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*R-TYPE COMPLETE CD 【あーるたいぷ こんぷりーとしーでぃー】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|PCエンジン スーパーCD-ROM2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|アイレム|~| |発売日|1991年12月20日|~| |定価|7,500円|~| |ポイント|批判されがちなビジュアルとアレンジBGM&br()ゲーム自体はHuカード二作分のお得収録|~| **概要 -1988年にて[[アーケード>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/286.html]]からの移植として発売されたPCエンジンHuカードソフト『R-TYPE I』『R-type II』(IIはアーケード版の同タイトルとは無関係)。容量の都合でステージ二分割での販売を余儀なくされたものの、当時としてはその移植度の高さで同ハードのキラーソフトとして貢献する事となった。 --本作はその二作をカップリングし、スーパーCD-ROM2の性能を活かした専用のビジュアルシーン、及び生音源によるアレンジBGMを追加収録したソフトである。 --一人プレイ専用、アーケード版同様の全8ステージ構成、周回プレイは存在しない。 **問題点、及び賛否が分かれそうな点 -上記概要の通り、本作には専用のビジュアルシーンが、オープニングや偶数ステージクリア後、エンディングにて挿入される演出があるのだが、まずこれが批判材料となりやすい要因となっている。 --原作では語られなかった人類側のサイドストーリーがあるのだが、このキャラクターデザインがR-TYPEの世界観と合っていないとして批判された。言葉でいい表すならば「''やけにデザインが濃い''」というべきか。 --また、神谷明氏などの有名声優陣を採用したキャラ達の会話のやり取りもあるのだが、これもやはり不評である。神谷氏の声質と本作の雰囲気が合っていないという意見も多かった。  --但し、主に批判材料なのは人類サイドのキャラデザインとキャスティングのボイスが重心であり、メカニックデザインやストーリー描写に関してはさほど大きな批判ではない。要は材料自体は悪くないが、世界観と素材の相性の不一致が問題とされるようだ。 --また、ビジュアルシーンはいつでもスキップ可能なので、無理に見る必要はない。見たい人だけが鑑賞すればいいという配慮はなされている。 -本作専用にアレンジされたBGMも批判傾向にある。主な要因としてはこれもまた、R-TYPEの無機質さとは不釣合いな程のオシャレで綺麗な曲調のアレンジ化であり、「こんなのR-TYPEの曲じゃない」という意見が多い。 --残念ながら本作には原作版のBGMは収録されておらず、必ずこのアレンジBGMでゲームをプレイしないといけない事がさらなる批判となっている。また、サウンドテストも残念ながら不可である。 --PCエンジンにおいて、方向性が変わり果てたアレンジBGMによる批判は『[[スーパーダライアスII>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/813.html]]』と並び、本作が引き合いに出されやすい。 --但し、これもあくまで雰囲気とアレンジの不一致による批判が主であり、「一風変わったアレンジとしてこれであり」「R-TYPEとして聴かなければそこまで悪くない」という声も多い。この辺もスパダラIIと似たような意見であろう。 -定価が7,500円と過去作のカップリングソフトとしては少し割高。Huカード版は各4,900円なので、それを二つ合わせた定価より2,300円程しか割引されていない計算となる。 **評価点 -ゲーム自体はHuカード版の二作のほぼ忠実移植をカップリングしたお得版であり、プレイする分には特に不備はない。Huカード版が好評を得ていたソフトなので、それを引き継いだ本作ももちろん、シューティングとしての完成度は高い。 --ただ、Huカード版では発生しなかった軽い処理落ちが存在という、微妙な劣化部分もないことはない。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程の問題ではない。 -難易度が三段階から選択可能となっている。これはHuカード版には存在しなかった要素である。 -ビジュアルシーンのストーリーに関する描写はなかなか力が入っている。原作では絶対に見られないオリジナルエピソードであり、(やや簡素にまとめられてはいるが)主要キャラの心理描写もちゃんと描かれている。 --本作の自機は「R-9」の試作機であり、乗機パイロットは機体の操縦に熟知した二人の民間人という設定。ステージ4クリア後に民間人である主人公達を戦地に送る事に罪悪感を覚えた局長が、二人を戦地から外すように指示するものの、正義感の強い二人は局長の命令を無視して最終決戦に臨むというドラマティックな展開が待っている。 **総評 -ゲーム自体は決して劣化移植ではなく、Huカード版ではできなかった全8ステージ分をほぼ完全移植した集大成ソフトといえる存在。よって、批判があるからといってクソゲーwikiまとめの劣化移植判定にするには無理があると判断した次第である。 -ただ、やはりビジュアルやBGMの蛇足感に不満を持つ者も少なくなく、純粋なる完全移植ともいい難いところ。クソゲーまとめwikiの旧判定で例えるならば「賛否両論移植判定」というべきかもしれない。 -もちろん、ビジュアルやBGMに関してはプレイヤー好みの問題が大半を占めるので、「批判されやすいからマイナス」という考え方は早計である。
*R-TYPE COMPLETE CD 【あーるたいぷ こんぷりーとしーでぃー】 |ジャンル|シューティング|~| |対応機種|PCエンジン スーパーCD-ROM2|~| |メディア|CD-ROM 1枚|~| |発売元|アイレム|~| |発売日|1991年12月20日|~| |定価|7,500円|~| |ポイント|批判されがちなビジュアルとアレンジBGM&br()ゲーム自体はHuカード二作分のお得収録|~| **概要 -1988年にて[[アーケード>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/286.html]]からの移植として発売されたPCエンジンHuカードソフト『R-TYPE I』『R-type II』(IIはアーケード版の同タイトルとは無関係)。容量の都合でステージ二分割での販売を余儀なくされたものの、当時としてはその移植度の高さで同ハードのキラーソフトとして貢献する事となった。 -本作はその二作をカップリングし、スーパーCD-ROM2の性能を活かした専用のビジュアルシーン、及び生音源によるアレンジBGMを追加収録したソフトである。 -一人プレイ専用、アーケード版同様の全8ステージ構成、周回プレイは存在しない。 **問題点、及び賛否が分かれそうな点 -上記概要の通り、本作には専用のビジュアルシーンが、オープニングや偶数ステージクリア後、エンディングにて挿入される演出があるのだが、まずこれが批判材料となりやすい要因となっている。 --原作では語られなかった人類側のサイドストーリーがあるのだが、このキャラクターデザインがR-TYPEの世界観と合っていないとして批判された。言葉でいい表すならば「''やけにデザインが濃い''」というべきか。 --また、神谷明氏などの有名声優陣を採用したキャラ達の会話のやり取りもあるのだが、これもやはり不評である。神谷氏の声質と本作の雰囲気が合っていないという意見も多かった。  --但し、主に批判材料なのは人類サイドのキャラデザインとキャスティングのボイスが重心であり、メカニックデザインやストーリー描写に関してはさほど大きな批判ではない。要は材料自体は悪くないが、世界観と素材の相性の不一致が問題とされるようだ。 --また、ビジュアルシーンはいつでもスキップ可能なので、無理に見る必要はない。見たい人だけが鑑賞すればいいという配慮はなされている。 -本作専用にアレンジされたBGMも批判傾向にある。主な要因としてはこれもまた、R-TYPEの無機質さとは不釣合いな程のオシャレで綺麗な曲調のアレンジ化であり、「こんなのR-TYPEの曲じゃない」という意見が多い。 --残念ながら本作には原作版のBGMは収録されておらず、必ずこのアレンジBGMでゲームをプレイしないといけない事がさらなる批判となっている。また、サウンドテストも残念ながら不可である。 --PCエンジンにおいて、方向性が変わり果てたアレンジBGMによる批判は『[[スーパーダライアスII>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/813.html]]』と並び、本作が引き合いに出されやすい。 --但し、これもあくまで雰囲気とアレンジの不一致による批判が主であり、「一風変わったアレンジとしてこれであり」「R-TYPEとして聴かなければそこまで悪くない」という声も多い。この辺もスパダラIIと似たような意見であろう。 -定価が7,500円と過去作のカップリングソフトとしては少し割高。Huカード版は各4,900円なので、それを二つ合わせた定価より2,300円程しか割引されていない計算となる。 **評価点 -ゲーム自体はHuカード版の二作のほぼ忠実移植をカップリングしたお得版であり、プレイする分には特に不備はない。Huカード版が好評を得ていたソフトなので、それを引き継いだ本作ももちろん、シューティングとしての完成度は高い。 --ただ、Huカード版では発生しなかった軽い処理落ちが存在という、微妙な劣化部分もないことはない。但し、ゲームに悪影響を及ぼす程の問題ではない。 -難易度が三段階から選択可能となっている。これはHuカード版には存在しなかった要素である。 -ビジュアルシーンのストーリーに関する描写はなかなか力が入っている。原作では絶対に見られないオリジナルエピソードであり、(やや簡素にまとめられてはいるが)主要キャラの心理描写もちゃんと描かれている。 --本作の自機は「R-9」の試作機であり、乗機パイロットは機体の操縦に熟知した二人の民間人という設定。ステージ4クリア後に民間人である主人公達を戦地に送る事に罪悪感を覚えた局長が、二人を戦地から外すように指示するものの、正義感の強い二人は局長の命令を無視して最終決戦に臨むというドラマティックな展開が待っている。 **総評 -ゲーム自体は決して劣化移植ではなく、Huカード版ではできなかった全8ステージ分をほぼ完全移植した集大成ソフトといえる存在。よって、批判があるからといってクソゲーwikiまとめの劣化移植判定にするには無理があると判断した次第である。 -ただ、やはりビジュアルやBGMの蛇足感に不満を持つ者も少なくなく、純粋なる完全移植ともいい難いところ。クソゲーまとめwikiの旧判定で例えるならば「賛否両論移植判定」というべきかもしれない。 -もちろん、ビジュアルやBGMに関してはプレイヤー好みの問題が大半を占めるので、「批判されやすいからマイナス」という考え方は早計である。

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