妖怪「化け猫」として伝えられてる魔化魍で、夏にしか出現しないため魔化魍と人知れず戦う組織「猛士」からは「夏の魔化魍」と呼ばれている。猛士に所属する青年「
トドロキ」が変身する仮面ライダー「
仮面ライダー轟鬼」の必殺技「音撃打」を受けても逆に音撃鼓を破壊するという防御力を誇り、両腕に生えている鋭い鉤爪と咬みつき攻撃を武器に戦う。また、夏の魔化魍であるために子供を大量に生み出すことが可能で、その子供を戦わせることが可能。
二十六之巻では猿橋の古寺に出現。猿橋の近くに訪れる人間を童子と姫に誘拐させ、その人間を捕食して子供を生み出していた。しかし、潜伏場所を猛士に所属している戦鬼「ヒビキ」とトドロキに発見され、古寺でヒビキが変身する仮面ライダー「
仮面ライダー響鬼」、トドロキが変身する轟鬼と戦闘になる。自分が生み出した子供を2人によって次々と倒されるが自分の実力は劣っておらず、響鬼と轟鬼を苦戦させる。
しかし、猛士の科学班が開発したサポートアイテム「ディスクアニマル」の攻撃を受けて牽制されてしまい、響鬼が夏の期間のみに変身できる形態「響鬼紅」の状態で発動される必殺技「音撃打・灼熱真紅の型」を受けて退治された。
四十二之巻では鳩山の林中に魔化魍が大量発生する現象「オロチ現象」で2体の魔化魍「
オオアリ」と共に数体の個体が出現。響鬼に襲い掛かったが響鬼が自分の専用武器「装甲声刃」の力で「
装甲響鬼」に変身し、装甲響鬼の装甲声刃に斬られ全員が退治された。
四十四之巻では館林の川原に複数の個体が魔化魍「
イッタンモメン」、「
カッパ」、「
コダマ(未)」、「ウワン」と共に出現した。ヒビキが変身する響鬼が装甲響鬼に変身して、装甲響鬼の必殺技「
音撃刃・鬼神覚声」で2体の個体が、猛士に所属する青年「イブキ」が変身した仮面ライダー「仮面ライダー威吹鬼」の必殺技「音撃射・疾風一閃」を受けて1体の個体が退治された。残りの個体は猛士に所属している戦鬼「
ザンキ」が変身する仮面ライダー「
仮面ライダー斬鬼」の不調を見計らって彼に襲い掛かっていたが、以後の消息は不明。
四十五之巻ではさいたまのスタジアムに魔化魍「カシャ」、カッパ、ウワン、
テング、
ヨブコと共に出現した。ヒビキが変身した響鬼に他の魔化魍と共に襲い掛かったが、逆に装甲響鬼の必殺技「音撃刃・鬼神覚声」でカッパ、テング、カシャ共々退治された。
四十六之巻では夜の東京の町中に出現。通行人に襲い掛かっていたが、以後の消息は不明。
四十七之巻では狭山の森中に2体出現し、ヒビキに襲い掛かる。だが、本来響鬼の必殺技であるが生身のヒビキが使用した必殺技「鬼棒術・烈火剣」に斬り裂かれ退治された。また、同話にもオロチ現象を静める儀式の場をめざして多数の個体が出現したが、その後の消息は不明。
スーツは本編に登場した妖怪「泥田坊」として伝えられている魔化魍「ドロタボウ」の改造。