登録日:2022/11/05 Sat 14:15:14
更新日:2024/04/24 Wed 16:42:51
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〈概要〉
『
チップとデールの大作戦(Chip 'n Dale: Rescue Rangers)』とはディズニー制作のテレビアニメシリーズである。
シマリスのコンビでお馴染み
チップとデールが、仲間達と「レスキューレンジャー」を結成し、トラブル解決に乗り出す話。
日本では1989年から1990年にかけて、テレビ東京系で放送された。現在はディズニーチャンネルで絶賛放送中。
カプコンから
ファミコン用ソフトとしてゲーム化もされていた。ジャンルはアクション。
2022年には長編作『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』が配信開始。
『ロジャー・ラビット』のようにアニメ・CGキャラが人間と共存する世界で、テレビシリーズ後の彼らの姿を見ることができる。
…初見時は彼らの変化に驚くかもしれないが。あと他社映画ネタも満載で同じく実写化してアメリカでヒットした青いハリネズミのそっくりさんも出てくる。
〈登場キャラクター〉
左がテレビ東京版、右がディズニーチャンネル版のキャスト。
《レスキュー・レンジャーのメンバー》
おなじみシマリスコンビ。本作ではチップは焦茶色のブルゾン、デールは赤いアロハシャツで活動する。
レスキュー・レンジャーの共同創始者であり、チップがリーダーで、デールがサブリーダーにしてムードメーカー。
チップはディズニー短編映画とは違い、悪戯好きな面はあまり目立たず、しっかり者な面が強調されているようで、うっかり者のデールの尻拭いをすることもしばしばである。
デールはディズニー短編映画負けじ劣らずの悪戯好きな面が目立っており、彼がトラブルの元凶になるエピソードが存在したことも何度かあった。
- モンタリー(CV:藤本譲/峰恵研/楠見尚己(実写版))
レスキュー・レンジャーの力仕事担当のネズミの男性。
年長者らしく落ち着いた雰囲気ではあるが、チーズが大好物で、チーズを見たり嗅いだりすると人格が変わる。
レスキュー・レンジャーの紅一点のネズミの女性。
モンタリーの古くからの知り合いでありチップとデールが尊敬する女性発明家。
モンタリーに誘われたことがきっかけで、レスキュー・レンジャーの一員になった。
便利グッズから乗り物まで、何でも作れる。彼女の発明品で危機を脱したことも何度かあった。
なお、アナハイムのディズニーランドと
東京ディズニーランドのトゥーンタウンに存在するジェットコースタータイプのアトラクション「
ガジェットのゴーコースター」は彼女による設計という設定がなされている。
レスキュー・レンジャーのマスコット的存在のハエの男の子。言葉を発さず、動きや羽音で意思疎通を行う。
小柄な体格だが、稀にモンタリーに負けじ劣らずの怪力を発揮する事も。
声は基本的にテレビ東京版、ディズニーチャンネル版共に言語流用だが、ディズニーチャンネル版の一部エピソードのみ、
岡村明美嬢が彼の声を担当している。
実写版ではなんと…ガジェットと結婚し、子宝に恵まれていた。
《レスキューレンジャーの敵役》
- ファットキャット(CV:島香裕/加藤正之→中庸助)
レスキュー・レンジャーと敵対関係の犯罪組織のリーダー。名は体を表す通り、ポッチャリ体型のネコ。
葉巻を吸っており、マフィアのボス風味の衣装が特徴。
ファットキャットの部下のモグラ。超がつく程のんびり屋で、お金よりキャンディを好む。
ファットキャットの部下のネコ。見た目は『
ピノキオ』に登場したギデオンに似ている。
ファットキャットの部下のネズミ。部下の中で1番素早く、1番賢いらしい。
ファットキャットの部下のトカゲ。陰険な態度で宝石大好き。
レスキュー・レンジャーと敵対関係の狂科学者。
自身の発明品でレスキュー・レンジャーを困らせているが、だいたい因果応報な結末を迎えている。
憎めない容姿をしているらしく、レスキュー・レンジャーのサポート役で登場したエピソードが存在したことも。
〈ゲーム作品〉
FC版で『チップとデールの大作戦』『チップとデールの大作戦2』が発売されている。
基本的なアクションはほとんど変わらず、2Pで協力プレイも可能。
〈評価・余談ほか〉
先行して放送された『
ダックテイル』に次いで根強い人気があり、現在も続くリピート放送、一度は案が出されたが実現しなかったリブート企画の存在、そして最新作に当たる映画など何らかの動きがあることが本作の人気を証明しているだろう。
本放送時は全5話のミニシリーズ「
お助けチーム誕生」が特に好評だったようで、シーズン2の本数の多さにも繋がったと見ることもできる。
当然ながら日本でも放送されたのだが、初回放送がアメリカでの初回放送と僅か1月違いという驚異的な速度、更に一部話数に至っては日本が先行して放送とかなり気合の入った放送体制が組まれていた。代わりに『新くまのプーさん』の国内放送は数年遅れたが。
海外アニメ特有のシーズン制の都合上、テレビ東京では4クール放送で終了となり、1992年にWOWOWにて現行吹き替えでようやく全65話が日本で全て放送された。タイトルもこの時に原語版に忠実な表記に変更された。
ディズニーテレビシリーズの中では日本スタジオ委託回が比較的多め。
シーズン1は全話を
ルパン・
コナンで知名度のある
東京ムービー新社が担当。しかし、ディズニー側は品質管理が満足に行えなかったようであり、東京ムービー新社との契約はここで終了してしまった。
そこでディズニー側は自社で管理可能な日本スタジオを設立。それが一部の詳しいアニメオタクに知られている
ウォルト・ディズニー・アニメーション・ジャパンである。シーズン2以降は元より本作以降の90年代テレビシリーズも大体WDAJが一部話数の作業を行っていた。WDAJの実力を知りたい人はディズニー版ダークなタートルズとも言える『ガーゴイルズ』にも注目。
この作品ではチップとデール以外、ミッキーやドナルドなどディズニーでお馴染みのキャラクターが一切出てこない。
代わりに、この作品のみに登場する個性豊かなキャラクター達が存在する。
ただ、そのキャラクターは以降のディズニー作品に登場しないせいか全体的に知名度は低めである。
例外的にヒロインである
ネズミの
ガジェットは比較的知名度は高く、ディズニーランドのトゥーンタウンのアトラクションガジェットのゴーコースターは彼女が発明したという設定もある。
さらにはツムツムに登場したりとガジェットの知名度は高まりつつあるだろう。
なお、
ロシアではガジェットを崇める宗教がリアルに存在する。
追記・修正お願いします。
- ロシアにガジェットを信仰する宗教がある -- 名無しさん (2022-11-05 14:52:11)
- ガジェットは東京ディズニーランドのアトラクションで名前だけ知られているっぽいね。 -- 名無しさん (2022-11-05 22:17:59)
- ↑ディズニーツムツムでも、流石にガチのSSR級には劣るとはいえ、割と簡単に入手できてスキルの性能が良いから初心者にとってはかなり頼もしくて印象に残るキャラだよ。 -- 名無しさん (2022-11-05 22:25:45)
- ニムナル教授は町中の猫を拐ってブラシでごしごしして静電気を集める装置を作るったり天才ゆえの奇行が目立つ -- 名無しさん (2022-11-06 00:39:36)
- ガジェット教の方々は映画を見てどう思ったのだろうか… -- 名無しさん (2022-11-06 03:44:20)
- ガジェットがナイスなキャラなのはよ~くわかった、だからと言って…クラリスを冒涜する書き込みはしないで欲しい。 -- 名無しさん (2022-11-08 13:39:33)
最終更新:2024年04月24日 16:42