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TRUE REMEMBRANCE ~記憶のかけら~」を以下のとおり復元します。
*TRUE REMEMBRANCE ~記憶のかけら~
【とぅるーりめんばらんす きおくのかけら】
|ジャンル|ビジュアルノベル|&image(http://www.arcsystemworks.jp/arcstyle/true/images/mainimg.jpg,height=160)|
|対応機種|ニンテンドー3DS(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~|
|発売元|アークシステムワークス|~|
|配信開始日|2012年2月22日|~|
|定価|500円|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|5箇所|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|
|備考|3D表示非対応|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|人気サウンドノベルの3DS版&br()様々な追加要素・変更点あり|~|

''本稿はフリーゲームが原作のゲームを扱っています。''~
''本Wikiはフリーゲームの執筆が認められていないため、3DS版の詳細に関する記述に限定し''~
''フリーゲーム版に関する情報は割愛しています。''

**ストーリー
忘れたいほど悲しい記憶を持った人々が訪れる、 白い街。~
その街で記憶を封じる職業、「封士」を生業とする青年、クロメ。~
クロメのもとに客として「ラ」という少女が訪れる。~
彼らの日常と、街を訪れる人々との出会い、そして小さな秘密をつづった物語。~
(公式サイトより引用)

**概要
元々はフリーゲームで配信されているサウンドノベル『TRUE REMEMBRANCE』を3DS版として作り、配信されたDLソフト。~
3DSに配信されるにあたって、おまけの新シナリオの追加やイラストレーターの変更などがされている。~
なお本作が3DS向けに配信されるようになった理由は、本作のディレクターが、原作の実況動画をニコニコ動画で見たことがきっかけという経緯がある((この辺りの経緯は本作に収録されている製作者コメントにて詳細が語られている。なかなか興味深い経緯なので興味のある人はぜひ見てもらいたい。))。

**本作からの新要素
-新シナリオ
--3DSに移植にあたって本作にのみ書き下ろされた新シナリオが収録された。
--本筋のストーリーにはほとんど影響はないお遊びシナリオ的な内容である。キャラもすべてデフォルメ化され表示されている。
-イラスト
--原作版から移植されるにあたってイラストレーターが変更され、VOFAN氏の手でイラストが一新されている。
-一部キャラの名前変更
--主人公の名前の表示が『黒目』から『クロメ』 に変更、主人公の上司の名前の表示が『右手』から『ミギテ』に変更されている。

**評価点
-イラスト
--VOFAN氏のイラストは初めて本作に触れたユーザーのほとんどからは好評。女性キャラも可愛らしく描かれている。

-シナリオ
--原作からはシナリオはほとんど変更されていないが、新規に始めたユーザーからは元の完成度が高いこともあり、かなりの高評価である。
--おまけシナリオも原作者自らが執筆しているために、新規と原作経験者のどちらからも高評価を得ている。登場人物達の本編とは違う一面が垣間見られ、本編の後日談も兼ねている為、主人公とヒロインのその後の様子が覗けるのもファンには嬉しい点である。
-操作性・オプション
--セーブ数の多さ、タッチ画面の使いやすさなど操作性には問題はなく非常に使いやすい。
--本作の関係者のコメントムービー、オープニングなども収録されている。
-開発側の姿勢
--関係者コメントにはディレクターとイラストレーターのVOFAN氏だけではなく、原作者の里見しば氏、さらにはディレクターの見た実況動画の実況者のコメントも収録されている。コメントも長く本作に対する思い入れの強さがうかがえる。本作の作られた経緯と言い、こういった姿勢は非常に評価できる。

**賛否両論点
-イラストへの賛否
--イラストレーターを変更する上で必ず付いて回る問題だが、原作経験者からは『原作のイラストの雰囲気の方が好きだった』という意見も見られる。

**問題点
-画面の解像度が低い
--イラストのクオリティには問題はないが、何故か表示される画像が全体的にぼやけていてあまり画像が綺麗ではない。色合いも薄く、細かい文字の表示も見えにくい。せっかくのVOFAN氏のイラストだというのに…
---全体的に不自然な解像度のため、一部のユーザーからは『元々はDSiウェアで出そうとしたソフトを何らかの理由で3DS用のダウンロードソフトに変更したのではないのだろうか』という推測がある。もちろん実際に解像度が低い理由は不明だが、たしかにしっくりくる話でもある。

//-3D表示非対応
//--確かに本作に3D表示は使う必要がないが、『せっかく3DSに出したんだから、3D表示を生かした部分も欲しかった』という意見も少なくはない。
//3DSの3D機能は余計な機能って意見も多いし、使ってないからダメって機能でもないよ。 明らかに3D機能が作風に合ってて必要とかなら別だけど

-文字の表示
--本作は上画面に一枚絵、下画面に文字表示という形式だが3DSは基本上画面を見ることが多いので、少し読みにくいところもある。
--なお下画面は基本的にテキスト表示などのみに限られている。おそらく上画面の解像度が低いのを考慮してこの形式にした可能性もあるが…

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**総評
原作からの追加要素は少なく、原作プレイ者が本作をプレイするかは多少好みの分かれる面もある。~
しかしまだ原作に触れたことのないユーザーには、シナリオの完成度も非常に高いため購入してプレイする価値はある。~
また本作の特殊な経緯も考えると、ネットがゲーム開発者に影響を与える可能性や今後フリーゲームがゲーム機に移植されるかもしれないという点でも注目できるだろう。

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