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デビルワールド」を以下のとおり復元します。
*デビルワールド
【でびるわーるど】
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|任天堂|~|
|開発元|任天堂、岩崎技研工業|~|
|発売日|1984年10月5日|~|
|定価|初期型:3,800円&br()後期型:4,200円|~|
|配信|バーチャルコンソール:2008年1月22日/500Wiiポイント|~|
|ポイント|強制スクロール型ドットイート&br()任天堂のマイナーFCソフトの一つ|~|

**概要
-1984年に任天堂からリリースされたドットイートアクションゲーム。
-二人同時プレイが可能。原則として協力プレイだが、プレイの仕方によっては妨害、対戦プレイになる可能性も秘めている。
//↑「当時のファミコンソフトとしては珍しく」とあるが、当時のファミコンソフトの2人同時プレイは珍しくないはず。実際ほぼ同時期に出たクルクルランドや翌年のバルーンファイト・アイスクライマーとこの頃の任天堂作品は2人同時プレイが多くなっている。
-ソフトの価格が二種類存在する理由は、1984年にて任天堂がソフトの価格を急遽引き上げた事により、引き上げ前と後の2パターンの定価が発生してしまった事が原因である(ソフトの内容は両者全く同じ)。

**特徴
-全3つのステージ構成があり、3ステージをクリアする毎に迷路の形状が3パターンに変化して合計9ステージで1ループする。またループとは別に難易度も上昇していく。各ステージはクリア条件が異なる。
--3パターンある迷路の中では、画面のスクロールにより袋小路になる危険性の高い2パターン目が最も難易度が高い。
-全ステージに共通する事項として、常時画面が強制スクロールしている状態である事が挙げられる。スクロールの向きは上下左右のどれかで、常にスクロールの方向切り替えが行われている。方向は画面上部の「デビル」が指さしている。どの方向にスクロールするかは完全にランダムであり、向きのパターンを記憶する攻略法は通用しない。
--向きを変える際は一時的に停止するが、その後以前と同じ方向にスクロールさせてくることもある。

-プレイヤーである「タマゴン(2P側も同じ名前)」は初期状態では一切の攻撃手段を持っていないが、下記のアイテムを取得する事によりボタン押しにて攻撃が可能となる。また、敵に触れる、もしくはスクロールと壁に挟まれるのいずれかにてミスとなる。
--タマゴンはゲーム開始、もしくはミス後の復活時では、「タマゴ」状態であり一切の行動ができず無敵状態である。タマゴをタマゴンにするには十字キーのいずれかを押す必要がある。但し、近くに敵がいる状態でタマゴンになると、それに触れて即効でミスとなる恐れがあるので、起動するタイミングが重要である。

''ステージ構成''
-一つ目のステージは「ボワボワ」というドットを全部拾うのがクリア目標。ボワボワは初期状態では一切取れず、所々に存在するアイテム「十字架」を取得した状態でボワボワを回収できる。十字架は一定時間が経過すると消えてしまうが、何度取っても十字架は消えないので再度取得する事が可能である。
--また、十字架取得中はタマゴンの前方に攻撃が可能となり敵を倒せる。倒した敵は「目玉焼き」に変化し、それを取るとボーナスが貰える。
---ちなみに高次面では目玉焼きを食べるとすぐに敵が復活してしまうので、あえて食べずに放置しておいた方が楽になる。
--ときおり出現する「ソフトクリーム」を取る事でもボーナスが得られる。
-二つ目のステージは上下左右四方向に挿し穴がある「デビルホール」に、周囲に四冊浮遊しているアイテム「バイブル」を取得してすべて挿し込む事でクリアとなる。デビルホールの挿し穴はバイブル一冊につき一つずつしか挿せないので、上下左右すべての挿し穴にバイブルを挿し込む必要がある。なおバイブルを所持している状態でミスをするとその地点に置かれる。
--バイブル所持中は十字架同様に攻撃が可能。十字架と違い、バイブルは所持している間は自然消滅する事はないが、一冊ずつしか持てず、デビルホールに穴を挿し込めば消滅(すなわち攻撃不能の無防備状態)してしまう。
--このステージをクリアすると画面上部にいる敵の親玉「デビル」は次の迷路に逃げ出してしまう。
-三つ目のステージはいわゆるボーナスステージに相当し、一切のミスはせずに必ずクリアとなる。
--制限時間以内に6つの「ボーナスボックス」を取得するのが目的。ボーナスボックスのうちの一つには、取った側のタマゴンを1UPさせるレアアイテム「たまご」が入っている。また、このステージに限り通路上の矢印マークでスクロール方向を変えることが出来る。

**評判
-スーパーマリオが誕生していない当時のファミコンソフトにおける人気タイトルは、アーケードからの移植である『[[ドンキーコング]]』や『マリオブラザーズ』などが主要であり、特に前評判が良かった訳ではないオリジナルの本作はかなり地味に見られがちな存在であった。実際、今現在でも本作を知るファミコンゲーマーはあまり多くない。
-もちろん地味でマイナーだからといって駄作だなんてのは早計、当時の基準としてはそこそこ良く作られた佳作であり、ソフト購入者からの評判は割と高かった模様。

**その後の展開
-本作のボスであるデビルは、任天堂マイナーオールスターズであるソフト『[[キャプテン★レインボー]]』に出演している。しかし、このゲームの特徴の例に漏れず、かなりキャラが豹変しておる(原作は強そうな外見だが、CRではひ弱な性格になっている)。また「大乱闘スマッシュブラザーズX」にもアイテムキャラとして登場し、強制的に画面をスクロールさせる効果を持つ。
-移植や続編の類は一切存在しないが、Wiiの[[バーチャルコンソール>http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_dw/index.html]]にて配信されている。

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