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バーサスヒーロー 格闘王への道」を以下のとおり復元します。
*バーサスヒーロー 格闘王への道
【ばーさすひーろー かくとうおうへのみち】
|ジャンル|2D格闘|~|~|
|対応機種|ゲームボーイ|~|~|
|発売元|バンプレスト|~|~|
|開発元|不明|~|~|
|発売日|1992年8月7日|~|~|
|定価|3980円|~|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~|
|ポイント|''ファミ通レビュー13点''&br()薄すぎる内容&br()糞BGM&br()超もっさりアクション&br()意味不明な設定'|~|~|
|>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/908.html]]''|~|

**概要
ガンダム、ウルトラマン、仮面ライダーのSDキャラが大活躍するコンパチヒーローシリーズのひとつ。
空前の格闘ゲームブームに乗っかろうと、便乗大好きなバンプレストが世に送り出した格闘ゲーム『バーサスヒーロー 格闘王への道』。
騎士ガンダム、ガンダムF91、ウルトラマンタロウ、ウルトラマングレート、V3、BLACK RXが所狭しと戦う格闘ゲーム…なのだが、その実態はあまりにもお粗末なものだった。 

**あらすじ
宇宙で一番強いヒーローは誰だ?平和を脅かす悪と戦い続ける正義のヒーローたちであったが、密かに誰が本当に一番強いのか心の中ではいつかその答えを出したいと思っていた。
正義の味方といえども、それはそれ、自分なりにプライドがあるのだ。そして、宇宙のある場所でヒーローたちが集まり会議が行われた。
そこではヒーローの中のヒーロー、「格闘王」を決める異種格闘技大会開催決定の決議が満場一致で採択されたのだ。
試合はシングル戦やタッグマッチ、果ては団体戦と様々な形式がとられ、まさにヒーローナンバー1を決めるにふさわしい、豪華な内容となった。
会議の後、すぐさまヒーローたちは自分の得意な格闘技を研くために修行を開始、いよいよ壮絶なバトルが始まる!! (以上、説明書より抜粋)

**内容
プレイヤーは通信対戦かCPU戦かを選び、更にタッグマッチ・シングルトーナメントのどちらかを選び、ヒーローを戦わせる。
戦闘画面ではHPバーの中央にゲージバーがそれぞれ表示され、時間経過とともに貯まっていく(全部貯まったらまた0になる)。攻撃をヒットさせるたびにたまっていき、満タンになったらセレクトボタンを押し、必殺技を放つことが出来る。


**問題点
-操作性が悪すぎる。
--ヒーローたちは''1歩歩くのに1秒かかる''という超もっさりした動きでしか動き回れず、''ボタンを押しても動くまでにタイムラグがある''始末。
--SDキャラだけあって手足のリーチがあきれ返るほど短い。まあ、こればかりは仕方ないか。
---ジャンプなどしようものならたちまち返り討ちに遭う。
--さらに、''攻撃が命中するたびに処理落ち''するため、ただでさえこのようなクソ戦闘が''フリーズしまくり、ゲームテンポを更に絶望的に遅くしていく。''
-投げ技はそこそこ派手で使いやすいものの、立ち技は殴り蹴りしかない。
--そのため、''ひたすら連打しまくるだけの単調なゲームになりがち''であり、通信対戦ではさらに両者の連打によりゲームテンポが地獄と化す。
-キャラの使う格闘スタイルが意味不明。
--グレートのプロレス、V3のカンフーなどは百歩譲っていいとして、なぜに''どう見ても洋モノの騎士ガンダムが胴着を着て黒帯を締め''、RXがムエタイ衣装に身を包む必要があったのか。
--タロウが使うのは忍術。作中でも分身の術やら手裏剣光線やら出していたが、実際原作では主人公はボクサーを目指していなかったか?
--F91に至っては''相撲''である。ガンダムの中でもスピード感あふれる戦いが魅力的なF91が、''マワシを締めて張り手で戦う''のだ。''もう突っ込まんぞ''。
---此奴の必殺技もヴェスバーで射殺するというものであり、相撲の設定が台無しである((まあ、コンパチヒーローが最初に登場したゲームも剣や銃で相手を滅多打ちにする相撲ゲームだったが))。
--だいたい、なぜこういうノリの作品なのに少林寺拳法を使うと言う設定のスーパー1やレオが登場しないのだろうか?
-必殺技が''「槍を投げる」「ビーム砲で射殺」「バイクで轢く」''など、格闘技のスタイルを無視しまくった代物である。
-ステージは各キャラクターの格闘技に準じたモノがそれぞれ有るが、土俵ステージではいくらはみ出しても一向に関係なく戦闘は続き、''土俵の外の谷に突き落とさないと終わらない''。相撲のルールを勘違いしていないか。
--裏を返せば''土俵際まで追い込んで投げ技を出せばその時点で勝利確定。''
-''BGMがやたらビリビリうるさく、カッコよさの欠片もない。''
--SEも時代のレベルを鑑みてもしょぼ過ぎるとしか言いようがない出来。

**評価点
-一応、キャラのグラフィックは良好。 
--ダメージを喰らって涙を流したりするグラフィックは今見ても非常に可愛い。
-技のコマンド入力が非常に簡単。
--そのせいで滅茶苦茶単調なゲームになっているが。
-タッグバトルシステムという独自のシステム。
--プロレスのタッグマッチのように、キャラをチェンジしながら戦える。
--2人用ではなんと3対3で戦える。これは珍しい。

**総論
古く悪き粗製乱造時代のクソキャラゲーとしか言いようがない。
ストーリーも何もあったもんじゃなく、バカゲーと言うにもモッサリアクションとクソ音源がすべてを台無しにしている、いわばネタにもしにくいような駄作である。
ファミ通レビューではあの『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』(20点)をも下回る(4・3・4・2)の''13点''という''誠実な低得点''を示したことからも、その凄まじさは十分伝わるだろうと思われる。7年後にPS『修羅の門』が発売されるまでは''事実上のドベ''であった。
バンプレストは2013年に『HEROES` VS』というコンパチヒーローモノの格闘ゲームを発売したが、ヒーローズバーサスにあって本作にないものはタッグバトルシステムくらいのものであり、よっぽどタッグバトルがやりたい人以外はこんなゲームに手を出す必要もないだろう。

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