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ブラックハート」を以下のとおり復元します。
*ブラックハート
【ぶらっくはーと】
|ジャンル|シューティング|
|対応機種|アーケード|
|販売元|UPL|
|開発元|NMK|
|稼働開始日|1991年|

**概要
-UPLらしいもの暗さと、NMKらしいコミカルでかわいらしいキャラクターと、二社らしい異様な難易度を有する横STG。
--ストーリーは黒魔法軍の独裁者タラニスを打倒すべく、元黒魔法軍の戦士ジルがドラゴンに乗って戦うというもの。
--STG界隈には同名の有名キャラクターがいるため、元々知名度の低いゲームだが情報が入り混じって余計ややこしくなっている。
--BGMは秀谷和則(HIDE-KAZ)氏が担当。ポップだが暴力的な電子音が特徴。

**システム
-1レバー2ボタン式。
--ショットボタンでショットを発射。連射する事で発射されるが、子機のショットもショットボタンと連動して発射される。
--ブレスボタンでブレス。ブレスは高威力だが射程の短い攻撃。画面下のブレスゲージの分だけ発射できる。ショットと同時使用可能。
--アイテムを入手すると妖精が子機として登場。妖精は自機上下についてショットに応じてボウガンで攻撃してくれる。

**特徴
-王道とシュールが入り混じったキャラクターデザイン。
--色使いや頭身はポップでかわいらしいのだが、ボスデザインがシュール。第一ステージの背景に浮かぶ巨大な秋刀魚の頭や、蛇の口から象が頭を出したような最初のボスのデザインは他のゲームではまず見られない。
--一方でいわゆる王道ハイファンタジー的なデザインのキャラクターも多数登場する。
-独特の難易度の高さ。
--あまり変わったところの無いシンプルなシューティングだが、本作の当たり判定はドラゴンに乗ったジルであり、ドラゴンには当たり判定が無い。
---ジルはドラゴンに乗って見てるだけ。別に攻撃するわけではない。
--画面に対して自機が大きいのだが、それに合わせず敵弾も大きく、地形接触判定もあって回避は難しい。
---それに伴い妖精のフォーメーションも広く、広範囲に攻撃できるのだが集中攻撃ができない。火力を挙げる方法は接近してからのショットとブレス併用しかない。
--突如画面上部から降ってくる罠などもあり、初見殺しが多数存在する。

**総評
 ポップでダークでシュールなグラフィック、暴力的な電子音、多彩な初見殺しを有する本作だが、ゲームシステムは地味である。タイトルのブラックハートも後に同名のキャラが『[[バトルガレッガ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/296.html]]』に名物ボスとして君臨しているため、知名度の低さに拍車がかかっている。STG冬の時代・格闘ゲームブーム到来・UPL倒産・NMK撤退倒産と言う数々の出来事も重なり、数あるアーケードゲームの中に完全に埋没した一作といえるだろう。

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