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*ROBOTICS;NOTES 【ろぼてぃくすのーつ】 |ジャンル|拡張科学アドベンチャー|&amazon(B007BK2GMW)|&amazon(B007BK2HNK)| |対応機種|プレイステーション3&br;Xbox360|~|~| |発売・開発元|5pb.(MAGES.)|~|~| |発売日|2012年6月28日|~|~| |定価|通常版:7,300円&br()限定版:9,300円(共に税5%込)|~|~| |レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|これまでと異なり王道なシナリオ&br()使いにくさに拍車のかかったシステム|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[科学アドベンチャーシリーズリンク>科学アドベンチャーシリーズ]]''| ---- #center{&size(18){世界を救うのはヒーローじゃない― ''オタクだ!''}} ---- #contents() ---- **概要 『[[CHAOS;HEAD]]』『[[STEINS;GATE]]』に続く『科学アドベンチャーシリーズ』第3作。~ 『STEINS;GATE』トゥルーEDから9年後となる2019年の種子島が舞台((科学アドベンチャーシリーズの中で最も後の時系列となる。))となり、「ロボット」と「拡張現実」を主題としたストーリーが展開される。~ 限定版には劇中に登場する端末「ポケコン」のバックを模したスマートフォンケースと設定資料集が付属している。 アニメ化企画が同時進行され発売から程なくした後にフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」にてアニメ版が放送されるなど従来作以上にメディアミックスに力を入れた他、人型ロボットの競技イベント「ROBO-ONE」との提携も行っていた。 **ストーリー 携帯端末フォンドロイド、通称「ポケコン」が普及した近未来の種子島。~ 中央種子島高校にある廃部の危機に瀕している「ロボット研究部」に所属する高校生・八汐海翔はある日、~ 「君島レポート」なる告発文を纏めたA.R.アノテーションを発見し、陰謀に巻き込まれていく事となる。 **特徴 -シリーズお馴染みのトリガーシステム「ポケコントリガー」。 --ARアプリ「居ル夫。」を駆使して背景内に隠されているレポートを探したり、SNSアプリ「ツイぽ」による他人物との発言への返信によりストーリーが変化していく。 --システムメニューもポケコンに収録されている。 -「居ル夫。」による背景のAR情報としてジオタグが存在。内容はストーリーと直接関係のない小ネタが多いが、世界観の掘り下げを担っている。 --ストーリーが進むことでアンロックが解除されるジオタグも存在する。ジオタグ収集で会得できる実績もある。 -立ち絵が3Dモデル化され、会話に合わせてキャラクターが動くようになった。 -現実に存在する宇宙開発機関「JAXA」が作中でも登場し、ストーリーと密接に絡んでいく。 -また、『STEINS;GATE』のサブキャラクターである「天王寺綯」が成長した姿で引き続き登場。シリーズ初となる立ち絵が二作品に跨って存在するキャラクターとなった((後の『CHAOS;CHILD』の百瀬克子や(正確には同一人物ではないが)エリンのコスプレをした店員が登場し、彼女のみではなくなった))。 --『CHAOS;HEAD』の西條拓巳や『STEINS;GATE』の橋田至と牧瀬紅莉栖も「ツイぽ」にて(それぞれHNではあるが)登場する。((岡部倫太郎など一部の人物も直接登場はしないが存在が示唆されている。)) **評価点 -種子島を始めとする情景描写。 --背景CGなどで島の様子が美しく描かれており、良質なBGMと相まって島ののどかな雰囲気が感じられる。パッケージなどでも描かれている「青空」は本作を象徴していると言える。 -高速スキップ、情報量が豊富なTIPS、読み戻しと音声再生が可能なバックログなど使いやすいインターフェイスは過去作を踏襲している。 **賛否点 -これまでのシリーズとは方向性が異なるストーリー。 --ロボットという比較的現実的なテーマや高校生の少年少女が主人公という事もあってかジュブナイル色が強めな王道作風となっている。 ---過去作で特に強かったエログロサスペンス色は全く無いわけでも無いが、本作ではかなり抑えられている。 --主人公の八汐海翔は冷めた皮肉屋でロボ部所属でありながらロボットから一歩引いた立ち位置にあり、歴代シリーズの主人公とはまた別方向で賛否分かれるキャラとなっている。 ---むしろロボットの方に入れ込んでいるのはメインヒロインの瀬乃宮あき穂であり、皮肉屋な八汐と異なり前向きな性格を持つ彼女の方に感情移入したというユーザーが多く、~ 事実上のダブル主人公として見なしている人も多い。彼女も彼女で行動が空回りしているなど未熟さが目立っているが。 -シリーズではもはやお馴染みの難解な科学・SF用語やネットスラングネタも健在。 --当然、俗に言う「キモオタ」キャラも存在。しかも今回はヒロインの一人である「神代フラウ」が該当し、天才プログラマーだが引きオタ腐女子と、声優である名塚佳織女史の名演(怪演?)もありインパクトも強い。 **問題点 -ポケコントリガーによる分岐が使いにくい。科学アドベンチャーシリーズではトリガーによる分岐が分かりにくいという意見が散見されるが、本作は特に顕著。 --「ツイぽ」は『STEINS;GATE』のメール返信の発展型と言えば聞こえはいいが更新が早く日付が変わる(=場面転換する)ごとに次々と変わっていくため、特定ルートに行くならこまめにチェックする必要があり、やや面倒。気が付いたら重要な更新を見落としてしまっていた事もままある程。 ---日にちごとにオートセーブされ、振り返る事も出来るためやり直しは容易なのが救いではある。また、アップデートにより画面に更新通知が表示されるようにもなった。 --ARによるレポート探しも、肝心のレポートのアイコンが小さくて見つけづらく探索で迷いやすいなど、ストレスが溜まる。 -劇中劇である格闘ミニゲーム「キルバラッド」においてコマンド操作を要求される。複雑なものではないがスキップできないため周回で鬱陶しく感じてくる事も。 --一応、実績の解除となる場面も存在する。 -3Dモデルの表情パターンが少なく、会話内容と剥離している事もある。 -ストーリーの配分バランスが悪い。 --5章までが共通((うち、条件を満たしていないと6章以降に行かず専用のルートへと進んでしまい強制的にエンディングとなる。))で、6~8章が分岐によるヒロインごとの個別ルート、9章からが終章トゥルールートとなるが、9章からは駆け足気味でストーリーが進んでいく。 ---終章の怒涛の展開を評価する声も多いが、裏を返せばそこに至るまでの道程が長い。 --各章の数字順に時系列も並んでいるため、個別ルートを持ちながら本当の意味で一本道なストーリーでもある。 --6~8章が個別ルートである関係上、進め方によっては5章をクリアしたらいきなり8章に飛んでしまう事も。 ---個別ルートをクリアしていないと、終章におけるキャラクターの心情が分かりづらく感じる事もある。 --一部に未回収の伏線があり、結末が尻切れトンボに感じた人も多い。 **総評 出来自体は特別悪いものではないが、科学ADVシリーズ過去作のような雰囲気を期待していたら肩透かしを食らったという意見が特に多く、また感情移入しづらい主人公やシステムが足を引っ張ってしまった事もあり反響は大きいとは呼べないものとなった。後述のELITEや小説、ドラマCDによって描写の補完はかなりされているものの、ゲーム単体として見るとあまりシナリオの評価は高いとは言えない。 *ROBOTICS;NOTES ELITE 【ろぼてぃくすのーつ えりーと】 ※データはPS3・360版との違いのみを記載 |対応機種|プレイステーション・ヴィータ|&amazon(B00IZT5Y6S)|&amazon(B00IZT5XZ0)| |発売日|2014年6月26日|~|~| |定価|通常版:7,344円&br()限定版:9,504円(共に税8%込)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|シナリオを一部整理&br;3Dモデルは劇的に改善|~|~| -追加要素を交えた移植作品で実質完全版に当たる。 --限定版には資料集と高画質ムービーを収録したBDが付属している。 -発売前には本作を題材としたVITA用ARアプリも配信された。 **追加点 -シナリオの整頓 --大筋は変わらないが、各登場人物視点での心情描写が多く追加されている。 -演出面の強化 --3Dモデルの最適化が行われ、元と比べて全体的に表情が生き生きするようになった。新モーションも追加されている。 --随所にアニメや新規ムービーが挿入されるようになり個別ルートに入った時の時系列など、一部の場面が解り易くなった。 ---ちなみに使用しているアニメムービーはアニメ版映像の流用となっている。 ---また、本作に用いられたアニメ再生技術は後に『Steins;Gate ELITE』に流用されている。 -ポケコントリガーがVITA本体をポケコンに見立てるように画面レイアウトなどが最適化。 --タッチ操作に対応した他、「居ル夫。」がジャイロ操作にも対応した。
*ROBOTICS;NOTES 【ろぼてぃくすのーつ】 |ジャンル|拡張科学アドベンチャー|&amazon(B007BK2GMW)|&amazon(B007BK2HNK)| |対応機種|プレイステーション3&br;Xbox360|~|~| |発売・開発元|5pb.(MAGES.)|~|~| |発売日|2012年6月28日|~|~| |定価|通常版:7,300円&br()限定版:9,300円(共に税5%込)|~|~| |レーティング|CERO:C(15才以上対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|これまでと異なり王道なシナリオ&br()使いにくさに拍車のかかったシステム|~|~| |>|>|>|CENTER:''[[科学アドベンチャーシリーズリンク>科学アドベンチャーシリーズ]]''| ---- #center{&size(18){世界を救うのはヒーローじゃない― ''オタクだ!''}} ---- #contents() ---- **概要 『[[CHAOS;HEAD]]』『[[STEINS;GATE]]』に続く『科学アドベンチャーシリーズ』第3作。~ 『STEINS;GATE』トゥルーEDから9年後となる2019年の種子島が舞台((科学アドベンチャーシリーズの中で最も後の時系列となる。))となり、「ロボット」と「拡張現実」を主題としたストーリーが展開される。~ 限定版には劇中に登場する端末「ポケコン」のバックを模したスマートフォンケースと設定資料集が付属している。 アニメ化企画が同時進行され発売から程なくした後にフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」にてアニメ版が放送されるなど従来作以上にメディアミックスに力を入れた他、人型ロボットの競技イベント「ROBO-ONE」との提携も行っていた。 **ストーリー 携帯端末フォンドロイド、通称「ポケコン」が普及した近未来の種子島。~ 中央種子島高校にある廃部の危機に瀕している「ロボット研究部」に所属する高校生・八汐海翔はある日、~ 「君島レポート」なる告発文を纏めたA.R.アノテーションを発見し、陰謀に巻き込まれていく事となる。 **特徴 -シリーズお馴染みのトリガーシステム「ポケコントリガー」。 --ARアプリ「居ル夫。」を駆使して背景内に隠されているレポートを探したり、SNSアプリ「ツイぽ」による他人物との発言への返信によりストーリーが変化していく。 --システムメニューもポケコンに収録されている。 -「居ル夫。」による背景のAR情報としてジオタグが存在。内容はストーリーと直接関係のない小ネタが多いが、世界観の掘り下げを担っている。 --ストーリーが進むことでアンロックが解除されるジオタグも存在する。ジオタグ収集で会得できる実績もある。 -立ち絵が3Dモデル化され、会話に合わせてキャラクターが動くようになった。 -現実に存在する宇宙開発機関「JAXA」が作中でも登場し、ストーリーと密接に絡んでいく。 -また、『STEINS;GATE』のサブキャラクターである「天王寺綯」が成長した姿で引き続き登場。シリーズ初となる立ち絵が二作品に跨って存在するキャラクターとなった((後の『CHAOS;CHILD』の百瀬克子や(正確には同一人物ではないが)エリンのコスプレをした店員が登場し、彼女のみではなくなった))。 --『CHAOS;HEAD』の西條拓巳や『STEINS;GATE』の橋田至と牧瀬紅莉栖も「ツイぽ」にて(それぞれHNではあるが)登場する。((岡部倫太郎など一部の人物も直接登場はしないが存在が示唆されている。)) **評価点 -種子島を始めとする情景描写。 --背景CGなどで島の様子が美しく描かれており、良質なBGMと相まって島ののどかな雰囲気が感じられる。パッケージなどでも描かれている「青空」は本作を象徴していると言える。 -高速スキップ、情報量が豊富なTIPS、読み戻しと音声再生が可能なバックログなど使いやすいインターフェイスは過去作を踏襲している。 **賛否点 -これまでのシリーズとは方向性が異なるストーリー。 --ロボットという比較的現実的なテーマや高校生の少年少女が主人公という事もあってかジュブナイル色が強めな王道作風となっている。 ---過去作で特に強かったエログロサスペンス色は全く無いわけでも無いが、本作ではかなり抑えられている。 --主人公の八汐海翔は冷めた皮肉屋でロボ部所属でありながらロボットから一歩引いた立ち位置にあり、歴代シリーズの主人公とはまた別方向で賛否分かれるキャラとなっている。 ---むしろロボットの方に入れ込んでいるのはメインヒロインの瀬乃宮あき穂であり、皮肉屋な八汐と異なり前向きな性格を持つ彼女の方に感情移入したというユーザーが多く、~ 事実上のダブル主人公として見なしている人も多い。彼女も彼女で行動が空回りしているなど未熟さが目立っているが。 -シリーズではもはやお馴染みの難解な科学・SF用語やネットスラングネタも健在。 --当然、俗に言う「キモオタ」キャラも存在。しかも今回はヒロインの一人である「神代フラウ」が該当し、天才プログラマーだが引きオタ腐女子と、声優である名塚佳織女史の名演(怪演?)もありインパクトも強い。 **問題点 -ポケコントリガーによる分岐が使いにくい。科学アドベンチャーシリーズではトリガーによる分岐が分かりにくいという意見が散見されるが、本作は特に顕著。 --「ツイぽ」は『STEINS;GATE』のメール返信の発展型と言えば聞こえはいいが更新が早く日付が変わる(=場面転換する)ごとに次々と変わっていくため、特定ルートに行くならこまめにチェックする必要があり、やや面倒。気が付いたら重要な更新を見落としてしまっていた事もままある程。 ---日にちごとにオートセーブされ、振り返る事も出来るためやり直しは容易なのが救いではある。また、アップデートにより画面に更新通知が表示されるようにもなった。 --ARによるレポート探しも、肝心のレポートのアイコンが小さくて見つけづらく探索で迷いやすいなど、ストレスが溜まる。 -劇中劇である格闘ミニゲーム「キルバラッド」においてコマンド操作を要求される。複雑なものではないがスキップできないため周回で鬱陶しく感じてくる事も。 --一応、実績の解除となる場面も存在する。 -3Dモデルの表情パターンが少なく、会話内容と乖離している事もある。 -ストーリーの配分バランスが悪い。 --5章までが共通((うち、条件を満たしていないと6章以降に行かず専用のルートへと進んでしまい強制的にエンディングとなる。))で、6~8章が分岐によるヒロインごとの個別ルート、9章からが終章トゥルールートとなるが、9章からは駆け足気味でストーリーが進んでいく。 ---終章の怒涛の展開を評価する声も多いが、裏を返せばそこに至るまでの道程が長い。 --各章の数字順に時系列も並んでいるため、個別ルートを持ちながら本当の意味で一本道なストーリーでもある。 --6~8章が個別ルートである関係上、進め方によっては5章をクリアしたらいきなり8章に飛んでしまう事も。 ---個別ルートをクリアしていないと、終章におけるキャラクターの心情が分かりづらく感じる事もある。 --一部に未回収の伏線があり、結末が尻切れトンボに感じた人も多い。 **総評 出来自体は特別悪いものではないが、科学ADVシリーズ過去作のような雰囲気を期待していたら肩透かしを食らったという意見が特に多く、また感情移入しづらい主人公やシステムが足を引っ張ってしまった事もあり反響は大きいとは呼べないものとなった。後述のELITEや小説、ドラマCDによって描写の補完はかなりされているものの、ゲーム単体として見るとあまりシナリオの評価は高いとは言えない。 *ROBOTICS;NOTES ELITE 【ろぼてぃくすのーつ えりーと】 ※データはPS3・360版との違いのみを記載 |対応機種|プレイステーション・ヴィータ|&amazon(B00IZT5Y6S)|&amazon(B00IZT5XZ0)| |発売日|2014年6月26日|~|~| |定価|通常版:7,344円&br()限定版:9,504円(共に税8%込)|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|シナリオを一部整理&br;3Dモデルは劇的に改善|~|~| -追加要素を交えた移植作品で実質完全版に当たる。 --限定版には資料集と高画質ムービーを収録したBDが付属している。 -発売前には本作を題材としたVITA用ARアプリも配信された。 **追加点 -シナリオの整頓 --大筋は変わらないが、各登場人物視点での心情描写が多く追加されている。 -演出面の強化 --3Dモデルの最適化が行われ、元と比べて全体的に表情が生き生きするようになった。新モーションも追加されている。 --随所にアニメや新規ムービーが挿入されるようになり個別ルートに入った時の時系列など、一部の場面が解り易くなった。 ---ちなみに使用しているアニメムービーはアニメ版映像の流用となっている。 ---また、本作に用いられたアニメ再生技術は後に『Steins;Gate ELITE』に流用されている。 -ポケコントリガーがVITA本体をポケコンに見立てるように画面レイアウトなどが最適化。 --タッチ操作に対応した他、「居ル夫。」がジャイロ操作にも対応した。

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