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*ミニ四駆GB Let's&Go! 【みによんくじーびー れっつえんどごー】 |ジャンル|レースシミュレーション|&image(http://www.jupiter.co.jp/product/game/gb/img/mini4_pkg.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000092PJN)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売元|アスキー|~| |開発元|ジュピター&br()クリーチャーズ|~| |発売日|1997年5月23日|~| |分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|クソでは無いがかなり難しい&br()特別仕様のパーツ付き|~| ---- #contents(fromhere=true) ---- **概要 -当時ブームだったミニ四駆のGBソフト。 -プレイヤーは作中で行われるいくつものレース・トーナメントを勝ち抜きながら、春夏秋冬のカップ全てを勝ち抜き、「''グランドスラム''」の栄光を手にするのが目的。 -ポケモンシリーズを意識した、通信によるパーツ交換やレースといった機能も追加されている。 -レース形式は全て、2レーンのコースを使用した1対1のレース。数パターンあるコースを1~3個組み合わせてコースとし、コースの境目ではピットイン出来る。 **難点 -最大の難点はなんと言っても、対照年齢層が小学生だとは思えぬほどの圧倒的な難易度である。 --序盤(それも最初期)こそ無改造でも結構勝ち抜けるが、それ以降はコースや対戦相手に合わせたパーツの組み合わせ、パーツ強化、ピットインに割く時間を考えなければ勝てない相手ばかり((特にゲームクリア後の土屋博士や大神博士といった大人の人達を相手にするアダルトカップは屈指の難易度。))。今でも全クリできず、挫折したプレイヤーも数多い。 -さらにトーナメントでは一度でも負けるとまた最初の相手からやり直しになる。 --負けると付けているパーツ1つを破壊するレーサーも存在している。 -ピットイン中も容赦なく時間は経過していくため、もたもたしているとあっという間に差を縮められる(抜かれているなら広げられる)。さらにパーツを置く場所を考えておかないと、思った以上に時間がかかる。説明書でも書かれている通り、タイヤやローラーなど二対になっているパーツをツールボックスの上と下にバラバラに設置しておくと…… -''難易度を跳ね上げている「パーツ年齢」の概念'' --このゲームではパーツ一つ一つには耐久値が設定されている。店で買った時点では0だが、使い込んでいくうちにあがっていき、99になった時点で壊れてしまう。これが''全てのパーツに存在する''。 ---新しいから性能が良いとは限らない。例を挙げるとモーターは30を越えた辺りで性能が最大限引き出され、80を峠に下がっていく。 ---レース中であろうと99になった時点でパーツは壊れてしまう。モーターや電池が壊れれば即停止=リタイアだし、ローラー系統が壊れればコースアウト必至。グランプリのように連戦を強いられる場面ではパーツ年齢の消耗が激しく、判断を誤ればすぐにパーツが破損してしまう。 ---レースをすれば一律に耐久値があがるものではない。オンロード、オフロード、コーナリング、高速といったコースの傾向の違いによってパーツそれぞれの消耗具合が変わってくる。 ---パーツ年齢の上昇を少しでも抑えるため、最も簡素であるコース1ばかり選んでいたプレイヤーも多い。「コーナーの貴公子」より、「かっとび重視」の方がパーツに優しいのだ。 --ストーリー後半で開放される「鉄心のカマド」 ---鉄心のカマドにて、鉄やアルミといった素材でパーツを強化できるようになる。素材とパーツの相性によっては性能がグンと上がるものもあれば、逆に性能が下がり使い物にならなくなるものもある。パーツによって適合する素材が変わってくるため、強化自体も難しい。 ---後半のレースでは鉄心のかまどで性能を底上げしたパーツでなければ厳しい。 とはいえ、こういった難点は冷静に考えれば''オリジナルのミニ四駆レースを再現している''と言えなくもない。 **他の問題点 -どういうわけか、画面を切り替えるたびにBGMが途切れる。 -レース中は無音。さらにレース中のマシンのグラフィックはみんな一緒。 --これは処理速度の問題。実際1台のみで走るテストプレイと通常のレースでは速度がまるで違う(後者は処理落ちしている)。 -クリア後にチャレンジできるとある大会では、隠しパーツがなければ勝ち上がることはほぼ不可能。更にこのパーツの入手方法が通信でのみ獲得できるのでソロプレイでのクリアは絶望的である。 --強化を繰り返すことで市販パーツでも一応クリアは可能。ただし9連戦なので予備パーツを作るのは大変。更に後述のように強化も面倒。 -セーブは自宅に戻らないと出来ない。 -通信プレイは中盤まで進めないと出来ない。 --中には両者ともクリアしないと出現しないモードもある。 -パーツ強化は一度に1つの素材しか使用できないので、複数回強化するのが面倒。 --続編のMAXでは一度に複数個の素材を使用できるように改善されている。 **評価点 -持ち歩けるマシンは1台だけだが、ゲーム中に登場する好きなマシンを手に入れ、使用することができる。自分の好きなマシンを購入し、好きなように改造するだけでもなかなか楽しい。 --アニメオリジナルの量産マシン「セイバー600」も使用可能。最弱マシンだが。 --ゲーム中には出現しないマシン「バックブレーダー」も存在するが、コロコロコミックの懸賞でしか手に入らない。 -マシンごとに直線・コーナー・坂の各種スピードが設定されており、原作の『ストレートに強いがコーナリングは苦手』や『最高速は低いがコーナーは速い』といった特徴をきちんと再現できるゲームシステムになっている。 --スピードを超えていないとコースアウトしてしまう各種安定度・ダウンフォースなどのパラメータも存在する。そのため、「スピードを上げるかパーツを取るか?」「あるいは安定度を上げるパーツを取るか?」「どちらも高くなる代わりに脆くなるパーツ強化をしてピット作業を増やすか?」といったセッティングのし甲斐があり、キャラゲーでありながらゲームとしての奥深さも十分にある。 -所持金が一定以下の状態で帰宅するとお父さんから必ずお小遣いを貰える為、パーツが買えなくなり詰むという事態は起こらない。 --お小遣いをもらう→即刻外出してパーツに散在→帰宅、と数分で帰ってきても何度でも貰える。%%1日に何回もボーナスが出るとは、お父さんはどんな仕事をしているんだ%% -スーパーゲームボーイ使用時には13色対応とは思えないほど細かく色づけされている。 -原作漫画を再現したのか、中盤から『レース中にAボタンを押すと一度だけスピードが大幅に上がる』という機能が解放される(ゲーム中では「気合い」と呼ばれる)。いわゆる『マグナーム!』と叫ぶとマシンが加速するあの原作演出が可能になる。コーナー付近で使用するとマグナムトルネードも可能だが、上記のとおりオリジナルのミニ四駆レースを再現しているので当然ながらコースアウト=リタイアとなる。 -パッケージは紙箱ではなく特製の''金属缶''を使用。ソフトの他に、実際のミニ四駆で使用できる特別仕様のギヤーが付属されていた。 **総評 -かなり難しいゲームではあるものの、クソゲーといえるほど破綻した部分は特になく、根気さえあるなら充分クリアは可能。今でもコアなファンは多い。 -約一年後、本作のシステムを踏襲し、世界グランプリやMAX編のキャラを登場させた続編『[[ミニ四駆GB Let's&Go! オールスターバトルMAX>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/4831.html]]』が発売された。
*ミニ四駆GB Let's&Go!! 【みによんくじーびー れっつえんどごー】 |ジャンル|レースシミュレーション|&image(http://www.jupiter.co.jp/product/game/gb/img/mini4_pkg.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000092PJN)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |発売元|アスキー|~| |開発元|ジュピター&br()クリーチャーズ|~| |発売日|1997年5月23日|~| |分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''ゲームバランスが不安定''|~| |ポイント|クソでは無いがかなり難しい&br()特別仕様のパーツ付き|~| ---- #contents(fromhere=true) ---- **概要 -当時ブームだったミニ四駆のGBソフト。 -プレイヤーは作中で行われるいくつものレース・トーナメントを勝ち抜きながら、春夏秋冬のカップ全てを勝ち抜き、「''グランドスラム''」の栄光を手にするのが目的。 -ポケモンシリーズを意識した、通信によるパーツ交換やレースといった機能も追加されている。 -レース形式は全て、2レーンのコースを使用した1対1のレース。数パターンあるコースを1~3個組み合わせてコースとし、コースの境目ではピットイン出来る。 **難点 -最大の難点はなんと言っても、対照年齢層が小学生だとは思えぬほどの圧倒的な難易度である。 --序盤(それも最初期)こそ無改造でも結構勝ち抜けるが、それ以降はコースや対戦相手に合わせたパーツの組み合わせ、パーツ強化、ピットインに割く時間を考えなければ勝てない相手ばかり((特にゲームクリア後の土屋博士や大神博士といった大人の人達を相手にするアダルトカップは屈指の難易度。))。今でも全クリできず、挫折したプレイヤーも数多い。 -さらにトーナメントでは一度でも負けるとまた最初の相手からやり直しになる。 --負けると付けているパーツ1つを破壊するレーサーも存在している。 -ピットイン中も容赦なく時間は経過していくため、もたもたしているとあっという間に差を縮められる(抜かれているなら広げられる)。さらにパーツを置く場所を考えておかないと、思った以上に時間がかかる。説明書でも書かれている通り、タイヤやローラーなど二対になっているパーツをツールボックスの上と下にバラバラに設置しておくと…… -''難易度を跳ね上げている「パーツ年齢」の概念'' --このゲームではパーツ一つ一つには耐久値が設定されている。店で買った時点では0だが、使い込んでいくうちにあがっていき、99になった時点で壊れてしまう。これが''全てのパーツに存在する''。 ---新しいから性能が良いとは限らない。例を挙げるとモーターは30を越えた辺りで性能が最大限引き出され、80を峠に下がっていく。 ---レース中であろうと99になった時点でパーツは壊れてしまう。モーターや電池が壊れれば即停止=リタイアだし、ローラー系統が壊れればコースアウト必至。グランプリのように連戦を強いられる場面ではパーツ年齢の消耗が激しく、判断を誤ればすぐにパーツが破損してしまう。 ---レースをすれば一律に耐久値があがるものではない。オンロード、オフロード、コーナリング、高速といったコースの傾向の違いによってパーツそれぞれの消耗具合が変わってくる。 ---パーツ年齢の上昇を少しでも抑えるため、最も簡素であるコース1ばかり選んでいたプレイヤーも多い。「コーナーの貴公子」より、「かっとび重視」の方がパーツに優しいのだ。 --ストーリー後半で開放される「鉄心のカマド」 ---鉄心のカマドにて、鉄やアルミといった素材でパーツを強化できるようになる。素材とパーツの相性によっては性能がグンと上がるものもあれば、逆に性能が下がり使い物にならなくなるものもある。パーツによって適合する素材が変わってくるため、強化自体も難しい。 ---後半のレースでは鉄心のかまどで性能を底上げしたパーツでなければ厳しい。 とはいえ、こういった難点は冷静に考えれば''オリジナルのミニ四駆レースを再現している''と言えなくもない。 **他の問題点 -どういうわけか、画面を切り替えるたびにBGMが途切れる。 -レース中は無音。さらにレース中のマシンのグラフィックはみんな一緒。 --これは処理速度の問題。実際1台のみで走るテストプレイと通常のレースでは速度がまるで違う(後者は処理落ちしている)。 -クリア後にチャレンジできるとある大会では、隠しパーツがなければ勝ち上がることはほぼ不可能。更にこのパーツの入手方法が通信でのみ獲得できるのでソロプレイでのクリアは絶望的である。 --強化を繰り返すことで市販パーツでも一応クリアは可能。ただし9連戦なので予備パーツを作るのは大変。更に後述のように強化も面倒。 -セーブは自宅に戻らないと出来ない。 -通信プレイは中盤まで進めないと出来ない。 --中には両者ともクリアしないと出現しないモードもある。 -パーツ強化は一度に1つの素材しか使用できないので、複数回強化するのが面倒。 --続編のMAXでは一度に複数個の素材を使用できるように改善されている。 **評価点 -持ち歩けるマシンは1台だけだが、ゲーム中に登場する好きなマシンを手に入れ、使用することができる。自分の好きなマシンを購入し、好きなように改造するだけでもなかなか楽しい。 --アニメオリジナルの量産マシン「セイバー600」も使用可能。最弱マシンだが。 --ゲーム中には出現しないマシン「バックブレーダー」も存在するが、コロコロコミックの懸賞でしか手に入らない。 -マシンごとに直線・コーナー・坂の各種スピードが設定されており、原作の『ストレートに強いがコーナリングは苦手』や『最高速は低いがコーナーは速い』といった特徴をきちんと再現できるゲームシステムになっている。 --スピードを超えていないとコースアウトしてしまう各種安定度・ダウンフォースなどのパラメータも存在する。そのため、「スピードを上げるかパーツを取るか?」「あるいは安定度を上げるパーツを取るか?」「どちらも高くなる代わりに脆くなるパーツ強化をしてピット作業を増やすか?」といったセッティングのし甲斐があり、キャラゲーでありながらゲームとしての奥深さも十分にある。 -所持金が一定以下の状態で帰宅するとお父さんから必ずお小遣いを貰える為、パーツが買えなくなり詰むという事態は起こらない。 --お小遣いをもらう→即刻外出してパーツに散在→帰宅、と数分で帰ってきても何度でも貰える。%%1日に何回もボーナスが出るとは、お父さんはどんな仕事をしているんだ%% -スーパーゲームボーイ使用時には13色対応とは思えないほど細かく色づけされている。 -原作漫画を再現したのか、中盤から『レース中にAボタンを押すと一度だけスピードが大幅に上がる』という機能が解放される(ゲーム中では「気合い」と呼ばれる)。いわゆる『マグナーム!』と叫ぶとマシンが加速するあの原作演出が可能になる。コーナー付近で使用するとマグナムトルネードも可能だが、上記のとおりオリジナルのミニ四駆レースを再現しているので当然ながらコースアウト=リタイアとなる。 -パッケージは紙箱ではなく特製の''金属缶''を使用。ソフトの他に、実際のミニ四駆で使用できる特別仕様のギヤーが付属されていた。 **総評 -かなり難しいゲームではあるものの、クソゲーといえるほど破綻した部分は特になく、根気さえあるなら充分クリアは可能。今でもコアなファンは多い。 -約一年後、本作のシステムを踏襲し、世界グランプリやMAX編のキャラを登場させた続編『[[ミニ四駆GB Let's&Go!! オールスターバトルMAX]]』が発売された。

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