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マリオカート アーケードグランプリ - (2017/02/07 (火) 20:59:15) の1つ前との変更点

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本項では『マリオカート アーケードグランプリ』及びその続編『マリオカート アーケードグランプリ2』の両方を扱います。 *マリオカート アーケードグランプリ 【まりおかーと あーけーどぐらんぷり】 *マリオカート アーケードグランプリ2 【まりおかーと あーけーどぐらんぷり つー】 |ジャンル|アクションレースゲーム|&image(http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050218/aou_n05.jpg,width=240)&br;&image(https://bandainamcoent.co.jp/am/vg/mariokart2/img/logo.jpg)|~| |対応機種|アーケード(トライフォース)|~|~| |発売元|任天堂、ナムコ|~|~| |開発元|ナムコ|~|~| |稼動開始日|1:2005年12月8日&br;2:2007年3月14日|~|~| |料金|1プレイ:100円または200円&br;データ保存用カード:200円&br;(設置店によって異なる)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 -『[[マリオカート>スーパーマリオカート]]』シリーズがアーケードに進出! -基本は従来と同じアイテムを使ったハチャメチャバトルレースゲーム。 -家庭用ゲーム機にはない独自の要素や独特の楽しみもあり。 -カードを使用すれば、プレイ結果の保存も可能。 **キャラクター -やはり従来と同様、軽量級から重量級のキャラクターがある。 -マリオ・ルイージ・ヨッシー・クッパなどいつもの任天堂キャラクターはもちろん、ナムコからは『[[パックマン]]』のキャラクターも参戦している。 --『無印(1)』から『2』になるまでナムコとバンダイが合併したせいか、『[[たまごっち>たまごっちシリーズ]]』のキャラクターである「まめっち」も参戦した。 -『1』では一度カードを作るとキャラクターの変更は不可能という問題があったが、『2』からは同じカードでもゲーム開始時にキャラクター選択が可能となった。好きなキャラクターで遊べる上、コースによって使い分けることも可能となった。 --『1』から使っていたカードをそのまま『2』に対応させる事も可能で、それまでに使っていたカードが無駄にならなかった。『2』以降に発行されるカードのデザインも、『2』のシステム向けに若干変更されていった。 **操作性・システム -レースゲーム用の大型筐体を使用し、ゲーム内容の見た目とは裏腹に重量感がすごい。 -おなじみのドリフトも健在 --本作ではブレーキを一瞬踏む事でジャンプを行い、そこからドリフトにつなげる。ちなみにジャンプ専用のボタンはない。 --ただし従来作品にあったミニターボは存在せず、代わりにドリフト中シールドが張られるようになった。これにより敵の攻撃を回避するためにちょっと早めにドリフトを…などの戦略も生まれた。 --ミニターボはなくとも速度を落とさずコーナーを曲がるのにドリフトは必要。ミニターボがない分、いわゆる「直ドリ((直線コースでドリフトを行い、素早くコマンド入力を行い連続でミニターボを発動させるテクニック。コマンド入力が容易になったGC版やDS版で猛威を振るった。))」のような過激な加速は使用できず、純粋な走りのテクニックが重要視される。 -スーファミ版『[[スーパーマリオカート]]』同様、コインによるスピードアップ制になっている。 --今作ではライバルだけでなく、壁や障害物にもぶつかるとコインを落とすようになっている。 -各カップにて全コースを制覇すると遊べるミニゲームもある。 --クリア出来なくても全く問題はないが、進行に応じて「マリオコイン」がもらえる。 **アイテム -アイテムも超多彩。強化されたアイテムなども含めると50種類近くもある。 -前方のカートをロックオンして確実に当てられるもの、自分で狙って当てるミサイルタイプ、設置するタイプ、触れた相手にダメージを与えるタイプとじつに多彩。 --もちろん、今まで通りの「こうら」や「バナナの皮」なども健在。 --いわゆるステータス異常のようなものもある。たとえば相手をツルツル滑りやすくしたり、ハンドルを重くしたりなどなど…。 -攻撃としてはほとんど役に立たないアイテムも存在する。そういったアイテムはお遊び的なものが多く、勝敗を度外視し多人数プレイで盛り上がるのに使うと面白いだろう。 -タイムアタック以外、特別ルールがない限りは基本的にキノコ(ダッシュ用アイテム)は出ない。 --そのおかげか、極端に差が付いてしまったり、レースが早く終わってしまったりすることもない。 --今作ではダートゾーンでも減速してしまうため、ショートカットには使えない。 --無敵アイテムである「スター」もあるが、こちらも加速効果はなく、ダートゾーンを走破する事はできない。 --ただし、敵を無理矢理ダッシュさせる「ダッシュバズーカ」というアイテムはある(自分に対しては使えない)。 -1レースに使用できるアイテムは3種類までである。 --アイテムの取得は従来通りスロット形式である。 --特別ルールによりアイテムが決まっていることもあるが、自分で出るアイテムを決められるルールもある。その際には前回自分で決めたアイテムをカードに保存し、すぐに使用することも可能。 -アイテムの中にはキャラクター専用のものがある。 --そのどれもがほぼ似たり寄ったりの性能ではあるが、そのキャラクターらしい個性のあるアイテムになっている。 **コース -アーケード(お金を使う)というのを考慮してか、極力ストレスのない設計となった。 --序盤はゆるやかで広いコースで走りやすい。中盤は凹凸も出来て起伏のあるコースに、後半になるとドリフト必須の手応えのあるものに。 --カートに直接ダメージを与えるギミックは存在しない。やはり、この部分はお金を使うということを考慮したせいか。 -ドリフトの際にも使用するジャンプを使用してショートカット可能な段差もある。 --これを決めると実況でも言ってくれるので気持ちがいい。 --ジャンプは段差だけでなく、減速させる水たまりなどの回避にも使われる。 -背景の出来もよく、アトラクションのようによく出来ていて、そのテーマに合った雰囲気がよく出ている。 -ナムコのゲームらしく「パックマンカップ」というパックマンの世界観を使ったコースも存在する。 -なお、対戦およびタイムアタックモードのコースセレクトで対戦キャンセルボタン(赤いボタン)を押しながら決定すると、逆走を選ぶことができる。(&bold(){ミラーコースではない}) **その他 -『2』から実況も付くようになった。 --『2』での実況を担当するのは「おはスタ」などで有名な山寺宏一氏。 --アイテムを敵に当てたり、きれいなドリフトをしたり、ショートカットを使ったりすると、それに応じた実況も行ってくれることもある。 --たまにキャラクターの名前を連呼してしまうこともあるが、かなり自然な実況になっている。 --もちろん実況を消すこともできる(要カード)が、なるべく消さずに盛り上がろう。 -顔写真を撮影する機能も備わっている。 --カードを持っていれば、一人プレイ時限定で写真撮影をOFFにすることもできる(対戦モードでは強制)。 --このカメラ機能の名前は、「ナムカム2」という。「2」ということは「1」も存在するわけで、「1」はこれより約5年ぐらい前の「レースオン!」という同じく子供・パーティー向けレースゲームでも採用されていた(「レースオン!」もやたら絶叫する実況と落ち着きすぎた解説付きで、このゲームの先駆けとも言える)。 ---しかし、色々あってこのゲームが出るまで撮影機能が採用されたゲームは他になかった。要は時代が早すぎたということ。 -プレイヤーの体格に合わせて座席も前後に調整できる。 -後頭部あたりにもスピーカーがあるが、他の音よりも目立ってゲーム中の音が聴けるという程度で、ひどくうるさいと感じることはない。&br;別の筐体の音に邪魔されることなく、ほどよくゲーム中の音が聴こえるようにうまく調整されている。 **評価点 -実際に車を運転しているような感覚を味わえる。 --ぶつかったときやダメージ時のフォースフィードバック(ハンドルの抵抗や振動)はもちろん、&bold(){床のでっぱりや、ガタガタ道での感覚がハンドルにリアルに伝わってくる}。 --ハンドルを重くしたり、パンクしたときにハンドルが傾いたようになるなど、アイテムの効果にもフォースフィードバックが活かされている。 -抜群のやりこみ要素 --コース上にあるMマークの「マリオコイン」を集めていくと、様々なアイテムや特典がもらえる。 --「マリオコイン」はカードに記録され、次回遊ぶ際にも加算されていく。 --4,000枚集めると、なんと主観視点で遊べるようにもなる! ---レース中に筐体右にある赤いボタンを押すとよい。もう一度押すと通常視点に戻る。ただし、アイテムボタンでもあるのでアイテムを持っているときは注意。 ---視点はキャラクターの目線ではなく、カートのフロントあたり。感覚がつかみづらいが、慣れれば酔えるぐらいに楽しい。散々やり込んだら一度はこの状態で完走してみよう。 --公式サイトではタイムアタックのランキングも行っている。カードに書かれるパスワードを入力するとよい。 -出始めの頃は1プレイ200円であることもあったが、現在ではほとんどの店舗で1プレイ100円・カード200円になっている模様。 **問題点 -ゲーム中の操作説明がやや不足気味。(筺体には説明用のステッカーが貼られている。貼っていないところもあるだろうが。) --デモ画面ではアイテムの使い方とコインシステムしか説明されない。 --また、ゲーム開始時のカード所持の確認画面ではなぜか操作説明が表示されていない。(他のシーンでは出ているのに)~ 念のため説明するが、決定はアクセルペダルまたはアイテムボタン(青いボタン)である。 --このへんは自分でやって覚えろということか。 -コースが少々退屈ぎみなものが多い。ストレスを考慮したせいかダメージギミックがないのはよいのだが、手応えのあるコースがワリオカップとクッパカップぐらいというのは残念。 -ーほぼ半分の試合がコースの使いまわしというのも残念なところ。 -子ども向けでもあるのに、子どもには操作がしづらい大型筐体。アクセルに足が届かないことが多い。『2』ではそのことを考慮されてか、50CCと100CCクラスではアクセルを踏まずとも前進するシステムが搭載される。 --ちなみに、その機能がなかった前作では、親がアクセルを担当するという親子愛が垣間見れることもあった。 --ただ、この機能はゲーム中で一切説明されないので、現在でも親がアクセルを踏む姿は見られる。 -一度一人プレイを始めると終了するまで対戦をすることができない。 --そのため、二人対戦台では一人プレイがしづらい感がある。(その人のプレイが終わるまで対戦ができなくなるため) **総評 任天堂のキャラクターを使ったゲームらしく、誰でもとっつきやすく、それでいて上級者にも手応えのあるゲーム。&bold(){なにより操作が楽しいことに重点を置かれている}ので、勝敗を考えなくとも遊んだ実感が持てる。~ そしてこのゲーム、2012年12月現在でも稼働している店舗の多い長寿ゲームでもある。1から数えると約7年ほど稼動していることになる。~ 比較的場所を取る大型筐体にも関わらず、未だに『2』のまま稼働し続けているのもすごい所である。 **余談 主にセガやナムコの運営するアミューズメント施設やROUND1では、ほぼ確実に設置されている。デパートのゲームコーナーでも置かれてある店は多い。今でも新しく出来たゲームセンターが導入する事も多いようだ。~ 高難易度・初心者殺しなゲームが多いアーケードゲームの中でも、ほとんどプレイヤーを選ばず安心して遊べるゲームのひとつである。それだけ人を惹きつける魅力のあるゲームなのだと言えるだろう。~ 店舗にもよるが、ビデオゲームよりもクレーンゲームなどの近くに置かれることが多い。~ また近年はモニタの劣化により映像の色合いがおかしかったり、『[[続編>マリオカート アーケードグランプリDX]]』が出ているため2が撤去されそちらに置き換わっている店舗も増えつつある。
本項では『マリオカート アーケードグランプリ』及びその続編『マリオカート アーケードグランプリ2』の両方を扱います。 *マリオカート アーケードグランプリ 【まりおかーと あーけーどぐらんぷり】 *マリオカート アーケードグランプリ2 【まりおかーと あーけーどぐらんぷり つー】 |ジャンル|アクションレースゲーム|&image(http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050218/aou_n05.jpg,width=240)&br;&image(https://bandainamcoent.co.jp/am/vg/mariokart2/img/logo.jpg)|~| |対応機種|アーケード(トライフォース)|~|~| |発売元|任天堂、ナムコ|~|~| |開発元|ナムコ|~|~| |稼動開始日|1:2005年12月8日&br;2:2007年3月14日|~|~| |料金|1プレイ:100円または200円&br;データ保存用カード:200円&br;(設置店によって異なる)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>マリオシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **概要 -『[[マリオカート>スーパーマリオカート]]』シリーズがアーケードに進出! -基本は従来と同じアイテムを使ったハチャメチャバトルレースゲーム。 -家庭用ゲーム機にはない独自の要素や独特の楽しみもあり。 -カードを使用すれば、プレイ結果の保存も可能。 **キャラクター -やはり従来と同様、軽量級から重量級のキャラクターがある。 -マリオ・ルイージ・ヨッシー・クッパなどいつもの任天堂キャラクターはもちろん、ナムコからは『[[パックマン]]』のキャラクターも参戦している。 --『無印(1)』から『2』になるまでナムコとバンダイが合併したせいか、『[[たまごっち>たまごっちシリーズ]]』のキャラクターである「まめっち」も参戦した。 -『1』では一度カードを作るとキャラクターの変更は不可能という問題があったが、『2』からは同じカードでもゲーム開始時にキャラクター選択が可能となった。好きなキャラクターで遊べる上、コースによって使い分けることも可能となった。 --『1』から使っていたカードをそのまま『2』に対応させる事も可能で、それまでに使っていたカードが無駄にならなかった。『2』以降に発行されるカードのデザインも、『2』のシステム向けに若干変更されていった。 **操作性・システム -レースゲーム用の大型筐体を使用し、ゲーム内容の見た目とは裏腹に重量感がすごい。 -おなじみのドリフトも健在 --本作ではブレーキを一瞬踏む事でジャンプを行い、そこからドリフトにつなげる。ちなみにジャンプ専用のボタンはない。 --ただし従来作品にあったミニターボは存在せず、代わりにドリフト中シールドが張られるようになった。これにより敵の攻撃を回避するためにちょっと早めにドリフトを…などの戦略も生まれた。 --ミニターボはなくとも速度を落とさずコーナーを曲がるのにドリフトは必要。ミニターボがない分、いわゆる「直ドリ((直線コースでドリフトを行い、素早くコマンド入力を行い連続でミニターボを発動させるテクニック。コマンド入力が容易になったGC版やDS版で猛威を振るった。))」のような過激な加速は使用できず、純粋な走りのテクニックが重要視される。 -スーファミ版『[[スーパーマリオカート]]』同様、コインによるスピードアップ制になっている。 --今作ではライバルだけでなく、壁や障害物にもぶつかるとコインを落とすようになっている。 -各カップにて全コースを制覇すると遊べるミニゲームもある。 --クリア出来なくても全く問題はないが、進行に応じて「マリオコイン」がもらえる。 **アイテム -アイテムも超多彩。強化されたアイテムなども含めると50種類近くもある。 -前方のカートをロックオンして確実に当てられるもの、自分で狙って当てるミサイルタイプ、設置するタイプ、触れた相手にダメージを与えるタイプとじつに多彩。 --もちろん、今まで通りの「こうら」や「バナナの皮」なども健在。 --いわゆるステータス異常のようなものもある。たとえば相手をツルツル滑りやすくしたり、ハンドルを重くしたりなどなど…。 -攻撃としてはほとんど役に立たないアイテムも存在する。そういったアイテムはお遊び的なものが多く、勝敗を度外視し多人数プレイで盛り上がるのに使うと面白いだろう。 -タイムアタック以外、特別ルールがない限りは基本的にキノコ(ダッシュ用アイテム)は出ない。 --そのおかげか、極端に差が付いてしまったり、レースが早く終わってしまったりすることもない。 --今作ではダートゾーンでも減速してしまうため、ショートカットには使えない。 --無敵アイテムである「スター」もあるが、こちらも加速効果はなく、ダートゾーンを走破する事はできない。 --ただし、敵を無理矢理ダッシュさせる「ダッシュバズーカ」というアイテムはある(自分に対しては使えない)。 -1レースに使用できるアイテムは3種類までである。 --アイテムの取得は従来通りスロット形式である。 --特別ルールによりアイテムが決まっていることもあるが、自分で出るアイテムを決められるルールもある。その際には前回自分で決めたアイテムをカードに保存し、すぐに使用することも可能。 -アイテムの中にはキャラクター専用のものがある。 --そのどれもがほぼ似たり寄ったりの性能ではあるが、そのキャラクターらしい個性のあるアイテムになっている。 **コース -アーケード(お金を使う)というのを考慮してか、極力ストレスのない設計となった。 --序盤はゆるやかで広いコースで走りやすい。中盤は凹凸も出来て起伏のあるコースに、後半になるとドリフト必須の手応えのあるものに。 --カートに直接ダメージを与えるギミックは存在しない。やはり、この部分はお金を使うということを考慮したせいか。 -ドリフトの際にも使用するジャンプを使用してショートカット可能な段差もある。 --これを決めると実況でも言ってくれるので気持ちがいい。 --ジャンプは段差だけでなく、減速させる水たまりなどの回避にも使われる。 -背景の出来もよく、アトラクションのようによく出来ていて、そのテーマに合った雰囲気がよく出ている。 -ナムコのゲームらしく「パックマンカップ」というパックマンの世界観を使ったコースも存在する。 -なお、対戦およびタイムアタックモードのコースセレクトで対戦キャンセルボタン(赤いボタン)を押しながら決定すると、逆走を選ぶことができる。(&bold(){ミラーコースではない}) **その他 -『2』から実況も付くようになった。 --『2』での実況を担当するのは「おはスタ」などで有名な山寺宏一氏。 --アイテムを敵に当てたり、きれいなドリフトをしたり、ショートカットを使ったりすると、それに応じた実況も行ってくれることもある。 --たまにキャラクターの名前を連呼してしまうこともあるが、かなり自然な実況になっている。 --もちろん実況を消すこともできる(要カード)が、なるべく消さずに盛り上がろう。 -顔写真を撮影する機能も備わっている。 --カードを持っていれば、一人プレイ時限定で写真撮影をOFFにすることもできる(対戦モードでは強制)。 --このカメラ機能の名前は、「ナムカム2」という。「2」ということは「1」も存在するわけで、「1」はこれより約5年ぐらい前の「レースオン!」という同じく子供・パーティー向けレースゲームでも採用されていた(「レースオン!」もやたら絶叫する実況と落ち着きすぎた解説付きで、このゲームの先駆けとも言える)。 ---しかし、色々あってこのゲームが出るまで撮影機能が採用されたゲームは他になかった。要は時代が早すぎたということ。 -プレイヤーの体格に合わせて座席も前後に調整できる。 -後頭部あたりにもスピーカーがあるが、他の音よりも目立ってゲーム中の音が聴けるという程度で、ひどくうるさいと感じることはない。&br;別の筐体の音に邪魔されることなく、ほどよくゲーム中の音が聴こえるようにうまく調整されている。 **評価点 -実際に車を運転しているような感覚を味わえる。 --ぶつかったときやダメージ時のフォースフィードバック(ハンドルの抵抗や振動)はもちろん、&bold(){床のでっぱりや、ガタガタ道での感覚がハンドルにリアルに伝わってくる}。 --ハンドルを重くしたり、パンクしたときにハンドルが傾いたようになるなど、アイテムの効果にもフォースフィードバックが活かされている。 -抜群のやりこみ要素 --コース上にあるMマークの「マリオコイン」を集めていくと、様々なアイテムや特典がもらえる。 --「マリオコイン」はカードに記録され、次回遊ぶ際にも加算されていく。 --4,000枚集めると、なんと主観視点で遊べるようにもなる! ---レース中に筐体右にある赤いボタンを押すとよい。もう一度押すと通常視点に戻る。ただし、アイテムボタンでもあるのでアイテムを持っているときは注意。 ---視点はキャラクターの目線ではなく、カートのフロントあたり。感覚がつかみづらいが、慣れれば酔えるぐらいに楽しい。散々やり込んだら一度はこの状態で完走してみよう。 --公式サイトではタイムアタックのランキングも行っている。カードに書かれるパスワードを入力するとよい。 -出始めの頃は1プレイ200円であることもあったが、現在ではほとんどの店舗で1プレイ100円・カード200円になっている模様。 **問題点 -ゲーム中の操作説明がやや不足気味。(筺体には説明用のステッカーが貼られている。貼っていないところもあるだろうが。) --デモ画面ではアイテムの使い方とコインシステムしか説明されない。 --また、ゲーム開始時のカード所持の確認画面ではなぜか操作説明が表示されていない。(他のシーンでは出ているのに)~ 念のため説明するが、決定はアクセルペダルまたはアイテムボタン(青いボタン)である。 --このへんは自分でやって覚えろということか。 -コースが少々退屈ぎみなものが多い。ストレスを考慮したせいかダメージギミックがないのはよいのだが、手応えのあるコースがワリオカップとクッパカップぐらいというのは残念。 -ーほぼ半分の試合がコースの使いまわしというのも残念なところ。 -子ども向けでもあるのに、子どもには操作がしづらい大型筐体。アクセルに足が届かないことが多い。『2』ではそのことを考慮されてか、50CCと100CCクラスではアクセルを踏まずとも前進するシステムが搭載される。 --ちなみに、その機能がなかった前作では、親がアクセルを担当するという親子愛が垣間見れることもあった。 --ただ、この機能はゲーム中で一切説明されないので、現在でも親がアクセルを踏む姿は見られる。 -一度一人プレイを始めると終了するまで対戦をすることができない。 --そのため、二人対戦台では一人プレイがしづらい感がある。(その人のプレイが終わるまで対戦ができなくなるため) **総評 任天堂のキャラクターを使ったゲームらしく、誰でもとっつきやすく、それでいて上級者にも手応えのあるゲーム。&bold(){なにより操作が楽しいことに重点を置かれている}ので、勝敗を考えなくとも遊んだ実感が持てる。~ そしてこのゲーム、2012年12月現在でも稼働している店舗の多い長寿ゲームでもある。1から数えると約7年ほど稼動していることになる。~ 比較的場所を取る大型筐体にも関わらず、未だに『2』のまま稼働し続けているのもすごい所である。~ 同時期にセガにより開発された『F-ZERO AX』が早々に市場から消え去り、今では大都市圏でも見つけることができないのとは対照的である。 **余談 主にセガやナムコの運営するアミューズメント施設やROUND1では、ほぼ確実に設置されている。デパートのゲームコーナーでも置かれてある店は多い。今でも新しく出来たゲームセンターが導入する事も多いようだ。~ 高難易度・初心者殺しなゲームが多いアーケードゲームの中でも、ほとんどプレイヤーを選ばず安心して遊べるゲームのひとつである。それだけ人を惹きつける魅力のあるゲームなのだと言えるだろう。~ 店舗にもよるが、ビデオゲームよりもクレーンゲームなどの近くに置かれることが多い。~ また近年はモニタの劣化((本作に限らず、この時期に生産されたブラウン管筐体は、韓国製の低品質ブラウン管しか選択肢がなかったため、昔の筐体よりも劣化が早い))により映像の色合いがおかしかったり、『[[続編>マリオカート アーケードグランプリDX]]』が出ているため2が撤去されそちらに置き換わっている店舗も増えつつある。

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