを強めれば強めるほどに体への負荷がかかり、最悪の場合は命を落とすおそれもある。そのため、通常時はリミッターがかかっており、パイロットに過度の負荷がかからないようになっている。
三日月は作中でリミッターを2度にわたり強引に解除した結果、1度目は右目失明および右腕の麻痺という後遺症が残った。2度目はさらに両足の間隔喪失が加わり、他人の介助が欠かせない体になってしまった。ただし、バルバトスと有線接続している最中だけは健常者に戻ることが出来るため、コクピットから延長した接続用ケーブルが届く範囲で生活する描写もあった。


漫画

ご存知「雨の日は無能」な大佐。
ストーリー終盤、「人柱」の数を揃える為に強制的に真理の扉を空けさせられ、その代償として視力を持って行かれる。
「真理は思い上がった人間に正しい絶望を与える」というお父様曰く、彼が視力を失ったのは「未来を見据えようとした」からとの事。
当初は突然全盲になった事で戦闘不能に陥り、ラースも「最も厄介な人柱を戦闘不能にできた」とほくそ笑んでいたが、
リザの支援を受けて戦線に復帰し、手合わせ錬成によって錬成陣を必要とせずに錬金術が可能になったため、
得意とする焔の錬金術による爆発的な火力と、真理を見たことで可能となったオールマイティな錬金術を以てお父様への集中攻撃に加勢した。

写輪眼の進化形態。
あらゆる面で写輪眼を上回る能力を持ち、また固有の強力な術が使用可能になるが、使用するごとに視力が低下していくリスクも存在し、
実際劇中では、マダラサスケなど実際に失明した・失明しかかった術者もいる。
また、『使用後に確実に失明する』というリスクがある代わりに、とある条件を満たすまで相手を無限ループに陥らせる「イザナミ」、
都合の悪い現実を無かったことにする「イザナギ」という禁術も存在する。

主人公にしてこの世界では珍しい一般人……だった人。
球磨川禊との対決中、彼に視力を「無かったこと」にされて失明するが、謎の空間で安心院さんにスキル『欲視力(パラサイトシーイング)』を貸し与えられ、なんとか視力を取り戻す。
最終話で全ての登場人物達は二十歳頃からスキルの類が使用不能になったとされるが、彼は視力を失ってはいない様である。

第5部『黄金の風』におけるもう一人の主人公
物語中盤、ボスとの戦闘で腹を貫かれた上、心臓を引き裂く手刀を受けて致命傷を負わされ、
なんとか戦線を離脱してジョルノと合流し、彼のスタンドによる治療を受けて復活したかに見えたが、実際にはその直前で絶命しており、
治療しようとジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」が注ぎ込んだ生命エネルギーが「生命のガソリン」として作用し、生命エネルギーだけで動く綺麗なゾンビと化していた。
ジョルノが終盤に気付くまで仲間たちは彼の異変に気付いていなかったが、小さな釘とはいえ手を貫通するような怪我をしても出血がない、
昼食を摂る場面で自分に出された料理に手を付けようとしないなど、読者視点では「ブチャラティはゾンビになったのではないか」と思わせる場面が見られ、
生命エネルギーの残量が少なくなっていたセッコとの戦いが終わった時点では五感は完全に失っており、魂のエネルギーを感じ取ることでそれを補っていた。
しかしこの状況をボスに逆手に取られて彼をその娘のトリッシュと誤認させられ、自ら協力者のところに敵であるボスを案内してしまう結果となった。

主人公のライバルの殺し屋。
恩師の娘を庇って頭部に銃弾を受けた影響で、痛覚、温度覚、味覚を失う。
死に場所を求めているフシがあり、殺人の罰として「いつか今までのすべての痛みを受けて死ぬ」と発言している。
モデルはどうみてもジャン・レノ。

  • 岩崎民次(将太の寿司)
全日本寿司協会の会長で、全国大会の審査委員長。
15歳で寿司職人の道に入ったが、若い頃の激務と、感覚を極限まで研ぎ澄ませる修行で盲目になってしまった。
そのぶん他の感覚は非常に鋭くなっており、特に味覚に関しては「絶対味覚」と称され、ほんのわずかな味の違いも敏感に感じるほどに鋭い。

◆小説

「痛覚を持たない」症状の持ち主だが、実際には幼少期にその能力を封じるために人為的に痛覚を封じられていた。
が、その痛覚が甦った事により、無理矢理封じられていた能力もまたより強大なものとして甦ることになった。
なお、彼女は無痛症の弊害も描かれており、無痛症であるために自身の体調の悪化(盲腸)に気付くことができず、死にかけた。
「神龍の試練」により五感を喪失。恐慌状態に陥り精神的に死にかけるが、かつてのリハビリ生活を思い出し見事試練を突破。『黄龍変身』は『黄龍変身・覚醒』へと成長を果たし、新たに『閃斬津波』を覚える。また、持続時間が三倍程に伸びてクールタイムが半分になった。

  • 日暮旅人(探偵・日暮旅人)
幼少期に服用させられた麻薬「ロスト」の作用により視覚以外の感覚を喪失。ただし匂いや音、他人の感情といったものを「視る」ことが出来るようになった。


ゲーム

「悲しみの乙女」のスフィアが覚醒した影響で味覚障害を発症してしまう。
幸い、続編以降はスフィアリアクターとしてサードステージに突入したため、味覚は回復している。

影を操る暗殺者にして、アサシン組織の頭目。
かつては取り立てて特徴のない暗殺者だったとされるが、影を操る能力を得た代償に視力を失った。

劇中で天使化が進行するとともに、コーヒーが熱いのか冷たいのかわからないほどに味覚や触覚など、さらには声や感情をも喪失していった。
ロイド達の尽力により、失った全てを取り戻せたが、それでも尚問題が付きまとい……。

ドラゴンと契約を交わし強大な力を得る事の代償として、身体の一部の機能が失われている。
このため主人公カイムは声、その仲間レオナールは視力を失っている。

劇中に登場する音楽ユニット「25時、ナイトコードで。」のメンバー。
元々は普通の優等生だったのだが、「自分の価値観をナチュラルに押し付ける両親」の影響を受け、
「優しくてどんな他人の意見をも受け入れるまふゆ」はそれに従って「優等生」としてのイメージを崩さないように感情を押し殺すようになり、
最終的に自分自身を失ってしまった。
劇中で見られる優等生としての彼女は、あくまで「表の人格」である。
その弊害として、作中では何を食べてもよく分からない状態、つまり味覚の喪失も起きている描写が見られる。
ユニットのメインストーリー終了後は、少しずつ感情を取り戻している様子が見られるが...?


◆特撮

仮面ライダーオーズに変身する青年。
中盤で「紫のコアメダル」を体内に宿した事でグリードと化してしまい、
グリード化の進行に伴い「味覚が薄れる」「音が濁って聞こえる」「視界にノイズが混ざり、くすんで見える」といった症状が出始める。

こちらは仮面ライダー鎧武に変身する。
終盤、極ロックシードを多用した事で身体のオーバーロード化が発生、
次第に味覚が薄れ、遂には完全に喪失。
その一方でヘルヘイムの森の果実が美味しく感じると言ったように体機能が変容していった。

主人公が人外化するのは上記映司に続いて4年振りである。
4年というスパンの短さに加え、彼も映司と同様に「料理の味が薄く感じる事から人外化が始まる」といった共通点から、デジャヴを感じる視聴者が続出した。
一応断っておくと、「仮面ライダーの主人公が人外になる」のは初代から受け継がれた仮面ライダーの伝統(そうでなくても「最初から人外」「人外の相棒から力を借りる」など、「完全に普通の人間」である方が珍しい)。
そもそも初代が「人外になった上組織も裏切り、世界のすべてから一人切り離されてしまった男の戦い」というテーマの上で成り立つ作品であり、映司もまた初代のオマージュと言える。


◆喪失はしていないが、正常な感覚ではなくなってしまった例

事故の後遺症とその後受けた手術で脳の一部を人造物に置換されたことにより、生物が石の塊や枯木の様な無機物に見える様になってしまった青年。
その異常から再手術を受けるも人間の捉え方が悪化するだけだったが、写真であれば通常通りに見える事に気付き、その中で美しい女性と出会う。
他にも工場が美しい森、溶鉱炉や溶けた鉄が静かな川に見える様になるなどかなり認識が変化している。但し人間の見え方に関しては時間経過により徐々に回復し、最終的にはモノクロくらいの解像度で原型視認可能レベルになった。
下記郁紀共々、「あらゆるものが異常に見える者にとっての人間の美少女」とはどういう事か、勘の良い人なら気付くだろう。例えばレオナ視点でうさ耳頭巾に見えたものの正体は…。
また作中のあるシーンでは、彼女の見え方の他に「振舞い方」に関しても補正が入っている(レオナと職場の人間とで対応時の口調が異なる)事が判明している。

↑のパロディ。
こちらはあらゆるものがグロテスクな肉塊に見えるようになってしまう。
また彼の場合は視覚のみならず味覚や触覚もグロテスクになってしまっているようである。
彼もまた唯一まともな人間に見える沙耶と出会うが……。

滅竜魔法の副作用により、ドラゴンとなってしまった滅竜魔導士。
黒魔導士ゼレフにより姿だけは人間に戻るも、味を感じなくなったり、異常な寒さやかゆみを感じるようになってしまった。

自身の「被虐霊媒体質」という異能によって、味覚が激辛・激甘など極端なものでなければ、知覚できないようになってしまった。
また、その他にも右目がほぼ見えなかったり、走ることができないようになっている。

◆感覚を奪う能力・技の例

一部作品では相手から感覚を奪う能力や技を使うキャラクターも存在する。
尚、「視覚を奪う(物理)」技は目潰しへ。

◆漫画

相手の五感を奪う能力を持つテニスプレイヤー
あらゆる打球を確実に返し続けることで対戦相手に「どうやっても返球される」というイメージを刷り込んで強制的にイップス状態に陥らせ、最終的には試合中に限定して五感を喪失させることができる。
登場当初は完璧なプレイスタイルに付随するオマケ・ダメ押しのような描写であった。
しかし新テニ以降は全体的な超インフレにより幸村と互角以上に戦える相手が増えたことで、五感喪失を幸村に返す、又は互いに押し付け合うというワケの分からない展開になることがしばしばある。テニヌだから仕方ない

東仙の斬魄刀「清虫」の卍解「清虫終式・閻魔蟋蟀」は巨大な黒い結界を展開し、結界内の動物の視覚・嗅覚・聴覚・霊圧感知能力を全て封じることができる。
対象外となるのは清虫の本体を持つ者のみ。
ただし触覚はそのままなので、更木剣八にはこの点を突かれて敗北した。

主に自身の強大な小宇宙を使用して五感や精神を破壊する独特な技を使う黄金聖闘士
最大の奥義である天舞宝輪(てんぶほうりん)は相手の逃げ道を封じ六感*1までを破壊するとされる必殺奥義であり、一度展開されるとたとえこちら側が数人がかりでも圧倒される。
「よくわからんが凄い目に遭わされる」と思った方、多分あってる。

ただし鳳凰星座の一輝はシャカと交戦して六感全てを奪われたものの、これは敢えて六感を奪われる事でセブンセンシズに目覚める事が目的であり、その為に自らの意志で天舞宝輪をわざと食らったのだった。
結果的に一輝はセブンセンシズに目覚める事に成功し、シャカと相打ちに持ち込む事に成功している。

なお、この戦いがあった聖域十二宮編のラスボスはさも小技のように五感を奪う技を繰り出しており、その実力の高さを見せつけている。

他者の記憶を本として読める上、本とした者にスタンドで文章を書き込むことで「今起きたことを忘れる」などの命令を可能とする『ヘブンズ・ドアー』を応用すれば一時的に感覚を失わせることもでき、
劇中では「振り向いてはいけない小道」で振り向いてしまった広瀬康一に「何も見えなくなって後ろに吹っ飛ぶ」と書き込み、「振り向いたが何も見なかった」ことにして彼を生還させた。

他者の記憶とスタンドを奪えるホワイトスネイクを応用すれば視覚など一部の感覚のみを取り除くこともでき、ヘビー・ウェザーに対処した。

1つの鉄球に「衛星」と呼ばれる14個の小さな鉄球が埋め込まれた「壊れゆく鉄球(レッキング・ボール)」を使う。
まともに喰らえばほぼ即死だが、躱したとしても鉄球や衛星から放たれた衝撃波によって十数秒間「左半身失調」となり、
自身の左半身が認識できなくなる(右手で触っても感じなくなる)他、あらゆる物の「左側から半分」が見えなくなる。
一つの感覚を全て喪失させるわけではないものの、複数の感覚を喪失させる上、そもそも即死級の攻撃を放ってくるため非常に危険な能力で、
作中では左側から協力者を左側から回り込ませることにより、ジャイロジョニィチームを苦しめた。

シャボン玉に何かしら閉じ込めて奪うソフト・アンド・ウェットを応用すれば(ry
便利すぎてほぼそういう使い方をしなくなってるのは内緒だ。

対戦相手の声を発すること(味覚)、物をみること(視覚)、音をきくこと(聴覚)の3つを不可能にする“地獄の三重刑”を喧嘩男時代に編み出した。3つ感覚を奪われた相手はその恐怖に耐えられなくなって喧嘩男に許しを請うようになるという。キン肉マンも試合中にくらいタッグパートナーのテリーマンが(一時的にだが)死んでいたこともあり窮地に陥った。
しかし感覚の奪い方がプロレス技で痛めつけただけということもあってか(視覚に至っては覆面を逆さまにしただけ)その後短時間で回復している。


自然文明の実力者で、切り札《Q.(キュー)Q.(キュラー)QX.(キュラックス)/終葬 5.(ファイブ)S.(センス)D.(ダウン)》の能力と共に発動される。
カードの効果まで説明すると冗長になるため割愛するが、要約すると「能力発動時に嗅覚・視覚・聴覚・声のいずれかを奪い、以降は相手がカードを1枚ドローする毎に1つ奪う。最後の1枚をドローした瞬間相手は全ての感覚を喪失する」というもの。
嗅覚と味覚はともかく、他の感覚、特に視覚は奪われた時点でカードゲームが成立しなくなると思われるが、カードゲームアニメではよくある事なので全然大丈夫。

人斬り抜刀斎を仕留めるべく、仲間を犠牲にしながら爆薬により聴覚・視覚(怪我ではなく閃光による)を、磁場のきつい森を使うことで直観を、野外戦闘で寒さにより触覚を奪っていった。
追い詰められ一瞬の迎撃にすべてを賭けた剣心が斬撃とともに感じたのは残った嗅覚からの白梅香であった。

  • ツララ(仮面のメイドガイ)
爆薬で聴覚・視覚、痺れ粉で触覚を…と少しずつ相手を感覚のない無間地獄に落とし込むメイド忍法無間地獄を用いるが、かました相手は37ものメイドガイセンシズを持つコガラシだったので効果はなかった。

その遠隔操作式小型魔導砲型(よーするにビット)の戦略破壊魔術兵器(マホウ)七つの大罪(グリモワール)の能力・七人の断罪者(アルカンシエル)から放たれる七色の光は、それぞれ対応する大罪を持ち、命中すれば相手の対応する感覚を奪う。
五感以外は痛覚と固有感覚(無意識に体を適切に動かすための感覚)である。

魔神王の精鋭部隊、十戒の一員。多彩な魔力を有するが、その技のなかの一つ「五識是空(ファイブロスト)」は相手の五感を一瞬で遮断する技。
これを受けると全ての感覚がなくなり、完全に行動不能と化す。反則級の魔力を持つ者が解呪でもしてくれない限りはこの状態は解除できないと思われる。
グレイロードの持つ十戒の呪詛「不殺」により、グレイロード自身は相手を直接殺害することが出来ない*2ため、上記のような殺傷を伴わない陰湿でおぞましい技を操るのだと思われる。

主人公達が潜っていく未知の大穴、アビスで起きる現象。
下へ降りる分には問題は起きないが、アビス内でおおむね10メートル程度上るとその深さに応じた悪影響が発生する。
浅い部分では、めまい・吐き気・頭痛・手足のしびれ程度で済むが、深部になるにつれて幻聴や幻覚、平衡感覚の異常を伴い、さらには全身に激痛・流血が生じることになり、
一定以下の深度では階段等で登っただけでヒトの持つ全ての感覚を奪われてしまう。
この症状は数秒程度の一時的なものだが、それにより意識が混濁すると共に力の制御がままならなくなり、高所から転落して大ケガを負う、奥歯を噛み締めすぎて砕いてしまうなどで無意識に自らを傷つけてしまい、いつの間にか命を落とすことも多いと言われている。

この「深界五層」(地下12000~13000m)と呼ばれる場所までが人間として生還可能な深度の限界であり、第六層以降に降りてしまった場合、上昇負荷は文字通りに致命的な症状*3となり、
例え命を取り留めても不可逆的に人間性を失う*4ため、第六層以降に潜ることは即ち、生還が事実上不可能になることを意味し「絶界行(ラストダイブ)」と言われている。

歌で人を狂わす程度の能力」を持ち、その一環で人を鳥目(夜間での視力を極端に落とす)にしてしまう事ができる。
ゲーム内では特定のスペルカードの時に「画面が真っ暗になり自機周辺しか見えなくなる」という形で再現され、そんな状況での弾幕回避を強いられる。
低難易度ならまだそこそこの範囲を視認できるが、高難易度になると本当に自機のすぐ近くまでしか見えなくなる。

自他の感覚を操る呪法の使い手。基本は相手の痛覚を過敏にして痛めつけるが、逆に感覚をゼロにすることもできる。





追記修正は正常な視覚と触覚を失う前にお願いします。

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最終更新:2023年08月31日 00:06

*1 本作での「第六感」は当時の一般的な知識に則った念道力やテレパス能力などいわゆる「サイキック能力の感覚」の事である

*2 十戒が持つ呪いの力。グレイロードおよび彼女の周囲にいる生物が他の生物を殺害した場合に、それを行ったものに呪いが発動、一瞬で全ての時を奪われ老衰で即死する

*3 非常に激しい苦痛と共に血を撒き散らしながら肉体が崩壊していく

*4 異型の生命体と化し、知性や人格も共に消滅する