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はねるのトびらWii ギリギリッス - (2022/07/12 (火) 20:57:40) の最新版との変更点

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*はねるのトびらWii ギリギリッス 【はねるのとびらうぃー ぎりぎりっす】 |ジャンル|ギリギリアクション|&amazon(B000XCR5VM)| |対応機種|Wii|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|エイティング|~| |発売日|2007年12月6日|~| |定価|3,990円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|''たった3ステージ''という擁護不可能な低ボリューム&br;中身スッカラカンで何もかもが薄い&br;余りにも低すぎる再現度&br;子どもでも飽きるレベル|~| |>|>|CENTER:''[[フジテレビ関連作品リンク>テレビ局関連作品シリーズ]]''| //ポイント欄が長いので削っています ---- #contents(fromhere) ---- **概要 フジテレビで2005年から2012年まで放送されていたTV番組『はねるのトびら』のコーナーの一つである「ギリギリッス」をゲーム化した作品。~ 「ギリギリッス」とは、出演芸人たちが扮するギリギリなことが大好きなキリギリスそっくりな昆虫「ギリギリス」が罰ゲームをかけて体を張ったゲームに挑戦していくというコーナー。~ 本ゲームはプレイヤーが原作コーナーを模したミニゲームにチャレンジしていくことになるのだが… ---- **問題点 -''ミニゲームが3種類だけ''。これがこのゲームの全てである。 --ストーリーモードなどは存在すらしない。 --ミニゲームは「ローソクの火消し」「ホッピング」「跳び箱」。これ自体は原作コーナー通りだが、それにしても数が少ない。 --定価3,990円の為、''ミニゲーム一つにつき1,330円''という計算になる。それだけでも金額に対してのボリュームの無さがわかる。Wiiウェアに絞っても1,000円でもっと楽しめるゲームは他にある。 --当時のプレイヤーの中からは「親に買ってきてもらった夜に飽き、次の日に売却した」という感想も聞かれたが、このボリュームならこの評価もあながち誇張ではないだろう。 --せめて、本作オリジナルのミニゲームを用意するとか、何とかならなかったのだろうか…。 -再現度の低いゲーム --「跳び箱」が跳び箱ではない。手を振ってボタン押して横持ちで振って…何故入れたのか。 --「ローソク消しゲーム」はリモコンを回して息を吸い込み、リモコンを振って息を吐きだすというもの。再現性も皆無であり、ゲーム性もただの単純作業である。最高難易度では腕が痛くなるレベルで行う。 --「ホッピング」はバランスをとって切株の前まで行き、ゲージを上下する矢印をクリア範囲で止めるというもの。つまり、ただのタイミング押しである。 --これらのゲームはいきなり最高難易度を選択できる。難易度はどれも初見クリア報告があるレベルであり、上手くいけば10分程度で完全攻略が可能である。 --ちなみにパッケージには「''番組そのままがWiiに登場!''」と書かれている。 -細かい問題点 --グラフィックが独特。リアルなのかアニメ調なのかはっきりしない。 --ランキングでは、なぜか自分の名前が入力できずに使用キャラクターと記録が掲載されるだけである。 --ゲームオーバー画面は「&color(crimson){''GAME OVER''} 」の文字から血がにじみ出ているというもの。まさに謎演出。 --オプションは「おんがく」と「こうかおん」の音量調整しかできない。 --多人数プレイでは一つのリモコンを使いまわすしかない。 ---多人数プレイ時に一つのリモコンやコントローラーを使い回すのは他のゲームでもありうることだが、このゲームの場合それが「仕様」となってしまっているため選択肢がないのが問題点。 --キャラは番組に登場した3人が使用できるが、Miiには非対応。この手のゲームは自分の分身を番組内に登場させてこそという部分もあるのだが。 --原作コーナーのワンコーナーに登場する、鈴木拓扮するフンコロガシは未登場。 **評価点 -ロゴデザインなどは原作準拠。 --挑戦時や失敗時には原作のようにテロップが出る、ゲーム開始時にキングコング西野の「よーい、ギリギリッス!」「お願いします!」の音声が出てくる、失敗すると北陽演じる女郎グモの罰ゲームがあるなど、番組の雰囲気を再現しようという意欲は一見られる。 ---- **総評 とにかく何もかもが薄いゲーム。「ギリギリス」のモチーフであるキリギリスをリスペクトし、キリギリス同様ゲームの寿命も短命にしてやったと言わんばかりである~ そもそも原作コーナーの面白さは芸人達の体当たりチャレンジとリアクションであり、そのコーナーを無理やりWiiリモコンに当てはめて(しかも''当てはめられてない'')体感ゲームにした所で面白いはずもない。~ 結果原作の面白さもゲームとしての面白さも皆無という堅実なクソゲーとなってしまった。~ 「ファミレスに売ってるような幼児向けの単品簡易ゲームで作ったほうが良かったのでは?」というのはお口チャックマン((メイン出演芸人・キングコング西野の一発ギャグ。))である。 ---- **余談 -公式や任天堂公式の宣伝ではやけに跳び箱を推している。ローソク消しゲームとホッピングは無視。 --同番組の同コーナーでもこのゲームの宣伝は行われていたが、案の定飛び箱の部分のみ紹介された。別にどれを推されようが再現度からして皆無なので、大して変わらないのだが。 --任天堂公式HPでの紹介ではゲーム名3つの後に「''など''」と書いてあり、あたかもゲームが4つ以上入っているかのように表現しているが、実際は3つしか入っていない。 --また、はねるのトびらゲーム化キャンペーンとして、このゲームのキャラクターとDS版のキャラクターのシールがゲームショップにて配布された。 ---[[シール画像>http://hanetobi.namco-ch.net/campaign.html]] -同日に発売された『[[はねるのトびらDS 短縮鉄道の夜]]』も本作同様ボリュームが極薄で酷評された。 --どっちも薄すぎるので両方まとめて一本に収めれば少しはマシになった…かもしれない。もっとも、このゲームと短縮鉄道を一緒にすれば大幅な仕様変更を余儀なくされるので、おそらく難しいと思われる。 -当時の番組のコーナーにはそれら2つ以外にも以下のようなゲーム化できそうなコーナーが複数存在しており、いっその事それらもミニゲーム化して「番組自体のゲーム化」という手もあったかもしれない。 --「スターだらけの大運動会」: 番組のレギュラーメンバーが他の有名芸能人やキャラクターに扮して登場し、見るからにクリアさせる気のない理不尽な水上競技に挑戦するコーナー。 --「ほぼ100円ショップ」: 100円で売られている商品の中に一部超高額な商品が紛れており、出演者が順番に商品を選んでいき高額商品を当てたら自腹で買わなければいけない。運ゲーか推理ゲーにはなるかもしれない。 --「オシャレ魔女 アブandチェンジ」: 「オシャレ魔女アブ(北陽の虻川)」が、他の番組と騙されて登場したゲスト出演者と「オシャレース」というゲーム(指定の文字で始まる言葉で行う簡易ラップバトルのような物)で対戦し、アブが勝った場合ゲストの服とアブが着込んで来たダサい服をその場で交換して着替えさせられる。元ネタは当時流行していたアーケードトレーディングカードゲーム『[[オシャレ魔女 ラブandベリー]]』。 --「回転SUSHI」: 回転寿司の要領で出てくる寿司ネタ(番組では寿司以外の物も流れていた)を地面に落とさずに食べる。ネタを落としたり一定位置までに食べられないと失敗となり、座っている椅子が何回も回転させられるという罰ゲームを受ける。 ---余談だが、過去にはこれらのコーナーのゲームが携帯アプリとして配信されていた事もあった。 //-KOTY2008据置部門では、本作発売前に現れた『[[四八(仮)]]』が話題を掻っ攫っていたせいでほとんど取り上げられず、選評すら届かなかったため候補作にすらされずに終わった。 //公式サイト名が『はねるのトびらWii ギリギリッス''(仮)''』という題名であり、発売日が「2007年12月6日 発売''予定''」のままだったりとやる気のない有様である。 //ちなみに短縮鉄道の夜も同じく更新されていない。 //公式サイト消滅の為CO
*はねるのトびらWii ギリギリッス 【はねるのとびらうぃー ぎりぎりっす】 |ジャンル|ギリギリアクション|&amazon(B000XCR5VM)| |対応機種|Wii|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|エイティング|~| |発売日|2007年12月6日|~| |定価|3,990円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|''収録ミニゲームがたった3種類''&br;子どもでも即日飽きるレベル&br;ミニゲームの低すぎる再現度&br;番組の再現は頑張っている|~| |>|>|CENTER:''[[フジテレビ関連作品リンク>テレビ局関連作品シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 フジテレビで2005年から2012年まで放送されていたTV番組『はねるのトびら』のコーナーの一つである「ギリギリッス」をゲーム化した作品。~ 「ギリギリッス」とは、出演芸人たちが扮するギリギリなことが大好きなキリギリスそっくりな昆虫「ギリギリス」が罰ゲームをかけて体を張ったゲームに挑戦していくというコーナー。~ 本ゲームはプレイヤーが原作コーナーを模したミニゲームにチャレンジしていくことになる。 ---- **問題点 -''擁護不可能な低ボリューム'' --実装されているゲームは「ローソクの火消し」「ホッピング」「跳び箱」の3種類だけ。これがこのゲームの全てである。 --これら自体は実際に番組で放映された内容通りではあるのだが、番組内では本作発売までに計15種目、発売後も含めると総計36種目以上のチャレンジが繰り広げられていただけに、極めて種目が少ないと感じることだろう。 --ストーリーモードなど、このミニゲーム以外にできることは一切ない。 --定価3,990円なので''ミニゲーム一つにつき1,330円''という計算になる。かといって1,330円の価値があるとは思えない薄っぺらさ(詳しくは賛否両論点へ)。それだけでも金額に対してのボリュームの無さがわかる。 ---当時現役だったWiiウェア((現在の「ニンテンドーeショップ」に相当するWiiのコンテンツ。現在はサービス終了。))に絞っても1,000円でもっと楽しめるゲームは他にある。 --当時のプレイヤーの中からは「親に買ってきてもらった夜に飽き、次の日に売却した」という感想も聞かれたが、このボリュームならこの評価もあながち誇張ではないだろう。 --もちろん本作オリジナルのミニゲームは用意されていない。 --これらのゲームはいきなり最高難易度を選択できるのだが、難易度はどれも初見クリア報告があるレベルで、上手くいけば10分程度で完全攻略が可能。 --パッケージには「''番組そのままがWiiに登場!''」と書かれている。下記の再現度の低さも相まって誇大広告の印象をぬぐえない。 -操作キャラの少なさ --番組に登場した3人((カジギリス(キングコング・梶原雄太)、イタギリス(インパルス・板倉俊之)、ツカギリス(ドランクドラゴン・塚地武雅)))のみしか使用できず、司会進行のニシギリス(キングコング・西野亮廣)と罰ゲーム役の女郎グモ(北陽)を除いて他のはねトびメンバーは未登場((ロバート(秋山竜次・馬場裕之・山本博)、堤下敦(インパルス)。ただしこの4人は後にメンバーの代理で出場している))。また、原作コーナーの合間に登場する、ドランクドラゴン・鈴木拓が扮するフンコロガシも登場しない。 --ゲスト出演経験のある芸人や有名人等も未収録。本作で操作できるということもない。 --この手のゲームにこそ「自分の分身を登場させてみたい」という欲求が湧くものだが、よりにもよって''Miiに非対応''。そういった需要には応えられない。 -細かい問題点 --ランキングでは、なぜか自分の名前が入力できずに使用キャラクターと記録が掲載されるだけである。 --ゲームオーバー画面は「&color(crimson){''GAME OVER''} 」の文字から血がにじみ出ているというもの。まさに謎演出。 --オプションは「おんがく」と「こうかおん」の音量調整しかできない。 --多人数プレイでは一つのリモコンを使いまわすしかない。 ---多人数プレイ時に一つのリモコンやコントローラーを使い回すのは他のゲームでもありうることだが、このゲームの場合それが「仕様」となってしまっているため選択肢がない。 **賛否両論点 -ミニゲームの品質の低さ --「跳び箱」では、手を振ってボタン押して横持ちで振る。跳び箱に挑んでいる感覚が薄く、何故入れたのか、どうにかならなかったのかと問いたくなる。 --「ローソク消し」は息を吸い込む→吐きだすの流れを、リモコンを回す→振るという手順に置き換えている。再現度も皆無であり、ゲーム内容もただの単純作業。なお、最高難易度では筋肉痛のリスクが伴う。 --「ホッピング」はバランスをとって切株の前まで行き、ゲージを上下する矢印をクリア範囲で止めるというもの。つまり、ただのタイミング押し。 --こうして見ると悲惨だが、大きく跳んだり肺活量を駆使するといった運動は、そもそもWiiリモコンで再現するには無理があるため仕方ない部分もある。 --再現度を抜きにして、仮に「30個ほど収録されたミニゲームのうちの一つ」として見ると妥当な品質。手抜きに見えるのは''1,330円という価格設定''が大きい。 ---ミニゲーム集の有名どころの『[[マリオパーティ8]]』でもWiiリモコンの操作で難点を抱えているので、本作特有なわけではない。 -独特なグラフィック --リアルなのかアニメ調なのかはっきりしない。とはいえキャラたちの顔は充分に似ており、気にしない人は気にならないレベル。 **評価点 -番組の雰囲気の再現 --ロゴデザインをはじめとして、再現しようという意欲は見られる。 --挑戦時や失敗時には原作のようにテロップが出る。先述のゲームオーバー画面と違って不自然さは皆無。 --ゲーム開始時には番組名物の「よーい、ギリギリッス!」「お願いします!」の音声が入る。もちろんキングコング・西野本人の声。 --ミニゲームに失敗すると、これまた名物の北陽(虻川美穂子・伊藤さおり)の2人が演じる女郎グモの罰ゲーム((虻川が大量のニラやニンニクを食べ、その匂いを失敗したメンバーに嗅がせる))がはじまる。「&color(crimson){''GAME OVER''} 」は相変わらず謎演出だが。 -バグらしいバグがなく、遊ぶこと自体には支障が無い。 ---- **総評 とにかく何もかもが薄いゲーム。「ギリギリス」のモチーフであるキリギリスをリスペクトし、キリギリス同様ゲームの寿命も短命にしてやったと言わんばかりである。~ そもそも原作コーナーの面白さは出演する芸人達が台本通り演じるヤラセのリアクション芸が大半を占める。そのコーナーを無理やりWiiリモコンに当てはめて(しかも''当てはめられてない'')体感ゲームにしたところで不満が噴出するのは当たり前。~ 結果、中身スッカラカンで何もかもが薄いくせに価格は一人前という堅実なクソゲーとなってしまった。~ 「ファミレスに売ってるような幼児向けの単品簡易ゲームで作ったほうが良かったのでは?」というのはお口チャックマン((メイン出演芸人・キングコング西野の一発ギャグ。))である。 ---- **余談 -番組公式や任天堂公式の宣伝ではやけに跳び箱を推している。同番組の同コーナーでもこのゲームの宣伝が行われたが、ここでも飛び箱の部分のみ紹介された。別にどれを推されようが五十歩百歩なのだが。 --任天堂公式HPでの紹介ではゲーム名3つの後に「''など''」と書いてあり、あたかもゲームが4つ以上入っているかのように表現している。 -同日に同じく番組コーナーをゲーム化した『[[はねるのトびらDS 短縮鉄道の夜]]』も発売されている。 --また、はねるのトびらゲーム化キャンペーンとして、両ゲームの登場キャラクターのシールがゲームショップにて配布された。 -2022年12月17日、陣内智則のYouTubeチャンネル『陣内智則のネタジン』にて当ゲームが紹介された。 --当番組に出演していた梶原雄太をゲストとして呼んでいた回だが、陣内智則は当ゲームをプレイする前から本人を前にして『大クソゲー』と紹介。梶原雄太は最初「失礼や!」とツッコむが、直後「自分で言うのアレですけど、クソゲーなんですよ」と撤回して同意している。

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