ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!

登録日:2020/06/14 Sun 03:00:54
更新日:2024/04/12 Fri 21:55:14
所要時間:約 5 分で読めます




ハートフル多めタンク控えめでお送りします!!


『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』とは、アニメ『ガールズ&パンツァー』のスピンオフ漫画作品である。
作者は弐尉マルコ。

【概要】

「コミックアライブ」誌で漫画本編が、ガールズ&パンツァー公式サイトで4コマが連載中の、『ガールズ&パンツァー』のスピンオフ作品。
既刊21巻と、ガルパンのスピンオフでは一番の長寿作

本作では戦車道の様子はあまり描かれず、個性的なキャラクター達によるドタバタギャグ漫画が主流となっている。
ダージリン様の暴走具合が加速していたりでも本編のほうがひどいことも多々ある。相互互換?、好意全般がぶっ飛んで百合百合しい言動になることもままある。
でもよく考えてみると元からぶっ飛んでいるのであまり乖離を感じないかもしれない。ともあれハイテンションギャグである。
単行本によっては登場しないキャラクターもいる。
実際にあんこうチームですら出番が少ない事もある。
その反面、コアラの森学園や青師団高校のような本編でほとんど出番のない学校がメインの話が数多く見れるのが魅力である。

基本的には上記のようなハジけ具合なのだが、ときおりほわっと感動するようなハートフルが挿入されたり、
本編では設定段階な要素が用いられたりもしているのが油断ならない(例:捕獲された場合の捕虜の扱い)。
新キャラクターも素早く登場し、最終章の新設定も即座に盛り込まれた話がすぐ見れる。

また、弐尉マルコ氏の作風か、特に巨乳設定でもない女性キャラでも胸が大きめに描かれることも。*1

【登場人物】

ご存じ西住殿。
戦車が絡まない時は基本的に控えめで、周囲の人物に振り回されている。
小さい頃はやんちゃだったらしく、姉をよく振り回していた。
初期は周りのメンバーの濃さに対し振り回されたり困り顔で突っ込む事が多かったが
ボコメイトの島田愛里寿が登場するようになってからボケ役に回る事も増えた。

ご存じ武部殿。
基本的にはツッコミ役。
妹分のウサギさんチームにはよく恋愛講座を開いている。

ご存じ華さん。
大食らいの天然お嬢様
本作では次期生徒会長に任命された事への苦労が描かれている。
ほかのキャラに比べてデフォルメ時やギャグ顔等で白丸目を描かれる事は無い程
メンタルの強さは健在だが、生徒会長就任後はそれなりに動揺した表情を見せる事も多くなった。

ご存じ秋山殿。
相変わらず戦車や西住殿の事になるとテンションが上がる。
というよりは愛情が過度に強調されている。

ご存じ冷泉殿。
クールなお寝坊さん。
相変わらずそど子とは漫才のようなやり取りをする。

ご存じ生徒会チーム。主に杏の気まぐれによりイベントの仕切りを担当。
桃ちゃんはひょんなことからアンツィオの隊長になるなど巻き込まれ体質。

ご存じバレー部チーム。
本作においても根性で突き進んでおり、ギャグ補正もあって身体能力がサイヤ人並に強化されている。
隙あらば虎視眈々とバレー部復活を狙っている。
あけびはアメリカ人と間違えられた事が何回かある。

ご存じ歴女チーム。
本作でも相変わらず歴史ネタ多し。
おりょうの推しである坂本龍馬の地、高知へ行ったこともある。

ご存じ1年生チーム。
元々現実の女子高生に近い思考の子達だけにそこそこ出番が多い。
紗希ちゃんは相変わらず不思議キャラだが。

ご存じ風紀委員チーム。
相変わらず風紀に厳しく、時に強権を発動させることも。
プール清掃ではその物量を活かし、あっという間に終わらせた。
本作ではパゾ美の映画好き設定がフィーチャーされる機会が多く、桂利奈とはよく話す……というか一方的に絡まれている。

ご存じ自動車部チーム。
相変わらず裏方担当。
ホシノはお色気担当化しており、暑さ対策でタンクトップを脱いで上半身裸の状態になった事もある。

ご存じネトゲチーム。
全員スタイルが良いので、専らお色気担当。あと筋肉。

大洗のならず者集団。
相変わらずキャラが濃い。
本編では動向が不明だった廃校騒動の際は、役人達と激しいバトルをしていたことが判明した。
なお、お銀のパイプはハッカパイプ。
ムラカミは時折某人気海賊漫画の人間の如くデカくなる。
ラムはやたらと髪をネタにされる。
カトラスに至っては不憫な目に遭っている。

ダージリンの格言や無茶振りに突っ込むオレンジペコといういつもの風景が描かれる。
オレンジペコにはそっくりな小さい従妹がいて、ダージリンに可愛がられていた。
彼女らのぷちキャラが主役の小話もある。
なお、ダージリンは1巻の登場人物紹介ではダージリンだが、6巻ではダージリン様となっている。
初期はダージリンからの愛情の激しさにオレンジペコが引く事が多かったが
最近では逆にオレンジペコ達の激しい傾倒にダージリンの方が狼狽える場面も増えてきている。
アッサムは初期は英国式ジョークを頻繁に口にしていた(クリーンヒットするのはダージリン、華、ケイ)が、ローズヒップ登場後は彼女へのツッコミが忙しくなったのか言わなくなった。

相変わらず明るい人達。
アリサはルール不正について審判団と争っている。
13巻の初版のとあるページでアリサの名前がアサリと誤表記されていた。

あのノリと勢いが扱いやすいのか出番は多め。
アンチョビは部下を大洗にとられそうになったり、桃に隊長の座を奪われる等苦労人。
カルパッチョはカエサルをソウルネームで呼んでいることがある。
ペパロニは相変わらずのアホの子っぷりを発揮。

カチューシャのチビネタが多く、そんな彼女を可愛がるノンナとクラーラというのが鉄板。
そしてニーナが高確率でとばっちりを食らう。
ロシア語監修は劇場版と同じく、クラーラ役のジェーニャが担当している。

本編では強敵として描かれた彼女らも、戦車を降りれば普通の女子高生らしくほのぼのしてる所が描かれた。
まほは幼少期活発すぎる妹に振り回されていた。
エリカは子供の頃西住姉妹に会っており、当時はフリフリのドレスを着ていた。

純粋で和気あいあいとしていることが多い。
時々昔の漫画のようなリアクションをする。
玉田はなぜかゴツく、細見はその個性的な髪形をよくネタにされる。

相変わらず神出鬼没(特にミカ)で周りから一歩引いた立ち位置である。
しかしギャグ漫画なのでミカが押されたり一本取られてしまうこともしばしば。

  • コアラの森学園
隊長がコアラという奇抜な個性から出番は多め。
コアラ隊長の俗物的な性格をネタにした話が多い。

  • 青師団高校
巨乳ネタで一色。
貧乳は存在しないらしい。

愛里寿は部下のバミューダ三姉妹には可愛がられており、過去に赤ん坊の頃母に連れられて西住姉妹と出会っており、遊んでいた事がある。
メグミはボコの物真似が得意(中の人ネタ)。

マリーはケーキの食べ過ぎですぐポチャる。
安藤と押田はマリーが本編より奔放なので、なんやかんやでよく息を合わせて行動している。
他校の女子と絡むときはベル薔薇風になる。

  • その他
西住しほ、島田千代達保護者チームや蝶野亜美、理事長、役人らといったお馴染みのキャラクターも活躍している。
特に黒森峰のモブ子や審判チームは出番が多く、審判チームはバミューダ三姉妹と屋台で酒を呑んでいるが、しほ、千代、亜美の餌食になりやすい…というより、酒の場面ではなくても理事長、役人、審判チーム、バミューダ三姉妹はしほ、千代、亜美の餌食になりやすい。

【余談】

  • 作者の弐尉マルコ氏はpixivにもガルパン4コマ漫画をアップしている……がその内容は書籍版とは比べ物にならないほど過激
    お色気ネタや過激なネタが多く、特にひどいのが華が女性陣(主に沙織)の身体を狙う危険な変態キャラと化している。
    「戦争ではない戦車競技」であるはずのガルパンの根源を揺るがす危険なネタもあり、決して外に出してはいけない。
    以上の事から「狂犬を公式に持ってくることで飼いならした」とか言われている。
    え?今でも過激? これでもかなり軽減されてるんですよ…。

  • 基本的に映像化されていないキャラは出てこないが、コミックスの次回予告漫画では当時連載していた3つの外伝キャラが登場している。
    なお、この次回予告漫画での共演が、後に「リボンの武者」で描かれる一大イベント「大鍋(カルドロン)」にエクレールやキリマンジァロなどの他作者のコミカライズオリジナルキャラが登場するきっかけになった旨を「リボンの武者」の作者の1人である野上武志氏が語っている。



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最終更新:2024年04月12日 21:55

*1 カチューシャや福田等巨乳に無理のあるキャラは流石にぺったんこだが