遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズⅡ 継承されし記憶

登録日:2023/11/06 Mon 00:09:00
更新日:2023/12/29 Fri 15:41:47
所要時間:約 13 分で読めます




遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズⅡ 継承されし記憶とは、2001年9月6日にコナミより発売されたプレイステーション2用ゲームソフト。
タイトルから分かる通り、『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ〜封印されし記憶〜』の続編にあたる。

本作で主人公を務めるのは前作のように闇遊戯に相当するキャラクターではなく、後述のあらすじの通りその闇遊戯ことユギ(ヘンリー・チューダー)が属する赤薔薇派が戦況逆転の魔術によって現代から異世界召喚された一般人という設定である。



【あらすじ】

中世のイングランドで起こった王位継承争いである『薔薇戦争』。セト(ローゼンクロイツ)率いる『薔薇十字団』は古代カード魔術を操り、それは白薔薇派に圧倒的な優勢をもたらす。
それに対しユギ(ヘンリー・チューダー)を中心とした赤薔薇派は戦況を逆転するため、異なる時代から自分達の救世主となる者『薔薇の決闘者』を召喚する……(攻略本より抜粋)


【パーフェクトルール】

前作での理不尽な難易度からクソゲーとして不評を受けてしまった事を反省したのか、本作では前作…どころか他の遊戯王原作のゲーム作品と比較して色々な独自要素が加わっている『パーフェクト・ルール』というルールでデュエルが執り行われる。
分かる人には遊戯王版軍人将棋と言えば分かりやすいかもしれない。

基本的には『自分の構築した40枚デッキを駆使して相手のライフを0にすれば勝ち』といった部分こそ共通するが、原作漫画やアニメ版、遊戯王OCG及び他のゲーム作品とは異なり『デッキ切れによる敗北』という概念が消滅しており、デッキが尽きてもそのままデュエルは続行される

移動

本作では7×7マスのフィールドでデュエルが行われるのだが、どんなに攻撃力の高いモンスターを出していようと攻撃対象が隣接していないと意味をなさないため、それに向けてカードを移動させる必要がある(なお、移動させると必ず攻撃表示になる)。ちなみに移動できるのは原則的に自分のターン毎に、1枚につき1マスが原則だが例外もある。同じマスにカードが重なるとバトルが発生し、自分のカード同士の場合は融合や強化が行われる。

呪縛

その名の通り、対象となるカード(モンスターカードは勿論のことスペルカード(魔法・罠カードを合わせてこう呼ぶ)もなりえる)の表示形式の変更と移動を封じる。
主に後述の属性の相性で、不利になった方がバトル終了後になるのだが、カード効果や後述のリーダー能力で呪縛される場合もある。
表示されてる数字の分ターンが経過すれば呪縛は解除されるが、『∞』の表示がされている場合は、ターン経過では解除されず、カード効果での解除に頼るほかない。

経験値

後述のデッキリーダーに大きく関わる要素で、デュエル中の活躍の度合いによってモンスターカードが経験値を獲得・減少する。
ゲーム開始時の初期デッキのデッキリーダーを除いて、全てのモンスターカードは『戦闘員』と言う階級からのスタートで、デッキリーダーにするには
経験値を貯めて階級を少尉以上に昇格させねばならないのだが、基本的な経験値条件は以下の通り。

主な経験値獲得条件
  • 敵カードを撃破する(レベルが高いモンスターカードなら尚良し)
  • 敵デッキリーダーへの直接攻撃に成功する
  • 場に出てから長いターン残り続ける(表側表示なら尚良し)
  • 相手ライフを0にしてデュエルで勝利する(自分の墓地にカードが少なければ尚良し)

主な経験値減少条件
  • 墓地に送られる
  • デッキリーダーとして直接攻撃を受ける
  • 自分のライフを0にされてデュエルで敗北する(相手の墓地にカードが少なければ尚悪し)

そして獲得した経験値が一定の数値に到達すると晴れて少尉に昇格するのだが、そこから経験値を貯め続ける事で最高位の元帥まで昇格させることができる(当然、前述の減少条件を繰り返すと降格してしまうがデッキリーダーにするための条件である少尉より下の戦闘員に降格することは絶対にない)。

デッキリーダー

『40枚のカードで構築されたデッキを使用する』という点のみは他のゲーム作品と同じだが、本作はそれに加えてデッキとは別枠でモンスターカードを1枚選択し、それをデュエル中におけるプレイヤーの分身とも言える『デッキリーダー』として使用する。
なお、乃亜編のデッキマスターとは異なり、デッキリーダーとなったモンスターは攻撃力・守備力の概念を持たず自力で敵モンスターと戦う能力は皆無であり、モンスター同士の戦闘で発生したダメージは勿論のこと、敵モンスターから攻撃を受けるとOCGで言う直接攻撃と同様にその攻撃力分のダメージを受けてしまう。
そのため、デッキマスターは自分のターンに一度だけ自分の周囲1マス(以下、召喚マスと表記)にモンスターカード及びスペルカード(魔法・罠カードを合わせてこう呼ぶ)を出しながら戦っていく。
なお、本作では手札からの召喚及びカード効果でもモンスターカードを場に出した時点では裏側表示であり、プレイヤーが自分から表側表示にするか、バトルにならない限り常時裏側であるため、裏側攻撃表示という珍しい表示形式でカードを出すこともできる。

リーダー能力

デッキリーダーが元帥になるまでに昇格した階級に応じて獲得するデッキリーダー時のみ適用される特殊能力のこと。
どのモンスターカードでも元帥になるまでに獲得できるリーダー能力は種族や属性、レベルなどに応じてそれぞれ決まっており、どのモンスターカードをデッキリーダーにしても全てのリーダー能力を獲得するのは不可能である。
しかし、レベルの低いモンスターカードは元帥まで昇格させるのが難しい(バトルで敵モンスターを倒して経験値を獲得するには工夫が必要である)ためか、レベルの高いモンスターカードと比較して数多くのリーダー能力を獲得する。

以下、主なリーダー能力
  • デッキリーダーと同じ種族の味方モンスターを強化(デッキリーダーとなったモンスターカードのレベルに応じて攻守アップ)もしくは援護(敵のスペルカードの効果を無効化)する。
  • 特定の種族である敵モンスターを弱体化(デッキリーダーのレベルに応じて攻守ダウン)・呪縛(永続だが、デッキリーダーとの距離が一定意地離れると解除)・破壊などで撃退する。
  • 前述の効果が適用されるマスの範囲を拡大させる(具体的にはデッキリーダーを中心にした3×3マスから、デッキリーダーを中心にした5×5マスに拡大する)。
  • デッキリーダーの止まったマスに財宝(隠しカード)が隠れていた場合、その財宝をゲットする(※各フィールドにつき1枚しかゲットできない)
  • デュエル中、条件を満たした時にデスティニードローを発動する。


【デスティニードロー】

階級の昇格に応じて獲得できるリーダー能力の一つであり『自分のライフが1000未満、そして手札が4枚以下』の時に一定確率で発動する。
構築したデッキには入っていない(正確にはカードとして入手不可能である)強力なカードをランダムにドローすることができ、そのどれもが強力な効果を備えているカードばかりである。ただし、使用できるのはデュエル中のみでデュエル終了後は消滅する。


【属性】

前作『封印されし記憶』での守護星は、『有利な方の攻撃力・守備力を500アップ』ということで能力差に大きな開きがあると焼け石に水にしかならなかったが、今回は設定が異なっており、『バトルで不利な属性の方が生き残った場合、そのモンスターは1ターン呪縛される』というルールとなっている。
また属性の優劣関係は以下の通りで、一見分かりにくいがこちらの作品等の召喚魔族になぞらえて『光属性を雷属性(雷魔族)』、『闇属性を土属性(土魔族)』、『地属性を森属性(森魔族)』と置き換えれば分かりやすいかもしれない。

有利→不利


↑     ↓



【レベル】

前作では死に設定以外の何物でもなかったモンスターカードのレベルだが、本作ではキチンとゲームに反映されている。
アドバンス召喚の概念がないのは前作と同じであるものの、本作は
『手札からモンスターを召喚するにはそのレベル分の召喚パワーを消費し、現時点で所持している召喚パワーを上回る数値のレベルのモンスターは召喚できない』
というルールになっている(スペルカードを場に出す場合はレベルがないということで召喚パワーを消費しない)。

召喚パワーは4所持した状態でデュエル開始(つまり1ターン目でモンスターカードを出す場合、レベル4以下しか召喚できない)となり、自分のターンが来るたびに召喚パワーは3加算される。(なお、召喚パワーは最大で12までしか貯めておけず、それ以上は捨てになってしまう。)


【地形】

本作では7×7マスのフィールドの全てのマスが後述の表に記述されている何らかの地形になっており、
遊戯王OCGでいう所のフィールド魔法に相当するスペルカードを使う事で、カードを発動したマスから数えて2マス以内の範囲をその地形に変更する事が出来る。
全てのモンスターカードは現在いるマスの地形との相性で攻撃力・守備力が変化し、苦手な地形だと攻撃力・守備力が500ずつダウンするが、逆に得意地形だと攻撃力・守備力が500ずつアップし、表側表示の場合は1ターンに移動できる距離が最大で2マスになる。

+ 地形一覧
名称 得意種族 苦手種族 備考
格闘場 なし なし 『ノーマル地形』という別名もあり、どの種族にも一切影響しない
獣戦士族、獣族、昆虫族、炎族、植物族 悪魔族
荒野 アンデット族、恐竜族、機械族、岩石族 植物族、魚族、海竜族、水族
ドラゴン族、鳥獣族、天使族、雷族 アンデット族
草原 戦士族、獣戦士族 魔法使い族
魚族、海竜族、水族、雷族 機械族、炎族
悪魔族、魔法使い族、アンデット族 天使族
ウィルス 旧神族 なし 旧神族以外の攻撃力1500以上のモンスターがこのマスに移動すると、バトル終了後に破壊される
トゥーン トゥーンモンスター及び一部のコミカル系モンスター ←に属さないモンスター全て
迷宮壁 なし なし 特定のモンスター以外はデッキリーダーもカードも侵入不可能。フィールド魔法に相当するスペルカードで変化させることもできない


DC(デッキコスト)

一部の遊戯王関連のゲーム等における『DC(デッキキャパシティ)』に似た要素。
カード毎に設定されており、強いカード程このDCは高くなる傾向が強く、デッキに入れた40枚のカードのDCの合計がそのデッキにおけるDCとなる。
本作においてはキャンペーンモードでは『自分のデッキのDCが対戦相手のデッキのDCを下回っていないとデュエルできない(同値でも不可)』というルールがあるため、他のゲーム作品とは異なり強力なカードをたくさん投入したデッキを組んでどんな相手も楽勝なんてことはできないもどかしいことになっている。


【登場キャラ】

本作はあらすじの通り、赤薔薇派と白薔薇派による薔薇戦争の真っ最中で赤薔薇派が逆転を狙って主人公を異世界召喚したため、物語の流れ的には赤薔薇派につくべきなのだが、
セトの勧誘を受けてあえて赤薔薇派を裏切り白薔薇派につくことも一周目の時点で可能である。
裏切らなければ赤薔薇ルートで白薔薇派と戦い、裏切れば白薔薇ルートで赤薔薇派と戦うことになる。
なお、選ばなかったルートはデータ引き継ぎで二周目をプレイしたときに強制的に選ぶことになる。
そして二周目もクリアすると相手が赤薔薇派か白薔薇派かを問わずデュエルできるようになる。

+ 赤薔薇派
◆アンズ
杏子のそっくりさんでユギの婚約者。
相手は王子という事もあってか、杏子にしては遊戯への態度はかなりよそよそしい。
白薔薇ルートの場合は最初に戦う相手となる。王子の婚約者を最前線に配置して良いのか?

光属性モンスター……特に天使族を主力としたデッキを使う。
フィールドは格闘場が大方を占める所に山と草原が点在するような形。
白薔薇ルート初戦の相手に相応しい弱さだが、何度も戦っていれば優秀な融合素材となる女性・天使族デッキのパーツが揃うという意味では馬鹿にならない相手。
敗北時に「やっぱり」と言っており、本当にデュエルの腕前は低い模様。

明確なモデルは設定されていない様だが、婚約者という点から後にヘンリー7世が結婚したエリザベスがモデルとするなら、彼女自身は白薔薇出身者という事になる。


◆T・フォンダ・グレイ
本田のそっくりさん。前作には登場しなかった本田が満を持しての登場。なぜ名前がホンダでもヒロトでもないのだろうか……

本人曰く『カニ歩き戦法』なる戦法を使うらしい。
敗北時も「カニは我を見放した……」とつぶやくなど、何故かカニに絶対の信頼を置く人物になっている。

デッキコストは1149とデッキコスト933のアンズより強いことをを予感させるが、実際は原作漫画の杏子とデュエルした時の城之内の如くモンスターカードを考えなしに投入したこけおどしデッキなので、むしろアンズより弱いまである。
フィールドも横縞状に様々なフィールドが混在しているというこれまたよく分からないもの。

モデルはトマス・グレイ。
史実に於ける赤薔薇陣営の一人。


◆マーガレット・ビーヘン・ボウフォート
孔雀舞のそっくりさん。
高いデュエルパワーを持ったデュエリストを未来から召喚する事をドルイド僧に依頼した張本人。
つまり主人公が中世ヨーロッパに飛ばされた遠因である人物。
白薔薇ルート序盤の壁にして、敗北すると滅茶苦茶失礼な事を言って来るが根気強く挑もう。

使用するデッキは王国編の城之内との初戦の時の如く『山の地形で強化されたハーピィレディを初めてとする鳥獣・ドラゴン族デッキ』とまさしく強敵。
地形とハーピィ・レディの効果で強化されるハーピィズペット竜が脅威となる。またDLはDL能力によって2マス移動する。
なおマーガレットが居るカンタベリーは別に山岳地帯という訳では無い。

モデルはマーガレット・ボーフォート。
ヘンリー・テューダー7世の母親である。つまり本作では闇遊戯は舞の実の息子という事になる。
因みに史実でヘンリー7世を産んだのは13歳
更にマーガレットの生年は1443年なので、劇中当時のマーガレットの年齢は43歳という事になる。美魔女が過ぎる


◆ソード・フィッシャーマン
梶木のそっくりさん。本田同様、前作には登場しなかったが今回で初登場。
名前は「カジキ(ソードフィッシュ)漁太(フィッシャーマン)」の捩りであろう。
ドーバー海峡を渡ろうとする主人公を乗せる船の船頭にして海のカード傭兵。
主人公の正体を知らずにフランスに渡してくれるのかと思いきや、ドーバー海峡のド真ん中で自らの正体を明かしデュエルを挑む。
「デュエルで勝てばフランスまで渡してやる」……って船に乗る前じゃダメだったんか
時代と地域を考慮してか口調は標準語……かと思いきや、やっぱり土佐弁
彼等からすれば裏切り者なだけに主人公に対する当たりの強い者が多い赤薔薇陣営には珍しく、原作同様のからっとした人柄。

やはり海が殆どの地形であるフィールドで、海で強化されるモンスターを主力としたデッキを使ってくる。
《伝説のフィッシャーマン》は残念ながら使用しない(そもそもゲームにデータとして入っていない)が、他のモンスターが十分厄介。
とにかく海地形を広げる事に長けた水系モンスターを主力とする性質上、地形の書き換え合いではかなり分が悪いので、どちらかと言えばこちらも海を利用して対抗したい所。
初期デッキが海神の巫女デッキなら最高のデッキ強化ポイントとなる。


◆ジョーノ(クリストファー・アーズウィック)
城之内のそっくりさん。
ブルターニュのカード傭兵。
前作では主人公(本作のユギの先祖)の親友としてストーリーを通して出番があったが、本作では出番は1回きりである(赤薔薇ルートに入った際、ユギとの会話シーンの背景に彼らしき人物のイラストは描かれている)。
ユギと一緒に港に立っている画も描かれているが、本作では彼等の関係は特に描写されなかった。
城之内らしく、赤薔薇を裏切った主人公に対する態度はかなり荒っぽい。

王国編と同じく戦士族・獣戦士族をメインとしたデッキを使用。ドラゴン族も混載されている。
デッキリーダーは炎の剣士で階級も大将なのだが、持ってるリーダー能力は『支援範囲拡大』のみと実質能力なしなのが寂しい……
一方で地形はフォンダと似て様々な種類の地形が縦縞模様を成しているというこれまたよく分からないもの。

本名の通り、モデルはクリストファー・アーズウィック。
赤薔薇陣営の協力者なのは史実と同様だが、傭兵ではなく司祭だった。


◆ジャスパー・ダイス・チューダー
双六のそっくりさん。
イングランドにはカードゲームは伝わったばかりらしいが、本人曰く熟練の技を持つらしい。年の功でゲームの経験があったのだろうか?

『迷宮壁で時間を稼ぎ、その間にエクゾディアによる特殊勝利*1やバーン効果のスペルカードでライフを削っての勝利を狙う』という戦法を取る。
しかし自分で自分のエクゾディアパーツを踏み潰してしまうため滅多に揃う事は無い。

モデルはジャスパー・テューダー。
作中でも述べている通り、ヘンリー・テューダー7世の叔父に当たる人物。つまり本作では双六じーちゃんではなく双六おっちゃんである。


◆J・シャーディー・モートン
シャーディーのそっくりさん。パリにて待ち構える。
格好からして史実通り聖職者と思われる。
プレイヤーに対して「心の部屋」云々と言って来るが、彼も千年アイテムを持っているのだろうか。
白薔薇陣営に付いたプレイヤーに「汚れた欲望」「お前の心の部屋に真実は無い」等、相変わらず過激な発言を繰り出す。

森、荒野、海、闇の4種の地形をウイルス地形で構成された十字の境界線で区切ったフィールドで戦うことになる。
使用デッキは前述の4種の地形に対応したモンスターを投入した多種族デッキ。
特に切り札の『ストーンドラゴン』が属する岩石族はデッキリーダー『千年ゴーレム』のリーダー能力『味方同族抗魔』によりこちらのスペルカードの効果を受けないので、バトルかモンスター効果で撃破するしかない。
ウイルスを避けて得意な四隅の何れかで戦うか、邪魔な地形を派手に自軍有利に塗り潰すかすると良い。

モデルはジョン・モートン。
薔薇戦争中は赤薔薇陣営に参加していたが、以前は形勢に応じて白薔薇と赤薔薇を行ったり来たりしていたという。
史実のJ・モートンは間違いなく他人を汚れた欲望だの真実だのと言えた義理は無い
戦争終結後はヘンリー・テューダー7世の重臣の一人にしてカンタベリーの大司教となる。


◆バクラ
赤い甲冑を纏った闇バクラのそっくりさん。
ブルターニュのカード傭兵長。「闇のデュエル」なる怪しいものが伝わっているらしい。
対面時は穏やかな人柄で喋り方も丁寧だが、勝っても負けてもデュエル後に途端に闇バクラの人格が飛び出して来る。

本作ではオカルトデッキではなく、小型軽量な植物モンスターを融合させて行くデッキ使いとなっている。
大量のウイルス地形も厄介だが、全デュエリスト中最低のデッキコストからデュエルするにも一苦労である。
強力なカードの投入が難しく、コスト調整がキモとなる。こちらも融合で応戦するか、大量のコスト調整カードで圧縮したい所。

モデルはジャック・ケイド。
バクラが「モーティマーと名乗った事もある」と言う通り、偽名を多く持っていた。
史実のジャック・ケイドはヘンリー6世の時代の人間であり、本編の約30年前である1450年に反乱を起こし、その中で死亡している。
薔薇戦争とは直接関係は無く、むしろその遠因に近い人物。


◆ヘンリー・ユギ・チューダー
赤薔薇派の総大将を務める王子で闇遊戯のそっくりさん。ゲーム中では明記されていないが、前作の主人公の子孫と言う設定。
ユギは愛称であるが、本人は本名を「堅苦しい名前」として専らこちらを名乗っている。「ヘンリー・チューダーが何がどうしてユギになるんだ」とか言ってはいけない*2
状況不利につき現在はフランスにて亡命生活中。
赤薔薇軍本隊の指揮と運営を行っており、その都合上出番は赤薔薇ルートのプロローグと両ルートのラストのみ。闇遊戯とは思えない程地味な扱いである。

使用デッキは勿論ブラック・マジシャンを中核とした遊戯デッキ。
フィールドは様々な地形がごった煮状態の纏まり感ゼロな特殊なもの。「カオス・混沌」に関するカードを多用する遊戯らしいといえばらしい。
ブラックマジシャンガールをデッキに投入しているが、レアカード扱いなので、墓地に落として勝利してもスロットに出てこず落胆するのは誰もが通る道。

モデルはヘンリー・テューダー7世。史実ではボズワースの戦い当時28歳である。
イングランド最後の正当な王子として王座を獲得すべく奮闘し、
一時は形勢不利によりフランスに亡命したものの、ボズワースの戦いで勝利し王座に就く。

+ 白薔薇派
◇インセクター
赤薔薇編で開始してすぐ戦える相手。あの独特の笑い方も相変わらずである。
羽蛾のそっくりさんだけあって昆虫族デッキを使用し、森地形が殆どのフィールドで戦うことになる。

原作と同じく進化の繭から召喚される究極完全態グレートモスが切り札で、召喚阻止できなければ初期デッキでは負け確になる。
……が、大抵の場合フィールドの隅に配置される事と森地形の恩恵を受けたことによる守備力2500という硬さから、一周目の初戦で用意できるデッキでは速攻はかなり難しい。
ゲームバランス的にお世辞にも初戦の相手に相応しいとは言い難い強敵。
進化の繭と対応する芋虫モンスターはどちらも勝利後のスロットで入手できるので、ゲットしておくと今後がとても楽になる。


◇ダイナソー
こちらも赤薔薇ですぐに戦える相手。中世ヨーロッパだというのに関西弁。英語の○○語訛りとかなのだろうか。
ダイナソー竜崎のそっくりさんだけあって恐竜族デッキを使用し、フィールドも荒野地形が殆ど。迷宮壁で縦に分割されているため、一本道で正面衝突を繰り返す事になる。

原作ではドラゴン族も併用していたが本作ではほぼ恐竜族一色となっている。
マップの性質上相手をやり過ごす事が出来ず、地形強化された恐竜との正面からのぶつかり合いとなるだろう。
インセクターの様に強烈なデバッファーを使っては来ないので比較的戦いやすいかもしれない。
切り札は荒野地形で攻撃力2700となる《ブラキオレイドス》。
アンデット・機械族のメタカード《成仏》《酸の雨》を持っているため、後に備えてここで手に入れておくのも良い。
逆を言えばアンデッド・機械族デッキで戦う場合は一枚で逆転される恐れがあるという事だが滅多に使って来ないのでそこまで心配するものでもない。


◇ダークネスルーラー
前作には登場しなかった原作キャラの一人。
闇のプレイヤーキラーのそっくりさんで、よく見ると原作では「PK」と書かれていたバンダナの文字が「D」になっている。
その容姿と名前の通り悪魔族が主力のデッキを使用し、フィールドも闇が殆ど。
普通に戦ってもよいが、表側守備表示で存在すると全ての悪魔族を永続呪縛する『聖なる鎖』や、天使族モンスターに悪魔族モンスターをバトルで一方的に倒せる効果を付与する強化魔法『ホーリージャベリン』を使うと一気にヌルゲーと化す。
隅が悪魔族が苦手な森であるため、自軍DLはここに避難させてやれば比較的安全。
融合素材となるモンスターが1枚だけであるため出現頻度は低いが、闇フィールドで攻撃力3000となる《デーモンの召喚》が脅威となる。
逆に悪魔族デッキを使うのであれば何度も戦い素材集めするのも良いだろう。


◇ネクロマンサー
ゴースト骨塚のそっくりさんで、こちらも前作に登場しなかったキャラ。
王国編のようにアンデット族デッキを使用する。何より厄介なのがデッキコストが800を下回る程に低く、デュエルするにはそれにあわせてデッキコストが低いデッキを構築しなければならない。
毎ターンアンデットを強化するパンプキングに注意したい。
なお、炎族モンスターをデッキリーダーにしてリーダー能力『敵特定種族抹殺』を持っていると、デッキリーダーに近づいたネクロマンサーのアンデット族が破壊され、直接攻撃されなくなる。

◇キース
バンデット・キースのそっくりさん。
本作が薔薇戦争を舞台にした作品なのにちなんでか、頭につけたバンダナがアメリカ国旗からイギリス国旗になっている。
「ユニオンジャックが誕生したのはもっと後(史実では1801年。本作の時代の300年以上先)じゃない?」は禁句

デッキもお馴染み【機械族】。やはりランチャースパイダーやスロットマシンが主力。「この時代にスロットマシンやらミサイルやらはあらへんやろ」も禁句
フィールドはダイナソーに似て荒野と迷宮地形の混在。
あちらと異なり一本道ではないがやはり開けた場所が少なく移動やフィールド魔法による塗り替えがし辛いフィールドとなっている。


◇ペガサス・クロフォード(トマス・スタンリー)
後述のヘイシーンに子供を人質に取られているため従っているペガサスのそっくりさん。
中世ヨーロッパでもあの喋り方&カートゥーン愛好家デース。
本作ではカードゲームはセトに習ったとの事で、原作とは関係性が逆転している。主人公にセトをも上回るかもしれないデュエルパワーを見出し……。
実は薔薇のカードを持っていない。史実を踏まえると、後の展開の伏線であろう。

トゥーンモンスターをはじめとするトゥーン地形で強化されるモンスターを主力とするデッキを使用し、ペガサスの初期位置及び周囲の地形もトゥーン。
自軍モンスターはほぼ全て弱体化させられるため、如何に地形を変えるか自軍有利の地形に誘き出すかが重要となる。

モデルはトマス・スタンリー卿。
史実でもリチャード3世に子供を人質に取られていたため止む無く白薔薇陣営に居たが、
ボズワースの戦いでは彼等に加勢しないという形で裏切り、間接的に赤薔薇を支援した。
その後、戦死したリチャード3世の遺体から冠を奪い取り、その場でヘンリー7世に戴冠させたという。
本作でもこの下りは再現されているが、本作に於ける人質を取られながらもリチャード3世を裏切った理由は子供などいくらでも作ればよいというとんでもないもの。
中世ヨーロッパには他にも似たような事を言ったという逸話がある女性もいる


◇イシュタル
イシズのそっくりさん。マン島を根城としている。
名前や「運命」について触れる台詞からキャラのモチーフはイシズ・イシュタールの方らしいが、顔立ちのモデルはどちらかと言えば石津ナオミに近い。

8の字を斜めにしたようなウイルス地形と2マスの荒野地形で構成された島を海が取り囲んだフィールドで戦うことになる。
フィールドの大半がウイルスであるためこちらの高い攻撃力モンスターが思うように動けないのに対し、イシュタルは『攻撃力1500以下の海が得意種族のモンスター』が殆どであるため、ウイルスを気にせず進軍してくるのが厄介。
フィールド中央でフィールド魔法を使い、ウイルスをこちらに有利な地形に変更して戦いたいところ。


◇ラビリンスルーラー
迷宮兄弟が元ネタのデュエリストで、時代と舞台に合わせて額の文字はLとなっている。勿論「ラビリンス」のLであろう。

デッキは迷宮地形出入り自由のカードを多用した他種族デッキ。
迷宮兄弟同様に三魔神と儀式魔法で召喚するゲート・ガーディアンが切り札。
フィールドは中央を横切る迷宮壁とその端にあるウイルス地形が嫌らしい構成。
モンスターだけで攻めようとすると、迷宮壁とウイルスを避ける為に右に行って左に折り返して……なんて事をするハメになるので、DLごと移動してウイルスを踏み越えて進みたい。


◇リチャード・ヘイシーン・オブ・ヨーク(リチャード3世)
前作のヘイシーンのそっくりさん。お馴染みゲームオリジナル悪役キャラ。
ペガサス同様、彼もカードゲームはセトから教わった身分となっている。本人曰く(カードは)初心者
主人公を白薔薇の仲間と勘違いして今後の行く末の占いとしてデュエルを挑む。この後に待ち構える不吉な未来の暗示
因みに、決戦の大分前にボズワースに既に居たのは赤薔薇陣営のイングランド上陸の情報を受けて急いで駆け付けたら到着が早過ぎてしまったため。デュエルを挑んだのも援軍到着までの暇潰しである。
こんな調子でありながら「リチャード3世のデュエルの相手ができる名誉などめったにないぞ!」とか言って来るので猶更腹筋に悪い。
前作では巨大な陰謀を張り巡らす神官長というボスキャラクターとして強いインパクトを放っていたのに対し、こちらはかなり扱いが軽く、出番も僅かしかない。
また上記のちょっとお間抜けな描かれ方や最後に見せる顔芸など、どちらかと言えば憎めない感じのキャラ。

ジョーノ同様に戦士族・獣戦士族がメインのデッキを使用し、フィールドも端以外は全て草原地形。
本作の戦士・獣戦士には単体で強力なモンスターは少ないため、前作程の強烈さは無いだろう。

モデルはリチャード3世。
イギリス王家としては本来傍流であるヨーク家の出身。クーデター同然に王座に就くが、それに赤薔薇派が反発したのが薔薇戦争の始まりである。
1485年8月22日のボズワースの戦いにて戦死、被っていた冠はスタンリー卿に奪われヘンリー7世に授けられたという。
なお、彼を主役とした創作物にシェイクスピアの戯曲「リチャード3世」があるが、
本作で彼が辞世の句に言い残した「馬をくれ……代わりに国をくれてやる……」という台詞もこの「リチャード3世」が元ネタである(発言自体はシェイクスピアの創作と言われている)。


◇クリスチャン・セト・ローゼンクロイツ
薔薇十字団のリーダーにして社長のそっくりさん。団のメンバーからはコードネームのクリスチャン・ローゼンクロイツで呼ばれる。
青眼の白龍を模した鎧(通称「嫁アーマー」)を纏っているのが特徴的。カイバーマンのフラグはここで立っていたらしい

本作ではあくまで独自の目的で動いており、闇遊戯(ユギ)との絡みもほぼ皆無という珍しい扱い。
どこから嗅ぎ付けたのか主人公がこの時代に召喚された事を知ってストーンヘンジに駆け付ると、
「戦況有利の白薔薇陣営に付いた方がより速く確実に元の時代に帰れるし、目的を果たしたらちゃんと帰すと約束する(要約)」と勧誘して来る。
その後も未来のデュエリストに敬意を評してどちらに付くかは主人公に選ばせる、赤薔薇に付いても「簡単に倒されてはつまらない」として敢えて無事にフランスの赤薔薇本陣まで無事に送らせる、白薔薇に付いた場合はどうすれば元の時代に戻れるかを自ら懇切丁寧に説明するなど、本作の海馬は妙に優しいと専らの評。

+ ネタバレ
彼のみ前作で主人公(ユギの先祖)らのライバルとして登場した神官セトの子孫である事が作中明言されている。
彼の真の目的は、かつてセトの一族を守護したというカード神との契約の復活。
セトの時代以来、代々各地の伝説の封印を解いては、目的のものとは違った事に落胆しつつ再封印……という事を繰り返していたという。
どちらの陣営に付くかを主人公に選ばせたのも、赤薔薇に付いても特に気にしないどころか保護さえしたのも、
主人公の持つ強いデュエルパワーと彼が集める事になる薔薇カードがカード魔神復活の鍵であった事から、どう転んでもセトの真の目的を手伝ってくれるためである。

結局本作に登場したカード魔神もセトの目的に適うものではなかったため、最後の戦いの後にセトはイングランドを去る事となった。
またこれにより、白薔薇陣営は後ろ盾を無くした事で白薔薇ルートでも史実通り赤薔薇陣営が逆転に成功する。

赤薔薇ルートEDではイングランドでの目的を全て果たしたため、また別の地を求めて姿を消した事が語られている。
白薔薇ルートEDではその詳細が描かれており、また結果的には迷惑掛けっ放し借り作りっ放しとなった主人公に丁寧に礼を言い
おまけに元の時代に帰ろうとする主人公に対し、「『これ』を持つ者に最大の便宜を図るように」と子孫に言い伝えるつもりで白薔薇のエンブレムを手渡すなど、最後まで妙に優しい海馬であった。
しかし海馬の両親は早くに事故死しているため、『おそらく海馬には伝わってない』『よしんば伝わっていても海馬は「フン!」で済ませそう』と専らの評
本作ではヴォイニッチ手稿*3は彼が書き残したものとされており、「唯一解読に成功した秘文字」は隠しカードを入手できるパスワードとなっている。

デッキは勿論ドラゴン族軸・戦士混合デッキ。
幸運にもフィールドに山地形は含まれないため、山と草原以外の自軍有利地形であれば自分だけ有利な地形で戦える。
但しDL能力によりドラゴン族の召喚コストを軽減して来るため、意外な程に早くドラゴン族を連発して来る。

モデルは実在(?)の錬金術師、クリスチャン・ローゼンクロイツ。
薔薇戦争とは直接関係無いが、薔薇戦争と同時期に作られたという秘密結社・白薔薇十字団を率いていたとされる人物である。
伝説では1484年、つまり本作で描かれた時代の1年前に亡くなっているとされる。
また生年から計算すると、この時代での年齢はこう見えて105歳という事になる。錬金術で不老を実現したのだろうか。

+ その他
  • サイモン・マクムーラン
前作のシモンのそっくりさんで、主人公を異世界召喚した張本人であるドルイド僧。
所属勢力は赤薔薇派だが、デュエルできないのでこちらに記載する。
召喚されたばかりの主人公に、自分達赤薔薇派の戦況や『パーフェクトデュエル』の説明、そして初期デッキを3つの中*4から一つだけ提供してくれる。
デッキを貰った後は、突如現れたセトによって主人公を引き抜かれそうになるが、どうなるかはプレイヤー次第。
なお、白薔薇ルートの場合はセトによって始末されてしまう……

  • マナウィザン(カード魔神)
前作のカード魔神のそっくりさんにして赤薔薇ルート及び白薔薇ルートでのラスボス。
それぞれのルートでデッキリーダーと使用するデッキは異なるがどちらのデッキでも『デスティニードローでないと使用できない超強力カードをこれでもかと多数投入した極悪デッキ』であることには変わらない。
赤薔薇版はモンスターが少数な代わりに《フォース》(本作では原作通り一発でライフを半減させる魔法カード)を始めとした高火力バーンカードを満載させ、
白薔薇版は逆に大量に積んだ重量級モンスターを、これまた大量の召喚パワー増強カードで連発する事をコンセプトとしたハイパワーデッキ。
どちらもバーン効果を跳ね返す《天狗のうちわ》があると便利。

また、『封印されし記憶』で登場したカード魔神とは兄弟関係のようで、兄弟が前作主人公に二度もデュエルで敗れて封印されたことへの復讐という名目で勝負を挑んでくる。
彼に敗北すると「弟に代わっておしおきです!」などとどこぞの美少女戦士の様な事をヒゲ面のオッサンが言って来る。
また前作やDM3と違って第二形態である真の姿とはデュエルできず、そもそも真の姿になることすらない


【デュエルに勝利して入手するカード】

遊戯王関連のゲーム作品では、勝利時にゲットできるカードは『対戦相手毎に決まっておりその中からランダムに1枚が選ばれる』『パックを入手してその中身であるカードをゲットする』といった形式が主だが、本作では『デュエル中に墓地に送られた対戦相手のカードがスロットのリールに追加され*5、スロットの外に表示されるラインの横列で止めることができればそのカードがゲットできる』という特殊な形式になっている。

ラインに同じカードの絵柄を2つ以上揃えて「同種のカードを複数ゲットする」といったことできないが、横一列のカード絵柄三つを同種のカードで全て揃えると『フィーバー』となり普通ではまず入手できないレアカードを入手できる。
ただし『偽物のわな』のみ例外で、絵柄の通りハズレの目である。


【パスワード】

他の遊戯王関連のゲーム作品でもある要素だが、本作の場合は以下の相違点が二つある。ちなみにデッキ編成画面からR3ボタンを押す(コントローラーの右側のスティックを押す)とパスワード入力モードに移れるが、説明書には記述されていないので事実上の裏技である。
  • 実物のカードのパスワードは使用できず、本作独自に設定された英数字で構成されたパスワードを入力する必要がある。前作や本作のゲームクリア時に表示されるパスワードもその一部である。
  • ゲーム作品によってはDC(デッキキャパシティ)やスターチップが必要となるが、本作では対価として必要になるものは一切なく、パスワードさえ知っていれば即入力できる(そのため前作と違って即戦力のカードをたくさんゲットしてからゲームをはじめることも可能)。


【転生】

本作の独自要素の一つで、こちらも説明書にも載っていない事実上の裏技。デッキ編成画面からカードを選択してL3ボタンを押す(コントローラーの左側のスティックを押す)とカードを転生させるかの確認画面になる。そして実行するそのカードを代償にして、3枚のカードを入力する。
『手に入るカードは転生で消費したカードのデッキコストから±10の範囲でランダム』という仕様になっている。
また『転生ができるのはデュエル5回ごとに1回だけ』であり『10回デュエルして2回続けて転生を行う』といったことも不可能。欲しいカードがあるならリセマラで根気よくトライしよう。


旧神族

本作にしか登場しないオリジナルの種族で、パッケージ裏側でも「21番目の種族を発見せよ!」と目玉要素の一角として扱われている。
その全てが簡単には入手できない分、殆どが強力な効果を持つモンスターである。
本作に登場した旧神族モンスターの大半は第2期最終パック「Pharaonic Guardian -王家の守護者-」にてOCG化したが、
どういう訳かその中の一枚、《N・U・L・L》だけは何故か20年以上経った2023年でも未だカード化されていない
該当するカードの詳細については上記リンク先を参照。



【同梱カード】

遊戯王関連の書籍・ゲーム作品の購入特典として、もはやお馴染みとなっている同梱カードは以下の5種類の内3枚が説明書内に同梱されている。
いずれもゲーム中に登場し、簡単にはゲットできないレアカード扱いのものである。
◆電磁ミノ虫
◆妖精王オベロン
◆ニュート
◆リグラス・リーパー
◆サイファー・スカウター

なお、これらは同じ年に発売されたGB版ゲーム6作目と同様に初回版がシークレット仕様だったのに対し、通常版ではウルトラレア仕様になっている。
通常版流通の少なさとトゥーン・ブラックマジシャン・ガールといった人気カードの稀少版で高値が付いてた6作目に比べると劣るものの、こちらのウルトラレア仕様もプレミアが付いている。






追記・修正はお気に入りのモンスターカードを元帥に昇格させた方にお願いします。

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最終更新:2023年12月29日 15:41

*1 ただし、本作のエクゾディアでの特殊勝利の条件は従来の『手札に5種類のパーツカードを揃える』ではなく、『【封印されしエクゾディア】をデッキリーダーにして、残る【封印されし~】4種全てが呪縛状態ではなく、自分の召喚マスに全て表側表示で存在する状態で自分のターンを迎える』と独特のものになっている。

*2 因みに実際の「ヘンリー」の愛称形は「ハンク」「ハリー」など。

*3 20世紀初頭にイタリアで発見された書物。大部分が解読不可能な謎の暗号と不思議な絵で占められている。発見から100年以上経過した2020年代でも解読はできていないどころか、そもそも本当に暗号なのか(≒製作者のデタラメなのか)も不明。

*4 初期デッキは全部で17種類存在し、どれが三択で選べるのかはプレイヤーが決めた主人公の名前によって決まるらしい

*5 ただし、対戦相手の使用するカードの中にはスロットでは絶対に入手できず、フィーバー等の特別な方法でないと入手できないレアカード扱いになっているものもある。