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*シティコネクション 【してぃこねくしょん】 |ジャンル|アクション|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41YM-g0BVEL.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068H0V)| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|ジャレコ|~| |稼動開始日|1985年|~| |ポイント|車道系ドットイート&br()非常にクセのある操作性|~| **概要 -1985年にてジャレコがアーケードにリリースした横画面/視線アクションゲーム。ジャンル的にはドットイートに該当する。 -15歳の少女・クラリスが理想の男性を捜し求めて愛車を乗り回し、行く先々の国でパトカーに追われるというストーリー設定。クラリスがパトカーに追われる理由は、彼女が運転免許を持てない年齢((日本の道路交通法においては、普通自動車の免許を取得できる年齢は18歳以上である。仮にクラリスの出身地の法律が日本と違うとしても、15歳で自動車の運転が許される事はまずあり得ない。そしてどんな国であっても国際ライセンスは未成年では取得できない。))ためなのか、単に街中を暴走走行しているだけなのかは不明。 -一~二人交互プレイ可能、全12ステージ構成、周回ループ制。 **ゲーム内容 -各ステージには4つの段差にて構造された車道が設置されており、クラリスの乗車する車(以下自車)を車道に走らせると、その部分が塗りつぶされる。すべての段差を塗りつぶす事がこのゲームのステージクリア目的となる。 --自車は左右に走らせると絶えずスクロールするが、一定区間を走らせると車道の繋ぎ目がループし、エンドレスでスクロールし続ける。 -残機制で、全ての残機を失うとゲームオーバー。 --ミス条件は「自機が直進中のパトカー、猫、たけのこに触れる」となっている。 --また、ミス後の復活においては、敵は初期状態に戻っているが、塗りつぶされた道路はそのまま維持される。 ***操作方法 -レバーにて自車の左右、もしくはジャンプ中の制御操作、ボタンは2つあり各自、ジャンプボタンとオイルボタンに使用する。 --ドットイートゲームであるため、自機は一切の停止行動ができず、常に走行する形となる。また、走っている方向と逆にレバーを入れると、特有の慣性と共にウィリーがかかり一時的な隙ができる。 --ジャンプボタンにて上の段差車道などにジャンプする。、ジャンプ中にてレバー左右を入れると自車の制御が可能な他、レバー上とジャンプボタンを押せば、通常よりも高く飛ぶハイジャンプも可能。 ---このジャンプにも特有のクセがあり、言葉で言い表すならば「ふわっと飛ぶ」といった感じとなる。よって、ジャンプのタイミングに慣れないと、まともにジャンプする事すらおぼつかない。 ---また、ウィリー中では一切のジャンプができない為、必ず自機を走らせている状態でジャンプボタンを押す必要がある。 --オイルボタンを押すと、自機前方にオイルを投げ、それを敵パトカーに当てればスピンさせられる。~ スピン状態のパトカーに自車が触れると吹き飛ばせる同時にスコアボーナスが貰える他、2台スピンさせたパトカーを同時に吹き飛ばせばさらにスコアが増える。 ---オイルが利く敵はパトカーのみであり、それ以外の敵には一切の効果はない。また、オイルには回数制限があり、これが0になるとオイルが投げられなくなる。~ ステージ内にてオイルアイテムが配置されており、それを取ればオイルのストックが補給される。 ***敵 このゲームに出現する敵は主に3種類存在し、どれも各ステージ内にて無限に沸いてくる。 -&bold(){「パトカー」} --本作のメインの敵で、複数で車道内を走り回っている。ステージによってパトカーの形が違うが、特に性能的な差はない。但し、ときおり待ち伏せして猛突進してくる強敵パトカーが出現する場面もある。オイルを当てるとスピンするのは先述の通り。 -&bold(){「猫」} --その場から一切動かずなぜかチェッカーフラッグを持って佇んでいる。オイルは一切効かない。 -&bold(){「たけのこ」} --自車が同じ段差の車道に長時間留まっていると出現する。猫同様、その場からは一切動かず、オイルは一切利かない。 各敵は姿が見えなくなるまで画面をスクロールさせると、その場から消えるという特性があり、倒す手段のない猫やたけのこに対しては、この方法で存在を消す事が可能。 ***アイテム 本作のアイテムは主に2種類ある。両者共に特定場所に放置されている。以下詳細。 -&bold(){「オイル」} --オイルの使用ストックが1増える。かなり定期的に配置されている。 -&bold(){「風船」} --これを3つ集めるとそのステージは強制クリアとなり、ランダムでどこかの先ステージへとワープする。出現回数は少ない。 **批評点 -ドットイートの亜流作の一つであり、車を走らせて目標(ドットイート)を達成していくという要素が組み込まれた作品。ルール自体は「単に道を塗りつぶせばクリア」という至ってわかりやすいものとなっている。 --しかし、このゲームの自車の操作感覚はかなり独特で、「自機の左右の向きを変えるだけでウィリーの隙が発生し、直感的に操作し辛い」「ジャンプがふわっとし、上車道に上がるのも一苦労」などのクセを持っている。よって、ただ道を全部塗りつぶせば…と軽い気持ちでプレイすると、最初のステージすらもクリアできるかどうか怪しい程の歯ごたえある難易度に仕上がっている。 --とはいえ、このクセありの操作性もゲームバランスの一環でそうなったのであり、むしろ操作に慣れると他の同時期のゲームでは味わえない面白さが堪能できてしまう。そういう意味ではスルメゲーの一面を持っているといえる。 --操作面以外でのゲーム上の難点としては、敵などの数や種類が少なく、ステージのバリエーションが決して豊富とはいえないところだろうか。 -世界各国の名所が舞台となっており、各ステージごとに旅情感溢れる景色が楽しめる。 --例えば、ステージ1のアメリカでは自由の女神、ステージ8の北京では天安門広場、ステージ9の日本では富士山といった背景が存在し、「まさに世界を旅(というか暴走)している」実感を味わえる。 -自車や敵などのコミカルな動きが可愛らしく、そののほほんとした雰囲気もまた本作の魅力といえるだろう。 -各ステージのBGMはチャイコフスキー作曲の「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調第1楽章」のアレンジが使用されている。 --メインとなる第1ステージのBGMを基に、各ステージ毎に異なった局長にアレンジされたものが流れる。 --猫に触れてミスすると「ねこふんじゃった」の楽曲が流れる。特に猫BGMは斜め上に吹っ飛ぶ猫の様子も相まって妙に印象深いものとなっている。  **総評 クセの強い操作性により、若干とっつきにくい内容になってはいるが、慣れてしまえばなかなか面白いのが本作の侮れないところ。特別出来がいいものでもないが、暇潰し感覚でプレイするのもまた一興。~ 家庭用移植には割と恵まれている方。特にファミコン版はバーチャルコンソール配信にて、お気軽にプレイできるので、ぜひ旅情感溢れるカーチェイスを楽しんでみて欲しい。 **家庭用移植 -&bold(){シティコネクション(FC版 1985年9月27日発売、ジャレコ)} --グラフィックが幾分か簡略化され、ステージ数がAC版の半分である全6ステージに削られているが、ゲームとしては普通に遊べる出来。BGMは2種類のみになり、奇数・偶数で交互に変わるようになっている。 --AC版では道の塗りつぶしが1ドット単位だがFC版は1ブロック(8ドット)単位なので、塗り残しの把握がしやすい。 ---NES版では、クラリスが男性に差し替えられている。 -&bold(){シティコネクション(MSX版1986年発売、ジャレコ)} --FC版同様6ステージ構成となっている。ハードウェアスクロール機能のないMSXでは仕方のないことではあるが、ゲームとしてみてもFC版よりも移植度が低い。 -&bold(){シティコネクション(バーチャルコンソール版/FC版 配信開始日-2008年3月11日 要500Wiiポイント)} -&bold(){[[ジャレココレクション Vol.1]](プレイステーション、2003年10月23日発売、PCCWJ)} ---FC版を収録。 **続編 -シティコネクション ロケット(携帯アプリ 2004[i][S] / 2006年9月[BREW]) --AC版の後日談的なストーリーが追加されており、AC版にて、カーチェイスの後に暴走を止めて投降し、紆余曲折を経て国連のエージェントとなったクラリスが、秘密結社に奪われた「超機密書類」の奪還のため再びクラリスカーを駆って爆走するという設定になっている。
*シティコネクション 【してぃこねくしょん】 |ジャンル|アクション|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41YM-g0BVEL.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068H0V)| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|ジャレコ|~| |稼動開始日|1985年|~| |ポイント|車道系ドットイート&br()非常にクセのある操作性|~| **概要 -1985年にてジャレコがアーケードにリリースした横画面/視線アクションゲーム。ジャンル的にはドットイートに該当する。 -15歳の少女・クラリスが理想の男性を捜し求めて愛車を乗り回し、行く先々の国でパトカーに追われるというストーリー設定。クラリスがパトカーに追われる理由は、彼女が運転免許を持てない年齢((日本の道路交通法においては、普通自動車の免許を取得できる年齢は18歳以上である。仮にクラリスの出身地の法律が日本と違うとしても、15歳で自動車の運転が許される事はまずあり得ない。そしてどんな国であっても国際ライセンスは未成年では取得できない。))ためなのか、単に街中を暴走走行しているだけなのかは不明。 -一~二人交互プレイ可能、全12ステージ構成、周回ループ制。 **ゲーム内容 -各ステージには4つの段差にて構造された車道が設置されており、クラリスの乗車する車(以下自車)を車道に走らせると、その部分が塗りつぶされる。すべての段差を塗りつぶす事がこのゲームのステージクリア目的となる。 --自車は左右に走らせると絶えずスクロールするが、一定区間を走らせると車道の繋ぎ目がループし、エンドレスでスクロールし続ける。 -残機制で、全ての残機を失うとゲームオーバー。 --ミス条件は「自機が直進中のパトカー、猫、たけのこに触れる」となっている。 --また、ミス後の復活においては、敵は初期状態に戻っているが、塗りつぶされた道路はそのまま維持される。 ***操作方法 -レバーにて自車の左右、もしくはジャンプ中の制御操作、ボタンは2つあり各自、ジャンプボタンとオイルボタンに使用する。 --ドットイートゲームであるため、自機は一切の停止行動ができず、常に走行する形となる。また、走っている方向と逆にレバーを入れると、特有の慣性と共にウィリーがかかり一時的な隙ができる。 --ジャンプボタンにて上の段差車道などにジャンプする。、ジャンプ中にてレバー左右を入れると自車の制御が可能な他、レバー上とジャンプボタンを押せば、通常よりも高く飛ぶハイジャンプも可能。 ---このジャンプにも特有のクセがあり、言葉で言い表すならば「ふわっと飛ぶ」といった感じとなる。よって、ジャンプのタイミングに慣れないと、まともにジャンプする事すらおぼつかない。 ---また、ウィリー中では一切のジャンプができない為、必ず自機を走らせている状態でジャンプボタンを押す必要がある。 --オイルボタンを押すと、自機前方にオイルを投げ、それを敵パトカーに当てればスピンさせられる。~ スピン状態のパトカーに自車が触れると吹き飛ばせる同時にスコアボーナスが貰える他、2台スピンさせたパトカーを同時に吹き飛ばせばさらにスコアが増える。 ---オイルが利く敵はパトカーのみであり、それ以外の敵には一切の効果はない。また、オイルには回数制限があり、これが0になるとオイルが投げられなくなる。~ ステージ内にてオイルアイテムが配置されており、それを取ればオイルのストックが補給される。 ***敵 このゲームに出現する敵は主に3種類存在し、どれも各ステージ内にて無限に沸いてくる。 -&bold(){「パトカー」} --本作のメインの敵で、複数で車道内を走り回っている。ステージによってパトカーの形が違うが、特に性能的な差はない。但し、ときおり待ち伏せして猛突進してくる強敵パトカーが出現する場面もある。オイルを当てるとスピンするのは先述の通り。 -&bold(){「猫」} --その場から一切動かずなぜかチェッカーフラッグを持って佇んでいる。オイルは一切効かない。 -&bold(){「たけのこ」} --自車が同じ段差の車道に長時間留まっていると出現する。猫同様、その場からは一切動かず、オイルは一切利かない。 各敵は姿が見えなくなるまで画面をスクロールさせると、その場から消えるという特性があり、倒す手段のない猫やたけのこに対しては、この方法で存在を消す事が可能。 ***アイテム 本作のアイテムは主に2種類ある。両者共に特定場所に放置されている。以下詳細。 -&bold(){「オイル」} --オイルの使用ストックが1増える。かなり定期的に配置されている。 -&bold(){「風船」} --これを3つ集めるとそのステージは強制クリアとなり、ランダムでどこかの先ステージへとワープする。出現回数は少ない。 **批評点 -ドットイートの亜流作の一つであり、車を走らせて目標(ドットイート)を達成していくという要素が組み込まれた作品。ルール自体は「単に道を塗りつぶせばクリア」という至ってわかりやすいものとなっている。 --しかし、このゲームの自車の操作感覚はかなり独特で、「自機の左右の向きを変えるだけでウィリーの隙が発生し、直感的に操作し辛い」「ジャンプがふわっとし、上車道に上がるのも一苦労」などのクセを持っている。よって、ただ道を全部塗りつぶせば…と軽い気持ちでプレイすると、最初のステージすらもクリアできるかどうか怪しい程の歯ごたえある難易度に仕上がっている。 --とはいえ、このクセありの操作性もゲームバランスの一環でそうなったのであり、むしろ操作に慣れると他の同時期のゲームでは味わえない面白さが堪能できてしまう。そういう意味ではスルメゲーの一面を持っているといえる。 --操作面以外でのゲーム上の難点としては、敵などの数や種類が少なく、ステージのバリエーションが決して豊富とはいえないところだろうか。 -世界各国の名所が舞台となっており、各ステージごとに旅情感溢れる景色が楽しめる。 --例えば、ステージ1のアメリカでは自由の女神、ステージ8の北京では天安門広場、ステージ9の日本では富士山といった背景が存在し、「まさに世界を旅(というか暴走)している」実感を味わえる。 -自車や敵などのコミカルな動きが可愛らしく、そののほほんとした雰囲気もまた本作の魅力といえるだろう。 -各ステージのBGMはチャイコフスキー作曲の「ピアノ協奏曲第1番変ロ短調第1楽章」のアレンジが使用されている。 --メインとなる第1ステージのBGMを基に、各ステージ毎に異なった局長にアレンジされたものが流れる。 --猫に触れてミスすると「ねこふんじゃった」の楽曲が流れる。特に猫BGMは斜め上に吹っ飛ぶ猫の様子も相まって妙に印象深いものとなっている。  **総評 クセの強い操作性により、若干とっつきにくい内容になってはいるが、慣れてしまえばなかなか面白いのが本作の侮れないところ。特別出来がいいものでもないが、暇潰し感覚でプレイするのもまた一興。~ 家庭用移植には割と恵まれている方。特にファミコン版はバーチャルコンソール配信にて、お気軽にプレイできるので、ぜひ旅情感溢れるカーチェイスを楽しんでみて欲しい。 **家庭用移植 -&bold(){シティコネクション(FC版 1985年9月27日発売、ジャレコ)} --グラフィックが幾分か簡略化され、ステージ数がAC版の半分である全6ステージに削られているが、ゲームとしては普通に遊べる出来。BGMは2種類のみになり、奇数・偶数で交互に変わるようになっている。 --AC版では道の塗りつぶしが1ドット単位だがFC版は1ブロック(8ドット)単位なので、塗り残しの把握がしやすい。 ---NES版では、クラリスが男性に差し替えられている。 -&bold(){シティコネクション(MSX版1986年発売、ジャレコ)} --FC版同様6ステージ構成となっている。ハードウェアスクロール機能のないMSXでは仕方のないことではあるが、ゲームとしてみてもFC版よりも移植度が低い。 -&bold(){シティコネクション(バーチャルコンソール版/FC版 配信開始日-2008年3月11日 要500Wiiポイント)} -&bold(){[[ジャレココレクション Vol.1]](プレイステーション、2003年10月23日発売、PCCWJ)} ---FC版を収録。 **続編 -&bold(){シティコネクション ロケット(携帯アプリ 2004[i][S] / 2006年9月[BREW])} --AC版の後日談的なストーリーが追加されており、AC版にて、カーチェイスの後に警察の説得を受けて投降し、紆余曲折を経て国連のエージェントとなったクラリスが、秘密結社に奪われた「超機密書類」の奪還のため再びクラリスカーを駆って爆走するという設定になっている。

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