メ・ガルメ・レ

登録日:2011/04/04 Mon 22:36:01
更新日:2024/01/26 Fri 21:35:14
所要時間:約 5 分で読めます





ギダバサ・グラセダ・(舌から生まれた、)メ・ガルメ・レ・ザ()


メ・ガルメ・レは『仮面ライダークウガ』の登場怪人の一体。

演:森雅晴(現・パーマーイ雅晴)

●メ・ガルメ・レ


種族:グロンギ族(カメレオン種怪人)
呼称:未確認生命体:第31号(B群4号)
身長:200cm
体重:200kg
特色 / 力:長い舌、体色変化による透明化


【概要】

物語の開始当初から設定や番宣にも登場していた怪人の一体で、劇中でズ集団からメ集団に昇格。
中盤までの主要なキャラクターの一人として登場し続けた。
怪人体の登場……というよりは人間体としての登場と活躍がほとんどで、グロンギサイドのドラマを盛り上げる役目を背負っていた。
……のみならず、自らの「ゲゲル」の際に、未確認生命体が人間を殺す理由が「ゲーム」であることを明言。劇中の登場人物だけでなく視聴者にも強い衝撃を与えた*1


上記のように初登場時は「ズ」の一人としてだったが、後に「メ」に昇格。その経緯には全く触れられないことでも視聴者に衝撃を与えた*2

番宣用スナップやムービーに登場している「ズ・ガルメ・レ」時代には明るい体色に銅色の装飾であったが、「メ・ガルメ・レ」となってからは暗い体色に銀色の装飾へと変化している。


【人物】

人間体はパンクファッションに身を包んだ銀髪の青年。

自らをギダバサ・グラセダ(舌から生まれた)と語る饒舌なグロンギ怪人。
知性派で、自称の通りいち早く人間(リント)の言葉を覚え、積極的に披露していた。
自身の知能と能力に絶対の自信を持つためか、現代の人間や自分より下位のランクのグロンギを露骨に見下しており、終始他人を小馬鹿にする陽気でふざけた態度が目立つ。
一方で強い自信を持つが故にプライドも高く、能力のタネを見破られると余裕を失い激昂。
ラデデ・ギソ(待っていろ)ゴセゾリ・ダロボ・パババサズ・ボソグ(俺の姿を見た者は必ず殺す)!」と習得した日本語も舐め腐ったような陽気な態度をかなぐり捨ててドスの効いたグロンギ語を披露している。


本編で唯一「ゲゲル」に成功したプレイヤーであり、劇中では第10号(ズ・ガズボ・デ)と第11号(ズ・ダーゴ・ギ)の間に事件を起こした、と説明されている。
これは、自らの擬態能力により全ての殺人行為を姿を消した状態で完遂したため。

本当に未確認生命体によるものかどうかすらわからない内に事件が収束した。……つまりは、「ゲゲル」を成し遂げたようである(※事件は1日と経たずに収束している)。

その自負があるのか、かなりの自信家で、通じるものがあるのか「メ」の最強怪人であるメ・ガリマ・バとはよく行動を共にしていた。
それにズ・ゴオマ・グを混ぜた3人での漫才の様なやり取りで、グロンギサイドのドラマを盛り上げていた。



【物語での活躍】

EP:21:22
「暗躍」「遊戯」

中盤で一つの完成を見せた『クウガ』を代表する名編。ノリは完全に刑事ドラマで、かなり見応えがある。
都内各所で発生した姿無き存在による、謎の「予告殺人」……。それは、再び「ゲゲル」を成功させ「メ」から「ゴ」への昇格を目指すメ・ガルメ・レの仕業であった。
かつて逃がした「姿の見えぬ未確認生命体」の再来にざわめき立つ五代と一条、未確認生命体特捜班の面々……。

それと時を同じくして、再び長野に出没する様になった第3号……ズ・ゴオマ・グ。
そして、赤いマフラーをはためかせる謎のライダーの正体とは?


……完成度の高いシナリオに裏付けされた解決までの展開の見事さと、未確認生命体の秘密が明かされる衝撃。
物語後半に向けての伏線も張られたお薦めの一編である。ゴウラムとの連繫や、ようやく登場した「超変身!」の掛け声など、見所多し。



【能力】

カメレオン種怪人というだけあって、擬態化能力を得意とする。
その擬態化能力は殆ど透明化と呼べるほどの完璧なもので「ズ」時代の「ゲゲル」では
雄介が青の力(ドラゴンフォーム)までしか発現させていなかったことから逃げられる結果になってしまったらしい。
その擬態能力をもたらすのは体表皮組織の急激な色素の変化で、周囲の(電磁波)を受け瞬時に自らの「体組織の反射波長」を変えてしまう能力による。
その他、攻撃や殺人の際には10数mも伸ばすことが出来る長いを使用。人間一人を軽々と持ち上げて引き寄せ、首をへし折る戦法を得意とする。


ゲゲル

  • ゲゲルの法則:「制限時間・規定人数不明」

これまでのグロンギ同様、明確なクリア条件は劇中では説明されていない。
だが、「」への昇格を目指して自身のスキルアップも図るべく、『自らの口で次の殺人場所と犯行時刻を教える』セルフ縛りを行うことで難易度を高めている(予告殺人)。
「ゲゲル」の途中で、予告殺人の時間がいきなり空くとの台詞があるが、これは夜になってしまうと擬態化に必要な光を十分に受けることが出来ないため。
以上の秘密は、ガルメに撃ち込まれた弾丸に付着した体組織を杉田が科警研に持ち込んだことで明らかになった。
さらに、榎田ひかりらの努力によって、強烈な光を浴びると約5分間体組織の色素変化が抑制されるという弱点も明らかにされるのである。

なお、ガルメがゲゲルの目的(人間を標的にした殺人ゲーム)を人間側に明かしたせいで、以後のゴ集団のゲゲルの難易度が急激に上がってしまったため、一部では「ガルメがグロンギにとっての戦犯である」と言われることもある。


【関連人物】

「メ」最強の姐御。
野心家同士で気が合う反面、強烈なライバル意識を持つ。

「ズ」の残留組。
名ボケ役。

「ズ」最強の直情バカ。
……所詮は時代遅れだ。

古代なら最初から「緑の力」(ペガサスフォーム)を使えるので、敵にもならなかった可能性が……。


【余談】

中の人は後に新春スペシャルEP:46.5「初夢」に登場。
死んだ際の姿を演出してか、破魔矢を胸に刺し、相変わらずのハイテンションな姿を見せている。

現代での「ゲゲル」成功者とは、「ズ」「メ」はおろか「ゴ」や「究極の闇」を含めても唯一のこと。
……スゴいことではあるが、上記のように古代なら最初からペガサスフォームになれるから…(rya

褌(ふんどし)着用がスタンダードなグロンギ族だが、ガルメは能力の関係故か怪人態では衣類を着用していない。(バックルの他はせいぜい首回りと脚の装飾品を付けている程度)

漫画版】

ウザい。
一人だけ「ズ」から「メ」に昇格したことで天狗になっており、いつまで経ってもゲゲルが始められず憤るズ・ザイン・ダを闇討ちと称し粛正している。

ゲゲルの方法は「3日で120人」。制約は「対象を罵倒し、その相手が負けを認める(逃走、無視含む)か怒ったら殺してよい」というもの。
対象以外も近くにいれば関係なく長く伸びる舌を用いて皆殺しにしていた。





「ラデデギソ・ゴセゾ・ボグロブ・ン・リダロボバ・ババサズ・ヅギビ・シュグゲギ・ガゲス!!」

※訳:待っていろ、オレの項目を見た者は、必ず追記、修正させる!!

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最終更新:2024年01月26日 21:35

*1 これまでの特撮やアニメでは、「世界征服」や「人類の絶滅」を目的とする敵組織の存在が常であった。

*2 一般ドラマや他ジャンルではともかく、特撮では有り得なかった合理的な演出