DR-Zのキャブレター関連

 

ACTIVE TMR40

ミクニTMRをDR-Z用にACTIVEがプリセット&加工して発売している商品。ノーマルBSR36適合のインシュレーター径にあわせ

スピゴットも特殊サイズを使っているため本来の40φではない。これを本来の40φに戻したい場合はヨシムラTMR-MJN用の

スピゴットに換装することで40φにすることが出来る(レーサーインシュレーターへ要交換)。

標準でチョークが装備されていることもあり、VMキャブ初経験のライダーにも優しく、初でなくてもBSR36と変わらない感覚で

チョークを引いてすんなり始動出来、まったくうれしい限り(?)である。

なお、ACTIVR TMR40の場合のプリセットは恐らくノーマルエキゾーストに合わせたものであり、社外フルエキ等に換装されている場合

ほぼ一からの再セットが要求される。また、ワイヤーホルダーとコックが干渉しやすく(K7以降)これ以前のコックに変更が必要。

あと場合により干渉回避でタンクをへこませなくてはらなないシチュエーションも出てくる(車両により必要でなかったりと誤差あり)。

 

ビトー FCR39

ACTIVE製のTMRと違い、社外マフラー吸気側加工を施された車両に適合するようにセットされた製品。編集者の感想であるが

ポン付けでもある程度走るイメージがある。TMRとは違いチョークは当然付いていない。まぁ付いていなくてもあまり困りませんけどね。

他、TMRとの比較だとパイロットスクリューがボディーが大きいため隙間に手が入りづらく弄りにくい。MJの交換もしかりである。

また脱着も上記の通りボディーの大きさの問題からTMRより少し難儀な気がする。

 

純正 FCR39

ご存知DR-Z400Eに装備されている純正FCRである。当然スズキの純正部品として注文することが出来る。特徴として、エアカットバルブ

装備によりアフターファイヤー低減、ホットスターターによるカブり防止など中々優れた点のあるキャブである。最初からこの車体の

特性に合わせたある程度のセットが施されているためセッティングは殆ど施さなくても走ってしまうようだ。

ただしポン付けのポン付けという具合には行かずDR-Z400Eのインシュレーター、インシュレーターバンド、スロットルワイヤー、エアクリジョイントが必要になる。

総費用10万円近くになるのがネックだ。

 

ヨシムラ TMR-MJN

いわずと知れたMJN機構搭載のTMRキャブレターである。給排気ヨシムラで固めている場合はほぼポン付けでいけるという

報告があり非常に楽なキャブであるが、それ以外のセットであると中々思ったとおりのセッティングが出ないという報告もある。

ニードルが一本1万円近くする代物で、再セットが必要となった場合は少々費用がかさみそうなキャブレターである。

純正FCRと同様、インシュレーター、インシュレーターバンドの交換必須。コックも干渉回避のため交換。

またスロットルワイヤも取り回し変更が要求されるため換装が必要であるが、レーサーのものだと届かないという報告もある。

ヨシムラのオプションでハイスロットルキットも同時購入するのが一番面倒ないかもしれない。

 

他車種FCR-MX等

WRやYZなどに装備されているMX専用設計のキャブ。一体成形によりスピゴット部やジョイントアダプター部が取り外し不可。

取り付けにはまず前後長が短いため、ジョイントアダプター部に塩ビパイプを噛ませ延長させるなどの加工が必要。

またキャブの種類によってはスロットルカバーを削るなり、DR-Zのフレームをへこませるなりしないとフレームへの干渉を回避できない。

安価で手に入りやすいキャブだが、取り付けはそのぶん面倒があると考えておいたほうが良いであろう。

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最終更新:2009年05月15日 19:08