ベン&ジョン(仮面ライダーギーツ)

登録日:2023/05/07 Sun 01:02:00
更新日:2024/04/05 Fri 17:36:19
所要時間:約 4 分で読めます




ベン及びジョンは特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物である。

演:マイケル・K(ベン)、トム・コンスタンタイン(ジョン)


【概要】

鞍馬家のSPである、サングラスを掛けた外国人の2人組。
肌の色が黒っぽい方はベンで、白っぽい方がジョン。
袮音が家出したときの連れ戻し役である。3話では配信にて「今日も出るのか例の2人は…」というコメントが流れており、もはや恒例行事と化している模様。
殺伐とした作風・世界観の本作における清涼剤でもある。

一方、袮音に「二人は私とお父様のどっちの味方なの」と訊かれた際、ジョンが「お嬢様です!」と答え、ベンもそれに同調している。
袮音がビンタされかけた時は思わず悲痛な表情を浮かべ目を逸らすなど、お嬢様を大切に思っているのは間違いないようだ。

彼らがどのような経緯で鞍馬家のSPになったのかは、現時点では判明していない。

【劇中での活躍】

黎明編

いつもの如く家出しようとする祢音を拘束するが、直後に和装ジャマトが現れる。
2人共祢音を逃がすべく、体を張ってジャマトに立ち向かった。最終的な生死は不明だが、世界改変後は普通に生活している。

邂逅編

3話では例によって祢音の生配信に乱入し、捕まえようとしたが…

ベン「英寿様」

ジョン「サインください♪」

2人共意外とミーハーだった。サインは貰えたが、英寿と祢音には逃げられてしまった。

7話では、全力疾走するベンに注意を向けさせて女装したジョンが確保する頭脳プレーを披露。
結局祢音の「(ジョンの)スカートが破けてる」という噓とジャマーエリアの出現により取り逃がしてしまったが。

謀略編

10話では、祢音がデザイアグランプリで脱落したことにより理想を願う心を忘れたため、護衛及び荷物持ちという本来のSPの役目を果たしていた。

14話にて、袮音に頼まれて光聖の部屋を捜索したベンとジョンは、二つのIDコアを発見する。
それに触れた彼らは、かつて自分達が仮面ライダーとしてデザイアグランプリに参加していたことを思い出す。
部屋に保管されていたIDコアはそれぞれ2人のものだが、少なくともIDコアに触れるまではデザグラのことは忘れていた。

慟哭編

26話にジョンのみ登場。すずなり鬼祭りの運営に協力し、祢音と一緒にヨーヨー釣りの店番をした。

ジョン「ヨーヨー釣りはいかが~♪」

私も1個もーらおっと

ジョン「お嬢様!店番する側ですよ!」

分かってるよ!

慕情編

33話では祢音がデザイアグランプリの記憶を失った影響で、配信と家出を止めたので、護衛しつつも「おかげで仕事がラク!」「少し退屈だけどね」と軽口を叩き合っていた。
その後、ツムリからデザイアドライバーとIDコアを渡されたことにより、仮面ライダーとしての記憶を取り戻し、仮面ライダー狩りを始めたバッファから祢音を逃がすために勝負を挑む。
しかし、ジャマ神となったバッファにはほとんど歯が立たず、最終的にIDコアを破壊され二度と仮面ライダーに変身できなくなり脱落する。


お嬢様…


それでも2人共消滅するまで祢音の身を案じ続けたのだった。


【仮面ライダーランサー】

ベンが変身する黒豹(パンサー)モチーフの仮面ライダーで、英語表記は「LANCER」。
変身ポーズは、ダンサーのように一回転してポーズを取るもの*1

後述するガルン共々、現時点では変身後の姿もスペックも不明である。テレビ朝日の公式サイトにも記載されていない(東映側の公式サイトでは頭部を伏せた形で紹介されている)。

エントリーフォーム(ランサー)

デザイアドライバーに仮面ライダーランサーIDコアのみを装填して変身した姿。劇中未登場。

アームドウォーター(ランサー)

ウォーターバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した姿。14話の回想シーンで使用していた。変身後の姿は劇中未登場。

ビートフォーム(ランサー・上半身)


SET FEVER

HENSIN!

BEAT

HIT BEAT

フィーバースロットバックルをデザイアドライバーの右側に装填し、「BEAT」の絵柄を出して変身した形態。
バッファに立ち向かったが力及ばず敗北した。


【仮面ライダーガルン】

ジョンが変身するホワイトタイガーモチーフの仮面ライダーで、英語表記は「GARUN」。
変身ポーズは仮面ライダーアギト仮面ライダーBLACKを合わせたようなポーズの後、仮面ライダーファイズのように腕を振り下ろす*2

エントリーフォーム(ガルン)

デザイアドライバーに仮面ライダーガルンIDコアのみを装填して変身した姿。劇中未登場。

アームドハンマー(ガルン)

ハンマーバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した姿。14話の回想シーンで使用していた。変身後の姿は劇中未登場。

ビートフォーム(ガルン・上半身)


SET

HENSIN!

BEAT

READY FIGHT

ビートバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
ランサーと共にバッファに勝負を挑んだが、手も足も出ず倒されてしまった。

【余談】

演者のお二方は仮面ライダーの大ファンで、特にジョン役のトム氏は愛犬にソウゴと名付けていたり、Twitterで「変身」のセリフを言えたことを喜ぶツイートや冬映画を超限界装備で視聴したことなど愛に溢れたツイートをTwitterに上げている。というか仕事以外ほぼ特撮関係しかツイートしてない。

「本日、推しを応援しに来た(キリッ)」

また、29話ではジョンの出番こそ無かったが、放送後自身のTwitterにて「お嬢様はお嬢様だ!それだけだ!」というこれまた短いながらも愛のあるツイートをした。
33話放送後は、遂に東映公式サイトにコメントを掲載してもらえた。
他、氏は仮面ライダージオウ3話、仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーションなどに出演経験がある。
あとこう見えても氏は外国人スタントマングループ「リベラルアーツ」の代表さんだったりする。
特撮に詳しくないアニヲタ諸兄には「米津玄師のキックバックのPVで突き飛ばされてる外国人のにーちゃん」でピンと来るかもしれない。趣味が高じすぎて仕事になった偉い人なのだ。


登場回数はそこまで多くないものの、カッコイイ変身ポーズや祢音への揺るぎない忠誠心から現実のオーディエンスの人気は高く、彼らの変身後の姿の公開を望む声は多い。
ガルンとランサーのIDコアは、プレミアムバンダイの「仮面ライダーコアIDセット2」に収録された。




追記・修正はお嬢様を護衛できる方にお願いします。

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最終更新:2024年04月05日 17:36

*1 演じるマイケル・K自身もダンサーとして活動している。

*2 トム氏は『仮面ライダー555』をお気に入りとして挙げている。加えて、33話では仮面ライダーナイト仮面ライダーブレイド仮面ライダーカブト、同じ白虎モチーフの仮面ライダータイガのポーズも参考にしたとコメントした。