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注意:このページでは、『infinity』(不明→''改善'')と『INFINITY cure.』(''判定なし'')及び、『Never7 -the end of infinty-』(''良作'')を扱っています。 ---- -&bold(){infinity}:シリーズの原点。しかし最終シナリオが全てを台無しに…。 -&bold(){INFINITY cure.}:補完シナリオ集。 -&bold(){Never7 -the end of infinity-} :『infinity』に『cure.』の補完シナリオを加えた完全版。無印の汚名を返上し、シリーズの路線を確立。 ---- #contents() ---- #areaedit() *infinity //頭文字は小文字// 【いんふぃにてぃー】 |ジャンル|恋愛アドベンチャー|&amazon(B00005OVT5)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売・開発元|KID|~| |発売日|2000年3月23日|~| |価格|7,140円|~| |判定|(不明)|~| |判定(修正後)|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~| |ポイント|最終シナリオ進行不可能バグ&br()最終シナリオの酷いオチのせいで&br()それまでの展開が全部台無し|~| |>|>|CENTER:''[[infinityシリーズリンク>infinityシリーズ]]''| //「交換・修正対応によって、大きな問題が改善された」という事を意味しますが、現時点では改善前の正確な判定に言及せず、「不明」とします。 //以降、変化前判定を確定させる新たな判定議論を提案する事は自由です。よろしくお願いします。 **シナリオ概要 大学のゼミの合宿に参加することになった主人公・石原誠は、目の前で大切な女性が死ぬという悪夢で目覚める。 その直後、合宿班長の川島優夏が部屋に飛び込んでくるが、誠の姿を確認するとすぐに出て行った。 そんな事があった翌日、「地震が来る」と思った直後に本当に地震が起こってしまう。 誠は自分に予知能力があるのではないか?と考えるが…。 **評価点 -最終シナリオを除くキャラ別シナリオ --「特定のヒロインを選択してそのヒロインとの物語を描く」といういわゆるギャルゲー形式をとっているが、「ループもの」などのSF設定をうまく絡めヒロインとそのまわりの問題や悲劇を解決していく形をとっており、本作独自の雰囲気を醸し出している。 // ループものだということはネタバレにはならないと思います。 ---後述の他ヒロインのEDを見た後に解放される最終シナリオには難があるものの、それまでのキャラ別のシナリオに関してはよくできている。 #region(以下ネタバレあり) -本作はいわゆる「ループ物」の一つであり、基本的には1週目はヒロインを助けられずに終わってしまう。 --2週目ではその悲劇を回避するために行動し、その末にハッピーエンドを迎えるという形をとっている。 ---一度悲劇を迎える事でより強く「ヒロインを助けたい」と思わせ、それを経験してのハッピーエンドは非常に感慨深いものがある。 #endregion -豊富な立ち絵 --本作は発売時期としては珍しく、顔だけの表情差分ではなく表情ごとに立ち絵も変化する。 ---後に原画家の影崎夕那が同人誌で出した原画集によると「スタッフは表情差分のつもりで依頼を出したが、勘違いして全身描いてしまった。」との事。結果としてゲームの表現力は上がった。 **問題点 -最終シナリオの内容 --一通り他のヒロインルートを攻略することで解放される最終シナリオ「いずみルート」であるが、他のキャラクター編におけるそれまでの積み重ねを全部台無しにするシナリオになっており、拍子抜けするか呆れるかで非常に盛り下がる。 #region(以下ネタバレあり) --「ループしているというのは予知ができるというのは嘘で、実は自分以外のみんながグルになって自分を騙していた茶番劇でした」 ---しかし、「2周目」最終日の前日から日付の表記がなくなり、ループしていないなら起こる確率は低い「地震」と「大雨」が発生しているため新たな謎を生んでいる。 #endregion --単純に「オチとしてそれはどうなんだ」という事もあるが、それでは説明のつかない矛盾点や他のヒロインのシナリオで発生していた現象の正体も不明なまま等、色々と問題のある終わり方だった。 ---「いずみシナリオ」が他のヒロインたちを攻略し終えないと解放されないとはいえ、他のルートと同じ世界の出来事とは説明されていないためパラレルと擁護することはできる。また「イヤなヤツ」はそれまでのシナリオでも部分部分で報いを受けていたが、 --また、それまでに攻略してきたヒロインたちの性格からしてそのような行動をとるようには思えず、いずみを含めたヒロインたち全員に醒めかねない。 -初期ロット版のバグ --初期ロットでは最終シナリオにバグの為に入る事が出来なかった。 ---セーブデータのバグ修正や初期ロット版と修正版CD-ROMの無償交換で対応が行われた。 **総評 -一見すると当時、粗製乱造・大量生産されていたギャルゲーの一つにしか見えないが、「ループもの」などのSF設定を絡めた各シナリオはよくできている。~ とはいえ、最終シナリオが、拍子抜けし、それまでのシナリオにも萎えかねないすべてを台無しにする残念な出来だった事で、今一つ盛り上がらずに終わりを迎える。 -また、「ループ」などの世界設定の種明かしが十分になされておらず「やっぱり恋愛メインなギャルゲー」にとどまっている。 --最終シナリオ以外は恋愛ゲームとして一定のクオリティを保っている。 -後に補完シナリオが発表され、それを同梱した『Never7』が発表され、「SFアドベンチャーゲーム」路線のシリーズ化への礎を築いた。~ 補完シナリオを含めた場合の作品評価が高い事もあり、本作でなく『Never7』をプレイすることをおすすめする。 **その後の展開 2000年11月に補完シナリオ(優夏キュア、いづみキュア)''のみ''を収録したネオジオポケット用ソフト『INFINITY cure.』が発売。~ さらに、同年12月にはネオジオポケット版のシナリオを盛り込んだ完全版『Never7』がドリームキャストで発売され、後にPS2、Windows、PSPにも移植された。~ 追加されたいづみキュアシナリオはタイムスリップ現象の正体解明をテーマとした真の完結編シナリオである(Never7にはPS版のいづみシナリオも「いづみノーマル」として収録されている)。よって、今から購入するのであれば不完全版であるPS版ではなくNever7の購入をお勧めする。 -Never7のいづみキュアシナリオはプレイヤーから高い評価を受け、その後の『[[Ever17>Ever17 -the out of infinity-]]』、『[[Remember11>Remember11 -the age of infinity-]]』へと繋がるKIDのSFアドベンチャーゲーム路線を確立することになる。 //↑リメイクなのだから前作にプラス要素があっても全く問題は無いのでは?リメイク作と比べてボリューム・クオリティ面で劣る前作を不完全版と呼ぶのはどうかと思うのですが。 //↑実際にやってみれば判るが、いづみシナリオだけ他のシナリオから浮いてる上に、ゲームの雰囲気を台無しにしてるのよ。 #areaedit(end) ---- #areaedit() *INFINITY cure. 【いんふぃにてぃー きゅあ】 |ジャンル|恋愛アドベンチャー|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/163000290.jpg,height=160)| |対応機種|ネオジオポケットカラー|~| |メディア|8MbitROMカートリッジ|~| |発売・開発元|KID|~| |発売日|2000年11月23日|~| |価格|4,800円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|真の最終シナリオを収録|~| |>|>|CENTER:''[[infinityシリーズリンク>infinityシリーズ]]''| **概要(cure.) infinityの優夏シナリオを優夏の視点から描いた「優夏cure.」と、最終シナリオをリメイクした「いづみcure.」の2つの新シナリオのみを収録した携帯機用ソフト。~ ネオポケでの発売である為、音声は収録されていない。 **評価点(cure.) -後のInfinityシリーズの高評価に繋がる「いづみcure.」シナリオ。 --原作において最後の謎解きが拍子抜けする残念なシナリオだったが、それを元に作り直された本シナリオの評価は非常に高い。 **問題点(cure.) -ボリューム --携帯機である以上容量の問題で仕方ないが、シナリオが二つのみ、音声なし、と、ADVとして非常に物足りない。 **総評(cure.) 原作での最大の問題点、「残念な最終シナリオ」をリメイクして非常に読み応えのあるシナリオにしている。~ ただし携帯機ゆえに容量の問題から二つのシナリオのみの収録となっているのは残念である。~ 翌月にはこれらも同梱された『Never7』が発売される事もあり、実質的に先行限定収録、といった方が正しいだろう。 #areaedit(end) ---- #areaedit() *Never7 -the end of infinty- 【ねばーせぶん じ えんど おぶ いんふぃにてぃー】 |ジャンル|恋愛アドベンチャー|&amazon(B000094FX1)| |対応機種|ドリームキャスト|~| |~|Windows 98/Me/2000|~| |~|プレイステーション2|~| |~|プレイステーションポータブル|~| |発売・開発元|KID|~| |発売日|DC:2000年12月21日|~| |~|WIN:2001年10月26日|~| |~|PS2:2003年6月26日|~| |~|PS2廉価版:2004年9月2日|~| |~|WIN(4作同梱):2008年4月4日|~| |~|PS2(同上):2008年10月9日|~| |~|PSP:2009年3月12日|~| |~|PSP(4作同梱):2009年8月13日|~| //|価格|,円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|infinityの集大成|~| |>|>|CENTER:''[[infinityシリーズリンク>infinityシリーズ]]''| **概要(Never7) -infinityにINFINITY cure.の2シナリオなどを加えた完全版。 -一般公募のアペンドストーリーも収録されている。 --シリアス部門・ギャグ部門などに分けた一般投票において上位の作品が収録されており、本編の出来事を別の登場人物視点で見たり、ループものであることを使い違った世界へと誘ったり、荒唐無稽なギャグシナリオがあったりと内容は多岐にわたる。シナリオの長さはマチマチ。 -「いずみキュアシナリオ」 --いずみキュアシナリオはAとノーマルエンドのBに分かれている。 **評価点(Never7) -ようやく完成したシナリオ --infinity及びINFINITY cure.の全シナリオが収録されており、ようやく一つのソフトとして完成した。 **問題点(Never7) -一部シナリオに残る謎 --「いずみキュアシナリオ」において、ゲーム全体に関わる謎は明かされるものの、それでは説明のつかない事もある為、一部には謎が残ってしまっている。 ---KID時代に存在した公式サイトのネタバレQ&Aにおいても「ご想像にお任せします。」と濁していた。 -誤字・脱字 --最後に追加された所為で推敲が足らなかったのか、よりにもよって最終シナリオの「いずみキュアシナリオ」に他のシナリオよりも脱字が多い。 ---せっかくの最終シナリオなのに気が散ってしまう。 -くるみの立ち絵の一部に、立ち絵以外の部分を透明にする段階でゴミを取り除けてなく、画面にゴミがうつる。 //-一般公募のアペンドストーリーはいずみキュアシナリオクリア後に解放されるが、本編のネタバレになる事柄を避けた内容が多く、最後に読むのはアマチュア文章となり、またゲーム公式の設定ではないためあまりタイミングがよくない。 //むしろおまけシナリオをゲームクリア後に解放するのはADVで良くある事だと思うんだが。 **総評(Never7) 最初に発売された「infinity」は各シナリオこそ出来はいいものの、物語を締めくくる最終シナリオがそれまでの話を締めるには問題のあるシナリオだった。~ 本作の直前に発売された「INFINITY cure.」で作られた新シナリオでもって締めるにふさわしいシナリオが搭載されたが、携帯機ゆえにシナリオ構成は変更。~ そして本作でもってようやく全シナリオが収録された「Never7」として完成した。~ 他のシリーズ作品に比べるとギャルゲー色が強い辺りは少々人を選ぶかもしれないが、後に「infinityシリーズ」として展開されていく基礎は本作の時点で出来上がっていると言っていいだろう。 #areaedit(end)
注意:このページでは、『infinity』(不明→''改善'')と『INFINITY cure.』(''判定なし'')及び、『Never7 -the end of infinty-』(''良作'')を扱っています。 ---- -&bold(){infinity}:シリーズの原点。しかし最終シナリオが全てを台無しに…。 -&bold(){INFINITY cure.}:補完シナリオ集。 -&bold(){Never7 -the end of infinity-} :『infinity』に『cure.』の補完シナリオを加えた完全版。無印の汚名を返上し、シリーズの路線を確立。 ---- #contents() ---- #areaedit() *infinity //頭文字は小文字// 【いんふぃにてぃー】 |ジャンル|恋愛アドベンチャー|&amazon(B00005OVT5)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売・開発元|KID|~| |発売日|2000年3月23日|~| |価格|7,140円|~| |判定|(不明)|~| |判定(修正後)|BGCOLOR(lightsteelblue):''改善''|~| |ポイント|最終シナリオ進行不可能バグ&br()最終シナリオの酷いオチのせいで&br()それまでの展開が全部台無し|~| |>|>|CENTER:''[[infinityシリーズリンク>infinityシリーズ]]''| //「交換・修正対応によって、大きな問題が改善された」という事を意味しますが、現時点では改善前の正確な判定に言及せず、「不明」とします。 //以降、変化前判定を確定させる新たな判定議論を提案する事は自由です。よろしくお願いします。 **シナリオ概要 大学のゼミの合宿に参加することになった主人公・石原誠は、目の前で大切な女性が死ぬという悪夢で目覚める。 その直後、合宿班長の川島優夏が部屋に飛び込んでくるが、誠の姿を確認するとすぐに出て行った。 そんな事があった翌日、「地震が来る」と思った直後に本当に地震が起こってしまう。 誠は自分に予知能力があるのではないか?と考えるが…。 **評価点 -最終シナリオを除くキャラ別シナリオ --「特定のヒロインを選択してそのヒロインとの物語を描く」といういわゆるギャルゲー形式をとっているが、「ループもの」などのSF設定をうまく絡めヒロインとそのまわりの問題や悲劇を解決していく形をとっており、本作独自の雰囲気を醸し出している。 // ループものだということはネタバレにはならないと思います。 ---後述の他ヒロインのEDを見た後に解放される最終シナリオには難があるものの、それまでのキャラ別のシナリオに関してはよくできている。 #region(以下ネタバレあり) -本作はいわゆる「ループ物」の一つであり、基本的には1週目はヒロインを助けられずに終わってしまう。 --2週目ではその悲劇を回避するために行動し、その末にハッピーエンドを迎えるという形をとっている。 ---一度悲劇を迎える事でより強く「ヒロインを助けたい」と思わせ、それを経験してのハッピーエンドは非常に感慨深いものがある。 #endregion -豊富な立ち絵 --本作は発売時期としては珍しく、顔だけの表情差分ではなく表情ごとに立ち絵も変化する。 ---後に原画家の影崎夕那が同人誌で出した原画集によると「スタッフは表情差分のつもりで依頼を出したが、勘違いして全身描いてしまった。」との事。結果としてゲームの表現力は上がった。 **問題点 -最終シナリオの内容 --一通り他のヒロインルートを攻略することで解放される最終シナリオ「いずみルート」であるが、他のキャラクター編におけるそれまでの積み重ねを全部台無しにするシナリオになっており、拍子抜けするか呆れるかで非常に盛り下がる。 #region(以下ネタバレあり) --「ループしているというのは予知ができるというのは嘘で、実は自分以外のみんながグルになって自分を騙していた茶番劇でした」 ---しかし、「2周目」最終日の前日から日付の表記がなくなり、ループしていないなら起こる確率は低い「地震」と「大雨」が発生しているため新たな謎を生んでいる。 #endregion --単純に「オチとしてそれはどうなんだ」という事もあるが、それでは説明のつかない矛盾点や他のヒロインのシナリオで発生していた現象の正体も不明なまま等、色々と問題のある終わり方だった。 ---「いずみシナリオ」が他のヒロインたちを攻略し終えないと解放されないとはいえ、他のルートと同じ世界の出来事とは説明されていないためパラレルと擁護することはできる。また「イヤなヤツ」はそれまでのシナリオでも部分部分で報いを受けていたが、 --また、それまでに攻略してきたヒロインたちの性格からしてそのような行動をとるようには思えず、いずみを含めたヒロインたち全員に醒めかねない。 -初期ロット版のバグ --初期ロットでは最終シナリオにバグの為に入る事が出来なかった。 ---セーブデータのバグ修正や初期ロット版と修正版CD-ROMの無償交換で対応が行われた。 **総評 -一見すると当時、粗製乱造・大量生産されていたギャルゲーの一つにしか見えないが、「ループもの」などのSF設定を絡めた各シナリオはよくできている。~ とはいえ、最終シナリオが、拍子抜けし、それまでのシナリオにも萎えかねないすべてを台無しにする残念な出来だった事で、今一つ盛り上がらずに終わりを迎える。 -また、「ループ」などの世界設定の種明かしが十分になされておらず「やっぱり恋愛メインなギャルゲー」にとどまっている。 --最終シナリオ以外は恋愛ゲームとして一定のクオリティを保っている。 -後に補完シナリオが発表され、それを同梱した『Never7』が発表され、「SFアドベンチャーゲーム」路線のシリーズ化への礎を築いた。~ 補完シナリオを含めた場合の作品評価が高い事もあり、本作でなく『Never7』をプレイすることをおすすめする。 **その後の展開 2000年11月に補完シナリオ(優夏キュア、いづみキュア)''のみ''を収録したネオジオポケット用ソフト『INFINITY cure.』が発売。~ さらに、同年12月にはネオジオポケット版のシナリオを盛り込んだ完全版『Never7』がドリームキャストで発売され、後にPS2、Windows、PSPにも移植された。~ 追加されたいづみキュアシナリオはタイムスリップ現象の正体解明をテーマとした真の完結編シナリオである(Never7にはPS版のいづみシナリオも「いづみノーマル」として収録されている)。よって、今から購入するのであれば不完全版であるPS版ではなくNever7の購入をお勧めする。 -Never7のいづみキュアシナリオはプレイヤーから高い評価を受け、その後の『[[Ever17>Ever17 -the out of infinity-]]』、『[[Remember11>Remember11 -the age of infinity-]]』へと繋がるKIDのSFアドベンチャーゲーム路線を確立することになる。 //↑リメイクなのだから前作にプラス要素があっても全く問題は無いのでは?リメイク作と比べてボリューム・クオリティ面で劣る前作を不完全版と呼ぶのはどうかと思うのですが。 //↑実際にやってみれば判るが、いづみシナリオだけ他のシナリオから浮いてる上に、ゲームの雰囲気を台無しにしてるのよ。 #areaedit(end) ---- #areaedit() *INFINITY cure. 【いんふぃにてぃー きゅあ】 |ジャンル|恋愛アドベンチャー|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/163000290.jpg,height=160)| |対応機種|ネオジオポケットカラー|~| |メディア|8MbitROMカートリッジ|~| |発売・開発元|KID|~| |発売日|2000年11月23日|~| |価格|4,800円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|真の最終シナリオを収録|~| |>|>|CENTER:''[[infinityシリーズリンク>infinityシリーズ]]''| **概要(cure.) infinityの優夏シナリオを優夏の視点から描いた「優夏cure.」と、最終シナリオをリメイクした「いづみcure.」の2つの新シナリオのみを収録した携帯機用ソフト。~ ネオポケでの発売である為、音声は収録されていない。 **評価点(cure.) -後のInfinityシリーズの高評価に繋がる「いづみcure.」シナリオ。 --原作において最後の謎解きが拍子抜けする残念なシナリオだったが、それを元に作り直された本シナリオの評価は非常に高い。 **問題点(cure.) -ボリューム --携帯機である以上容量の問題で仕方ないが、シナリオが二つのみ、音声なし、と、ADVとして非常に物足りない。 **総評(cure.) 原作での最大の問題点、「残念な最終シナリオ」をリメイクして非常に読み応えのあるシナリオにしている。~ ただし携帯機ゆえに容量の問題から二つのシナリオのみの収録となっているのは残念である。~ 翌月にはこれらも同梱された『Never7』が発売される事もあり、実質的に先行限定収録、といった方が正しいだろう。 #areaedit(end) ---- #areaedit() *Never7 -the end of infinty- 【ねばーせぶん じ えんど おぶ いんふぃにてぃー】 |ジャンル|恋愛アドベンチャー|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu01000000bwhh-img/8tnu01000000bwjg.jpg)| |対応機種|ドリームキャスト|~| |~|Windows 98/Me/2000|~| |~|プレイステーション2|~| |~|プレイステーションポータブル|~| |発売・開発元|KID|~| |発売日|DC:2000年12月21日|~| |~|WIN:2001年10月26日|~| |~|PS2:2003年6月26日|~| |~|PS2廉価版:2004年9月2日|~| |~|WIN(4作同梱):2008年4月4日|~| |~|PS2(同上):2008年10月9日|~| |~|PSP:2009年3月12日|~| |~|PSP(4作同梱):2009年8月13日|~| //|価格|,円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|infinityの集大成|~| |>|>|CENTER:''[[infinityシリーズリンク>infinityシリーズ]]''| **概要(Never7) -『infinity』に『INFINITY cure.』の2シナリオなどを加えた完全版。 -一般公募のアペンドストーリーも収録されている。 --シリアス部門・ギャグ部門などに分けた一般投票において上位の作品が収録されており、本編の出来事を別の登場人物視点で見たり、ループものであることを使い違った世界へと誘ったり、荒唐無稽なギャグシナリオがあったりと内容は多岐にわたる。シナリオの長さはマチマチ。 -「いずみキュアシナリオ」 --いずみキュアシナリオはAとノーマルエンドのBに分かれている。 **評価点(Never7) -ようやく完成したシナリオ --『infinity』及び『INFINITY cure.』の全シナリオが収録されており、ようやく一つのソフトとして完成した。 **問題点(Never7) -一部シナリオに残る謎 --「いずみキュアシナリオ」において、ゲーム全体に関わる謎は明かされるものの、それでは説明のつかない事もある為、一部には謎が残ってしまっている。 ---KID時代に存在した公式サイトのネタバレQ&Aにおいても「ご想像にお任せします。」と濁していた。 -誤字・脱字 --最後に追加された所為で推敲が足らなかったのか、よりにもよって最終シナリオの「いずみキュアシナリオ」に他のシナリオよりも脱字が多い。 ---せっかくの最終シナリオなのに気が散ってしまう。 -くるみの立ち絵の一部に、立ち絵以外の部分を透明にする段階でゴミを取り除けてなく、画面にゴミがうつる。 //-一般公募のアペンドストーリーはいずみキュアシナリオクリア後に解放されるが、本編のネタバレになる事柄を避けた内容が多く、最後に読むのはアマチュア文章となり、またゲーム公式の設定ではないためあまりタイミングがよくない。 //むしろおまけシナリオをゲームクリア後に解放するのはADVで良くある事だと思うんだが。 **総評(Never7) 最初に発売された『infinity』は各シナリオこそ出来はいいものの、物語を締めくくる最終シナリオがそれまでの話を締めるには問題のあるシナリオだった。~ 本作の直前に発売された『INFINITY cure.』で作られた新シナリオでもって締めるにふさわしいシナリオが搭載されたが、携帯機ゆえにシナリオ構成は変更。~ そして本作でもってようやく全シナリオが収録された『Never7』として完成した。~ 他のシリーズ作品に比べるとギャルゲー色が強い辺りは少々人を選ぶかもしれないが、後に『infinityシリーズ』として展開されていく基礎は本作の時点で出来上がっていると言っていいだろう。 #areaedit(end)

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