メカムサシン

登録日:2022/01/01 Sat 00:08:33
更新日:2024/04/19 Fri 08:08:41
所要時間:約 5 分で読めます






『ぜったいにおすな』?

心理的な揺さぶりだ。引っかかるなよ? ケンゴ。

ピコン♪ヂリリリリリリ

バカ! 何やってんだ!?

え? ごめん! なんか、体が勝手に…!

(法螺貝と拍子木の音)


不届き者をォを発見!拙者が、あっ、斬り申すぅぅぅ!


メカムサシンとは、円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマ『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』に登場する敵キャラクターである。

CV:越知靖
スーツアクター:岡部暁


【データ】

別名:カラクリ武者
身長:50m
体重:5万t


【概要】

第22話「ラストゲーム」に登場。
リシュリア星人イグニスの「ゴクジョーのお宝」の一つであるロボット怪獣
ロボット怪獣だが「カラクリ武者」の別名の通り、実際のカラクリ玩具の如く一つの動作ごとに身体から軋む音を響かせている。

首から下は黒い日本式の鎧を纏っているが、その頭部は白塗りの上から赤い隈取を塗り、白い長髪を下した歌舞伎役者のような何とも奇抜なもの。
操縦や遠隔操作を必要としない自立稼働型であり、搭載しているAIに自我が芽生えているのか言葉を発する事も多々あるが、その話口調は歌舞伎役者が見得を切るかのような力の入ったものであり、全体的に古風かつエキセントリック。
しかも、掛け声も発するので無駄に人間臭い。

俊敏策士ヒュドラムとは無関係である以上、正直なところ初登場となった第22話の物語の本筋との関係性は薄く、その正体は謎に包まれている。
『マルっとナビ』によると日本かぶれの宇宙人が開発したようだが、全体的に「外国人が解釈を間違えた日本の要素が多い。


【戦闘能力】

さて、そんなどこからどう見てもネタに走ったイロモノなメカムサシンだが、肝心の実力はと言うと……






















強い。





凄く強い。





本当に強い。






足止め目的とは思えないほど強い。


何を隠そう、力を完全に制御したグリッタートリガーエタニティを1対1の戦いで初めて圧倒した強敵である。

その見かけに反して多彩な武装を搭載しており、それらを駆使した変幻自在な戦法で相手を大いに翻弄する。


武装

  • ムサシンソード
巨大な日本刀型の武器。
メカムサシンが倒された後も本筋に関わってくる重要な武器。

  • ジャノメガッサー
紫の和傘のような武器
先端からミサイルを発射する。

  • フジヤマ斬波
ムサシンソードに紫の瘴気のようなエネルギーを纏わせて放つ斬撃。
よく見ると、その名の通り斬撃が富士山のように見える。

  • 朧月
頭を豪快に振るって長髪から出したエネルギーを、光球に変えて撃ち出す。
グリッターブレードでも防ぎきれない威力を誇る。

  • 落武者オーラ・ヒトダマ大車輪
炎を纏った自分の顔を複数生成した後、それを円形に繋ぎ合わせて大きなの輪を作り、相手に投げつける。

  • ウキヨ防壁
両手で自身を描いた一枚の浮世絵のようなエネルギーフレームを作り出し、防御する。
そのままならば、マキシマナースキャノンを受け止め続けられる強度を誇る。


【劇中での動向】

エタニティコアに辿り着くべく、シズマ ユナを攫ったイグニスがGUTS-SELECTを阻む罠として3000万年前の遺跡に設置。
その灯籠のような起動スイッチにはミミズが這ったような字(恐らくイグニスの直筆)で「ぜったいにおすな」と書かれた札があったのだが、マナカ ケンゴがうっかり押してしまったせいで起動*1
一緒に行動していたヒジリ アキトもろともジャノメガッサーで牽制するが、ケンゴはウルトラマントリガーに変身。
ジャノメガッサーを叩き落されるも、すぐさま鞘からムサシンソードを抜刀。


斬る!斬る!斬る!


フジヤマ斬波を繰り出すが、それをかわしたトリガーはグリッタートリガーエタニティにタイプチェンジし、その後連続で放たれたフジヤマ斬波を全てグリッターブレードでかき消されてしまう。
しかし、怯むことなく今度は朧月を発動し、グリッタートリガーエタニティを大きく吹き飛ばし、そのまま止めを刺そうとする。


お覚悟召されよ~! これぞ、諸行無常~!


そのままムサシンソードを突き立てようとするも、そこへナースデッセイ号が急行し、その猛攻を喰らってムサシンソードを取り落としてしまう。


おのれ物の怪め~!


怒ったメカムサシンはヒトダマ大車輪で撃ち落そうとするが、まるで火の輪くぐりのように避けられ、その隙にマキシマナースキャノンが放たれた。

ヤベぇ!
なんか来たああああ!!

それに対してウキヨ防壁を展開して防御し、「ケータケタケタケタ!ケータケタケタケタ!」と余裕の笑いを見せるが、
落ちていたムサシンソードを拾い上げたグリッタートリガーエタニティの手で右腕を斬り落とされると障壁も消滅し、そのままマキシマナースキャノンの直撃を喰らって爆散した。


あ、天晴なり~!


その後、残されたムサシンソードはグリッタートリガーエタニティの手でヒュドラムと戦うトリガーダークに届けられ、その危機を救うことになる。


【余談】

  • 名前の由来は宮本武蔵と「武神」、または「マシン」からと思われる。

  • スーツは戀鬼(紅蓮騎)改造で、よく見ると首から下は色が変わっただけで造形はそのまま。
    なお、紅蓮騎もかつてウルトラマンオーブ オーブオリジンに初めて土を付けた相手であり、和風要素に加えてなくそういった「隠れた強敵」繋がりでもある。ちなみに戀鬼の初登場作品は『ウルトラマンコスモス』だが、同作の主人公の名前は何の因果かムサシだったりする。
    • その他、歴代ウルトラシリーズにおける強い怪獣の要素*2を備えている事から、一部では「強くて当然」という声もあったりなかったり。

  • CVを担当した越知靖氏はウルトラシリーズの常連監督の一人であり、このキャラクターで声優デビューとなったが、本人曰く「滅茶苦茶加工されている」とのこと。
    第22話の演出を手掛けた辻本貴則監督によれば「カラクリっぽい感じの高い声が出せる人」ということで越氏を選んだとのこと。

  • このメカムサシンは登場したエピソードはイグニスとヒュドラムの決着回だったのだが、その強さから、一部で「メカムサシンをヒュドラムに差し向けたら良かったのでは?」という声も。



荒らしをォ発見! 拙者が、あっ、追記・修正し申すぅぅぅ!


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最終更新:2024年04月19日 08:08

*1 一見するとケンゴのドジにも見えるが、本人曰く「指が勝手に動いた」とのことで、この起動スイッチ自体も何らかの催眠効果があった可能性があるが、氏詳細は不明。

*2 ロボット怪獣、見た目が完全にネタに走っているなど。