メカ・ゴッド・ノヴァOMG(デュエル・マスターズ)

登録日:2023/07/30 Sun 01:28:00
更新日:2024/04/13 Sat 16:43:45
所要時間:約 7 分で読めます






「あぁ、ついに自分が神になれる」と思う間もなくゾロスターは機械の神に取り込まれ、またも神でも人でもない存在になってしまった。




メカ・ゴッド・ノヴァOMGとは、TCGデュエル・マスターズ』の種族


概要

DM23-EX1「大感謝祭 ビクトリーBEST」から登場。新たなゴッド種族の一つであり、ゴッド・ノヴァゴッド・ノヴァOMGの派生種族でそれらの種族カテゴリにも所属する。
アビス・レボリューションから登場した種族カテゴリであるメカ種族カテゴリでもあることが特徴。
メカの名前を持つ種族としてはメカサンダーから数えると8種族目となる。

命名ルールは中央G・リンク持ちは「○○神類」、左G・リンク持ちは「○○左機」、右G・リンク持ち「○○右機」。左右の○○には機械部分の意匠となったゴッドの冠詞が入る。
中央G・リンクのメカ・ゴッド・ノヴァOMG以外は「神」の単語が入らない辺り、背景ストーリー上では神と呼べるものではないことを表していると言える。
また、背景ストーリー上の設定の都合から、基本的にはオラクルを伏せ持っている。

クリーチャーのイラストは機械化したオラクルというデザインであり、中央G・リンクのメカ・ゴッド・ノヴァOMGはストレートに機械化した人間という外観をしている。
中央G・リンク以外のメカ・ゴッド・ノヴァOMGは、どことなく過去のゴッド・ノヴァを連想させる巨大なゴッドの頭部に小さく元のオラクルが接続しているという不気味な姿。
左G・リンクや右G・リンクのメカ・ゴッド・ノヴァOMGのデザインを過去の種族で近い例を出すのであれば、女神像をモチーフにしていたメカ・デル・ソルダークロードを取り込んだ設定の進化キマイラに近い。

また、中央G・リンク以外のメカ・ゴッド・ノヴァOMGのモチーフは女性のオラクルが多く目立っている傾向にある。
その理由は明確にされていないが、女性の方が取り込まれやすいのだろうか?
メタな理由を邪推すれば女性型オラクルは人気があるので選ばれただけだと思われる。また、女性が吸収されたデザインの方が種族の設定の悲惨さが強調されやすいことや一部の特殊な性癖の層にウケるというのもあるのかもしれない…。

ゲーム上の特徴としてはゴッド・ノヴァOMGから大きく戦略や傾向の変化は見られない。
G・リンクを持つ以上は過去のゴッド・ノヴァとリンクすることも可能なので様々なリンクが可能であり、ゴッドサポートの対象にもなる。
他のゴッドとの違いで言えばメカに属しているという点にあり、ゴッドサポート以外にもメカ・メクレイドなどのメカサポートの恩恵を受けられるため、そちらのサポートを重視したデッキを組むのもあり。


背景ストーリー

DS世界のランド大陸において試された、《アカシック・タレス》と《アカシック・ゼノン》によるウェーブストライカーを利用したツインパクト計画は破棄という結果に終わった。
アカシック兄弟は次の計画として、かつて超獣世界の危機を救ったゴッドの力を利用するという「アカシア計画」を企む。
計画内容はかつて行われた神と人を融合させて新たな存在を生み出すという実験であり、依り代となる機械仕掛けの神の開発を《仙界一の天才 ミロク》に依頼する。

ところが、アカシア計画が生み出した神は「一方的に吸収することで相手を支配する」という欠陥が判明する。
機械仕掛けの神々は信仰の対象を一方的に取り込み、更にその対象の弱みに付け込むのが得意という、本来のゴッドとはまた違う在り方を持っていた。
己が求める完全な存在にはならないことに気が付いたゼノンはその計画を破棄し、実行されることはない…はずだった。

時と世界観は変わってエピソード3後に数百万年が経過した世界では、オラクル・アウトレイジ連合軍とサバイバーの戦いも終わったようで世界は平和を取り戻していた。
ところがそんな世界において生き延びていた《策士のイザナイ ゾロスター》は、未だに神になる夢を諦めきれなかった。
ゾロスターは神になる秘術が封じられているという「機械神殿アカシア」へと一人で向かい、これが本人も予見せぬ新たなる戦争の始まりだった。

神殿にやってきたゾロスターは神になる秘術としてアカシア計画の記録を発見することに成功。
アカシア計画のプログラムを再始動させると己の前に出現した機械仕掛けの神を見るが、ゾロスターは己の野望の達成の歓喜を味わう前に神に取り込まれてしまう。
結果としてゾロスターは《破獄のマントラ ゾロ・ア・スター》に変貌した時とまた違う姿で「神でも人でもない存在」に落ちぶれる。

復活した機械仕掛けの神々はオラクルの信仰心を利用して女性信者を中心に次々とオラクルを吸収し、世界秩序の破壊に動く。
エピソード3後に一人で世界秩序の維持をするべく独自行動をしていた《イズモ》は、吸収されていくオラクルの救援を行っていた。
ところがイズモの前に《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》になる前に近い姿で復活を遂げた《神人類 ヨミ》の機械化である《機械神類 ヨミ》を確認すると、イズモも取り込まれることを選んでしまう。

この事態に対して、アウトレイジは復活していた《戦慄の魔女 アリス》が調査を行った結果、ゴッドに対して「魂の歌」が有効であると判明する。
それはかつての蒼狼の一族が利用した「神歌」と近いやり方だったが、アウトレイジはバンド「RAGE CRYSTAL」を組んで歌によるオラクルの救援を試みる。

こうして、メカ・ゴッド・ノヴァOMGとオラクルを救おうとするマジック・アウトレイジMAXの戦いが始まるのだった。


主なカード

機械神類 ヨミ VIC 光/水/闇文明 (9)
クリーチャー:メカ・ゴッド・ノヴァOMG/オラクル 15000+
ブロッカー
パワード・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーのコスト以下の相手クリーチャーを1体選び、破壊する。その後、このクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを1体、自分の墓地から出してもよい。
中央G・リンク(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドが出る時、自分の好きな数のゴッドからカードを1枚ずつリンクを外してもよい。 その後、このクリーチャーを、「右G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドにリンクしてもよい)

メカなゴッドとして復活したヨミ。パワード・ブレイカーとブロッカーを持ち、アタックトリガーでコスト指定の除去とリアニメイトを行う。
9コスト指定の除去とリアニメイト故に範囲が広いので基本的にクリーチャーの大半は対象に出来ると考えても良いだろう。
リアニメイトはコスト指定こそあるがクリーチャーの種類などの条件はないため、新たなゴッドを展開してヨミにリンクさせることや進化クリーチャーを展開することも可能。

最大の難点はコストが重いので踏み倒しなどのサポートは必須であり、タイムラグの可能性が乗じるアタックトリガーなので即時のG・リンクによる召喚酔いの解消が求められる点。
アタッカーとしての性能が高いため、《プロジェクト・ゴッド》などで早期の踏み倒しを狙っていきたい。

聖霊左機 コットン UC 光文明 (3)
クリーチャー:メカ・ゴッド・ノヴァOMG/オラクル 5000+
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
左G・リンク(このクリーチャーが出る時、「中央G・リンク」または「右G・リンク」を持つゴッドの左側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)をすべて持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)
このクリーチャーが出た時、山札の上から1枚目を表向きにする。それがゴッドであれば手札に加える。
このクリーチャーはリンクしていなければ攻撃できない。

大人気アイドルカードの《信心深きコットン》も吸収の犠牲者と化した。信仰に熱心だったコットンの性格を考えるとなかなか皮肉な姿である。
軽量ブロッカーでcipによる強制の手札補充が可能だが、リンクしていなければ攻撃できないというデメリットを抱える。
左G・リンク持ちのゴッド・ノヴァとしては最軽量クラスであるため、序盤からG・リンク済みのゴッドを展開する要員として貢献させていきたい。

悪魔右機 フリル UC 光文明 (3)
クリーチャー:メカ・ゴッド・ノヴァOMG/オラクル 4000+
このクリーチャーが出た時、相手のコスト3以下のエレメントを1つ選び、シールド化する。
右G・リンク(このクリーチャーが出る時、「中央G・リンク」または「左G・リンク」を持つゴッドの右側にリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性(パワーや能力)をすべて持つ1体のクリーチャーとなる。離れる時は、その中の1枚を選ぶ)

《慈愛のマントラ フリル》の初の派生カードは吸収された姿だった。
cipによる強制で相手のエレメントのシールド送り効果を持つ。

右G・リンク持ちのゴッド・ノヴァとしては最軽量クラスであることに加え、同コストのコットンよりもパワーやブロッカーの無い点では劣るが、デメリットを持たない。
軽量級でありながらも除去を持っている点が注目ポイントであり、エレメント指定なのでクリーチャー以外のカードも除去できる。
ゴッドデッキとしては序盤の相手のメタ手段を退けながらG・リンクによる大型クリーチャーの貢献に繋げられる貴重な要員となれる。




機械神殿アカシアでゾロスターは良項目を作る秘術を発見する。
それは、かつて行われた追記と修正を繰り返して新たな項目を生み出す実験、追記・修正計画の記録だった。

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最終更新:2024年04月13日 16:43