階段

【かいだん】

ポップンミュージック譜面の要素。
同じリズムで等間隔に左右に並んだオブジェ(ポップ君)の配置が、段差があるように見えるので階段と呼ばれるのが由来。
ポップンはIIDXと比べるとボタンの特性上から押しづらいため、難易度が高い要素として用いられやすい。
そのため、簡単な難易度の場合は8分間隔で並んでいるものを階段と呼ぶ場合も多い。

ポップンにおいてはハネリズムの曲も多いため、リズム特有で2個ずつ1個飛ばしに配置(○○・○○・○○…)されている変則的なものも階段の一種と言われる場合もある。

階段といっても、1~9までの大階段や3個しかない小さなもの、5個くらいの普通のものと長さも様々で、更にくの字の逆に曲がった折り返しや、同時押しの階段(二重階段)など、バリエーションも色々。
3つの小さな階段はそれ単発で出れば問題ないが、カラフルポップH等のように、3個の階段を片手で処理しながら他のオブジェを拾わせるような譜面もあり、使われ方によってはかなりやっかいな存在となる。
あとはダークネス2Hのサビの手前のように小刻みな二重階段というケースもある。

階段のバリエーション

隣接階段
隣り合ったオブジェが連続して階段状に並んだ配置。
一般に階段譜面と呼ぶ場合はこのような配置の場合が多い。
また、3~4個の隣接階段が1ラインずつずれて連続で配置されるパターンもよく見かける。3~4個のものは小階段と呼ばれ、1…9など、左右に跨ぐ階段は大階段とも言われる。
左右の手をいかに効率よく使うかがこの譜面でのポイントとなる。難易度が高くなるとテンポが速い曲にも出てきたり、短めのこのような階段を片手だけでこなさなければならない場面も出てくる。
初心者の場合はヴィジュアルNやキテレツNなどがこれに該当するため、階段の基本をしっかりと身につけよう。
同色(同列・同段)階段
上段(青・黄)もしくは下段(赤・緑・白)のみが連続して構成された階段のこと。
ビートポップを使うと見た目として同じ色が並んでいるように見えるため、こう言われる。
ポップンのボタンの特性上から手を横に動かす必要があるため、横階段、もしくはスライドと言われる場合もある。
単に手を横に動かせばいいので、隣接階段よりは押しやすいという意見もあれば、その逆で難しいと感じる人もいる。
タナバタ(H・EX)のように24分・32分状の配置をこのようにして押しやすくするという例も。16分よりも速い階段で使われることも多い。
螺旋階段
3つ以上のボタンを左右に往復するため、その譜面の見た目から螺旋状に見えるのでこう言われる。隣り合ったボタン同士によるものだったり、同色(同段)タイプのものや果てはそれらが複合されたタイプも存在する。
マーチング(H・EX)などが該当するが、ダークネス(EX)やターバン(EX)、メサリミ(EX)のように難易度が高くなると片手で処理することが問われるものが多くなる。ボタンの特性上から押しやすさの外的要因など、得意不得意の差が大きい要素。
規則性のある譜面では、押し方には一方の手で1つのボタンを、もう一方の手で2つのボタンを担当するのが一般的。特殊な例では交互連打の応用で軸になるボタンを一方の手で、もう一方の手で両端のボタンを担当するものや、片手で2個ずつ交互に押すというパターンもある。
どちらも慣れないうちはリズムがずれてBADが連発しやすい。
三連階段
一方向に3個以上のオブジェが並んでいるもので、3個ずつ同じパターンが繰り返し配置された階段を指す。16分単位で1つ抜けて配置される場合も多いが、隙間がなく繰り返し配置されているものもあり、この場合は後者が難しいタイプとなる。
折り返し階段
名前の通り、「>」「<」状で折り返しの配置がある階段を指す。階段の折り返しでの手の動きが重要となるので、難易度の高い要素となる。
特にヴィジュアル(N)やまっさら(N)など、8分階段において用いられることがしばしばだが、短い階段だとほとんどは螺旋階段という解釈が多い。
バラまき階段
不規則に上段・下段が混じった階段を指す。8分間隔の配置だと乱打の要素に近いところもあり、ランダムでこのよう配置になることもしばしば。上下に手を忙しなく動かすため、ボタンの位置がほぼ完璧にわかっていないとキツイ。
特にハイパージャパネスクHの後半は、左手で捌く部分があるので中級者としての壁にもなる。脱初心者のための要素の一つ。
三角階段
三連階段と隣接階段の要素を同時に満たす特別な形で、手の動きが三角形を描くような形になる。繰り返しの動きになるためか途中でずれてBAD連発、というパターンに陥ったりする人もいるので、得意不得意が目立つ。エナジーロック(H・EX)などで見られる配置。
二重(三重)階段
2個同時押しが短い間隔で連続して階段状に配置されたもの。奇数離れの2個同時なら左右の手を平行に動かせばいいが、偶数離れになると上下混じりの階段になるため、一転して混乱しがち。頭で分かっていてもなかなか押せないが、勢いに任せて手を動かせば押せたりすることも。
天体観測(H)やフィーバーヒーロー(EX)、プログレタンゴ(EX)など、上位のHやEXで見かける。

  • 曲中にポップ君が連続して右から左、または左から右に落ちてくること。
    ラメントアンセムトランス(H)等で大量に出現。
    初心者はまずここでつまずく事が多い。
  • 音階の特性を生かした譜面のため、ミラーとの相性が最も悪いことは否めない。
  • 1・3・5・7・9のボタンと2・4・6・8のボタンに分け、片手ごとに割り振って交互に叩くテクがある。
    (木琴叩きなどと呼ばれる)
    難しいが慣れると楽しい。
    主に1→9や9←1のような大階段に使用する。
  • 大量出現曲は
    クラシック10EX(史上最高の長さを誇る)
    スペースワルツEX(最後で殺しの階段)
    スクリーンEX(途中、ピアノ。2回ある。)
    などがある。
  • 譜面の特性上、キーボードマニアのように音階順に譜面割をされているため、ミラーをかけると全くプレイ感覚が違ってしまい非常に叩き難くなる。
    ちなみに、キーボードマニアやドラムマニアにもミラーを実装するという動きがかつて合ったらしいが、実機を忠実にシミュレートしたゲームの性質上、さすがに却下になったらしい。

関連用語

譜面

階段コース
階段検定

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最終更新:2013年03月04日 02:18