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New スーパーマリオブラザーズ 2」を以下のとおり復元します。
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「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。
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*New スーパーマリオブラザーズ 2
【にゅー すーぱーまりおぶらざーず つー】
|ジャンル|アクション|&amazon(B008DRISW4)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売・開発元|任天堂|~|
|発売日|2012年7月28日|~|
|定価|4,800円|~|
|ポイント|今度のマリオはコインがどっさり&br()しっぽマリオ復活&br()爽快感ゲーとしても及第点&br()マリオとしては壊れていないが、前作からの素材の流用が賛否を分けた。&br()それゆえに、目新しさを求める人には不向き|~|
|>|>|CENTER:''[[マリオシリーズ・関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/342.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
定番横スクロールアクションゲーム『[[New スーパーマリオブラザーズ]]』シリーズの新作。ニンテンドー3DSの新型バリエーションモデル機種であるニンテンドー3DS LLと同時に発売された。&br()
タイトルに「2」のナンバリングを冠してはいるが、『[[New スーパーマリオブラザーズ Wii]]』も含めると『Newマリオ』シリーズとしては3作目にあたる。&br()
『Newマリオ』シリーズの基本的なシステム・世界観をベースに、コースに散らばったコインをひたすら集める事を命題とする新たなモードや要素が加わり、作品そのものもコインや金色をメインカラーに据えたデザインとなった。
また、今回はマリオシリーズとしては初の試みとなる、有料でのコース追加、ダウンロードコンテンツの配信も行われている。

&br()
**特徴
今回はコース内で集めたコインが全てカウントされる。取得枚数の累計をワールドマップ上で毎回確認でき、タイトル画面でも集めたコインが山のように積み上がっていくのが分かる。&br()
それに併せて、コインを大量に入手する為の様々なギミックやモードが追加されたことで、''様々なコースを繰り返しプレイしてひたすらコインを集める''という従来の2Dマリオシリーズとは一味違う遊び方が生まれた。&br()
#region(そして実際にコインを100万枚まで集めると)
功績の証としてタイトル画面に''金色のマリオ像''が出現し、背景が黄色くなる。さらにカンストさせる(''999万9999枚''まで集める)と、''金色のしっぽマリオ像''に変化する。&br()
#endregion

***新要素・ギミック
-''ゴールドマリオ''
--極一部のコース、あるいは星模様のキノピオの家に出現する''ゴールドフラワー''を取ることでマリオがこの姿に変身。全身金色の強化型ファイアマリオとでも言うべき性能で、この状態では直接敵を倒すだけでコインがゲットできる。
--金色のファイアボールは非常に強力。爆発時の衝撃波はレンガブロックをコインに変え、複数の敵に一度に命中させると大量のコインを出す。
-''ゴールドブロック''
--ジャンプして頭に被った状態でダッシュし続けると大量のコインが入手出来るギミック。数秒間ジャンプで叩いた分だけコインが出続ける例のブロックを叩き続け、一定の枚数のコインを出すとブロックがこれに変わる。下から叩いたりヒップドロップをすると''マリオがブロックをかぶる''というシュールな光景が拝める。
--コースの至る所で頻繁に出現する為、コイン収集の要と言ってもいい存在。コインが頭から飛び出し一気にカウントされていく様はなかなか爽快である。
--ワールドマップ移動時に、羽根を生やしたタイプがたまにマリオに付いてくる事もあり、そのままコースに突入するとそのコースのスタート地点に出現する。
-''ゴールドリング''
--くぐると画面内にいる敵が一定時間ゴールド仕様になるギミック。クリボー、ノコノコ、キラー、ジュゲム、プクプクなど種類を問わず敵が何かしらの形でコインを大量に出してくれるようになる為、こちらも本格的なコイン収集の際は重要となる仕掛けである。

***コインラッシュモード
-本編でクリアしたコースの内3つがランダムで選ばれ、''選ばれた3コース全てを1回もミスせずに制限時間内にクリアする事が課せられる上級者向け''のモード。挑戦1回におけるコイン取得枚数の上限は3万枚。当然このモードで得たコインも本編で集めたものに追加される形でカウントされる。
--難易度が異なる3つのパックが用意されており、それぞれ収録されているコースが異なる。また、本編では遊べない新規のコースを収録した追加パックも現在いくつかが有料配信されている。
--コース問わず制限時間が非常に短い為、通常のプレイより精密かつ機敏な操作が要求される。ただしコース中にある中間ポイントやプラス時計に触れることで残り時間を伸ばす事は可能。
--ゴール時に触れたポールの位置やクリアタイムによってコインの数が倍になったり、コース中に登場する1UPキノコが全てコイン50枚分のゴールドキノコに変わっていたりする為、上手くやれば本編で普通にコースをプレイしていくよりもコインが効率良く大量に集まる。
--一応初心者救済措置として、ほぼ無敵+ダッシュ状態で滞空飛行可能な''しろしっぽマリオ''でプレイする事も可能。

***追加パック
スーパーマリオシリーズでは初となるダウンロードコンテンツが導入されている。追加パックのコース共にコインラッシュ専用のものとなる。各パックは共に200円。&br()
ゴールドマリオでさくさく進めてコインをいっぱい取れるパックや、公式ページで世界記録掲載に挑戦できるパックなどもある。
そのほかにマリオシリーズとしては「''遊ぶな危険''」と言われるほど史上最悪の''超鬼畜難度''を誇る挑戦的なコースパックまである。
#region(追加パックのリスト)
現在この項目は筆記中です。誰か加筆をお願いします。
-第1弾
--#1『ゴールドマリオでGo!Go!パック』
---ゴールドマリオで進むパック。難易度は易しい。
--#2『きろくにチャレンジ!Aパック』
---記録にチャレンジパックシリーズの1つ。
--#3『いっぱつしょうぶでドキドキパック』
---難易度が高く、初心者お断り。
-第2弾
--#4『ゴールドキノコをかりまくれ!パック』
---ゴールドキノコでコインを稼ぐパック。ゴールドマリオでのプレイを推奨。
--#5『きろくにチャレンジ!Bパック』
---記録にチャレンジパックのシリーズの1つ
-クラシックパック
--#6『おうごんのクラシックコースパック』
---懐かしいコースのパック。無料だった時期も。
-第3弾
--#7『きろくにチャレンジ!Cパック』
---記録にチャレンジパックの1つ。これで最後。
--#8『きけんなあしばをつきすすめ!パック』
---足場が狭いので、難易度が高い
-第4弾
--#9『はっけん!ふしぎなぼうけんパック』
---謎解きパック。意外と楽しめたり否だったり。
--#10『じごくのてつじんレースパック』
---黒い任天堂。極悪難易度であり、コインは全然稼げない。&br()コイン稼ぎより、上級者用のパックとしてカウントするのが正しいと思われる。
#endregion
//追加パックについて詳しい記述をできる方お願いします
&br()

**評価点
-コイン集めが主となっているだけあって、コイン集めの要素やギミックが豊富。&br()
--ゴールドマリオ
---性能が飛び抜けて高い故ボールを乱射しながら進むだけで爽快な気分が味わえるが、手に入れられる頻度が少なく次のコースへの持ち越しも出来ないのが難点。
---そもそも持ち越せたら、ゲームバランスが崩壊するのだが。
--ゴールドリングでの敵の変化
---ひとたびリングを潜ればすべての敵が金色に変化しコインを出してくれるが、その出し方が様々で見てるだけでも楽しい。例えばキラーやノコノコの場合は軌道跡にコインを置いていったり、ジュゲムやハンマーブロスだとトゲゾーやハンマーの代わりにコインをばらまきまくる。ジュゲムに関してはマリオワールドのオマージュでもあると言えるだろう。
//ここについてもっと記入をしてください。
--コインを入手する仕掛けの存在
---一気に周りのブロックを叩き出すPOWブロック。
---ファイアボールを投げ込むとコインが噴出す土管。(1-2で登場。)
---トリガーで土管から噴出すコインシャワー。
---コインが画面中に雨あられのように出てくる。
---などとにかく演出が%%バブル%%豪華。ゴールドマリオ・ゴールドリングを含めて大量入手もできるため爽快感のある楽しみ方が増えた。
--''しっぽマリオの復活''
---『スーパーマリオブラザーズ3』から遡れば実に約''24年''ぶりの復活となる。飛行・下降時の操作が少し変わっているものの助走してメーター満タンで飛行、しっぽを使って敵を攻撃したりブロックを叩くといった昔ながらのアクションが楽しめるのでファンにはうれしい要素。&br()
--虹コースの存在
---特定の方法で時間の下二桁の数字を同じ数字に揃えることで出現する。いわばマリオ3の宝船のような存在である。ワールド1以降の全ての赤コインをとることでゴールドフラワーを得るチャンスがある。
--入手コインの累積
---100万枚集めるという目的のもと、通常のコイン数の枠とは別に今まで入手したコインの総数が随時記録される。通常モード・コインラッシュモード両方共にクリア・未クリア問わずミスしようがクリアしようがコース中に入手したコインは全てカウントされ累積されるといった仕様になっている。途中でミスしても集めたコインは無駄にならない点も良。
---しかも、本編には支障がなく、コイン集めはしないという人も、安心の良仕様である。
-追加パック&br()
--1パック3コース分で200円と有料になるが、その中にはコインが集めやすいコースを詰めたパックや、''黄金のクラシックコースパック''と題したファンにはうれしい昔なつかしのパックもある。
&br()


**賛否両論点
-残機の存在感
--本作はコインが大量に入手する為の新要素が多数導入されている一方で、シリーズでは最早お約束となっている「コインを100枚集めることで残機が1UPする」という仕様はそのまま。このゲームのコース一つでコインは数百枚~数千枚レベルで集まるのがザラなので、完全に無視でもしない限り残機はひたすら途方も無い勢いで増えていき、ゲームオーバーになることはまずない。こういった事情により''1UPキノコ・残機の意味があまり成していない''という点がある。
--ただし残機が無駄に集まりやすい事自体は近年のマリオシリーズではそれ程珍しい話でもない。というかマリオに限らず昨今の面クリアアクションゲームにおいて、残機が深い意味を持つモノは少なくなっている。((常時セーブ出来るのでゲームオーバーになってもデメリットが薄いとか、序盤エリアに戻って荒稼ぎ出来るとか。))。
--なおこのような仕様からか今作はマリオの残機数が''3桁''(100を超える残機表示)となっているが、そこにもちょっとした隠し要素が仕込まれている((過去の2DシリーズやDS版、Wii版、Wii U版は2桁だった。))
#region
--マリオの残り数が999を超えてもそこでカンストにはならず、百の位が''王冠マーク''になるという初代マリオのオマージュがある。さらに1099(王冠マーク+99)を超えると十の位も王冠マークになり、1110(王冠マーク2つ+9を越える)まで達し全て王冠マークになると、マリオが帽子を取るというサービスも有る。
#endregion
//-”コインを集めることを目的の”としながらも、
//コイン集めは、目的の一つとはいえ、本編には支障がないので、この表記は一時的に隠しておきます。
-コインを集める事を命題としているにもかかわらず、コースごとに手に入れられるコイン総数に大きな差がある。
--どのコースも画面を覆い尽くす程のコインが目に見える形で出現する訳ではなく、コース中に置かれているゴールドブロックやルーレットコインブロックで如何に多く出すか、ゴールドマリオ・ゴールドリングの効果を上手く応用するかどうかで1回に入手出来るコインの数が大きく変わってくる。
--しかし、コインを一度に数千枚以上で集められる構成になっているコースは非常に限られている。
--効率良く、作業感を感じさせない範囲でコインを集めるならば、コインラッシュモードをプレイするか追加パックの購入をお勧めする。特に追加パックにはコインを数万レベルで大量に集められるコースが多い。
---そのコインラッシュでも''1プレイ30000枚''という遠いようで(コースによっては)近い限界が存在するが………
--ただコインはモードやコースのクリア・未クリア問わずスタートしてからミスやクリアの間入手した分でも総数に累積される。もちろんゲームの進め方や大量収集の方法は極一部に限られた事ではない。
--ゲームの命題となっているコイン集めが''プレイヤーにとって遊びの一つになるか作業になるか''で大きく評価が変わる点でもある。
-ワールドマップが初代DS版の横長タイプに戻ってしまった。
--それ故、前作『Wii』の様な広いマップを駆け巡る楽しさやスケール感が大きく損なわれている。
--しかし、見やすくなったという意見もあるため、賛否を分けた。

**問題点
-前作『Wii』の''素材の使い回しの多さが目立つ。''コースのパーツ、敵キャラ、ギミック、BGM、ワールド構成といったゲームを彩る様々な要素の大部分でそれが行われている。
--各ワールドの外観や雰囲気は『Wii』から名称や順番が少し変わってはいるものの殆ど変化は無い(具体的に言うと『Wii』ではキノコ王国→砂漠→雪原→南国→ジャングル→岩山→雲の国→火山の順に巡る構成だったが、本作では野原→砂漠→海岸・森→雪→雲→火山となっている)。
---明確に新しくなったと言えるのは隠しワールドにあたるキノコ、フラワー、スターの各ワールドくらいである。最も肝心のコースの中で素材の流用が多いという事に何ら変わりは無いのだが。
--しっぽマリオを除き追加された新しい変身がファイアマリオが黄金化し強化したゴールドマリオとマリオの顔がブロック化したゴールドブロックと少なく寂し目。
---次回作のUも、新変身が、ムササビマリオのみとさみしいが。
--登場する敵キャラも雑魚級の大半がDS版・『Wii』と一緒。
---ボスも、『Wii』から、順番こそ変わっているが、一緒。
--本作で登場する新しい敵キャラもしくは久方振りに復活する敵を挙げると、パックンフラワーが骨になったほねパックン、超巨大なテレサの亜種・テレドン、そして『ワールド』以来久々の登場となる中ボス・ブイブイの3体のみ。
--コースの仕掛け・ギミックもDS版、『Wii』で使われた物が多く流用されている。
--BGMは隠しワールド3つのマップとブイブイ戦以外の全てのBGMがWii版のものを編曲し直しただけという手抜きとしか言いようがない仕様。新規曲の少なさに関しては本作の続編にあたる『U』でも挙げられている問題点である。
---たとえば、タイトルのBGMが、早速流用だったりなど。
--…と、このように前作からの流用部分を具体的に列挙していこうとするとキリが無い。
--ただ、これらの点はDS版または『Wii』をプレイしていない、もしくは''『Newマリオ』シリーズのお約束''とポジティブに受け取れる人なら気にはならないだろう。逆に新しい要素を求める者にとってはやはり単純に''マンネリ''として映ってしまう。人によって印象が二分する点であるとも言える。

-隠しルート、スターコイン関係
--一部のコースにおいて、スターコイン(スターワールドではムーンコイン)の在り処や隠しルートに繋がる場所が分かりづらい。
---各コースに3枚存在するスターコインだが、普通に進んでいるだけでは画面に映りもせず、気付かないような場所に置かれている事がある。Wii版でもややその傾向は見られたが、本作ではそれがさらに顕著。中には何らかの条件を満たさないと出現しないスターコインもある。
--隠しルートへの入り口も気づき難いものがある。空へ隠しルートへのツルが伸びる隠しブロックが置かれているパターンが特に理不尽。この内のいくつかは隠しコース行きのゴールに通じており、2-屋敷、5-1、5-屋敷、キノコW-1などが該当する。つまり''その隠しブロックを見つけ出せない限り一部の隠しコースへ行く事が出来ない。''
---シリーズ経験者ならお分かりだろうが、隠しブロックの類は普通にプレイしている間はまず存在に気付く事すら出来ない。
---事前情報やヒントとなるものもゲーム中には一切存在しないので、自力で見つけ出すには、勘と運を頼りにブロックの隠し場所を探し当てねばならなくなる。
---一応やり込み要素に含まれるものとはいえ、流石にこれはスタッフの配慮が足りていないと言わざるを得ない。
---その反省からか、後にWii Uで発売された『Newスーパーマリオブラザーズ U』ではネタバレを含む公式動画が配信されている。

//-マメマリオへの変身を強要する隠しルートが相変わらず本作でもいくつかのコースで存在する。
//--そもそもマメマリオは変身出来る機会が少なく、文字通りサイズが豆粒の如く小さい影響で視認性が悪い。そのくせ攻撃力・耐久力は共に最低クラスの上(クリボーすら踏んで倒せない)、挙動がやたらとフワフワして操作が難しくなる為、扱いがかなり難しい。しかも一回ミスしただけで変身は解除されてしまうので、人によっては単純にストレスにしかならない要素。
//前作や前々作でもその問題点があったと思うので、非表示にします。

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**総評
元来のシンプルで分かりやすいシステム・操作性と、絶妙な難易度・バランス調整を施したコース設計は流石の2Dマリオ。&br()
コインを大量に入手する為の新たなギミックが導入されたことで、プレイ時の爽快感や達成感が増している点も素直に評価できる。&br()
しかし、前作からの素材の使い回しの多さや新要素の少なさから、目新しさを感じにくいのは、やはりシリーズファンにしてみればとても否定しがたい。&br()
横スクロールアクションゲームとしての完成度は一定の水準に達しているものの、往年のファンの間では賛否の分かれる作品となってしまった。&br()
しかし、マリオとしては壊れておらず、新規プレイヤー、あまりシリーズに手を出してこなかった人、素材の流用が気にならない人は、間違いなく楽しめる。


**余談
-素材の流用の多さや開発期間の短さで駄作・クソゲー扱いする人が特に往年のシリーズファンに多い。しかし''ゲームの内容自体はクソゲーではない''為、完全な新規プレイヤーや、これまでのシリーズにあまり手を出してこなかったユーザーなら何ら問題なく楽しめるはずである。
-「社長が訊く」によると『New スーパーマリオブラザーズ U』の開発期間が約3年に渡る年月だったのに対し、本作は僅か半年程度しか無かったという事実が判明しており、色々な部分において妥協せざるを得なかった事が見て取れる。

復元してよろしいですか?