リバーシア星人 ヘルズ三兄弟

登録日:2021/06/21 Sun 22:47:10
更新日:2023/10/25 Wed 00:37:42
所要時間:約 11 分で読めます





お兄ちゃん、こいつら「正義は絶対勝つ」とかバカな事ほざいてた奴よ。

そ~なんだよ~!

正義?フフフ…その正義を、恐怖でズタズタにしてやる…


リバーシア星人 ヘルズ三兄弟とは、『特捜戦隊デカレンジャー』に登場した敵怪人。

罪状:大量殺人、破壊、略奪の限りを尽くし、79の惑星を消滅させた罪(ブリッツのみこれらに加えて地球に混乱を巻き起こした罪も適用)

ジャッジメント:✕(デリート許可)



概要

一人っ子が存在しないと言われるリバーシア星出身のアリエナイザーの三兄弟で、長兄がブリッツ・ヘルズ、次兄がボンゴブリン・ヘルズ、末妹がサキュバス・ヘルズ
宇宙各地を荒らし回り、特キョウ(特別指定凶悪犯罪対策捜査課)指定のアリエナイザーの中でもとりわけ強力な部類に入る犯罪者兄弟。
その凶悪っぷりはあのエージェント・アブレラにも知られており、一時は彼らの襲来を察知した途端に地球での商売を断念しようとした程の実力者達。

リバーシア星人は家族間の繋がりが強く、子だくさんかつ兄弟姉妹を必ず持つ。
外敵には一致団結し、家族や兄弟の為に自らを犠牲にする事もいとわない厳しい掟を持つ。
彼らは家族で住む住居にとても拘る為、彼らの星には様々な家が建ち並ぶ。
それぞれ自分の家が1番だと思っており、それ故にリバーシア星にホテルはアリエナイ。

ヘルズ兄弟の目的はただ自分たちが気に入った星に住み着いてはそこで殺戮や破壊、略奪など極悪非道の限りを尽くし、飽きると惑星ごと破壊してまた別の星に狙いをつけるという単純ながら最低最悪なもの。
これまでに79の星がヘルズ兄弟の手によって徹底的に蹂躙させられた挙句跡形もなく滅ぼされ、次の標的を地球に向けた。
スーパー戦隊シリーズには他にも、999の惑星を滅ぼした銀帝軍ゾーンや、99の惑星を滅ぼしたデスガリアンが存在しているが、
ゾーンは総攻撃で即滅亡させ、デスガリアンもブラッドゲームのルールで滅ぼしているのに対し、この兄弟は破壊と殺戮の限りを尽くして原住民をじわじわと嬲り殺しにした上で滅ぼしている為、
滅ぼした惑星の数自体は少ないながらも事の悪質さと残虐さではゾーンやデスガリアンに匹敵か下手すると上回る程である。

これまでにない強敵を前に最大の危機に陥る地球署のデカレンジャー、そしてヘルズ3兄弟を追って地球にやって来た特キョウの新たな宇宙刑事、デカブレイク/姶良鉄幹の登場など序盤の大きな山場となった。



兄弟構成


長男 ブリッツ・ヘルズ


宇宙の死神ブリッツ・ヘルズ…この星の恐怖を喰らいに来た…!

CV:土田大
身長:230cm
体重:104kg

ヘルズ3兄弟を束ねる長男。ドレッドヘアーの海賊のような姿と、体の各所にある稲妻模様が特徴。
破壊が大好きでその上で炎が燃え上がる光景を好むなど性格は冷酷非道そのもので、
打ち負かした相手をあえて見過ごす事で恐怖心を植えつけてじっくりと弄ぼうと考えるサディスト。
さらに家族思いが多いリバーシア星人とは思えない程に弟や妹ですら自分のための道具と考えている外道でもある。

そして彼の特筆すべきはあのデカマスターを小細工なしで圧倒したその実力。
ヘルズ兄弟の支配者的存在だけあって戦闘力は高く、名前通り雷を操り雷雲を発生させるほか、強力な電撃「グレイトフルデッドサンダー」を放ち、散弾銃と剣に変形するマルチウェポンを武器にしている。
ちなみにデカマスターを実力のみで打ち負かしたのは後にも先にもこのブリッツ・ヘルズのみ。
その圧倒的強さと冷酷さから兄弟は彼の命令には絶対服従しており、まさに自他共に認める宇宙最強で作中最強のアリエナイザーである。


次男 ボンゴブリン・ヘルズ


これがお前の見つけたタワーか。良いじゃねぇか、ちょっと味見していいかぁ?

CV:桜井敏治
身長:221cm(巨大化時:55m)
体重:203kg(巨大化時:4400t)

ヘルズ3兄弟の次男坊。深緑色のマッシブな体と大きく裂けた口など、クリーチャー感の強い見た目が特徴。
妹のサキュバスを探しながらビルを丸ごと食べたり、街中で大規模な破壊活動を繰り広げた。
だが、ブリッツやサキュバスと違って頭が悪く間抜けな性格であり、
その上食いしん坊な一面もあって、拠点となるタワーを食うのをサキュバスに止められていじけるなど兄としての威厳はほとんどない。

あらゆる攻撃も無効化させる程非常に固い上に弾力性が強い「ボヨヨンマッスル」という強靱な筋肉を身に付けており、この筋肉による反発性を利用した高速移動や「ボヨヨン○○」という名で付けた力技も使えるなど、パワー・スピード・ガード共に優れた肉体である。ボンゴブリンはこの強靱な自身の体を「鋼の肉体」と称している。鋼というよりゴムでは?
更に、何でも食べてしまう強靭な胃袋の持ち主でもあり、星々を渡り歩いては好物の金属でできたビルを何万本も平らげてきた。

喉ちんこを激しく刺激されると体が巨大化してしまう特殊体質でもあり、過去にラデューカ星やキズル星も巨大化して一気に滅ぼしてしまった。*1ボンゴブリン本人は後で筋肉痛になるからと巨大化を嫌っている。


長女 サキュバス・ヘルズ


あんたの顔も恐怖で歪ましてあげる…ウフッ、ゾクゾクするよ…その顔を想像するとねぇ…

演:蒲生麻由
身長:172cm
体重:48kg

ヘルズ3兄弟の末女にして紅一点。三兄弟の中で、唯一地球人に似たヒューマノイドタイプの姿をしている。
人間などの生命エネルギーが好物で、獲物を見つけては大蛇のように長い舌を舌なめずりする
「美しいものは壊しがいがある」という破壊と殺戮を好む女性アリエナイザーで、これまで多くの星を地獄絵図に変えてきた。
だがその反面家族愛はヘルズ三兄弟の中でも一番高く、ブリッツは「お兄ちゃん」、ボンゴブリンは「兄貴」または「ボン兄(にい)」と呼んで慕っている。

戦闘では蛇を模したボディスーツとヘルメットを着用し、両腕に仕込んだカッターを武器にした身軽な動きによる戦闘を得意とする。また、相手の能力や生命力をオーラと称して見る事もできる。


怪重機 ゴッドパウンダー


さあお仕事よ…ゴッドパウンダー!

全高:54.3m
全幅:36.8m
重量:5500t

ヘルズ三兄弟特別仕様の怪重機。「ゴッド・パウンダー」とも呼称される。
赤色の鎧武者と言ったデザインで、胴体には目や牙の意匠が付いている。
目や肩からビームを放つことも出来るが、驚異的なパワーと背中の大型スラスターを利用したスピードによる突進攻撃を得意とし、マウントポジションで放つ事で相手をプライドもろともズタズタに破壊しつくす。
その様からジャスミンにより付けられたあだ名は「馬乗り君」
オーダーメイド機ゆえに量産されていないが、後にパウチ星人ボラペーノの依頼により同型機が複製された。


劇中の活躍


Episode.21「マッド・ブラザーズ」

普通の女性の姿で地球に潜伏していたサキュバス・ヘルズがジャスミンと邂逅。自身が描いていた絵をジャスミン見せると、そこには赤く染まった湖に破壊されボロボロになったビル群が並んだ地獄絵図が描かれていた。
ジャスミンのオーラに惹かれ彼女の頬に触れると、ジャスミンのテレパシーに写し出されたのは炎に包まれた星で人々を殺戮し歓喜の笑いを上げるサキュバスの姿が。

彼女をアリエナイザーと睨んだジャスミンはサキュバスを追って森の中へ向かうが、そこにはサキュバスによって生命エネルギーを奪われた大勢の人々が倒れている様子があった。
本性を表したサキュバスはデカイエローを圧倒。
サキュバスは「食べるなら残さずに、おばあちゃんの遺言だから…」と言い張るジャスミンの度胸を気に入り、自身についてくるよう誘う。

私はあなたのお弁当って訳?

もう食いやしないよ。相棒にしてやろうってのさ…

お断り、あたしは警官よ?犯罪者が警官をスカウトするなんて聞いたことないわ!

もちろんジャスミンは誘いを断るが、オーラの色からジャスミンがエスパーである事を見抜いたサキュバスはそれを逆手にとって今まで79の星でやってきた破壊と殺戮のビジョンを見せつけて恐怖心を植えつける。

あたしはどうしてもあんたの事が欲しくなったんだよ…
もし、あたしの仲間になるんだったら…この星を見逃してやってもいいよ?もう少し考える時間をあげる…

サキュバスはそう言い残しその場を去った。

一方ボンゴブリン・ヘルズはサキュバスを探しながら都市を破壊しまくった事でデカレンジャー4人と遭遇。自慢の筋肉で圧倒し変身解除に追い込んでトドメを刺そうとするが、映像通信でサキュバスに呼ばれて一旦その場を離れた。

あいつ…どこ行ったんだ…

誰かに…呼ばれたみたい…

とんでもない、強さだった…

次こそ見てろよ…!?起死回生、一発逆転、完全勝利!!

2人は拠点になるタワーに集結し、怪重機ゴッドパウンダーを起動。花火を上げてブリッツ・ヘルズを呼ぶ為にボンゴブリンが花火の打ち上げ役、サキュバスがゴッドパウンダーの操縦による花火の打ち上げ装置の防衛にあたる。
怪重機出現の知らせで発進したデカレンジャーロボ。一時ビルの物陰に隠れホージーがキャッチロープでゴッドパウンダーを花火の打ち上げ装置から引き離す作戦を立てるが、ジャスミンがヘルズ三兄弟の恐怖と地球を守るという使命感から暴走してデカレンジャーロボを勝手に突進させる。
そのままゴッドパウンダーと戦闘となり、その間にボンゴブリンは花火を打ち上げようとリモコンの操作をしようとするが…

スリー…ツー…ワン………えー、えーと…えーと…忘れちまった…

肝心の花火の打ち上げ方をど忘れ。その瞬間駆け付けたデカマスターにリモコンを叩き落とされ、打ち上げを阻止されてしまう。
しかしデカレンジャーロボはゴッドパウンダーに完膚なきままに叩きのめされ、全壊寸前にまで追い込まれてしまう。そして、サキュバスがトドメを刺そうとするが…

やめて!!

…おや、あんたか。

あなたの言う通りにするわ…

あたしの仲間になるって言うんだねぇ?

ジャスミンは仲間と地球を守る為にサキュバスの元に下る事を決意。他に手がない以上こうするしかないと諦めかけるが…

手はなくても…それでも正義は勝つんだ!!

俺はいつもそう信じてる!お前だってそうだろジャスミン!!

バンはジャスミンに問いかけるが、その瞬間ゴッドパウンダーから放たれた謎の光線を浴びて全員が気を失う。サキュバスは目覚めたジャスミンの元へやってきて、彼女を相棒として迎え入れようとするが…
次の瞬間、サキュバスの左頬にジャスミンの鉄拳が飛ぶ。

何するのよ…!!

正義は勝つのよ…結果はどうあれ、あたしはそう信じたい!!

…あぁ、俺もそう信じてる!

あたしも!

俺もだ!

当然だろ!?正義は勝つんだぁーーーっ!!

皆…!

…バカばっかね!仲間にならない以上、手加減はナシね。

正義の心を取り戻したジャスミンから今度こそ断られたサキュバスは、ついに本気でデカレンジャーに襲いかかる。しかしサキュバスはデカレンジャーの連携攻撃に、そしてボンゴブリンはデカマスターに筋肉の隙間を集中攻撃されて反撃を受ける。追い詰められた2人だったが、サキュバスが足下に転がった打ち上げ装置のリモコンを発見し、花火を打ち上げてしまう。
落胆するジャスミンだったが、デカマスターの助言を受けて2人にジャッジメントを行い、そしてデリートしようとディーバズーカを放った。
しかし、後一歩のところでブリッツ・ヘルズが割り込み、ディーバズーカの砲弾を素手で受け止め、握り潰した。
こうして史上最悪のアリエナイザー・ヘルズ三兄弟がついに地球に集結するのであった。


Episode.22「フルスロットル・エリート」

肩慣らしとしてブリッツはデカマスター、サキュバスはジャスミン&ウメコの2人、ボンゴブリンはバンホージーセンちゃんの3人と戦いそれぞれを叩きのめした。
そんな中ボンゴブリンは自慢の筋肉で弾き落としたバンの銃弾で転んでいた。
「誰だこんな所に弾落としたのはぁ!!」
「お前だろ!」
「えっ!?なんと…!!」

ヘルズ三兄弟の前に完敗を喫したデカレンジャー。そしてトドメを刺さずにブリッツは兄妹達を連れて去って行く。

もっとじわじわ恐怖を味わわせてからでいい。熟成した恐怖の方が、はるかに旨いからな…

あっ、そっか!さすがあんちゃん!

ウフフッ…食べ頃になったらまた来てやるよ。

その後ヘルズ三兄弟は、拠点として選んだタワーに向けて呪文を唱え、単眼が付いたおぞましい城「ヘルズタワー」に変える。
そこにドロイドの発注を受けたエージェント・アブレラがやってくる。アブレラに「宇宙警察を侮ってるようだな」と聞かれブリッツは「侮っちゃいねぇ、冷静に見くびってるだけだ」と返す。

それでは、今回は香典代わりということにしといてやる…

祝杯代わり…だろ?

アブレラが去った後、ブリッツは大量のアーナロイドの前で本格的な地球の蹂躙を宣言。
手始めにボンゴブリン・ヘルズが動き出し、高層ビルを狙って捕食に向かった。

一方、地球署では白鳥スワンが大破したデカマシンを修理中。
未だ勝てる見込みがない中、地球署に本部から宇宙警察本部長官・ホルス星人ヌマ・Oの通信が入る。ヘルズ三兄弟が地球に侵入したという報告を受け、対抗策として地球出身の特キョウを1人派遣したことを連絡する。特キョウが来る事を知り一同が活気立つ中、そこへボンゴブリンの出現の知らせが入りすぐに現場に急行する。

デカレンジャーは現場に辿り着き再びボンゴブリンと再戦。
鋼の筋肉を駆使した攻勢に直面するが「体の表面と違って、口の中は跳ね返さないはずだ」というセンちゃんのひらめきで口への集中攻撃を試みる。口を塞いで阻止しようとするが、ウメコの呼びかけでうっかり「ハァ~イ」と口を開いてしまい、その瞬間ゼニボムを投げ込まれてダメージを受ける。
そしてトドメとばかりにディーバズーカを突進してきたボンゴブリンの口に向けて放つが…

ああ~~~!!な、何てことするんだ~!

のどちんこを撃ったら巨大化しちゃうだろぉ!
ぼよ~ん!巨大化は後で全身コリコリになるからヤなんだよ~!

のどちんこに攻撃を受けた事で巨大化したボンゴブリンは「こ~なったら暴れてやるぅぅぅ!」とヤケになって暴れ始める。デカレンジャーはデカマシンを発進させようとするがまだ修理は済んでおらず、ディーバズーカで対抗するも効果はなく、代わりにデカベースクローラーを発進させる。

へへへ~んだ!デッカけりゃいいってもんじゃないだろぉ~!

だがボンゴブリンが逆に小さい事と、鋼の筋肉による高速移動で小回りがきかないデカベースロボは圧倒される。

もう、どうしようもないの!?

そんなはずない!

そうだ!正義は絶対勝つんだ!!

またそんな…ナンセンスな事言ってないでどいてください。

何ぃッ!?

するとそこへデカバイクが出現し、そのままデカバイクロボに変形。
ボンゴブリンのパンチに怯まず、スリーブソードの斬撃とソニックムーブでダメージを受け続け、最後に必殺技ソードトルネードを受けてとうとうボンゴブリン・ヘルズはデリートされた。

ぼ・よ・よ・ん…

…兄貴!!

そのままデカバイクロボから降りた特キョウ・デカブレイクをブリッツは射撃するが、全ての弾丸を光速拳・ライトニングフィストで受け止められ、逆に電撃拳・エレクトロフィストで返り討ちに遭いブリッツはサキュバスと共に退却する。
何とかヘルズ3兄弟の1人を倒す事ができたものの、姶良鉄幹はバン達の信条を「『正義は勝つ』とか言って、恥ずかしくありませんか?」と真っ向から否定し、デカレンジャー達の間に険悪なムードが漂うのであった。


Episode.23「ブレイブ・エモーション」

ボンゴブリン撃破後、地球署に再びヌマ・Oからの通信が入り、ヘルズ兄妹に関する調査および対処を全て特キョウの鉄幹に引き継ぎ一任させることを決定。鉄幹はデカレンジャー一同に何もしなくて良いと命じ「足手まといですから」とまで言い放つ。

一方、ブリッツとサキュバスは気晴らしも兼ねて鉄幹をおびき寄せるべく街で破壊活動を開始。
鉄幹はヘルズ兄妹出現の知らせを聞き、至急現場に向かうがバン達も同じく向かおうとする。

出動しないでください。これは命令です!

もし勝手に出動したりしたら、命令違反でデカレンジャーは解散ですよ!


解散という言葉を聞いて動揺するバンらを尻目に、鉄幹はヘルズ兄妹の元へ向かった。
ブリッツが差し向ける大量のアーナロイド、バーツロイド達をなぎ払ってヘルズ兄妹を圧倒するが、サキュバスに攻撃したその時…

ハァァァァァ!!

待ってお兄ちゃん!!

グレイトフルデッドサンダー!!

ブリッツはサキュバスごとデカブレイクに必殺技を放った。
実の妹を捨て駒にしたことに鉄幹は「妹を…犠牲にしてまで…」と動揺するが、ブリッツは「それが俺達兄妹の掟だ!」と一蹴し反撃に出る。
トドメを刺そうとした瞬間、デカレンジャーが救援にやってきた。

やっぱり来たぜ!

フッ…正義は勝つってのを、見せるためにな!

解散させるなら、させなさいよ!

この星は私達が守る!!

あなた達じゃ無理です…!

無理かどうか見てなよ、特キョウ君!

行くぜ皆!!

ー!!

バン達5人はブリッツに挑むがやはり歯が立たず、サキュバスが喰らったグレイトフルデッドサンダーを受けてしまう。しかしバン達はグレイトフルデッドサンダーの雷撃をなんと根性で耐えきり、連携攻撃でブリッツに反撃する。

これが、気持ちで戦うってことか…

すごい!!なんか…イイ!!

大ダメージを受けてもなお立ち上がろうとするブリッツ・ヘルズだが、鉄幹が行ったジャッジメントによりデリート許可を受け、
デカブレイクのソニックハンマー&デカレッドのストライクアウトの同時攻撃によってとうとう爆散した。
しかしサキュバスはまだ生きており、立ち上がって自分が吸い取ってきた生命エネルギーを使ってブリッツを復活させた。

後悔するのはあんた達だよ…

お兄ちゃん…あたしが吸い取った生命エネルギー、全部あげる…
あたしの分まで…こいつらを痛めつけて…地獄に、落として…!!

自分の生命エネルギーまでも使い果たしたサキュバス・ヘルズは炎に包まれて消滅。
復活したブリッツはデカレンジャー達に必ず復讐する事を誓い、ゴッドパウンダーに乗り込んで逃走。
デカバイクを駆るデカレンジャーロボ・ライディングデカレンジャーロボとのチェイスの末に一騎打ちに。

地獄の底に叩き落とす…!!

ライディングデカレンジャーロボに向かいながら光弾を連射するが、すれ違いざまにライディングジャスティスフラッシャーを食らいゴッドパウンダー諸共爆散し今度こそデリート。
こうして、宇宙を恐怖に陥れてきたヘルズ三兄弟は、地球署のデカレンジャーによって文字通り地獄逝きとなったのであった。

後日、鉄幹ことテツはS.P.D本部に帰還し、「いなくなってみるとちょっとさみしいよな…」と地球署内で話題となっていたのだが………後ろから何気ない顔でコーヒーを運ぶテツの姿が。

勉強の為、そして特別指定凶悪犯が地球に襲来してきた時に備えてヌマ・O長官に頼み込んで地球署に残る事になったのである。こうしてデカブレイクことテツが新たな地球署の仲間になったのであった。


余談

  • リバーシア星人の名前の元ネタは日本一脱獄が不可能と言われた北海道の「網走刑務所」から。

  • 本編の10年後を描いた『10 YEARS AFTER』に登場する悪徳警官「ムギ・グラフトン」はリバーシア星出身である。


  • サキュバスとボンゴブリンは、後にVシネマ『特捜戦隊デカレンジャーVSアバレンジャー』にてサウナギンナンの能力によって復活しているが、別々の復活だった上に再生怪人の定めか自我のない状態だった*3

  • ブリッツ役の土田氏は『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャブルー/サイゾウ役で知られているが、今回は90年代末から始めている声優として参加。以降の戦隊シリーズでも何回かゲスト怪人の声を当てることになる。

  • サキュバス役の蒲生氏は本作の翌年、『仮面ライダー響鬼』にヒロイン役で出演し、更に数年後に『大怪獣バトルウルトラギャラクシー』にも主人公の姉役で出演をして三大特撮を制覇している。なお役柄は、悪役→善役→悪役という流れ。


もっとじわじわ追記・修正の恐怖を味わわせてからでいい。熟成した削除の恐怖の方が、はるかに旨いからな…


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最終更新:2023年10月25日 00:37

*1 サキュバス及びブリッツ曰く、これらの星のスペシャルポリスも同じ方法で巨大化させてしまったとの事。

*2 災魔一族の冥王ジルフィーザが自分の復活の為に死んだ妹・邪霊姫ディーナスの自己犠牲を嘆き悲しんだのに対し、ブリッツはサキュバスを平気で捨て駒にし、蘇生させるために死亡した時も一切悲しむ様子がなかった。

*3 ボンゴブリンは声優を呼ばなかったためだろうが、サキュバスはオリジナルキャストの蒲生氏に関わらず終始悲鳴のみである。