ふたば系ゆっくりいじめ 824 遭ゆっくり

遭ゆっくり 9KB


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遭ゆっくり

遭難
 災難に出あうこと。特に山や海等において、自力での帰還が不可能になった状態。

「遭難した…」
男は倒木に腰掛、鬱蒼と生い茂る木々を見上げながら呟いた。
男が後悔と共にその呟きを口に出すことになったのは、軽い気持ちが原因だった。
軽い気持ちで連休に日帰り予定で、山に登った。
軽い気持ちで山頂に続く一本道の登山道を離れ、森に入った。
軽い気持ちで来た為に、地図も磁石も持っていない。今いる場所がどこか分からず、麓もどちらか分からない。
軽い気持ちでの行動の結果は、道に迷って戻れないという深刻な状態を生み出した。

山の中で夜を明かした男は、闇雲に歩を進めていた。
遭難した時には無闇に歩き回らず、体力の消耗を避け、救助を待つべきという知識は男も持っていたが、男には救助が間に合うとは思えなかった。
男が山に来たのは、日々の煩わしさから己を遠ざける為だった。故に携帯電話も持ってきていない。
周囲が男の異常に気付くのは、休みが明けた後だろう。水はまだ残っているが、食料はすでに食べ尽くしていた。
もともと小腹がすいた時の為に持ってきていたものだ。まともな食事は登山道沿いにある店でとる予定だった。

「た、す、け、て、く、れえぇーーーっ!!!」
男はすきっ腹に響く大声で、何度目かも分からぬ助けの求めを叫んだ。
返事は聞こえてこない。
すでに水も尽きた。男は何かの役に、と思い、小便を水筒に溜めてはいたが、飲む踏ん切りはついていない。
疲労も溜まり、体力気力も萎え始めていた。
そんな時、男の目に光が差し込んだ。森が途切れている。
何か見えるかもしれない。変わり映えのしない日々に変化を求める囚人のように、男はそこに飛び込んだ。

広場に出た。野球場とまではいかないが、テニス位なら楽に出来そうな大きさの広場だ。
地面はむき出しではなく、丈の短い草が生えている。向こうには土を堀り返した、畑のようなものが見える。

畑、畑だ。畑を作るような動物はいない。人の手が入ったものがあるのなら、人がいるかもしれない、と男は考えた。
しかし、期待に満ちる男の前に現れたのは、ゆっくりだった。その姿は男が普段、町で見かけるゆっくりとは違っていた。
畑に生えている花を見つめている、緑の髪に飾りを持たないゆっくり。
木の根元で昼寝をしている、赤い髪に飾りを持たないゆっくり。
跳ね回る、目玉のついた帽子をかぶったゆっくりと、それを追いかける、青い髪に尖った氷のような羽を持ったゆっくり。
笑いながらその光景を見ている、金色の髪に赤いリボンを着けたゆっくり。
「じゃお!」
そして、男に声をかけてきた、赤い髪に緑の帽子をかぶったゆっくり。

疲労と期待の反動で足の力が抜けた男は、その場に座り込んだ。
「じゃお?」
目の前のゆっくり-ゆっくりめーりんがどうかしたのか?と言わんばかりに男の顔を覗き込む。
男は力無くめーりんの頭を撫でる。口からは溜息が漏れた。
「どうしたの?」
花を見ていたゆっくり-ゆっくりゆうかがいつの間にか、こちらにやって来ていた。他のゆっくりも男の周りに集まってきている。
男は一縷の望みをかけて、ゆうかにこの近くに人がいないかを問うた。

「そーなんかー」
男の説明の後、ゆっくり達は互いに知らないか聞き合った。
「にんげんさんにあったのはあなたがはじめてよ。ここにひとはいないわ」
だが、男の期待した返事は返ってこなかった。がっくりした男の腹の虫が鳴く。
「おなかがすいているの?」
「ああ、情けないことにな」
「ゆうかたちがたべるようなものは、たべられないわよね?」
ゆうかが今手元にある食べ物を挙げていく。木の実、花、虫、草、木の皮…、料理すれば人でも食べられないことは無いだろうが、生のままで食べられる筈も無い。
「無理だ。腹を壊すのが関の山だな」
どうしたものか、と皆一様に黙り込む。
そんな中、男を励まそうと体を擦り付けていためーりんが、男の目の前に行き、男を見上げる。
「じゃおーん!」
男に向けてにっこりと微笑んだ後、大きくはっきりと声を上げた。
すると、めーりんは体の真ん中から左右に割れていき、真っ二つに分かれた。帽子だけは二つにならず地面に落ちた。
「これは…?」
男がその光景を見て、疑問の声を上げる。
「おたべなさい、よ。ゆうかたちはたべてほしいあいてにこうするの」
「俺に食べろと。なんで?」
「めーりんはやさしいゆっくりだから」
ゆうかの説明を聞き、男はしばしの間、呆然としていたが、やがて、ありがとうと礼を言うと、二つに割れためーりんを頬張った。
男の目から涙がこぼれた。
男は食べ終えた後、残った帽子を手に取る。
「これ、貰ってもいいかい?」
「めーりんはにんげんさんのためにえいえんにゆっくりしたのよ。もっていてあげて」

ゆうかから山と山との境目にある背の高い木の横から、何度も煙が上がるのを見たと聞いた男は、高い木を目印にして進み、登山道に戻ることが出来た。
無事に下山できた男が自分のアパートに戻ると、ドアの前でゆっくりがたむろしていた。
成ゆっくりが2匹、子ゆっくりが4匹、体は薄汚れ、バッチは無い。典型的な野良ゆっくりだ。
「いつまでたってもかえってこないんだぜ!」
ゆっくりまりさが番のれいむと子供達に何か話している。
「何してるんだ?」
死にそうだった時にゆっくりに助けられたのだ。困っているなら助けてやろう、と考えた男はゆっくりに声をかけた。
「ここをまりさたちのゆっくりぷれいすにするのぜ!」
まりさは男の問いに反射的に答えを返した。
山で遭難したかと思えば、町でこんなゆっくりに出会うとは、災難だな。これもまた遭難か、と男は思った。
「ゆゆ!ぐずのめーりんがいるのぜ!」「ゆ!ぐずはゆっくりできないよ!どっかいってね!」「「どっかいっちぇね!」」
ゆっくりは飾りで個体を識別する。飾りを身に着ければ人間でもゆっくりと認識される。
形見の帽子をかぶっていた男は、まりさ達にめーりんと認識されたのだ。
自分を助けてくれためーりんを馬鹿にされた、と感じた男は目の前のゆっくり達に怒りを覚えた。

美という字は羊と大を合成した文字だ。
羊は生贄、犠牲を表し、美は大いなる犠牲を表すことになる。大いなる犠牲、すなわち自己犠牲であり、めーりんの行いはまさに美しいものと言える。
めーりんの美しさに比べたならば、こいつらのなんと醜悪なことか。男はそんなことを考えながら、喚き散らす親を壁に向かって蹴り飛ばした後、ちびまりさを持ち上げた。
「ゆわーい!おしょらをとんでるみちゃい!」
暢気な声を上げているちびまりさ。
「かわいいれいむのおちびちゃんをかえしてね!」「なにするんだぜ!このぐず!」「「ぐじゅ!」」
「返して欲しけりゃ、俺が良いと言うまでむこうを向いて跳ねていろ。いやなら全員蹴り潰す」
男の威圧に負け、ゆっくり達は嫌々ながら、むこうを向いて跳ね始めた。
それを確認した男は、ちびまりさの帽子を奪う。
ちびまりさは声を上げようとするが、男はその前に上唇と下唇を指で挟んで押し潰し、捻る。口は閉じられた。
ちびまりさは目としーしーの穴から砂糖水を流し、痛みに身を振り回す。男を見つめるちびまりさの目は、許しを乞うように震えていた。
男は上瞼と下瞼を唇と同じように、指で挟んで押し潰し、捻る。目も閉じられた。
しーしーの穴も、まむまむも、あにゃるも同じように指で挟んで押し潰し、捻る。穴はすべて閉じられた。
垂れ流していた砂糖水は流れなくなり、震えていた目も見えなくなる。
続けて、男はちびまりさの髪を引きちぎり、あんよも捻り潰して動けないようにした。
見えず、喋れず、何も出来ない饅頭が完成した。
ただ、体はいまだに震えている。死には程遠く、生きることもあきらめていないようだ。
「お前は今から、あいつらに食べられる。死ぬまでゆっくりしていけよ」
そう、ちびまりさに囁いた後、男は跳ねていたゆっくり達に声をかけ、こちらを向かせた。
「疲れただろう、あまあまをやろう」
「「ゆ!あまあま!」」「「あみゃあみゃ!」」
ゆっくりの目には、饅頭にしか見えないちびまりさが地面に置かれる。
「あまあまはまりさのおくちにはいるんだぜ!」「あまあまさんはゆっくりれいむにたべられてね!」「「たべられちぇね!」」
ちびまりさはこの状態でも、ものを聞くことが出来る。親兄弟に食べられようとしていることが分かるようだ。
やめちぇえぇーっ!まりしゃをたべないぢぇえぇーっ!ちびまりさの餡子の中で響く絶叫も、他のゆっくり達には聞こえない。
「うっめ!めっちゃうめ!」「むーしゃむーしゃ!しあわせーっ!」「「しあわしぇーっ!」」
ちびまりさの願いむなしく、ちびまりさは親と姉妹の腹に収まった。
男はちびれいむを持ち上げ、同じように繰り返し、子ゆっくりを全部、親ゆっくりに食わせた。

「おちびちゃんをゆっくりしないでかえしてね!」「そうだぜ!かえすんだぜ!」
あまあまをすべて食べ終えた後、れいむとまりさは男に子供を返すよう詰め寄った。
「もう返したぞ」
「いないよ!どこにいるの!」「どこにいるんだぜ!」
「そこにいるじゃないか」
「どこ!」「じじいはばかなのぜ!いないことがわからないんだぜ!」
「そこだよ、お前らの腹の中だ」
男は子ゆっくりから奪った飾りを、親ゆっくりの目の前にばら撒いた。

呆然としたまりさの顔面をこそぎ落とすように、男の足が踏み下ろされる。
「ゆぎゃあああぁぁぁーーーっ!!!」
一瞬で顔が無くなったまりさは、絶叫を上げながら地面を転げまわる。
男は道に向かってまりさを蹴り飛ばした。
まりさの皮は破れ、口からは先程食べた餡子を吐き出している。程なく永遠にゆっくりするだろう。
番の悲鳴に我に返り、逃げ出そうとしていたれいむは、男に髪を掴まれ宙に浮いた。
これかられいむは、子ゆっくりと同じようにありとあらゆる穴と、あんよを指で押し潰され、捻り塞がれることになる。

まず、右まぶた。
「ゆぴぃ!」
次に、左まぶた。
「ゆぎゃあ!」
砂糖水を垂れ流すしーしー穴。
「やめてね!もどしてね!」
もう使われることの無いまむまむ。
「れいむのまむまむがあぁーっ!」
中身を吐き出したあにゃる。
「ゆぎぃ!」
何とか逃れようとグネグネと動くあんよ。
「れいむのびきゃくがあぁーっ!」
最後に喧しい口を塞がれる。

「お前らが馬鹿にしためーりんはな、立派な奴だったんだ。お前らみたいなのが馬鹿にして言い奴じゃないんだ」
なにいってるの!めーりんはぐずでしょ!じゃおしかしゃべれないんだよ!ゆっくりしてないんだよ!れいむたちはとってもゆっくりしてたのに!
めーりんはゆっくりしてないのに!ゆっくりしてるゆっくりをいじめちゃいけないんだよ!ゆっくりさせなきゃいけないんだよ!
喋ることの出来ないれいむは、餡子の中でいかに自分がめーりんより上か、自分が大切にされるべきか、そして助けられるべきか延々と繰り返している。
だが、男にはそんなものは聞こえない。聞こえたとしても関係ない。男はれいむを蹴り飛ばした番に向かって投げた。
まりさにぶつかったれいむに死ぬ気配はない。あんよが動かないので、転がったまま震えている。
自分が食べた子供と同じように、餡子の中で助けを求めているのだろう。男はそのまま死ぬまで放って置くことにした。
溜飲を下げた男は、後で片付けないとな、と思った後、思考を切り替えた。

遭難した中であのゆっくり達に出会えたのは、本当に良かった。今みたいな連中ならあそこで死ぬところだった。
やっぱり、恩はゆっくりにじゃなくて、あのゆっくり達に返さないとな。
今度は遭難しないように入念に準備をして行こう。ゆっくり達への礼も迷惑にならず、且つ喜ばれるものを調べて持っていこう。
と、男はこれからすることを考えながら、家に入っていった。







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感想

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  • めーりん大好きかコンチクショー!
    俺も大好きだコンチクショー!!
    ※原初の誓いか。最近見なくなったな、こういう本当の意味でゆっくりしたおたべなさい。 -- 2018-02-16 02:31:42
  • めーりんかっけー -- 2017-01-16 00:34:47
  • めーりんは優しいんだねー。わかるよー -- 2014-06-03 21:23:54
  • 初対面なのに自分の命を差し出せるとか優しすぎるだろ。 -- 2012-10-06 00:55:29
  • ゆっくりできたのぜ! -- 2012-07-11 19:25:51
  • こんなめーりんなら嫁にする! -- 2011-09-28 00:15:58
  • 真の意味でのおたべなさいを見た・・・これこそが原初の誓い -- 2011-08-27 01:03:29
  • めーりんは優しいゆっくり -- 2010-12-06 04:03:26
  • じゃお~ん -- 2010-11-28 06:30:55
  • めーりん最高だっ!
    ゆっくりできたよー -- 2010-11-11 11:50:49
  • うっうー! -- 2010-09-07 15:09:25
  • じゃおじゃお! -- 2010-08-27 21:52:41
  • むらむらしてるね! -- 2010-08-03 14:25:23
  • ゆっかりしているわ! -- 2010-06-30 01:54:49
  • むっきゅりしてるわ! -- 2010-06-29 23:14:30
  • ゆっくりできたよ! -- 2010-06-16 17:56:21
  • ゆっくりできるね -- 2010-04-18 21:36:04
最終更新:2010年02月06日 17:02
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