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PUMP IT UP 2015 PRIME JAPANESE EDITION - (2021/10/17 (日) 11:02:26) の最新版との変更点

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*PUMP IT UP 2015 PRIME JAPANESE EDITION 【ぱんぷ いっと あっぷ にせんじゅうご ぷらいむ じゃぱにーず えでぃしょん】 |ジャンル|音楽シミュレーション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|Andamiro|~| |稼動開始日|2015年6月24日|~| |判定|なし|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -主に韓国・海外で稼動し、当地ではKONAMI製の『[[Dance Dance Revolution]]』(以下『DDR』)を圧倒するシェアと人気を誇る、PUMP IT UPシリーズの最新版「PRIME」の日本版バージョン。 -DDRに似たようなプレイ方式だが、パネルの数と踏む位置等相違点がいくつかある。配置としては『[[ポップンステージ]]』の10パネルに近い。 -日本版では、セガ・インタラクティブのALLnetに対応する形式でリリースされた。 -略称は「PIU」と呼ばれる。 **内容 -『DDR』では上下左右のボタンを使ってプレイするゲームだが、PIUでは斜め4方向のボタンとパネル中央のボタンの計5ボタンを使ってプレイする。 -プレイデータは全てネットワーク経由でサーバーに保存されるが、''認証ファイルの入ったUSBメモリ''をキャビネット側のUSB端子に差し込む必要がある。 --認証ファイルは公式サイトで登録を行い、マイページからダウンロードする事になる。カードではなくメモリスティックを用意して自分で落とさなければならないのでやや面倒。 -楽曲はK-POPやクラシックアレンジ、また日本版の版権扱いとして「Bad Apple!!」等の東方アレンジや「セツナトリップ」といったVOCALOID系楽曲が追加されている。 -選曲システムはベーシックモードとフルモードに分けられ、USBメモリ使用の場合はフルモードに移行される。 --USB未使用の場合でも、ベーシックモードであるコマンドを入力するとフルモードに突入できる。 -ベーシックモードは決められた楽曲しか選べないが、2曲目までで1度でもD以上のランクを出すと3曲目がプレイできるようになる設定が多い。 -フルモードでは楽曲選択以外にチャンネルと呼ばれるフォルダシステムがあり、J-MUSICのみ、WORLD MUSICのみ、難易度10のみ……のような楽曲検索機能や、MUSIC TRAIN(後述)とUSER CUSTOM STEP(後述)等がある。こちらはNORMAL楽曲だけ選んで3曲連続でAランク以上を取ると4曲目がプレイできるようになる設定が主流。 -DDR Solo2000のようなライフ制システムを取っており、所持しているライフ数によって選曲範囲が変化する。ライフの消費は曲の長さに対して決まっており、全て消費するとゲームオーバー。ライフを1以上残した状態でAランク以上を取ると1つ回復((ライフ4つ消費のFULL SONGではAランク以上で2つ回復する。なお、通常はライフが1以上残らないと回復しないが、例外としてライフ4設定の筐体でFULL SONGを選択した場合に限り、残ライフがゼロの状態でも回復する。また、ライフ1つ消費のSHORT CUTは成績に関係なくライフが回復しない。))。 --店舗の筐体設定にもよるが、最大でライフ5(NORMAL4曲)分プレイできる。 -プレイ中の流れる矢印のスピードを変える際は、選曲画面でキャビネット側のボタンをコマンド入力することで、オプションモードを呼び出すことが出来る。 --SPEED、DISPLAY、NOTE SKIN、JUDGE、CONTROL、RANK MODEなどがある。 ---CONTROLは、選曲画面を従来の海外版のようにパネルで操作出来るようにするか否かを設定できるオプション。 -ゲーム終了後にPPとEXPが獲得でき、公式サイトでの楽曲・譜面・アバターの解禁やランキングで利用できる。 **特徴 -譜面について他音楽ゲームとは大きく違い、EASYの譜面、HARDの譜面という難易度別の譜面割り当てという区分が存在しておらず、難易度表記は基本的に数字のみ。 --3譜面しかない楽曲や10譜面もある楽曲が存在する。また、シングル・ダブルプレイスタイルを譜面選択という形にまとめたことで、楽曲・ステージごとにシングル・ダブルを切り替えることも可能。 --また低難度譜面はほぼ共通して矢印の停止(ストップシーケンス)や速度変化が掛からないようになっているが、一部曲の高難易度譜面になると逆に矢印が点滅したり波のように流れたり画面がフラッシュするなんてギミックまで登場してくる。 -DDRと比較すると判定は緩めだがゲージは非常に減りやすく、最大状態からでもMISSを連発したりロングノーツを見逃すと一気に消し飛ぶ。気が抜けない。 --特に、ロングノーツは1本そのものに複数の判定部分があり、踏み外しただけで連続MISSとなり即死する。 ---このロングノーツの判定速度も譜面によって異なり、1拍ごとに1コンボなものもあれば一瞬で100コンボ以上もカウントされるようなものまである。 -一部の楽曲には2人~5人専用譜面というものがある。10パネル全てを使うが、プレイヤーの担当するノーツ毎に色分けされている。 --これは『DDR 3rdMIX』にあったUNISONモードや、有志がその後に作成したEDIT譜面系列「ゆにぞう」と似たようなマルチプレイパフォーマンス用譜面。 -USER CUSTOM STEP(以下「U.C.S.」と呼ぶ) --公式サイトでダウンロードできるソフトウェアを用いて譜面を作成し、USBメモリに保存して筐体に持ち込みすることでプレイすることができる機能。 --また、公式サイトで他のユーザーが作成した譜面をダウンロードして筐体に持ち込むことも可能。 --DDR、GuitarFreaks 2ndmix Link ver.((DDRの旧作同様、PSのメモリーカードを筐体に差して家庭用で作成した譜面をプレイできた。))、jubeatに続いて4機種目となるエディット譜面搭載。 --ゲーム自体は日本専用版ではあるものの海外版と共有している部分もあり、海外ユーザーが作成した譜面でも、日本版に元曲があれば問題なくプレイできる。 --矢印の流れる早さを変えたり、矢印の設置位置を最大128分までずらす事ができたり、ロングノーツのコンボ加算タイミングを変更できるなど、結構細かいところまでいじれる。 --また、「DDR」では同タイミング部分に矢印を2つまで設置できるが、こちらは最大10つまで設置できる。無理配置もそのまま設置でき、筐体上でそのままプレイ出来てしまう((ちなみに公式譜面でも3つ以上の同タイミング配置の譜面が多数採用されていて、中には5つ以上同タイミングという足だけでは絶対に対応不可能な公式譜面まで存在する。))。 -MUSIC TRAIN --他音楽ゲームで見られるコースモードと同じ。ただし最初からあるコースは全体的に難易度が高く、あまり触れられない。 --中にはCUSTOM MUSIC TRAINというものがあり、IIDXのオリジナルコース、DDRX2のコースオーダーなどと同じく、サイト上でオリジナルのコースを作成してプレイする事ができる。 --リストから好きな楽曲・譜面を選んで構成するが、楽曲の種類によって構成できる曲数分は違う。((NORMALは4曲、リミックスは3曲、原曲は2曲。)) --各ステージのスコアは記録されないが、ステップグレードのランク別回数は各ステージごとの評価に応じて加算される。 --選択するとライフは全て消費される。筐体設定でライフが5つある状態だと、NORMAL4曲のコースを選ぶメリットはない。 **評価点 -多彩な楽曲収録 --DDRX2にて「ΔMAX」等を提供したDM Ashuraや、[[BEMANIシリーズ]]や『[[crossbeats REV.]]』等に提供したTatshなどが参加している。 --J-MUSICではネットで話題の東方アレンジ楽曲やボカロ曲がある。 --K-POPにはKARAやCNBLUEなど、韓国のみならず日本でも有名どころのアーティストが参加している。 --ライフ2つ消費の通常楽曲については汎用ムービーが一切使用されておらず、全曲がオリジナルのムービーとなっている。K-POP楽曲はアーティストのPVが使われていたり、ボカロ曲も公式PVが使われている。((一部の曲は元々MVが無い事や権利上の関係によりゲームオリジナル動画が使われている。)) -他音楽ゲームに比べ、最高判定「PERFECT」や「GREAT」の範囲が広いため初心者でも高ランクを獲得しやすい。 --なお判定を厳しくしてプレイするオプションもある((HJ判定と、スコアランキング対象となるRANK MODEでのVJ判定の2つがある。後者は判定がかなり厳しくなる上、Lv13以上の通常楽曲のみ選択可能&一部のオプションが使用不可になるという初心者お断りモード。))。 -CONTROLをONにすることで台から降りる必要がなく、快適にプレイできる((ただし、誤ってパネルを踏んで予定外のものを決定してしまう事故が発生することもあるため、一概に快適とは言い切れない。モニターとパネル台の距離が遠い時に向いているか。なお、海外版経験者はONにしているプレイヤーが多い。))。 -U.C.S.によるオリジナル譜面がプレイできる。 --流れる早さを編集できたり、音あわせどおりに矢印を配置することができるので、自由度・再現度が高い。 --公式サイトで配布されているサンプルが存在する曲にしか対応していないが、楽曲と譜面の同期に起こりうるズレを防ぐ調整がされている。 -多彩なオプション設定 --ノートスキンが25種類存在。好きなスキンを選んだり、ランダムにしてプレイすることが出来る。 --ノートが斜めに移動したり曲線を描いたり、他の音楽ゲームでは見られないノートの動きを選ぶことができる。''ただしクリアの保証はいたしかねます''。 --RS(RANDOM STEP)はBEMANIシリーズで言う「SUPER RANDOM」。Single譜面でも安易に使うと大変なことになるような代物だが、Double譜面にも適用できてしまうドM御用達仕様。 --他にも曲そのものの再生速度を変更できる大胆なオプション「RUSH」((0.8倍~1.5倍まで選択可能。ただし、ライセンス曲を中心に使用できない曲が多数ある。))があり、難易度を調節することも出来る。なかなか攻略できない部分をこれで遅くしてチャレンジする事も可能。 -ステージ保証 --ベーシックモードでは全曲・フルモードは店舗の筐体設定による一定曲まで、ゲージがなくなっても強制終了せずに最後までプレイできる。 --フルモードでは、''連続で50ミスすると設定にかかわらず強制終了してしまうばかりか、残りのライフも全て失って即ゲームオーバーになってしまう''。ロングノーツをミスったからといって放置しないように。 **問題点 -稼動開始から1日でまさかの楽曲削除が発生。 --稼動初日にはデフォルトで収録されていたK-POPカテゴリの『SUPERMAN』を含めた数曲が稼動翌日に行われたオンライン開始によるアップデートと同時に削除されてしまった。 //--なお韓国版も含めた海外版では削除される事も無かった為、真相は謎のままである。 ---日本で版権が取れていないのに「収録してしまっていた」というのが真相。なお、次回作では該当曲は海外版でも削除となった。 ---逆に、版権を取って既に収録している楽曲にもかかわらず、アップデート予告で追加予告が行われるという珍事も起きていた。 -タイトル画面でユーザー認証を行った後にUSBメモリを外すとU.C.S.が正常にプレイできない。((その際に無理矢理選曲すると選曲画面に戻り、選び直しになる。)) -CUSTOM MUSIC TRAINでDouble譜面が選択できない。 -USB端子の故障等不具合が発生している筐体が多く、ユーザー認証が出来ない。 -日本国外で展開されているインターナショナルヴァージョンと比較してもBIGBANGや2NE1((太鼓の達人に収録されている"FANTASTIC BABY"やSurface 3のCMに起用された"I AM THE BEST"など))など一部の版権曲や大方のオリジナル曲が収録されていないので、収録曲のヴォリュームに開きがあった。 --なお、大方のオリジナル曲が日本国内でプレー出来る機会は次回作のPRIME2の稼働まで待つ事になった。 -楽曲選択機能で、あいうえお順&ABC順のソートが無く目的の楽曲を見つけづらい。 --ソートは基本的に楽曲種別(オリジナル・K-POPなど)を分けた後に収録したPIUバージョン順であるため、今作から稼働の日本ではとても探しづらいものとなっている。 -公式のU.C.S.作成ツールはDDRのEDITに比べ、かなり使いづらい。 --しかしながら、DDRの場合はPS2と生産終了している家庭用作品が無ければそもそも作ることができないことや、置けないリズムなどを考えると、一長一短である。 //DDR2014でEDITを出力するのに最低限必要なものはDDR Xで2009年発売。5年前のソフトが必要となっていた。 --公式サイトのサンプルファイルをダウンロードしてそのまま作成ツールに使用すると音ズレが感じられ、かといって作成ツール上で音ズレを感じないように数値を変更したものを、数値を直さないまま筐体上に持ち込むと曲に対して早く矢印が流れてくるため、両方で合わせようとすると修正に手間がかかる。 //元の文章にはお金もかかるとあったが、そもそも自分で変更したものを直さないのが原因であるため、載せるのは筋違いと判断。 --矢印の配置はマウスで使用するため、カーソルが合わせにくく置きミスをしやすい。見やすくなるように配置部分を拡大・縮小することもできない。((縦方向には拡大が出来る。レーンを拡大できないという意味である))キーボードでも矢印が配置できるようにしてほしかったところ。((音楽を再生しながらの場合はキーボード入力も可能)) --マニュアルは同梱されているが、部分的に説明不足。 //--使いづらい上にマニュアルも一切ない。日本語版まではいかないにしても、英語版すら作られていないのは如何なものか…。 //マニュアルはすでに用意されているのでコメントアウトします。 //どこにあるの?探しても見つからないのだけど。 //UCSエディタをDLしたところPDFが追加されているので、それのことだと思われる。 -DDRで言う「REVERSE」に該当する「DROP」の視認性に問題がある。 --どちらも譜面の流れる方向が上下反転する点は共通しているのだが、「DROP」の場合は''矢印そのものの向きまで上下反転してしまう''。見た目としては↙︎の青が↖︎青と表示される。他矢印も同じく反転。 --矢印の向きに影響されにくいスキンを使うという方法もあるが、根本的な解決法とは言い難い。 --公式スピンオフ作品であるPROシリーズやINFINITYでは、DDRと同じ「REVERSE」が採用されている。技術的には可能なのに、何故同じ仕様にしないのか疑問を抱かざるを得ない。 --アップデートにより改善されたが、初期の仕様では2人プレイで「DROP」を使用すると両者にかかってしまっていた((日本版に限った仕様変更。海外版では相変わらず両者にかかってしまう。))。そのため、VERSUSしようにも片方通常、片方DROPというプレイが出来なかった。 -海外版に実装されている「QUEST MODE」が実装されていない。 --指定された課題をクリアしていくモード。この系統のモードでは超絶高難易度の魑魅魍魎がよく話題にされていたが、一応は簡単なミッションも揃えている。このモード限定の譜面もあるだけに、できれば実装してもらいたかったのだが…結局、実装されないままオンライン稼働サービス終了となった。((日本国内でQUEST MODEがプレー出来る機会は次作にあたるPRIME2の稼働まで待たなければならなかった。なお、一部のQUEST MODE限定譜面はPRIME2での解禁要素に加えられている。)) --日本版の公式サイトにも「QUEST MODE」は少し紹介されている為、困惑することも。 -アップデート毎の不具合 --月末に行われるアップデートによって、予期せぬ問題がよく発生している。 --ステップの解禁が正常に行われない、背景ムービーのズレ、追加楽曲をお気に入り・CUSTOM MUSIC TRAINに組み込むことが出来ない等。 --緊急でない限り、これらの修正は次回の月末アップデートに行われるため、それまで待つしかない事に…。 -導入店舗の極端な偏り具合 --当作の流通はセガ((セガサミーグループ入りする前のアトラスがアンダミロと業務提携をしていたので、それを引き継いだと思われる。))が担当しており、その結果稼働当初はセガの直営店とナムコ及びカプコンの店舗でしか設置されなかった。 ---しかも当初の100台導入のうち過半数がセガ系列、残りがナムコとカプコンの割り当てである。 --当時はまだコナミとセガ及びナムコの確執が強かった為、BEMANI系作品が数多く導入されているような音ゲーが盛んだったゲームセンターでは全くと言っていい程、設置されなかった。 --特に致命的だったのは競合する機種でもあったDDRが設置されていた店舗での導入が極わずかで、一部のナムコ系列とカプコン系列の直営店のみでしか稼働していなかった為、非常に融和性のあるDDRプレイヤー層を取り込むことが殆ど出来なかったのが痛かった。 --その為、当時DDRが多く設置され、非常に盛り上がりのあったラウンドワン系列には全く導入されなかったのが悔やまれる。 ---後になって少数の再出荷や稼働落ちの払い下げられた筐体がタイトー直営店や独立系店舗でも稼働していたが、その頃には既に人気に陰りが見え始めており、人気も限定的になってしまっている。 ---例外がカプコンの直営店で、コナミとの確執も無かった為か、BEMANI系作品も普通に導入されている中でPIUが稼働したのでDDRプレイヤー層をうまく取り込む事に成功していたが、そもそもカプコンの直営店がかなり少数で、次回作が稼働する頃には全て撤去されてしまっている。 **総評 今作をもって日本に初上陸したPUMP IT UPシリーズの一作。~ 日本では『DDR』が普及しているためマイナーなゲームと思われがちだが、海外での人気はこちらが本物。日本上陸に伴い、東方アレンジ楽曲やボカロ曲の収録によりネットでの話題を呼んでいた。 稼働当時、国内では''100店舗ほど''しかなかったせいで、プレイヤーの人数を多く得られなかったのがボトルネックになってしまった。筐体の追加販売は度々行なわれていたものの、次回作『2017 Prime 2』のコンバージョンキットが発売された時点で国内での現役稼働筐体が30台程まで落ちており、定着に失敗してしまったのが痛いところである。 もっとも、ゲームの面白さまでは否定されておらず、PIUのファンや知名度をある程度増やす事が出来たのはもっと評価されてもいい点である。せめてもう少し早い段階か、またはセガとコナミの確執が解消された数年後に稼働していれば…と思うと非常に残念としか言いようがない。 **その後 次回作『2017 Prime 2』以降は正式に国内で稼働する店舗は殆ど無くなってしまったが、独自輸入や既に設立されたアンダミロの日本支社を介して新作を稼働させている一部の店舗がまだ存在するので、国内でのPIUの火はまだ完全には消滅していないのがせめてもの救いである。 その最中、アンダミロの新作音ゲー''『クロノサークル』''の発表とロケテストが国内でも開催され、アンダミロの国内展開が健在であることを改めて知らしめる事となった。
*PUMP IT UP 2015 PRIME JAPANESE EDITION 【ぱんぷ いっと あっぷ にせんじゅうご ぷらいむ じゃぱにーず えでぃしょん】 |ジャンル|音楽シミュレーション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|Andamiro|~| |稼動開始日|2015年6月24日|~| |判定|なし|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -主に韓国・海外で稼動し、当地ではKONAMI製の『[[Dance Dance Revolution]]』(以下『DDR』)を圧倒するシェアと人気を誇る、PUMP IT UPシリーズの最新版「PRIME」の日本版バージョン。 -DDRに似たようなプレイ方式だが、パネルの数と踏む位置等相違点がいくつかある。配置としては『[[ポップンステージ]]』の10パネルに近い。 -日本版では、セガ・インタラクティブのALLnetに対応する形式でリリースされた。 -略称は「PIU」と呼ばれる。 **内容 -『DDR』では上下左右のボタンを使ってプレイするゲームだが、PIUでは斜め4方向のボタンとパネル中央のボタンの計5ボタンを使ってプレイする。 -プレイデータは全てネットワーク経由でサーバーに保存されるが、''認証ファイルの入ったUSBメモリ''をキャビネット側のUSB端子に差し込む必要がある。 --認証ファイルは公式サイトで登録を行い、マイページからダウンロードする事になる。カードではなくメモリスティックを用意して自分で落とさなければならないのでやや面倒。 -楽曲はK-POPやクラシックアレンジ、また日本版の版権扱いとして「Bad Apple!!」等の東方アレンジや「セツナトリップ」といったVOCALOID系楽曲が追加されている。 -選曲システムはベーシックモードとフルモードに分けられ、USBメモリ使用の場合はフルモードに移行される。 --USB未使用の場合でも、ベーシックモードであるコマンドを入力するとフルモードに突入できる。 -ベーシックモードは決められた楽曲しか選べないが、2曲目までで1度でもD以上のランクを出すと3曲目がプレイできるようになる設定が多い。 -フルモードでは楽曲選択以外にチャンネルと呼ばれるフォルダシステムがあり、J-MUSICのみ、WORLD MUSICのみ、難易度10のみ……のような楽曲検索機能や、MUSIC TRAIN(後述)とUSER CUSTOM STEP(後述)等がある。こちらはNORMAL楽曲だけ選んで3曲連続でAランク以上を取ると4曲目がプレイできるようになる設定が主流。 -DDR Solo2000のようなライフ制システムを取っており、所持しているライフ数によって選曲範囲が変化する。ライフの消費は曲の長さに対して決まっており、全て消費するとゲームオーバー。ライフを1以上残した状態でAランク以上を取ると1つ回復((ライフ4つ消費のFULL SONGではAランク以上で2つ回復する。なお、通常はライフが1以上残らないと回復しないが、例外としてライフ4設定の筐体でFULL SONGを選択した場合に限り、残ライフがゼロの状態でも回復する。また、ライフ1つ消費のSHORT CUTは成績に関係なくライフが回復しない。))。 --店舗の筐体設定にもよるが、最大でライフ5(NORMAL4曲)分プレイできる。 -プレイ中の流れる矢印のスピードを変える際は、選曲画面でキャビネット側のボタンをコマンド入力することで、オプションモードを呼び出すことが出来る。 --SPEED、DISPLAY、NOTE SKIN、JUDGE、CONTROL、RANK MODEなどがある。 ---CONTROLは、選曲画面を従来の海外版のようにパネルで操作出来るようにするか否かを設定できるオプション。 -ゲーム終了後にPPとEXPが獲得でき、公式サイトでの楽曲・譜面・アバターの解禁やランキングで利用できる。 **特徴 -譜面について他音楽ゲームとは大きく違い、EASYの譜面、HARDの譜面という難易度別の譜面割り当てという区分が存在しておらず、難易度表記は基本的に数字のみ。 --3譜面しかない楽曲や10譜面もある楽曲が存在する。また、シングル・ダブルプレイスタイルを譜面選択という形にまとめたことで、楽曲・ステージごとにシングル・ダブルを切り替えることも可能。 --また低難度譜面はほぼ共通して矢印の停止(ストップシーケンス)や速度変化が掛からないようになっているが、一部曲の高難易度譜面になると逆に矢印が点滅したり波のように流れたり画面がフラッシュするなんてギミックまで登場してくる。 -DDRと比較すると判定は緩めだがゲージは非常に減りやすく、最大状態からでもMISSを連発したりロングノーツを見逃すと一気に消し飛ぶ。気が抜けない。 --特に、ロングノーツは1本そのものに複数の判定部分があり、踏み外しただけで連続MISSとなり即死する。 ---このロングノーツの判定速度も譜面によって異なり、1拍ごとに1コンボなものもあれば一瞬で100コンボ以上もカウントされるようなものまである。 -一部の楽曲には2人~5人専用譜面というものがある。10パネル全てを使うが、プレイヤーの担当するノーツ毎に色分けされている。 --これは『DDR 3rdMIX』にあったUNISONモードや、有志がその後に作成したEDIT譜面系列「ゆにぞう」と似たようなマルチプレイパフォーマンス用譜面。 -USER CUSTOM STEP(以下「U.C.S.」と呼ぶ) --公式サイトでダウンロードできるソフトウェアを用いて譜面を作成し、USBメモリに保存して筐体に持ち込みすることでプレイすることができる機能。 --また、公式サイトで他のユーザーが作成した譜面をダウンロードして筐体に持ち込むことも可能。 --DDR、GuitarFreaks 2ndmix Link ver.((DDRの旧作同様、PSのメモリーカードを筐体に差して家庭用で作成した譜面をプレイできた。))、jubeatに続いて4機種目となるエディット譜面搭載。 --ゲーム自体は日本専用版ではあるものの海外版と共有している部分もあり、海外ユーザーが作成した譜面でも、日本版に元曲があれば問題なくプレイできる。 --矢印の流れる早さを変えたり、矢印の設置位置を最大128分までずらす事ができたり、ロングノーツのコンボ加算タイミングを変更できるなど、結構細かいところまでいじれる。 --また、「DDR」では同タイミング部分に矢印を2つまで設置できるが、こちらは最大10つまで設置できる。無理配置もそのまま設置でき、筐体上でそのままプレイ出来てしまう((ちなみに公式譜面でも3つ以上の同タイミング配置の譜面が多数採用されていて、中には5つ以上同タイミングという足だけでは絶対に対応不可能な公式譜面まで存在する。))。 -MUSIC TRAIN --他音楽ゲームで見られるコースモードと同じ。ただし最初からあるコースは全体的に難易度が高く、あまり触れられない。 --中にはCUSTOM MUSIC TRAINというものがあり、IIDXのオリジナルコース、DDRX2のコースオーダーなどと同じく、サイト上でオリジナルのコースを作成してプレイする事ができる。 --リストから好きな楽曲・譜面を選んで構成するが、楽曲の種類によって構成できる曲数分は違う。((NORMALは4曲、リミックスは3曲、原曲は2曲。)) --各ステージのスコアは記録されないが、ステップグレードのランク別回数は各ステージごとの評価に応じて加算される。 --選択するとライフは全て消費される。筐体設定でライフが5つある状態だと、NORMAL4曲のコースを選ぶメリットはない。 **評価点 -多彩な楽曲収録 --DDRX2にて「ΔMAX」等を提供したDM Ashuraや、[[BEMANIシリーズ]]や『[[crossbeats REV.]]』等に提供したTatshなどが参加している。 --J-MUSICではネットで話題の東方アレンジ楽曲やボカロ曲がある。 --K-POPにはKARAやCNBLUEなど、韓国のみならず日本でも有名どころのアーティストが参加している。 --ライフ2つ消費の通常楽曲については汎用ムービーが一切使用されておらず、全曲がオリジナルのムービーとなっている。K-POP楽曲はアーティストのPVが使われていたり、ボカロ曲も公式PVが使われている。((一部の曲は元々MVが無い事や権利上の関係によりゲームオリジナル動画が使われている。)) -他音楽ゲームに比べ、最高判定「PERFECT」や「GREAT」の範囲が広いため初心者でも高ランクを獲得しやすい。 --なお判定を厳しくしてプレイするオプションもある((HJ判定と、スコアランキング対象となるRANK MODEでのVJ判定の2つがある。後者は判定がかなり厳しくなる上、Lv13以上の通常楽曲のみ選択可能&一部のオプションが使用不可になるという初心者お断りモード。))。 -CONTROLをONにすることで台から降りる必要がなく、快適にプレイできる((ただし、誤ってパネルを踏んで予定外のものを決定してしまう事故が発生することもあるため、一概に快適とは言い切れない。モニターとパネル台の距離が遠い時に向いているか。なお、海外版経験者はONにしているプレイヤーが多い。))。 -U.C.S.によるオリジナル譜面がプレイできる。 --流れる早さを編集できたり、音あわせどおりに矢印を配置することができるので、自由度・再現度が高い。 --公式サイトで配布されているサンプルが存在する曲にしか対応していないが、楽曲と譜面の同期に起こりうるズレを防ぐ調整がされている。 -多彩なオプション設定 --ノートスキンが25種類存在。好きなスキンを選んだり、ランダムにしてプレイすることが出来る。 --ノートが斜めに移動したり曲線を描いたり、他の音楽ゲームでは見られないノートの動きを選ぶことができる。''ただしクリアの保証はいたしかねます''。 --RS(RANDOM STEP)はBEMANIシリーズで言う「SUPER RANDOM」。Single譜面でも安易に使うと大変なことになるような代物だが、Double譜面にも適用できてしまうドM御用達仕様。 --他にも曲そのものの再生速度を変更できる大胆なオプション「RUSH」((0.8倍~1.5倍まで選択可能。ただし、ライセンス曲を中心に使用できない曲が多数ある。))があり、難易度を調節することも出来る。なかなか攻略できない部分をこれで遅くしてチャレンジする事も可能。 -ステージ保証 --ベーシックモードでは全曲・フルモードは店舗の筐体設定による一定曲まで、ゲージがなくなっても強制終了せずに最後までプレイできる。 --フルモードでは、''連続で50ミスすると設定にかかわらず強制終了してしまうばかりか、残りのライフも全て失って即ゲームオーバーになってしまう''。ロングノーツをミスったからといって放置しないように。 **問題点 -稼動開始から1日でまさかの楽曲削除が発生。 --稼動初日にはデフォルトで収録されていたK-POPカテゴリの『SUPERMAN』を含めた数曲が稼動翌日に行われたオンライン開始によるアップデートと同時に削除されてしまった。 //--なお韓国版も含めた海外版では削除される事も無かった為、真相は謎のままである。 ---日本で版権が取れていないのに「収録してしまっていた」というのが真相。なお、次回作では該当曲は海外版でも削除となった。 ---逆に、版権を取って既に収録している楽曲にもかかわらず、アップデート予告で追加予告が行われるという珍事も起きていた。 -タイトル画面でユーザー認証を行った後にUSBメモリを外すとU.C.S.が正常にプレイできない。((その際に無理矢理選曲すると選曲画面に戻り、選び直しになる。)) -CUSTOM MUSIC TRAINでDouble譜面が選択できない。 -USB端子の故障等不具合が発生している筐体が多く、ユーザー認証が出来ない。 -日本国外で展開されているインターナショナルヴァージョンと比較してもBIGBANGや2NE1((太鼓の達人に収録されていた"FANTASTIC BABY"やSurface 3のCMに起用された"I AM THE BEST"など))など一部の版権曲や大方のオリジナル曲が収録されていないので、収録曲のヴォリュームに開きがあった。 --なお、大方のオリジナル曲が日本国内でプレー出来る機会は次回作のPRIME2の稼働まで待つ事になった。 -楽曲選択機能で、あいうえお順&ABC順のソートが無く目的の楽曲を見つけづらい。 --ソートは基本的に楽曲種別(オリジナル・K-POPなど)を分けた後に収録したPIUバージョン順であるため、今作から稼働の日本ではとても探しづらいものとなっている。 -公式のU.C.S.作成ツールはDDRのEDITに比べ、かなり使いづらい。 --しかしながら、DDRの場合はPS2と生産終了している家庭用作品が無ければそもそも作ることができないことや、置けないリズムなどを考えると、一長一短である。 //DDR2014でEDITを出力するのに最低限必要なものはDDR Xで2009年発売。5年前のソフトが必要となっていた。 --公式サイトのサンプルファイルをダウンロードしてそのまま作成ツールに使用すると音ズレが感じられ、かといって作成ツール上で音ズレを感じないように数値を変更したものを、数値を直さないまま筐体上に持ち込むと曲に対して早く矢印が流れてくるため、両方で合わせようとすると修正に手間がかかる。 //元の文章にはお金もかかるとあったが、そもそも自分で変更したものを直さないのが原因であるため、載せるのは筋違いと判断。 --矢印の配置はマウスで使用するため、カーソルが合わせにくく置きミスをしやすい。見やすくなるように配置部分を拡大・縮小することもできない。((縦方向には拡大が出来る。レーンを拡大できないという意味である))キーボードでも矢印が配置できるようにしてほしかったところ。((音楽を再生しながらの場合はキーボード入力も可能)) --PDFマニュアルは同梱されているが、部分的に説明不足。 //--使いづらい上にマニュアルも一切ない。日本語版まではいかないにしても、英語版すら作られていないのは如何なものか…。 //マニュアルはすでに用意されているのでコメントアウトします。 //どこにあるの?探しても見つからないのだけど。 //UCSエディタをDLしたところPDFが追加されているので、それのことだと思われる。 -DDRで言う「REVERSE」に該当する「DROP」の視認性に問題がある。 --どちらも譜面の流れる方向が上下反転する点は共通しているのだが、「DROP」の場合は''矢印そのものの向きまで上下反転してしまう''。見た目としては↙︎の青が↖︎青と表示される。他矢印も同じく反転。 --矢印の向きに影響されにくいスキンを使うという方法もあるが、根本的な解決法とは言い難い。 --公式スピンオフ作品であるPROシリーズやINFINITYでは、DDRと同じ「REVERSE」が採用されている。技術的には可能なのに、何故同じ仕様にしないのか疑問を抱かざるを得ない。 --アップデートにより改善されたが、初期の仕様では2人プレイで「DROP」を使用すると両者にかかってしまっていた((日本版に限った仕様変更。海外版では相変わらず両者にかかってしまう。))。そのため、VERSUSしようにも片方通常、片方DROPというプレイが出来なかった。 -海外版に実装されている「QUEST MODE」が実装されていない。 --指定された課題をクリアしていくモード。この系統のモードでは超絶高難易度の魑魅魍魎がよく話題にされていたが、一応は簡単なミッションも揃えている。このモード限定の譜面もあるだけに、できれば実装してもらいたかったのだが…結局、実装されないままオンライン稼働サービス終了となった。((日本国内でQUEST MODEがプレー出来る機会は次作にあたるPRIME2の稼働まで待たなければならなかった。なお、一部のQUEST MODE限定譜面はPRIME2での解禁要素に加えられている。)) --日本版の公式サイトにも「QUEST MODE」は少し紹介されている為、困惑することも。 -アップデート毎の不具合 --月末に行われるアップデートによって、予期せぬ問題がよく発生している。 --ステップの解禁が正常に行われない、背景ムービーのズレ、追加楽曲をお気に入り・CUSTOM MUSIC TRAINに組み込むことが出来ない等。 --緊急でない限り、これらの修正は次回の月末アップデートに行われるため、それまで待つしかない事に…。 -導入店舗の極端な偏り具合 --当作の流通はセガ((セガサミーグループ入りする前のアトラスがアンダミロと業務提携をしていたので、それを引き継いだと思われる。))が担当しており、その結果稼働当初はセガの直営店とナムコ及びカプコンの店舗でしか設置されなかった。 ---しかも当初の100台導入のうち過半数がセガ系列、残りがナムコとカプコンの割り当てである。 --当時はまだコナミとセガ及びナムコの確執が強かった為、BEMANI系作品が数多く導入されているような音ゲーが盛んだったゲームセンターでは全くと言っていい程、設置されなかった。 --特に致命的だったのは競合する機種でもあったDDRが設置されていた店舗での導入が極わずかで、一部のナムコ系列とカプコン系列の直営店のみでしか稼働していなかった為、非常に融和性のあるDDRプレイヤー層を取り込むことが殆ど出来なかったのが痛かった。 --その為、当時DDRが多く設置され、非常に盛り上がりのあったラウンドワン系列には全く導入されなかったのが悔やまれる。 ---後になって少数の再出荷や稼働落ちの払い下げられた筐体がタイトー直営店や独立系店舗でも稼働していたが、その頃には既に人気に陰りが見え始めており、人気も限定的になってしまっている。 ---例外がカプコンの直営店で、コナミとの確執も無かった為か、BEMANI系作品も普通に導入されている中でPIUが稼働したのでDDRプレイヤー層をうまく取り込む事に成功していたが、そもそもカプコンの直営店がかなり少数で、次回作が稼働する頃には全て撤去されてしまっている。 **総評 今作をもって日本に初上陸したPUMP IT UPシリーズの一作。~ 日本では『DDR』が普及しているためマイナーなゲームと思われがちだが、海外での人気はこちらが本物。日本上陸に伴い、東方アレンジ楽曲やボカロ曲の収録によりネットでの話題を呼んでいた。 稼働当時、国内では''100店舗ほど''しかなかったせいで、プレイヤーの人数を多く得られなかったのがボトルネックになってしまった。筐体の追加販売は度々行なわれていたものの、次回作『2017 Prime 2』のコンバージョンキットが発売された時点で国内での現役稼働筐体が30台程まで落ちており、定着に失敗してしまったのが痛いところである。 もっとも、ゲームの面白さまでは否定されておらず、PIUのファンや知名度をある程度増やす事が出来たのはもっと評価されてもいい点である。せめてもう少し早い段階か、またはセガとコナミの確執が解消された数年後に稼働していれば…と思うと非常に残念としか言いようがない。 **その後 次回作『2017 Prime 2』以降は正式に国内で稼働する店舗は殆ど無くなってしまったが、独自輸入や既に設立されたアンダミロの日本支社を介して新作を稼働させている一部の店舗がまだ存在するので、国内でのPIUの火はまだ完全には消滅していないのがせめてもの救いである。 その最中、アンダミロが日本国内で新作音ゲー''『CHRONO CIRCLE』''の発表とロケテストが開催、2021年12月15日よりラウンドワン限定で稼働開始された事で国内での展開が健在であることを改めて知らしめる事となった。しかしそのCHRONO CIRCLEも2023年12月14日のアップデートをもって更新が停止され、2025年1月31日をもってサービス終了することが発表されてしまった。

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