人物

【アラハギーロ王国】の王。
記憶を失った国民達に名前と仕事を与え、【モンスター格闘場】を主催するなどして国民からの人気は高い。
国民全員が記憶を失っているのに彼自身は記憶を失ってはいない様である。

活躍

モンスター格闘場で敗れたモンスターに自ら止めを刺すというショーを行っていたが【セラフィ】の横槍で中止させられる。人間と魔物は所詮分かり合えないという信念を持っていたが、【ムルードの岩山】?にあった魔物の墓やレリーフから、かつては魔物を「教え子」と呼んで大事に育てた上に死後も墓を建てて弔っていた立派な【まもの使い】であったことをセラフィに看破される。

以前魔族が【ピラミッド】に攻め入った際、弟子【カレヴァン】や魔物達と共に出兵したが、
【ゴリウス兵士長】?ら兵士達によって魔物たちを盾として捨て駒にすることを強要され、さらに拒否した場合は魔物を殺すと脅された事から人間に激しい憎しみを抱いており、
そこに現れた【魔元帥ゼルドラド】の企みでアラハギーロ国民達と共に偽の世界に誘拐されたあと、自分以外の人間と魔物が入れ替わったことを受け、元兵士だった魔物達同士を戦わせ敗北した方に止めを刺す事でその屈折した復讐心を晴らしていた。
セラフィの説得虚しく闇の力で【破戒王ベルムド】となって主人公たちに襲いかかるも敗れ、残った力を振り絞って魔物と化したかつての仇に一矢報いようとしたが、セラフィが体を張ってこれを阻止。セラフィの説得の言葉に苦しみながら何かを伝えようとしたところ、何故かタイミング良く駆けつけたグランゼドーラ兵隊長に止めを刺され、今際の際にセラフィがホイミをかけようとした際に自ら治療を拒否して絶命した。

彼の死後アラハギーロ王国はグランゼドーラ王国が管理することになったが、そもそも彼に闇の力を与えた人物がグランゼドーラにいる節があり、ストーリー後半ではその人物と彼に止めを刺した兵隊長との会話で彼の暴走を危ぶんでいた旨が語られる。

元々は上記に挙げたような慈愛の心を持った立派なまもの使いであったが、それだけに魔物を捨て駒にされたことへの復讐心は大きく、最期はそこを闇に付け込まれ破滅する結果となった悲劇の人物である。

なお真のアラハギーロの民家には彼について書かれた本があり、’マスターベルムド’’伝説のまもの使い’などと書かれている。

しかしやはり【ドゥラ院長】と同じ理由からか、人気投票では最下位になった。カワイソス。

最終更新:2014年04月09日 23:10