吾妻道長/仮面ライダーバッファ

登録日:2022/09/20 Tue 18:46:47
更新日:2024/04/16 Tue 16:40:39
所要時間:約 31 分で読めます


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4号ライダー IDコア Undead Fire アンチヒーロー アンチライダー インファイター ウシ ゲリラ組織 コメント欄ログ化項目 ジャマト ジャマトグランプリ ジャマーガーデン ジャマーガーデンズ ジャマ神 スイギュウ スピンオフ主役 ゾンビ ダークヒーロー チェーンソー チート チート←ただし対ライダー戦限定 ツンデレ デザイアグランプリ デザイアドライバー デザイアロワイヤル ドライ バッファケミー バッファロー ビーチブースト ミッチー ライバル ライフルは殴るもの レイズバックル 一匹狼 主人公に勝ったキャラ 令和の乾巧 令和ライダー 仮面ライダー 仮面ライダーギーツ 仮面ライダーバッファ 同じ穴の狢 吾妻道長 哀しき悪役←中盤 好戦的 孤高のバッファロー 律儀 悪堕ち 意外と面倒見がいい人 所要時間30分以上の項目 本当は優しい人 杢代和人 水牛 浅倉被害者の会 猪突猛進 現場作業員 画伯 真面目 縄田雄哉 肉食系男子 脳筋 裏主人公 野心家 闇堕ち 頭のいい脳筋 鴻上光生の対義語




自分の理想のために他人を蹴落とす。そういう奴らが許せなかった!

だから、仮面ライダー全員をぶっ潰す力を手に入れるんだ!!!


吾妻(あづま)道長(みちなが)とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーギーツ』の登場人物。
本項目では彼が変身する仮面ライダーバッファについても記載する。

演:杢代(もくだい)和人
キャラクターソング:「Undead Fire」



【概要】

仮面ライダーバッファの変身者である青年。
普段は現場作業員として働いており、1話で敗退し、記憶を失った後は高所の工事現場で作業員として働いていた。
しかし、すぐにまたツムリが現れた事で再度仮面ライダーに選ばれて以降、新たに始まったデザイアグランプリにおいては前大会で生き残っただけあって英寿に次ぐ上位ランカーとなる。


【人物像】

基本的に周囲への当たりが強く、特に浮世英寿を強く敵視している。
野心に溢れ、デザイアグランプリにおいてはとにかくジャマトを撃破してスコアを稼ぐスタイルを取っている。
また、人の死を何とも思わないどころかむしろそれを嘲笑ったり、桜井景和鞍馬祢音を「モブ」呼ばわりするなど、自己中心的で他人に対して容赦がない*1
ゲームでは他の参加者と取引することはあっても馴れ合いや協調はせず、攻略は自分の力で挑む傾向にある。

しかしながら5話では現場の同僚、もしくは先輩と思しき男性達に気遣われる場面があり、普段の人間関係は悪くないと思われる。
そして何の因果か番組の企画で敵視する英寿の家のリフォームを行うことになった際、デザグラ本部からの知らせが入った際に英寿から「俺の家直すなら棄権するか?」と煽られるも、それに対して「誰が。速攻で直してやるよ!」と返すなど根は真面目と思しき一面がある。
というかこれまでの行動を見る限り、真面目故に一度思い込んだら闘牛よろしく一直線にしか進めない性格の模様。

勝利への貪欲さも人一倍見せている一方、他人から恨みを買うような真似はせず、むしろ後述の過去故か卑怯なやり方で勝つ事を嫌っている節さえある。
事実、5話ではブーストバックルを入手した景和に「お前いっつもそれ手に入れてないか?」と言うだけで特に強奪はしなかったり、6話では自分とペアになった小金屋森魚が卑劣な手で景和を陥れると迷わず手を切ったりしている。
しかし、時としてその姿勢が仇となることもあり、『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』では仮面ライダー王蛇への背後からの攻撃を躊躇した為にベノスネーカーを召喚する隙を与えてしまったことも。
とはいえ、これは普段と全く違うライダー同士の戦いが前提である上に、相手が歴代屈指の凶悪ライダーである浅倉威=王蛇という事で相手と状況が悪かったとも取れるが。

また、絵心はあまりないらしく36話で残っているデザイアロワイヤルの参加ライダーを確認するために各ライダーのモチーフの動物を木の板に描いていたが、描かれたそれは劇中や本人のシリアスな雰囲気に反していずれも子供の落書きのような気の抜ける出来であった。

以上の事から彼の普段の言動は英寿、ひいては仮面ライダーという存在への敵意から来ているものであり、彼本来の人物像としては生真面目でお人好しとまではいかずとも人の良い性格をしている事が伺え、デザグラ内ですら、つっけんどんで当たりの強い言動の中に人の良さを隠しきれていない。
そのせいか、本人の意思とは逆に英寿、景和、祢音から彼への感情は(3人とも割と人懐っこい性格をしていることもあって)概ね良好。


【過去】

自身がまだDGPの参加者ではない一般人だった時に友人・今井透が他のDGP参加者にレイズバックルを腕ずくで奪われた挙句ジャマトに倒され間接的に脱落させられる姿を目の当たりにする。
その直後に現れたギーツが自身に対し「こんな悲劇は忘れるに限る」と安易な慰めの言葉を言われた事で*2「忘れてたまるか…!」と激しく憤り、以降彼や他のライダー達に敵意を抱くようになった。
このような境遇もあり、デザ神となって『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』を望んでいる。


【動向】

黎明編

デザイアグランプリの最終戦。
街に溢れた和装ジャマトを豪徳寺武/仮面ライダーシローと競うように殲滅していき、一旦は豪徳寺に先導された桜井景和、鞍馬祢音とともにビルの屋上へ退避する。
その直後、スラグフォートレスジャマトの攻撃を受けてシローが消滅し、道長は不敵に笑う。
それに憤る景和を「他人の心配してる場合か」と一蹴し、再びスコア稼ぎに邁進していった。

だが、浮世英寿ことギーツがスラグフォートレスジャマトを攻略。
惜しくもデザ神の座を逃し、世界のリセットによって記憶を失った。
新世界では職場の工事現場でツムリと出会い、改めてデザイアグランプリの招待を受ける。

邂逅編

景和や祢音といった面々を迎えて始まった新たなデザイアグランプリ。
最序盤は英寿との確執が多く描かれ、再会したばかりの彼に「何がスターだ。チャラチャラした願いを叶えやがって」と吐き捨てている。
また、墨田奏斗/仮面ライダーダパーンと取引してマグナムバックルを入手するなど、勝ちのためには手段を選ばない姿勢も見せる。
ただしあくまで正当な手段での勝ちを目指しており、スコア減点となる他ライダーへの攻撃は最終戦の8話*3を除いて一度もしていない。

デュオ戦の神経衰弱ゲームでは当初景和と組んでいたが、後に小金屋森魚/仮面ライダーメリーがチャンス券を使ったことで彼と組み直す。
その後、森魚が景和のブーストバックルをくすねたことを知ると、全員の前でブーストバックルを見せてそれを暗に示す。
そして、景和と森魚でビーチフラッグならぬビーチブーストを行い所有者を決めることを提案。
なお、このどこかズレた決め方に他の面々は戸惑っていた。

勝負は森魚が反則同然で勝ったものの、彼の所業に嫌気が差した道長はチャンス券を行使、ゲーム終了直前に景和と組み直した。
交代の理由は「森魚が残ると今後厄介になると判断したから」とのことだが、一番は過去に透を陥れたライダー達のような「私欲のために卑劣な手を使い、躊躇なく他者を蹴落とす人間」と森魚が重なったためだろう。
結果的に景和は道長に助けられる形で勝ち抜け、森魚は脱落する*4

9話ではラスボスのサボテンナイトジャマトへ果敢に挑むが、まるで歯が立たずに片方の角が折れ、片目のバイザーにヒビが入るほどの重傷を負う。
見かねた英寿に退却を促されるが、


ゾンビってのはな……死にかけてからが本番なんだよ!

何度やられようが、俺は戦う!

それでも勝利への執着を捨てず、バッファはラスボスへ立ち向かう。

しかし、勝負を決めたのは彼の言葉に感化されたギーツだった。

「負けなければいつか勝てる日が来る。いつでも相手になってやるよ」と声を掛ける英寿に悪態をつきながら、道長は消滅。
その表情はどこか清々しいものだった。

謀略編

脱落によって記憶を失った道長は再びツムリ(と英寿)に出会い、大会への招待を受ける。
新メンバーや馴染みの顔を迎えても刺々しい態度は相変わらず、今回も独力での勝ちを目指す。
2回戦の迷宮脱出ゲームでも、共闘する他のライダー達と違い終始ほぼ一人で戦っていた。
晴家ウィンの正体を知ったのもこのときで、「ギーツを出し抜いて俺達と脱出するか?」という彼の誘いを「お前らの手解きは受けない。俺は俺のやり方でギーツに勝つ」と一蹴している。

そして、英寿が脱落して迎えた最終戦。
以前より強化されたジャマト達や、凄まじい戦闘力を誇るラフレシアフォートレスジャマトに圧倒される景和と祢音とは裏腹に、「ギーツなんか居なくたってやれる!」と奮起していた。
そして、かつてギーツがしたようにラスボスの体内へ乗り込もうとするが、非常に激しい攻撃を受けて深手を負ってしまう。
そこへ通りかかったのは、記憶を失くして一般人となった英寿だった。

「無茶はするなよ。勇気と無謀は違う」という英寿の忠告も、景和や祢音の呼び止めも無視し、またも猪突猛進していくバッファ。
その直後、ラスボスが放ったビームが彼を襲った

変身が解け、倒れ込む道長。
駆け寄る英寿に、「俺とお前の何が違う…?」「何故お前に出来て、俺には出来ない……?」と心中を吐露する。


お前が言ったんだろ!? 負けなければいつか勝てる日が来るって…!

全部嘘だったのか? 俺達を化かしてただけなのか?

もし違うというなら、証明して見せろ……お前の言葉を、信じさせてみろ……。

MISSION FAILED


あれほど憎悪していたはずの英寿にデザイアドライバーとゾンビバックルを託し、道長は退場。
こうして彼は、本年におけるクリスマスの犠牲者となった。
かに思われたが……?


【人間関係】

デザイアグランプリの参加者。
上述の過去の経験で英寿に対し異常なまでの敵意を抱いている。
逆に英寿からは気に入られている節があり、度々ちょっかいを出したりバックルの賭けをするなど良きライバルとして扱われている。
謀略編で記憶がリセットされた時に英寿と遭遇しサインしてやろうかと言われ「いいのか?」と喜んでいたが、直後にライダーとしての記憶を取り戻した時には着ているシャツにマジックでサインを書きだす英寿に「触んな!お前のサインなんかいらねぇ!」と言い捨てる一幕もあった。

デザイアグランプリの参加者。
最初は景和の事をモブ呼ばわりし、対立する事も何度かあったが、小金屋森魚の手によって脱落させられそうになった時には人知れず手を貸している。

1話で行われたデザイアグランプリの参加者。
英寿と共に最終決戦まで残った手強いライバルだったが、スラグフォートレスジャマトに殺害され、挙句それを道長に嘲笑われてしまった。
皮肉なことに、15話では道長もまた彼と同じような形で退場していった。


【仮面ライダーバッファ】



勝つためには手段を選ばない。それが俺のやり方だ。


スーツアクター:縄田雄哉


道長が変身する仮面ライダーで、英語表記は「Buffa」
モチーフは牛(水牛)。
変身する際は親指と小指を立てて、「牛」に見立てたポーズを取るのが特徴。
なお、本人の戦闘スタイルもあって飛び道具が基本武装のギーツとは仮にサシで戦った場合、相性が悪い可能性が高い。
が、実際の戦闘となると激しい接近戦を繰り出し、遂に22話では他の事に気を取られていたとはいえギーツを斬りつけて変身解除に追い込んだ。


エントリーフォーム



ENTRY


デザイアドライバーに仮面ライダーバッファIDコアのみを装填して変身した姿。
右腰には変身者の闘争心を煽る効果を持つローブ型のパーソナルアクセサリー「バッファムレータ」を装備している。
頭部「バッファヘッド」からは白銀の角「バッファホーン」が生えており、格闘能力の向上と他者へ威圧感を与えるとされ、劇中ではこの角で攻撃する場面もある。


レイズバックル単体使用形態

ゾンビフォーム(上半身)



SET

変身。


Wooooo! GRAB! CLASHOUT!!

ZOMBIE…


READY FIGHT


ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した基本形態。
腕部拡張装備「ポイズンチェンバーアーム」の力により、生物のゾンビ化、及び触れた物質を溶解する特殊な「poi-zom」を生成可能であり、それを敵に注入する刺々しい部位が各所に備わっている。
戦闘面においては左手に生えたオレンジ色の巨大な鉤爪「バーサークロー」や、チェーンソー型の拡張武装「ゾンビブレイカー」による接近戦を得意とする。

バッファのIDコアや自身のファイトスタイルと相性が良いからか、道長はゾンビバックルをいたく気に入っており、ほぼ毎回のように使用している。


  • ゾンビストライク

ZOMBIE STRIKE

ゾンビバックルの鍵を捻って発動。
劇中未使用。

  • タクティカルブレイク

POISON CHARGE

TACTICAL BREAK

ゾンビブレイカーのデッドリーポンプを上部に移動させて「ポイズンチャージ」した後、「インプットリガー」を引く事で発動。
テリブルチェーンに紫色のエネルギーを纏わせて斬り付けた後、続けざまに高速回転させた刀身で薙ぎ払う。


アームドウォーター(上半身)



SET

変身。


ARMED WATER

READY FIGHT


ウォーターバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した派生形態、3話から登場。
水鉄砲型の拡張武装「レイズウォーター」が追加され、外部から水を供給する事で強力な水流を放つ事が可能。
……なのだが、道長が接近戦を好むこともあって劇中では完全に鈍器としてのみ扱われていた(一応、レイズウォーター本体は強固なトラス構造で設計されているため打撃にも転用可能)。
色はともかくモチーフ(水牛)的には合っているかもしれない。


◇必殺技
  • ウォーターストライク

WATER STRIKE

ウォーターバックルの蛇口ハンドルを捻って発動。
劇中未使用。


マグナムフォーム(上半身)



SET

変身。


MAGNUM

READY FIGHT

マグナムバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
ライフルとハンドガンに変形する拡張武装「マグナムシューター40X」や、両腕部「ガンスリンガーアーム」に取り付けられた「アーマードガン」による射撃を得意とする形態。
4話から登場、こちらも接近戦を得意とする道長の戦闘スタイルには合わず、マグナムシューター40X・ライフルモードを鈍器として振り回していた。


◇必殺技
  • マグナムストライク

MAGNUM STRIKE

マグナムバックルのリボルバーを回転後、トリガーを引いて発動。
劇中未使用。

  • マグナムタクティカルブラスト

MAGNUM

MAGNUM TACTICAL BLAST

マグナムシューター40Xにマグナムバックルを装填して放つ必殺技。
ライフルモードに変形したマグナムシューター40Xの銃口にバックルの模様型のエネルギーを集め、強烈なエネルギー弾を放つ。
5話で壁際まで追い込んだトランプジャマトに至近距離から叩き込んだが、規定の倒し方でなかったため即座に復活してしまった。


ゾンビフォーム(下半身)


REVOLVE ON

ゾンビバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
上半身の各種装甲が下半身に移動している。
初登場は6話。15話では側転しながらリボルブオンしてこの形態となり、右足に移動したバーサークローによつ足技を披露した。


◇必殺技
  • ゾンビストライク

ZOMBIE STRIKE

ゾンビバックルの鍵を捻って発動。
14話で使用、回し蹴りを放ち、バーサークローから2体のかくれんぼジャマトへ斬撃を飛ばした。
しかし、実際は幻覚によって姿が変わったタイクーンとナーゴだった。

ニンジャフォーム(上半身)


数にはこっちでいくか…

SET


NINJA

READY FIGHT

ニンジャバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した姿。
10話では、海賊ジャマトと戦うために仮面ライダーケイロウから没収して使用した。


◇必殺技
  • ニンジャストライク

NINJA STRIKE

ニンジャバックルのクナイスターターを引き、再度押し込んで発動。
劇中未使用。


アームドシールド(上半身)



SET

ARMED SHIELD

READY FIGHT

シールドバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
型の拡張武装「レイズシールド」が追加されている。
4話にて、デザイアグランプリのゲームマスターが閲覧していた過去の映像内で変身している姿が確認できる。


◇必殺技
  • シールドストライク

SHIELD STRIKE

シールドバックルのエンブレムを押し込んで発動。
劇中未使用。


デュアルオン形態

ゾンビブーストフォーム



SET

SET

DUAL ON


ZOMBIE & BOOST

READY FIGHT

それぞれゾンビバックルをデザイアドライバーの右側、ブーストバックルを左側に装填して変身した形態。

6話で登場。仮面ライダーメリーが交戦中のトランプジャマトを掴み、タイクーンの前まで引き摺った。

◇必殺技
  • ゾンビブーストビクトリー

ZOMBIE BOOST VICTORY

ゾンビバックルの鍵を捻る、またはブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。

  • ゾンビブーストグランドビクトリー

ZOMBIE BOOST GRAND VICTORY

ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムに移行後、ゾンビバックルの鍵を捻る、またはブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。


ブーストゾンビフォーム


REVOLVE ON

デザイアドライバーにゾンビバックルとブーストバックルを装填して変身した形態。
6話にてゾンビブーストフォームからリボルブオンし、赤べこブーストライカー・バッファモードを召喚した。

◇必殺技
  • ゾンビブーストビクトリー

ZOMBIE BOOST VICTORY

ゾンビバックルの鍵を捻る、またはブーストバックルのハンドルを捻って発動。
劇中未使用。

  • ゾンビブーストグランドビクトリー

ZOMBIE BOOSTGRAND VICTORY

ブーストバックルのハンドルを2回捻ってブーストタイムに移行後、ゾンビバックルの鍵を捻る、またはブーストバックルのハンドルを捻って発動。
6話で使用、ブーストライカーがトランプジャマトを突き上げ後、バッファが背中から跳び上がって地面へと殴りつけた。
この時、タイクーンも同じスートの別個体を倒している。


アームドドリルゾンビ



SET

SET

DUAL ON


ZOMBIE ARMED DRILL

READY FIGHT

ゾンビバックルと9話の緊急ミッションの際に手に入れたドリルバックルをデュアルオンして変身した形態。

◇必殺技
  • ゾンビドリルビクトリー

ZOMBIE DRILL VICTORY

ゾンビバックルの鍵を捻って発動。足元から大量のバーサークローを召喚して飛び上がり、レイズドリルで対象に突撃する。


ゾンビアームドドリル


REVOLVE ON

ゾンビバックルを右側、ドリルバックルを左側にセットして変身した形態。
劇中ではアームドドリルゾンビからリボルブオンしてサボテンナイトジャマトに立ち向かったが、一蹴されてしまった。
ちなみにバッファヘッドの左角が折れていたため、公式サイトの写真もその状態で掲載されている。


ビートゾンビフォーム



SET FEVER


BEAT

HIT FEVER BEAT


ビートか…。

ビートを引いた右側のフィーバースロットバックルとゾンビバックルでデュアルオンした形態。
12話にて変身、近接武器のビートアックスはバッファの戦闘スタイルと噛み合っているはずだが、劇中では何故か投げて使っていた。斬れよ。
バッファはゾンビを狙っていたため、早々にスロットをやり直されてしまった。

フィーバーゾンビフォーム



SET

SET FEVER


ZOMBIE

HIT FEVER ZOMBIE

デザイアドライバーにゾンビバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルでゾンビの絵柄を出して変身した形態。
上下ともにゾンビフォームの装甲を纏っており、格闘能力が飛躍的に向上、さらに全身のあちこちから毒を生成することもできる。
また、左脚に装備された「フィーバークロスムレータ」がフィーバーによる負荷を軽減する機能を担っている。
拡張武装のゾンビブレイカーも2本装備可能になった。

初変身は12話。


◇必殺技
  • ハイパーゾンビビクトリー

HYPER ZOMBIE VICTORY

ゾンビバックルの鍵を捻って発動。
MOVIEバトルロワイヤル』で使用。ゾンビブレイカーにエネルギーを纏わせて斬りつける。

  • ゴールデンフィーバービクトリー

GOLDEN FEVER VICTORY

フィーバースロットバックルのゴールデンレバーを引いて発動。
12話で使用。タクティカルブレイクと併用し、エネルギーを纏ったゾンビブレイカーでジャマトライダーを袈裟斬りにした。

  • タクティカルブレイク

POISON CHARGE

TACTICAL BREAK

ゾンビブレイカーのポンプを上に動かし、トリガーを引いて発動。
12話で使用し、ジャマトライダーを片方のゾンビブレイカーで斬りつけた。

アームドプロペラゾンビ



SET FEVER


GOLDEN FEVER

どうやら運が、回ってきたようだな!

デザイアドライバーにゾンビバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルで「???」の絵柄を出して変身した形態。
15話にて、レイズプロペラで飛行してラスボスに立ち向かった。


スペック表

形態 身長(cm) 体重(kg) パンチ力(t) キック力(t) ジャンプ力(m/ひと跳び) 走力(秒/100m)
エントリーフォーム 209.6 86.4 1.6 3.8 4.1 8.8
ゾンビフォーム 100.4 2.6 5.3 9.1
アームドウォーター 87.5 1.6 3.8 8.8
マグナムフォーム 90.6 2.2 5.1 6.7 8.4
ニンジャフォーム 205.2 90.0 2.5 5.1 18.3 5.8
ゾンビブーストフォーム 209.6 106.9 2.6 49.4 53.3 3.1
ブーストゾンビフォーム 20.8 5.3 4.1 9.1
アームドドリルゾンビ 1.6
ゾンビアームドドリル 2.6 3.8 8.8
ビートゾンビフォーム 105.7 2 5.3 9.1
フィーバーゾンビフォーム 114.4 3.6 6.8 9.4
アームドプロペラゾンビ 101.5 1.6 5.3 9.1


【余談】

  • 道長役の杢代氏は撮影開始当時18歳、元々道長は23歳で景和よりも年上になる予定だったが、杢代氏の起用により年齢が引き下げられた。
    さらに企画当初はもっと冷徹なダークヒーローとして設定されていたが、上記の経緯により、「勝負に対しては手段を選ばないが、かといって悪にもなり切れない」という人間臭い役に変更された。

  • 杢代氏はアイドルグループ『原因は自分にある。』のメンバー。『ギーツ』ではがパーソナルカラーだが、グループ内ではが彼のパーソナルカラーとのこと。違いである。
    • ちなみに中学生からの自称は「レベチイケメン」極めてシンプルかつスターオブザスターオブザスターズに負けない自称である。

  • 『ギーツ』撮影現場に小さな子どもが見学に来た際、簡氏は「ギーツ」、佐藤氏は「タイクーン」とライダー名で呼ばれる一方、杢代氏は大抵「ゾンビ」と多用したバックル名で呼ばれるらしい。
    • これについてはメインライダーで唯一バッファだけがほぼゾンビバックルで戦い抜いたのも要因だと思われる。佐藤氏「途中でなんか、付属品みたいな…」杢代氏「もう一つの方を付属品言うな」

  • チェーンソーを使う(厳密にはチェーンソーに変形する機能を持つ変身ベルトだが)紫色の高橋悠也脚本のゾンビライダーという事で、
    多くの視聴者だけでなく、道長役の杢代氏も『仮面ライダーエグゼイド』の仮面ライダーゲンムを連想したとか。
    偶然にもバッファのスーツアクターを務めた縄田氏は『エグゼイド』前半にてゲンムのスーツアクターを務めた経験がある。


この項目はじきに追記・修正される。

















以下、16話以降のネタバレ注意













自らの不正が表沙汰となり、ギロリがデザイアグランプリのゲームマスターを更迭された頃、ジャマトを育てる男・アルキメデルの農園に荷物が届く。
肥料と一緒に入り口の前へ送られてきたのは、気を失った一人の男――退場したはずの吾妻道長その人だった


ゾンビバックルを使いすぎた効果か……貴重なサンプルだ……。


こうして道長はアルキメデルに拾われ、英寿らとは違う道へ一人進むことになる。


【人物像②】

15話で死亡したと思われた道長だったが、驚異的な生命力で息を吹き返し、アルキメデルにサンプルとして回収された。
当初はジャマーガーデンからの逃走を試みたが、デザイアグランプリの実態を知ると仮面ライダー、引いてはデザグラそのものへの憎悪をさらに強め、ジャマト陣営のベロバやアルキメデルらと結託。
新たにデザイアグランプリの破壊を目的に動き出す。
あくまでゲームのルールに則る必要があった今までと違い、退場したことで大会のルールに縛られる必要が無くなり、ライダー達を躊躇なく襲うようになった。

こうなってしまったのは、「自分達の願いと生死を賭けた戦いが全て、異なる次元から来た超越的存在の娯楽に過ぎなかった」という、デザグラで友を失った道長からすればあまりに理不尽な真実を突き付けられた末、目的に一直線な元来の性格が悪い方向に作用したためかもしれない。
また、「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」というのはそもそも叶ってしまえばデザグラを成り立たなくさせる望みであり*5、デザグラから弾き出された以上、似たような思惑を抱えるジャマト陣営と手を組むのはむしろ自然な流れと言える。
一方でライダーへの怒りにばかり囚われ、理想を叶えた先で何を得るかが見えていないようにも見受けられる。
自分を見失い、怒りのままにひたすら敵を蹴散らす様はまさにゾンビのそれと言えよう。

また、18話でジャマトバックルを使用してからは左腕の皮膚が植物のように変化し、肉体が徐々にジャマト化しつつあることが示唆されている。
一部の視聴者からは「このまま行けばのようになるのでは」と懸念されているが、道長自身は(少なくとも今のところ)気にしている素振りはない。

曲がることを知らない孤高のバッファローは、果たしてどこへ向っていくのか……。


【動向②】

乖離編

英寿達がデザグラの正体を知り、新シーズンの戦いへ身を投じる一方、ジャマーガーデンの中で目を覚ます。
腰にはひび割れたIDコアが装填されたデザイアドライバーがあった。
死んだはずの自分が生きていることを不思議に思いつつ、ジャマトが人の手で生み出されていること、アルキメデルがデザグラへの反逆を目論んでいることを知る。

18話ではIDコアとドライバーを持ち出し、施設からの脱出を試みたところでジャマトライダーの妨害に遭う。
生身の体にも容赦なく攻撃してくる敵に対し、道長は破損したIDコアを叩いて無理矢理エントリーフォームに変身するというA.I.M.S.の隊長張りの力技で応戦。
コアが破損している影響か思うように動けない中、ボコボコにされつつもプロレス技を仕掛けて抑え込み、馬乗りのままひたすらぶん殴り続けて辛くも勝利。
だが、続いて現れた2体のジャマトライダーはさすがに相手にできないと判断し、倒した個体が落としたジャマトバックルを使って撃退、何とか街への脱出に成功した。

続く19話にて市街地で英寿と偶然再会し、彼から差し入れを貰う*6
復帰を誘うような言葉を掛ける英寿だったが、デザイアグランプリ自体に嫌気が差していた道長は「自分のやり方で理想を叶える」と告げてその場を去る。
だがその後、体力の限界で昏倒したところをニラムとサマスに発見され、ジャマーガーデンに送り返される。
さらに二人の会話からデザイアグランプリが見世物であることを知ってしまった。

そして眠りから覚めたとき、ジャマトのスポンサー・ベロバと邂逅。
望みを叶えるため、彼女が目論むデザイアグランプリの破壊に手を貸すことを決意し、ジャマトとは別にデザグラの参加者を襲撃し始めた*7
中でも21話では、五十鈴大智の提案でゲーム参加者からゾンビバックルを奪うという、かつて透が他の参加者にされたこととまったく同じ凶行に及んでいる
ベロバらが企てたヴィジョンドライバーの奪取にも貢献し、英寿らデザイアグランプリ陣営から完全に敵として認識されるようになった。

慟哭編

乖離編終盤でベロバが開催を宣言した、ジャマトがプレイヤーとなって人類を殲滅する「ジャマトグランプリ」が始まった25話。
5体のジャマトに交じり、道長もそのプレイヤーに選ばれる。
1回戦のかみなりジャマト祭りでは、親友の透をコピーしたナイトジャマトに声を掛けられる。
外見や声のみならず、記憶まで人間だった頃と変わらないナイトに道長は親しげに接し、第1ターンでは他のジャマトと連携して景和達を退け、第2ターンでも互いに協力して英寿を変身解除にまで持ち込んだ。
だが、英寿が土壇場で手に入れた新たな力・ブーストフォームマークⅡには叶わず、致命傷を負ったナイトは道長に助けを求めるが……


計算が狂ったな。お前を利用すれば、ギーツを倒せると思ったが。

俺達、親友だろ…?

あぁ? ただのバケモンだろ。

本物の透はもういないととっくに割り切っていた*8道長は、恨み言を吐いて爆散するナイトから目を背け、その場を去っていった。

その後の戦国ゲームにおいてはルークやビショップ、ジャマトライダーらを率いてニラムのいるDGP陣営本陣を襲撃するが、ギーツに阻まれ撤退する。
その後、レーザーブーストフォームになったギーツに敗れたベロバの元へゾンビジャマトフォームの姿で現れ、ヴィジョンドライバーをベロバから奪いつつベロバとともに撤退し、その後ヴィジョンドライバーを用いて創世の女神の姿を見に向かった。
さらに、31話では戦いの末に沙羅の目の前でタイクーンを消滅に追い込むという一線を越えた凶行に及んでしまう。

そして、ジャマトグランプリ最終戦を迎えた32話。
ギーツとゲイザーの戦いに横槍を入れる形で彼らをまとめて撃破。
ついにジャマ神となり、念願の「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」を手に入れたのだった。



やってやるよ。こんなくだらない世界、全て終わらせる…!
デザイアグランプリも、仮面ライダーも……この俺がぶっ潰す……!


さあ、叶えてもらうぞ……。俺の理想の世界を。


慕情編

ジャマ神になってからはチラミが差し向けた仮面ライダー達を片っ端から返り討ちにし、IDコアを破壊して脱落させる。
その後、本格的にデザイアグランプリ運営の打倒を開始した。
ライダーをぶっ潰す力を手に入れた彼にとって、多くの現代人の幸福と不幸を弄んだ運営は、不要かつ害悪な存在となったのである。
そして、ライダー達のIDコアを破壊したのも「IDコアがある限りデザイアグランプリにエントリーさせ続けられる=IDコアが無くなればデザイアグランプリに参加させられることもジャマトとの戦いで命を落とす危険もなく平穏な暮らしを送れる」というある種の優しさから来るものだった*9
その証拠に、祢音がIDコアに触れようとした時にも制止するだけに留めており、彼女を襲うことはなかった。

デザイアロワイヤルエントリー後は、運営という共通の敵ができた事で英寿とは事実上和解し、共闘したこともあった。
反対にデザイアグランプリの存続を願う景和達とは最後まで対立し続け、最終的にナッジスパロウ、ナーゴ、ハクビのIDコアを破壊したのだった。

創世編

運営は現代から撤退したものの、現代に残したジャマト達が人々の生活を脅かす。
因縁のあるベロバも残留していたこともあって再びバッファに変身し、運営が残していった邪魔者を殲滅するという想いを胸に、ケジメをつけるべくジャマトとの戦いに身を投じる。

…しかし、ジャマト陣営に加担し相当の犠牲者を出した前科がある彼を、運命は救世主にしてくれなかった。

40話で、ジャマトに寄生された沙羅を景和の目の前で倒してしまったのだ。
そもそも沙羅は複数のジャマトに寄生された時点で元の人間には戻れなくなっており、それを知らなかった道長には防ぎようのない事態だった。
だが、彼は景和の怒りを真正面から受け止めた。
かつてデザグラによって大切な友人を奪われた。
その復讐として、仮面ライダーになった過去がある者として。
景和をジャマグラで消滅させた負い目があり、沙羅にもまたIDコアを壊してライダーにさせなくしたという責任を感じていたのも大きかったかもしれない。

それでもジャマトによる被害は見過ごせず、断腸の思いで沙羅と同じステージ2のジャマトにされた人々を倒し続ける。
その過程で、沙羅の幻覚まで見るほど追い詰められても、自分以外の人間の幸せを守るために戦うことをやめなかった。

43話の世紀末ゲームでは、英寿と共闘してギャングライダーズの鎮圧にあたる。
その後、景和が新たにギャングライダーズのヘッドに就任したというニュースを見て、これまでの景和への行いに責任を感じ、彼を止めるために単身説得に赴く。

44話ではギャングライダーのアジトに単独で突入。
景和に対し、知恵の樹にされた人をもとに戻すことは可能だという情報を話し、ギーツ陣営に戻ってくるよう説得するも決裂しタイクーンブジンソードと再び戦うことに。
前回とは違いリボルブオンを駆使して善戦したもののやはりスペック差は覆せず敗北。
それでもなおタイクーンに対し、かつての自分のように願いのために他人を不幸にしている様を非難し、「俺はギーツを信じる!」と憎んでいた英寿を信じるよう促した。
そしてナーゴに敗れ彷徨うベロバに対し、「今のお前が一番不幸に見える」と皮肉を言い放った。
明らかにボロボロのベロバに比べ、さっきタイクーンにボコられてたも関わらずピンピンしている。

45話ではタイクーンとギーツの戦い、そしてギーツによりタイクーンが願いを叶える前の世界に戻る様子を祢音とともに見守っていた。

46話ではプレミアムベロバ・ケケラに襲われていた大智をナーゴとともに救出。
大智と取り引きをしベロバの企みを阻止するため、そして沙羅を消滅させた罪を償うためにベロバに挑む。
互いに煽り合いながら仮面ライダーベロバに何とか食い下がるも圧倒的なパワーの前に徐々に押されていき、必殺技同士のぶつかり合いにも押し負けかけるが、ここで「すべての仮面ライダーをぶっ潰す力」が復活、フィーバーゾンビフォームとなりベロバに競り勝ち引導を渡した。
しかし体力が尽き動けなくなったところにケケラが現れトドメを差されそうになったところで、英寿からの説得を受けた景和に助けられる。

ありがとう。姉ちゃんのために。

俺が招いたことだ…

悪かった…

俺のほうこそ 今までみんなを信じられなくて… ごめん

すれ違いと言葉足らずから始まり、結果的にそれぞれ女神の願いで、世界の混乱と犠牲者を出してしまった景和と道長。
ここに来てようやくお互いの非を認めて謝罪し、和解。
緑の復讐鬼と紫の破壊神の面影は消え去った。
そしてケケラは景和から絶縁状を叩きつけられて半ギレで帰って行った。

47話のケケラが仕掛けた「仮面ライダーゲーム」ではウシのぬいぐるみにされてしまい出番がなかったが、スエル主催の終幕のデザイアグランプリでは景和と協力し、ジエンドライダー達の足止めを担当した。

全ての戦いが終わった後、「うまい肉を食う」という願いを胸に、現場作業員の仕事に戻る。
『全てのライダーをぶっ潰す』という悲願から解き放たれ、同僚達とバーベキューを楽しむ青年の顔には決して嘘偽りのない笑顔があった。


【人間関係②】

道長は今まで以上に彼への敵愾心を晒け出しており、ことあるごとに直接対決を挑んでいる。
以前の英寿は元々道長をそんなに嫌っていない、どころか若干気に入っている素振りすら見せており、最初は道長と戦うことに躊躇いを見せていたが、今では敵と割り切っている模様。
それどころか、ジャマトグランプリの一連の所業に関しては「ベロバと同類」と一刀両断された。
今後の動向から最も目が離せないコンビと言える。


デザイアグランプリの参加者で、邂逅編と謀略編で勝ちを争った間柄。
二人とも道長のことは憎からず思っていたが、彼が慟哭編でジャマトグランプリに参加した際には非難している。
そして、特に景和に対しては恨みを買う行為を次々と重ねていき、最終的にそのツケを払う羽目に……

デザイアグランプリのプロデューサー。
退場したはずの道長をサマスとともに発見し、ジャマーガーデンに搬送した。
一度は死んだ存在が表に出ることを良しとせず、「彼には期待しているよ。ジャマトとして生まれ変わり、番組を盛り上げてくれるのをね」と口にしている。
バッファがゲームの参加者を襲い始めると手ずから排除を試み、21話では仮面ライダーゲイザーに変身して完膚なきまでに叩きのめした。
しかし、彼が必殺技を受けてもなお生き延び、挑発までしてみせる姿を見て、「もはや偶然のフィクションにあらず」と存在を許容。
その後に行われた時限爆弾ゲームのオーディエンス投票において、バッファは参加者でないにもかかわらず7%の支持を得ている。

  • ベロバ
デザイアグランプリのオーディエンスで、ジャマト側のスポンサー。
20話で初めて道長に接触し、彼の願いを叶えることと引き換えにデザグラの破壊に協力するよう打診した。
彼の「不屈の精神」を気に入り、ミッチーというあだ名で呼んだり、衣装のコーディネートをしたりと推しとして扱っている。
アダ名も境遇もそれとなく似てるがショッカーは関係ない
デザグラ時代のバッファを推していたオーディエンスからは何を思われているやら。
対する道長は彼女を利用する相手としか見ておらず、24話では「人間がみんな不幸になる、ゾクゾクするような世界をアタシに見せて」という言葉に、「お前の趣味なんて興味ない。俺の理想の世界を叶えられればそれでいい」と返している。

  • アルキメデル
ジャマトを育成する男。
道長が死から免れたのはゾンビバックルを長期使用していたためだと考察しており、貴重なサンプルとして興味をもつ。
バッファのIDコアをジャマトが育つ土に撒き、強力な変異種が生まれないか試したこともある。

乖離編のデザグラ参加者で、後にベロバから参謀役としてジャマト陣営にスカウトされる。
バッファの本領を発揮させるために仮面ライダーロポからゾンビバックルを奪う提案をするなど、道長を重要な戦力として見ている。
人の心に興味を抱いており、透に擬態したナイトジャマトと親しげにする道長に「興味深いね。ジャマトと友情を育む男の心」と発言していた。
もっとも、道長はナイトを利用していただけだったので、「やっぱり人の心が読めてない」と視聴者から指摘されている。
その言葉が自分に返ってくるとはこの時には誰も想像できなかったろう。


【登場フォーム②】

18話以降のバッファはIDコアが破損しているせいか左の複眼がひび割れており、レイズバックルを使用しても色が白いままとなっている。
バッファムレータもボロボロで穴が空き、色味が緑がかった状態になっている。

レイズバックル単体使用形態

ジャマトフォーム



JYA MA TO

ジャマトバックルをデザイアドライバーの左側に装填して変身した形態。
通常と異なり、左側に装填しているにもかかわらず上半身に装甲が付加される。
植物の活性化機能をもつ胸部装甲「エングレスチェスター」により、全身から伸縮自在の茨「ブロイアームズ」を伸ばす能力を獲得。
遠距離攻撃や打撃技に応用できる。
また、右の複眼が黄色に変化する。
腕部や脚部はエントリーフォームと変わらないが、スペック上の数値はエントリーフォームどころかゾンビフォームを全ての面で上回っており、叩きつけたパンチで地面に大きなヒビを入れるなど卓越したパワーを誇る。

ただし、元々人間用に造られていないジャマトバックルの副作用は凄まじく、一度使うだけで体組織がジャマトのものに変化し始める模様。
18話の初変身時は複眼がドロドロした緑に変色していきながら激しい苦痛に叫び声を上げている。
以後、ジャマトバックルを使う度に苦しむ姿を見せているが、回を追うごとにその苦痛を克服(=ジャマト化が進行)していき、慟哭編の頃にはほぼ平気になっている。

道長自身の身体能力もあってか戦闘力が高く、マグナムフォームのギーツとも互角に渡り合っている。
だが、さすがに現状最強クラスの仮面ライダーゲイザーには歯が立たなかった。

◇必殺技
  • ジャジャジャストライク

JYAJYAJYA STRIKE

ジャマトバックルを一度押し込んで発動。
21話で使用、左脚から2本のブロイアームズを伸ばし、ロポにトドメを刺そうとしたが、ナーゴがとっさに庇った。
同話でゲイザーにも使用し、ブロイアームズを右腕に纏ってパンチを食らわせようとしたが、あえなく防がれた。


レイジングフォーム


SET


GREAT

READY FIGHT

コマンドジェットバックルをデザイアドライバーの右側に装填して変身した形態。
劇中初登場時はジャマトバックルも装填されており、左脚にはジャマトフォームの特徴である「ブロイアームズ」も装着されていたため「レイジングジャマトフォーム」と呼ぶべき状態なのだが、便宜上ここに記載する。
エントリーフォームをベースとして、拡張武装「レイジングソード」による剣術の威力を最大限発揮できるよう各部が最適化されている。
また、頭部は専用アンテナとゴーグルを装着した「コマンドバッファヘッド」に変化している。

初登場は25話。
ベロバが用意したシークレットミッションの報酬でコマンドジェットバックルを手に入れ、ギーツとの戦いで変身した。
ゾンビブレイカーと同じ近接武器は道長の性格によく合って……と思いきや、変身するなり真っ先にレイジングソードを投げ捨ててギーツに殴りかかっている。
えぇ……。
その後はレイジングソードを拾い、自分を斬りつけることでパワーを充填してコマンドフォームになった。

後に42話でも変身。
この時はコマンドジェットバックルのみを使用しており、左脚のブロイアームズは存在しない。
格上であるはずのプレミアムケケラとプレミアムベロバを同時に相手にし、ある程度の有効打を与えるという大健闘を見せた。

デュアルオン形態

ゾンビジャマトフォーム



お前のくだらない願いはもう叶わない。

お前だけじゃない。くだらないライダー共が願いを叶える世界はもう終わりだ!

それがお前の復讐か。


復讐じゃない…願いだ。


SET

変身!


JYA MA TO ZOMBIE

READY FIGHT

それぞれデザイアドライバーの右側にゾンビバックル、左側にジャマトバックルを装填して変身した形態。
上半身はゾンビフォームの装甲を纏っており、エングレスチェスターが無い代わりに下半身にはブロイアームズが巻き付いている。
スペックはゾンビフォームのも引き継いでいるため、パンチ力がジャマトフォームより若干低下しているが、ゾンビバックルの毒耐性やダメージ軽減機能によって防御性能が大幅に向上しており、初変身の21話ではこれでゲイザーの必殺技を耐えている。
また、武器としてブロイアームズに加えてゾンビブレイカーも使用できる点も長所。

◇必殺技
  • タクティカルブレイク

POISON CHARGE

TACTICAL BREAK

ゾンビブレイカーのレバーを上に引いた後、トリガーを押して発動。
ゾンビブレイカーにエネルギーを纏わせて斬りつける。
23話でギーツの隙を突き、ほとんど苦戦することが無かった彼を劇中で初めて変身解除させた。


コマンドフォーム



FULL CHARGE


TWIN SET

TAKE OFF COMPLETE

JET & CANNON

READY FIGHT

デザイアドライバーにコマンドジェットバックルとコマンドキャノンバックルを装填して変身した形態。
  • ドライバーの右側にキャノンバックルがセットされている場合は砲撃に特化した「キャノンモード」
  • ジェットバックルがセットされている場合は空中戦が可能な「ジェットモード」
となり、リボルブオンによって切り替えることもできる。

全身が銀色のアーマーに包まれ、ジェットモード時は背面の姿勢制御装置「ウインガンカー」によって空を自在に飛行できる。
また、空気抵抗を制御する肩部装甲「エアロディフェンダー」、噴射を制御する大腿部装甲「キャノンボトムポジション」など、各部装甲も空中戦に適応するためのカスタイマイズがされる。

◇必殺技
  • タクティカルレイジング


RAISE CHARGE

TACTICAL RAISING

バックルスロットの横にあるスイッチを押して発動。
劇中未使用。

  • コマンドツインビクトリー


LOCK ON

COMMAND TWIN VICTORY

コマンドキャノンバックルのスイッチを押して、レバー操作で発動。
劇中未使用。

ジャマトゾンビフォーム




女神の支配からは逃れられない!

人よりも幸せでありたいと願う奴がいる限り、争いは終わらない…

REVOLVE ON

だったら!勝者になるしかない!

女神を利用して、理想の世界を手に入れる為にな!

ゾンビジャマトフォームの状態からリボルブオンした形態。
天国と地獄ゲームにて、直前の攻撃で穴に落ちそうになったタイクーンを掴み上げて落とし、消滅させてしまった*10


フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)

『全ての仮面ライダーをぶっ潰す力』の願いでジャマ神となった吾妻道長が新たに変身できるようになった形態。
使用バックルおよびスペックはフィーバーゾンビフォームと変わりないが、ジャマ神となった事で2つのトロフィーアイテムを入手しており、見た目は若干異なる。
  • 頭部にある角型トロフィーアイテムの「ゴッズホーン」「仮面ライダー」への攻撃のみを数十倍に増幅
  • 背面のマント型トロフィーアイテム「ゴッズウォール」「仮面ライダー」からの攻撃のみを超圧縮し、受け流す特殊効果を持つエネルギーフィールドを形成
と、「全ての仮面ライダーをぶっ潰す力」の願いの通りに凄まじいまでの対ライダー性能を獲得している。
その圧倒的な対ライダー性能は通常のライダーはおろか、サポーターライダーであるジーンやゲームマスターであるチラミのグレア2すら圧倒する程。
まさにチート無双状態である。
だが、これらの効果が適用されるのはあくまで「仮面ライダー」に対してのみであるため、ジャマトの攻撃は普通に受けてしまうという弱点がある。

この対仮面ライダーに特化した能力ゆえ、英寿によって再編された世界ではジャマトが敵であること、オーディエンスの二人が怪人に変身するようになったことで出番を失っていたが、ベロバとの最終戦では彼女が万全を期して仮面ライダーベロバに変身したことで最後の最後に登場。
その「全ての仮面ライダーをぶっ潰す」破壊力を遺憾なく発揮し、狂ったサポーターに引導を渡す役割を担った。

仮面ライダーであれば運営の変身したライダーにも適用されるらしく、最終話ではスエルのリガドΩにタイクーンとナーゴが一方的に押される中、彼だけは直接対決で互角に渡り合っていた。
が、さすがに時間逆行能力の前では無敵の防御力も関係ないため、強制的に変身前状態まで戻されてしまった。


モンスターゾンビフォーム(ジャマ神)

デザイアドライバーにゾンビバックルとフィーバースロットバックルを装填し、フィーバースロットバックルでモンスターの絵柄を出して変身した形態。
36話にてフィーバーゾンビフォーム(ジャマ神)からチェンジする形で変身。
近接特化のモンスターと道長の相性が良いためかギーツの手助けはあったものの古代魚ジャマトを単独でも圧倒していた。
引き続き「ゴッズホーン」と「ゴッズウォール」を装備しているため対ライダー性能は高いから英寿にキックを反射させる壁代わりに使われたり、「お前最強なんだろ?」と銃撃でちょっかいかけられたりもする。もちろん無傷


スペック表②

形態 身長(cm) 体重(kg) パンチ力(t) キック力(t) ジャンプ力(m/ひと跳び) 走力(秒/100m)
ジャマトフォーム 209.6 93.5 3.4 8.6 13.8 7.2
レイジングフォーム 86.6 2.1 5.1 5.9 8.7
ゾンビジャマトフォーム 107.5 2.6 8.6 13.8 7.2
コマンドフォーム・ジェットモード 104.4 10.4 25.5 22.3 6.9
フィーバーゾンビフォーム(ジャマ神) 221.9 114.4 3.6 6.8 4.1 9.4
モンスターゾンビフォーム(ジャマ神) 111.2 8.6 5.3 4.1 9.1


もう後には引き下がれない。この記事は全て追記・修正する。


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  • 哀しき悪役←中盤

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最終更新:2024年04月16日 16:40

*1 なお、現実の動物であるアフリカバッファローはかなり気性が荒く、縄張りに入ってきた他の草食動物を鋭い角で追い立てたり、自分を狩りに来たライオンを逆に返り討ちにして、突き殺してしまうこともある。

*2 デザイアグランプリの部外者への情報漏洩禁止というルールも踏まえると、実行可能な範囲でできた最大の配慮の言葉だったのだろうが。その後英寿が転生していることが判明してからは、「忘れることが出来ない苦しみを知っているから」とも解釈出来る。

*3 ラスボスに有効なニンジャバックルをギーツから奪おうとした。優勝条件はラスボスの缶を蹴ることだったため、ルール違反で多少スコアが減っても支障はない。

*4 なお、デュオはくじ引きで決まるため、道長自身が言っているように恐らく景和を助けようとしたわけではない。森魚は模様をなぞってバッファのカードを引くイカサマをしていたが。

*5 参加者達は元より運営上層部やオーディエンスまで仮面ライダーに変身した現状、ライダーを潰すというのはデザイアグランプリそのものを壊すことと同義であると見なせる。

*6 このときは牛めしのおにぎりを頬張っていた

*7 この様子はジーンもオーディエンスルームで視聴しており、隠蔽などはされず普通に放映された模様。

*8 なお、道長と透に擬態したナイトの会話シーンはガラス玉を通して映っており、ナイトが息絶える瞬間はガラス玉が割れるという演出がされている。

*9 36話で英寿にそう指摘された際は否定していたが。

*10 IDコアは運営のもとに戻っていたが、同様に穴の下に引きずり込まれて消滅した英寿が「この世界には居ない」と明言されていたこと、その後の景和の復活の経緯を鑑みると限りなく退場に近い、即ち道長が景和を殺害したと言える。