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パズドラZ - (2014/04/08 (火) 13:26:12) の最新版との変更点

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*パズドラZ 【ぱずどらぜっと】 ---- ''この記事は[[要強化記事>要強化記事一覧]]に要望が出ています。加筆修正できる方は協力お願いします。''~ ''なお、私恨による立て逃げである点が指摘されており、場合によっては&font(red){削除も検討されております}。'' |ジャンル|パズル|&amazon(B00CY9TGEQ)| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |発売・開発元|ガンホー・オンライン・エンターテイメント|~| |発売日|2013年12月12日|~| |定価|パッケージ版:4,400円&br()ダウンロード版:4,000円|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| //|分類|BGCOLOR(khaki):''微妙リメイク(仮)''|~| //|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論(仮)''|~| |ポイント|3DSでパズドラができる&br()対象年齢は低め&br()スマホ版から劣化した部分もある|~| ---- #contents ---- **概要 2012年にリリースされ大ヒットとなったスマートフォン用ゲーム『パズル&ドラゴンズ』(通称・パズドラ。以下本家)が3DSソフトになって登場。~ 本家の移植ではなく3DS用に一から開発されたものであり、課金要素は無い。~ 基本システムは本家とほぼ同じだが、ストーリーやキャラクターが新たに設定され、新規のモンスターが登場するほか、本家からの登場モンスターのデザインも一新されている。~ 3DSソフトとなり、主に小学生の人気を集め、プロデューサーの「大人でも楽しめる」発言で、本家プレイヤーからも注目されたが…。 **ストーリー >世界を崩壊させ、自分たちの理想郷を再構築しようと企む悪の組織「パラドックス」。 >悪のドラゴンテイマーがキミの行く手を阻止しようしている…!! **ルール -本家と同じ部分 --下画面の縦5×横6のフィールドに、「ドロップ」と呼ばれる球体が並べられている。ドロップは5色の攻撃ドロップとピンクの回復ドロップがある。 --これらのドロップをスライドで入れ替えて3つ以上並べると、消したドロップの色と同じ属性のモンスターに攻撃力がチャージされる。回復ドロップを消した場合はモンスターの回復力に応じてHP(モンスターのHPの合計)が回復する。 ---『ズーキーパー』等の3マッチゲームに似ているが、独自の仕様として''ドロップに手をつけた瞬間から制限時間があり、その間ならいくらでも掴んだドロップを動かせる''というのがある。なおドロップに触れる前の時間制限は基本的にはない。 --同時消しや連鎖は「コンボ」となり、コンボを重ねるとその分攻撃力も跳ね上がる。更にモンスターのスキルで底上げする事もできる。また、同じ色を5個以上同時に消すと、全体攻撃に変化。 -オリジナルの部分 --時に光るドロップが出現する事がある。これは「Zドロップ」と呼ばれ、これを消すとダメージが増える。 --ダンジョンには宝箱や分岐点など本家には無かった仕掛けも存在する。これらもパズルで解決する。 //一応ルールを書きました。必要に応じて修正してください **問題点 //-3DSソフトとは到底思えない''街や地図の画質の悪さ''。 //--移動時の主人公を含めたNPCはすべてドット絵。 -テキスト周りの出来の悪さ。 --メッセージの速度変更ができない。 --''文字が平仮名ばかり''で、''漢字が中途半端に入っている''(しかもルビ付き)。 ---小学1年で習う漢字を使わなかったり(スキルの名前や会話文など)、逆に中学校でも習わない漢字を使っていたり(ステージ名など)、ひどくバラバラである。 ---子供向けということを踏まえても、何らかの設定変更は盛り込む必要があったと思われるが…。 //--本家にいた、''神をかたどったモンスターは大幅削除''。 //---とはいえ、本家ではドラゴンよりも神を優遇し過ぎていたので、そこは仕方がないと言える。 -ステージクリア時に、''入手したエッグがすぐ孵るのではなく、その都度研究所に持って行って解析しなければならない''。 -本家の醍醐味だった''究極進化・覚醒スキルが廃止されてしまった''。 --一応これらは上級者向けのシステムであり、対象年齢の事も考えて簡略化したのだと思われるが……… -最初のボスが異常に強い。初期に手に入るモンスターだけではなかなか太刀打ちできない。 --最初のボスで挫折するプレイヤーもいる始末。 -''ゲームオーバー時のコンティニュー機能が削除されてしまった''。 --本家では、魔法石というレアな石を使う必要があり、「Z」ではそれが存在しないため、削除されたと思われる。 -''無駄にオートセーブの回数が多い''。 --ゲームオーバー後、ダンジョンを出た後、パワーアップ合成時…と頻繁に発生するため、ゲームのテンポが悪化している。 --おそらく、「プレイヤーにとって悪いことがあっても''やり直しをさせない''」という意味があって、オートセーブを頻繁に入れているのだと思われる。 -クエストシステムがあるが、''なぜかクエストリストが無い''。誰からどんなクエストを受けているのかがすぐにわからない。 **賛否両論点 //-''ストーリーが幼稚すぎる''。 //--本家を知らない子供を狙ったせいか、大人から見るとひどい出来になっている。 //--実際、ストーリーは全体的に薄い上にありきたりな展開ばかり。 //---子供向けということを踏まえると、一概に問題点とは言い切れないが…。 //ストーリーの問題点を具体的に説明してほしい。 -本作では、モンスターの進化に必要な物が「チップ」と呼ばれるアイテムに変更。 -パワーアップ合成の素材が、モンスターからエッグに変更された。 -本家から登場したモンスターが、進化の途中が省かれていたり、進化先が変更になったモンスターまでいる。 --スキルやリーダースキルが変更されてしまったモンスターもいる。 -本家よりもドラゴン系モンスターが優遇され過ぎている。 --とはいえ、本家ではゲームタイトルに「ドラゴンズ」とあるにも関わらずドラゴンよりも神が優遇され過ぎていた。 -本作にもメタルドラゴン系はちゃんと出てくるが、なんと数ターンで''逃げる''。 --しかもご丁寧にキング系も''状態異常ガードを張ってくる''。つまり、本家での毒戦法は通じない。 --もはや''ドラクエシリーズのメタルスライムと化している''。 **評価点 -本家とは違いオフラインでパズドラを楽しめる。 -スタミナシステムがないため、無制限にプレイ可能。 -モンスターにコストが無いため、自由にチームを組める。 -BGMは良い。 -最初にもらえるモンスター(御三家)の進化分岐が4つもある。 -スキルシステムの大幅な変更。 --本家では、モンスターごとに、スキルが発動できるようになるまでのターンが設定されており、そのターンが経過するとスキルが発動できるというシステムだったが、本作では、チーム全体で共有の「スキルポイント」制に変更された。 --これは、ドロップを消すとたまっていく「スキルポイント」を消費してスキルを発動するようになっている。 --そのおかげで、同じモンスターがスキルを連発することが可能になった。これはうれしい。 --それに伴い、本家にあった『スキルレベル』は廃止された。 **総評 -結論として、本作は、携帯機への移植によりパズドラの幅を広げるという狙いもあったと思われるが、劣悪な操作性とショボいグラフィックにより、本家が持っていた魅力・世界観を損ねる形となってしまった。 -しかし、小学生には結構人気であり、売上本数は80万本を超えている。 //記事が充実してきたらこの総評も修正してくださるとありがたいです。 ----
&bold(){本稿はソーシャルゲームであるアプリ版が原作のゲームを扱っています。}~ &bold(){本Wikiはソーシャルゲームの執筆が一切認められていないため、3DS版の詳細に関する記述に限定し}~ &bold(){アプリ版に関する情報は割愛しています。} //本項では「パズドラZ」と「PUZZLE & DRAGONS SUPER MARIO BROS. EDITION」を両方とも紹介します。 ---- *パズドラZ 【ぱずどらぜっと】 |ジャンル|パズル|&amazon(B00CY9TGEQ,);| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |メディア|1Gbyte3DSカード|~| |発売・開発元|ガンホー・オンライン・エンターテイメント|~| |発売日|2013年12月12日|~| |定価|パッケージ版:4,400円&br;ダウンロード版:4,000円|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3DSでパズドラができる&br対象年齢は低め|~| |>|>|CENTER:''[[パズル&ドラゴンズシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 2012年にリリースされ大ヒットとなったスマートフォン用ゲーム『パズル&ドラゴンズ』(通称:パズドラ。以下本家)の3DS版。~ 基本システムは本家とほぼ同じだが、純粋な移植作ではなく課金要素もない。~ ストーリーやキャラクターが新たに設定され、新規のモンスターが登場するほか、本家からの登場モンスターのデザインも一新されている。~ **ルール -本家と同じ部分 --プレイヤーは冒険に先立ち、自分が持っているモンスターから最大5体を選んでチームを作る。 --下画面の縦5×横6のフィールドに、「ドロップ」と呼ばれる球体が並べられている。ドロップは5色の攻撃ドロップとピンクの回復ドロップがある。 --これらのドロップをスライドで入れ替えて3つ以上並べると、消したドロップの色と同じ属性のモンスターに攻撃力がチャージされ、目の前の敵に攻撃を実行する。回復ドロップを消した場合はプレイヤー側のHPが回復する。 //今作には、本家のような「回復力」の概念は存在しない。 --敵は数ターンに一度、こちらに攻撃してくる。攻撃のカウントダウンは明示されているので、どの敵を優先して叩くかという戦術性もある。 ---つまり強敵に勝ち抜くためには、強いモンスターを集めて育てることと、プレイヤー自身がパズルに上達することの両方が必要となる((どちらかが欠けているとクリアは厳しい部分は少なからずあるが、パズドラにおいては『一方が未熟でも、もう一方でカバーできる』側面が大きい。))。これが『パズドラ』の特徴であり魅力でもある。 ---『ズーキーパー』等の3マッチゲームに似ているが、独自の仕様として『''ドロップに手をつけ1マス入れ替えた瞬間から制限時間(4秒)があり、その間または指を離すまで、掴んだドロップを無制限に動かせる''』というのがある。なおドロップに触れる前の時間制限は基本的にはない。 --隣接しない同時消しや連鎖が「コンボ」となり、重ねた分全体の攻撃力も跳ね上がる。更にモンスターのスキルで底上げする事もできる。なお同じ色を5個以上隣接させて消していると、対応する属性は全体攻撃に変化する。 -『Z』で追加されたオリジナル要素 --補充されるドロップの中に光るドロップが出現する事がある。これは「Zドロップ」と呼ばれ、これを消すとダメージが増える。一定のコンボ数(7コンボ・10コンボ時)を稼ぐことでも必ず出現する。 --ダンジョンには宝箱や分岐点など本家には無かった仕掛けも存在する。もちろん、これらもパズルで解決する。 ---- **評価点 -何はなくとも、''パズドラがスマホではなく3DSで楽しめるという事。'' //これだけでは内容が薄いので加筆希望 -''オフラインゲームとして''再設定されたバランス。 --単純に本家を丸移植してストーリーを付け加えたというものではなく、Zドロップの追加やスキルのポイント設定など、大幅にバランスが調整されている。 --全体的に制限がかなり緩くなり、より手軽により易しいプレイが可能となっている。それでも本家より簡単になった訳ではなく、後半マップなどはさながらの歯ごたえがある。 -新たに描き直されたグラフィック。 --待機中・攻撃時、とにかくグリグリ動く。本家をプレイしているプレイヤーほど、お馴染みのモンスターが大胆に動く姿は新鮮に映るだろう。 ---モンスター図鑑では生態が説明文で説明されているだけでなく、待機中や攻撃の動作がみれる他、声も聴ける。 --立体視対応であるというのもかなり力が入っている。 ---- **賛否両論点 -ドラゴンモンスターが全体的にかなり優遇されている。それ以外のモンスターに比べてとても多い。 --「『パズル&''ドラゴンズ''』なんだからドラゴンが優遇されて当然((以前は本家ではドラゴンタイプのモンスターはかなり不遇になっていた。))」という声もあれば、「本家で人気だった他の種族のモンスターをもっと出して欲しかった」という声も。 -パズル面での目玉である「Zドロップ」が微妙。 --Zドロップを消すと、その属性のモンスターの攻撃力の3倍の攻撃を蓄積でき、コンボ次第ではかなり強力なダメージを与えられる。更に攻撃に大きなZ型の光のエフェクトが入り、見ていてなかなかに爽快。 --しかし、Zドロップの恩恵はただ''3倍の攻撃を蓄積するだけ''であって、6個以上消していなければ単体攻撃となるため、コンボが稼げていなければ3倍でも微妙なダメージしか与えられない。 --派手なエフェクトが入ったのに敵の体力ゲージがあまり減っていない、というのは終盤ではザラ。 --更にダンジョンの道中の宝箱やルート選択の際に誤って消してしまうこともあるため、人によってはかなりわずらわしく感じる。 --しかし、前者はたまにしか拝めないZドロップをどのタイミングでどう使うかを考えるという戦略性の幅を広げる、後者はそれをしないようにやりくりするのもプレイングスキルでは大事と好意的に取られている面もある。 -容量の関係かもしれないが、本家から登場したモンスターの''進化がめちゃくちゃになっている''。 --たとえば「魔剣士」という種類のモンスターの一部が、本家では''高難易度かつ期間限定の「降臨ダンジョン」に出てくるボスモンスターに進化''できてしまう。 ---これはオフラインゲームとしての調整の弊害であるといえる。 --少女竜人モンスターは中間形態がなく、省略して進化する。例えば「マーメイド」は「セイレーン」をすっ飛ばしていきなり「大海の歌姫・セイレーン」に進化する。 ---- **問題点 -ストーリーの出来が今一つ。 --子供向けという事で対象年齢を下げているのだろうが、''ギャグはワンパターン、シリアスは質が低く、子供向けというより子供騙しに近い。'' --物語前半は敵がはっきりわかっており、敵幹部や雑魚たちとの(質が良くないとはいえ)会話もしっかりと作られているが、後半はダンジョン内での会話はおろか、街での会話やイベントも殆ど無く、あっても短い。 --ステージの構成も似たり寄ったりなステージを属性だけ変えて水増しした感が否めず、初見でも作業と感じ取れる。実際、5つあるステージのボスは同じ系統の属性違いである。それぞれ攻撃力や攻撃ターン数が異なるものの、パズルゲームなので目新しさは薄い。 ---背景も流用がやや多め。特にエンディング前の神殿は色以外全く同じ。エンディング後の神殿ダンジョンは色含め全く同じ。最後のエリアは最終ステージ以外は背景が全く同じ。 --世界観も適当で、どのような世界で冒険しているのかが良く分からない。 -Z-BOXは入手済みのモンスターのエッグも普通に出るため、コンプリートが過度に難しい。 -一部、エンディング後にならないと通常のダンジョンで入手できないチップがある。 --神龍系のチップの他、ケースに描かれている「インフェルノ」などが該当。これらのモンスターの進化はエンディング後になる。 ---一応、絵馬やお札で行けるダンジョンで先行入手は効く((難易度の面からしてもエンディング前のクリアは十分できる。))が、チップの入手できるダンジョンは曜日が限られている。 -システム的な中弛み --基本的にやる事はパズルだけ。どうしても長く続けると飽きやすい。 --またシステムの性質上序盤は出会うモンスターの多くが新規モンスターだが、ゲームを進めるにつれ新しいモンスターが減って来る上、進化に必要なチップも貴重になって来るのでできる事が少なくなって来てしまいがち --道中の雑魚敵は物語前半では体力が低い敵が同時に3~5匹出てくるというパターンが主であり、サクサク進めたが、後半では体力が非常に高い敵が1~2体となっており、一戦が長引きやすく、前述の作業に拍車をかけている。 ---- **総評 人気作品の移植という立場に驕らず、単純なベタ移植ではなくしっかりとアレンジされた3DS版パズドラ。~ 無視できない粗もあり、手放しに良作とは言い難いものの、スマホ/''ソシャゲ以外の形として''パズドラを体験してみたいというユーザーなら手を取って見る価値のある出来である。 課金要素が一切ないため、子供にも安心して与えられるという親御さんの意見も多い。~ …が、図鑑完成を目的とするとどうしても書籍などによるコードが必須になってしまうため、課金要素が完全に排除されているというわけではない。 本作発表時、ガンホーの森下社長は「最低でもミリオンは達成したい」との(『[[オプーナ]]』を連想させる)コメントを発表し、多くのゲーマーから失笑をもって迎えられた。~ ところがいざ発売してみると、発売1ヶ月を待たず&bold(){あっさりミリオンを実現}((ガンホーの家庭用ゲーム機でのミリオン達成は本作が初。また3DSでのミリオン達成社は任天堂、カプコン、スクエニ、ポケモン、BANDAIに次ぐ6社目となった。))。改めてパズドラの人気を見せつける結果となった。~ メインターゲットに据えた小学生にきっちりと人気を得ており、ガンホーにとってはミリオン達成と合わせて成功だったといえるだろう。 ---- ---- **その後の展開 -2015年4月29日、『パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション』が発売。課金要素やWi-Fiには非対応。 --欧米では同年5月に本作『Z』との2本カップリング『Puzzle & Dragons Z + Puzzle & Dragons Super Mario Bros. Edition』として発売された。 -2016年7月28日、3DSで本作の後続作品、『[[パズドラクロス>パズドラクロス 神の章/龍の章]]』(神の章と龍の章の2バージョン)が発売。テレビアニメなど、メディアミックス展開も行われている。 -2020年1月15日、Nintendo Switchで『パズドラGOLD』が配信。

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