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*エストポリス 【えすとぽりす】 |ジャンル|アクションRPG|&amazon(B002ZG75M8) | |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|スクウェア・エニックス|~| |開発元|ネバーランドカンパニー|~| |発売日|2010年2月25日|~| |定価|5,980円(税込)|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~| |分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~| |ポイント|''RPGからARPGにジャンル変更''&br;小ネタ大幅削除&br()ストーリーも改悪&br()キャラデザの大幅変化&br()ファンによっては''クソゲーもしくは黒歴史''&br;ただしゲーム単体として見た場合の出来は概ね良好|~| **概要 -SFCで発売されたRPG『[[エストポリス伝記II]]』の15年ぶりのリメイク作品。システムを大幅に変更し、アクションRPGとして生まれ変わった。 --タイトルは『エストポリス』だが、この作品は「2」のリメイクである。2はエストシリーズ全体における作中の時系列では一番最初に当たる作品であり、システム面なども2のほうが評価が高く名作として挙げられやすいことが影響しているのだろう。 -プロデューサーは『[[ヴァルキリープロファイル2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/739.html]]』など、トライエース関連のゲームの評価を低迷させた元凶である小島創氏。 -原作の発売元であるタイトーがスクウェア・エニックスの傘下となったことで発売はスクウェア・エニックスからとなったが、開発は原作と同様にネバーランドカンパニーが担当している。当時の関係者も参加ということで、システムやデザインの変更という不安要素はあったもののファンを期待させる内容だったが…。 **問題点 -原作も元々お使いRPGという批判はあったが、その部分を埋めていた小ネタがほとんど削除された。 --そのために全体的なボリュームがやや物足りず、イベントの度に同じ町を何度も回ることになる。 -リメイク前の名シーンを無理に入れているため、全体的にちぐはぐな印象。 --設定周りの変更によって、デュアルブレードの存在意義や神と人との関係が自立から共存になっている為、アレクディアスの目的が不明に。 --主人公の幼馴染であり、最初に仲間になるキャラクターである「ティア」に関連したデザインやキャラクターの変更により、途中のイベントやエンディングのシーンに違和感を感じる場面も。「泣けない女」という設定が活かされていない。 --周回でエンディングが変化するが、二周目のエンディングは物議を醸した。 **賛否両論点 -ジャンルが原作のコマンド式RPGから、アクションRPGへと変更された事。新規に遊ぶ場合には特に問題ないが、原作ファンの場合には突然の変更に違和感を覚える場合があったり、従来のコマンド式のままでいいという声が多い。 -キャラクターグラフィックの大幅な変化。 --特にティアやガイは、原作のデザインから大きく離れている。 --スクエニ色に染まってしまったという意見が強い。グラフィックの担当は直良有祐。 ---直良氏は過去にも『[[ロマンシング サガ -ミンストレルソング-]]』(通称:ミンサガ)でキャラクターグラフィックを大幅に変更((原作である『ロマンシング サガ』のファンであればある程受け入れがたいレベル))しており、批判意見が非常に多い。 -グラフィックが原作のドット絵から、3Dに変わった事も人によって評価が分かれる。 -難易度が若干ヌルイ。ただし人によっては、ゲーム自体の難易度ではなく、カメラアングルの悪さの問題で難易度が高く感じる場合がある。 **評価点 -ARPGとしては実は結構良好。若干バランスがぬるい部分もあるが、全体としては爽快感が持てる作りになっている。謎解きも少しひねれば分かる程度なので、ARPGとしての爽快感を失わないぐらいだし、快適である。 -やりこみ要素も多く、原作にあった「いにしえの洞窟」も引き続き好評。 **総評 ARPG単体としてはヌルい部分もあるものの概ね良好な出来で到底クソゲーとは言い難く、新規層の場合には普通に遊べる内容になっているが、ジャンルの変更やキャラデザインの一新等、原作に強い思い入れのあるファンには受け入れられないような出来となってしまった。~ 悪名高いスクエニに発売元が移った事もあり、シリーズファンの次回作への不安を増大させた作品となった。 -元々がマイナーゲー+原作ファンからは受け入れられ難い内容であったためか売り上げが少なく、あっという間にワゴンとなった。 --ヨドバシカメラでは2010年11月半ばに1980円の在庫一層セールを行なった。