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*バーサスヒーロー 格闘王への道 【ばーさすひーろー かくとうおうへのみち】 |ジャンル|2D格闘|&amazon(B000069TH4)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |メディア|1MbitROMカートリッジ|~| |発売元|バンプレスト|~| //|開発元|不明|~| |発売日|1992年8月7日|~| |定価|3,980円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|''ファミ通レビュー13点''&br()薄すぎる内容&br()糞BGM&br()超もっさりアクション|~| |>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ガンダム、ウルトラマン、仮面ライダーのSDキャラが大活躍するコンパチヒーローシリーズのひとつ。~ 空前の格闘ゲームブームに便乗しようと、バンプレストが世に送り出した格闘ゲーム『バーサスヒーロー 格闘王への道』。~ 騎士ガンダム、ガンダムF91、ウルトラマンタロウ、ウルトラマングレート、仮面ライダーV3、仮面ライダーBLACK RXが所狭しと戦う格闘ゲーム…なのだが、その実態はあまりにもお粗末なものだった。 ---- **あらすじ >宇宙で一番強いヒーローは誰だ?~ 平和を脅かす悪と戦い続ける正義のヒーローたちであったが、密かに誰が本当に一番強いのか心の中ではいつかその答えを出したいと思っていた。~ 正義の味方といえども、それはそれ、自分なりにプライドがあるのだ。~ そして、宇宙のある場所でヒーローたちが集まり会議が行われた。~ そこではヒーローの中のヒーロー、「格闘王」を決める異種格闘技大会開催決定の決議が満場一致で採択されたのだ。~ 試合はシングル戦やタッグマッチ、果ては団体戦と様々な形式がとられ、まさにヒーローナンバー1を決めるにふさわしい、豪華な内容となった。~ 会議の後、すぐさまヒーローたちは自分の得意な格闘技を研くために修行を開始、いよいよ壮絶なバトルが始まる!! ~ (以上、説明書より抜粋) ---- **内容 プレイヤーは通信対戦かCPU戦かを選び、更にタッグマッチ・シングルトーナメントのどちらかを選び、ヒーローを戦わせる。~ 戦闘画面ではHPバーの中央にゲージバーがそれぞれ表示され、時間経過とともに貯まっていく(全部貯まったらまた0になる)。攻撃をヒットさせるたびにたまっていき、満タンになったらセレクトボタンを押し、必殺技を放つことが出来る。 ---- **問題点 -操作性が悪すぎる。 --ヒーローたちは''1歩歩くのに1秒かかる''というかなりもっさりした動きで、''ボタンを押しても動くまでにタイムラグがある''始末。 --SDキャラだけあって手足のリーチがあきれ返るほど短い。こればかりは仕方ないが…。 ---ジャンプなどしようものならたちまち返り討ちに遭う。 --さらに、''攻撃が命中するたびに処理落ち''するため、ただでさえこのようなクソ戦闘が''フリーズしまくり、ゲームテンポを更に絶望的に遅くしていく。'' -投げ技はそこそこ派手で使いやすいものの、立ち技は殴り蹴りしかない。 --そのため、''ひたすら連打しまくるだけの単調なゲームになりがち''であり、通信対戦ではさらに両者の連打によりゲームテンポが地獄と化す。 -ボリュームが薄い。 --ストーリーがなく、キャラが6人の格闘ゲーム。難易度選択の類もない。タッグシステムと言う特徴的なモードもあるが、楽しみ方が大きく変わる訳でもない。はっきり言ってすぐ飽きる。 -''BGMがやたらビリビリうるさく、格好よさの欠片もない。'' --SEも時代のレベルを鑑みてもみすぼらし過ぎるとしか言いようがない出来。 ---- **賛否両論点 -格闘スタイルの選定が、元ネタと関係がない。 --とはいえ、コンパチシリーズはそもそも''シリーズ第一作が『[[SDバトル大相撲>SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所]]』''であり、あらゆるヒーローがマワシを締めてパッケージに描かれていた世界観である。必殺技では容赦なく武器を使うのも、やはりSDバトル大相撲と同じ。 --そもそもコンパチシリーズの作品で世界観に突っ込みを入れるのは、はっきり言って的外れだろう。 --ちなみにSDバトル大相撲でメインとして描かれていたのはνガンダムである。本作の主役格であるF91が相撲を流派としているのは、原点回帰と言える。 ---- **評価点 -一応、キャラのグラフィックは良好。 --ダメージを喰らって涙を流したりするグラフィックは今見ても非常に可愛い。 -技のコマンド入力が非常に簡単。 --そのせいで滅茶苦茶単調なゲームになっているが。 -タッグバトルシステムという独自のシステム。 --プロレスのタッグマッチのように、キャラをチェンジしながら戦える。 --2人用ではなんと3対3で戦える。これは珍しい。 ---- **総評 ファミ通レビューではあの『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』(20点)をも下回る&bold(){(4・3・4・2)}の''13点''という低得点を獲得した事で、悪い意味で有名な作品。~ ファミ通クロスレビューにおける13点とは、7年後にPS『[[修羅の門>修羅の門 (PS)]]』が発売されるまでは最低記録、現在においてもワースト2位タイ。『[[ガソバルガー>元気爆発ガンバルガー]]』や『[[デス様>デスクリムゾン]]』といった伝説のクソゲーに並ぶ得点である。また、個別得点の2点についてもワーストタイで、滅多な事では出されない得点である。~ とはいえ、実際の所は13点を付けるほど酷い出来と言う訳でもない。操作性の悪さやボリュームの薄さは否定出来ないので、断じて面白いゲームと言う訳ではないが。~ 言わば''凡庸なクソキャラゲー''と言う所であり、「13点を付けられたゲームならさぞや酷いのだろう」と言う期待でプレイしても、それはそれで期待を裏切られる事になるだろう。 ---- *余談 -バンプレスト改めバンナムは、2013年に『HEROES'VS』というコンパチヒーローシリーズの格闘ゲームを発売したが、そちらになくて本作にあるものはタッグバトルシステムくらいのものであり、よほどタッグバトルがやりたい人以外はこんなゲームに手を出す必要もないだろう。
*バーサスヒーロー 格闘王への道 【ばーさすひーろー かくとうおうへのみち】 |ジャンル|2D格闘|&amazon(B000069TH4)| |対応機種|ゲームボーイ|~| |メディア|1MbitROMカートリッジ|~| |発売元|バンプレスト|~| //|開発元|不明|~| |発売日|1992年8月7日|~| |定価|3,980円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|''ファミ通レビュー13点''&br()薄すぎる内容&br()糞BGM&br()超もっさりアクション|~| |>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ガンダム、ウルトラマン、仮面ライダーのSDキャラが大活躍するコンパチヒーローシリーズのひとつ。~ 空前の格闘ゲームブームに便乗しようと、バンプレストが世に送り出した格闘ゲーム『バーサスヒーロー 格闘王への道』。~ 騎士ガンダム、ガンダムF91、ウルトラマンタロウ、ウルトラマングレート、仮面ライダーV3、仮面ライダーBLACK RXが所狭しと戦う格闘ゲーム…なのだが、その実態はあまりにもお粗末なものだった。 ---- **あらすじ >宇宙で一番強いヒーローは誰だ?~ 平和を脅かす悪と戦い続ける正義のヒーローたちであったが、密かに誰が本当に一番強いのか心の中ではいつかその答えを出したいと思っていた。~ 正義の味方といえども、それはそれ、自分なりにプライドがあるのだ。~ そして、宇宙のある場所でヒーローたちが集まり会議が行われた。~ そこではヒーローの中のヒーロー、「格闘王」を決める異種格闘技大会開催決定の決議が満場一致で採択されたのだ。~ 試合はシングル戦やタッグマッチ、果ては団体戦と様々な形式がとられ、まさにヒーローナンバー1を決めるにふさわしい、豪華な内容となった。~ 会議の後、すぐさまヒーローたちは自分の得意な格闘技を研くために修行を開始、いよいよ壮絶なバトルが始まる!! ~ (以上、説明書より抜粋) ---- **内容 プレイヤーは通信対戦かCPU戦かを選び、更にタッグマッチ・シングルトーナメントのどちらかを選び、ヒーローを戦わせる。~ 戦闘画面ではHPバーの中央にゲージバーがそれぞれ表示され、時間経過とともに貯まっていく(全部貯まったらまた0になる)。攻撃をヒットさせるたびにたまっていき、満タンになったらセレクトボタンを押し、必殺技を放つことが出来る。 ---- **問題点 -操作性が悪すぎる。 --ヒーローたちは''1歩歩くのに1秒かかる''というかなりもっさりした動きで、''ボタンを押しても動くまでにタイムラグがある''始末。 --SDキャラだけあって手足のリーチがあきれ返るほど短い。こればかりは仕方ないが…。 ---ジャンプなどしようものならたちまち返り討ちに遭う。 --さらに、''攻撃が命中するたびに処理落ち''するため、ただでさえこのようなクソ戦闘が''フリーズしまくり、ゲームテンポを更に絶望的に遅くしていく。'' -投げ技はそこそこ派手で使いやすいものの、立ち技は殴り蹴りしかない。 --そのため、''ひたすら連打しまくるだけの単調なゲームになりがち''であり、通信対戦ではさらに両者の連打によりゲームテンポが地獄と化す。 -ボリュームが薄い。 --ストーリーがなく、キャラが6人の格闘ゲーム。難易度選択の類もない。タッグシステムと言う特徴的なモードもあるが、楽しみ方が大きく変わる訳でもない。はっきり言ってすぐ飽きる。 -''BGMがやたらビリビリうるさく、格好よさの欠片もない。'' --SEも時代のレベルを鑑みてもみすぼらし過ぎるとしか言いようがない出来。 ---- **賛否両論点 -格闘スタイルの選定が、元ネタと関係がない。 --とはいえ、コンパチシリーズはそもそも''シリーズ第一作が『[[SDバトル大相撲>SDバトル大相撲 平成ヒーロー場所]]』''であり、あらゆるヒーローがマワシを締めてパッケージに描かれていた世界観である。必殺技では容赦なく武器を使うのも、やはりSDバトル大相撲と同じ。 --そもそもコンパチシリーズの作品で世界観に突っ込みを入れるのは、はっきり言って的外れだろう。 --ちなみにSDバトル大相撲でメインとして描かれていたのはνガンダムである。本作の主役格であるF91が相撲を流派としているのは、原点回帰と言える。 ---- **評価点 -一応、キャラのグラフィックは良好。 --ダメージを喰らって涙を流したりするグラフィックは今見ても非常に可愛い。 -技のコマンド入力が非常に簡単。 --そのせいで滅茶苦茶単調なゲームになっているが。 -タッグバトルシステムという独自のシステム。 --プロレスのタッグマッチのように、キャラをチェンジしながら戦える。 --2人用ではなんと3対3で戦える。これは珍しい。 ---- **総評 ファミ通レビューではあの『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』(20点)をも下回る&bold(){(4・3・4・2)}の''13点''という低得点を獲得した事で、悪い意味で有名な作品。~ ファミ通クロスレビューにおける13点とは、7年後にPS『[[修羅の門>修羅の門 (PS)]]』が発売されるまでは最低記録、現在においてもワースト2位タイ。『[[ガソバルガー>元気爆発ガンバルガー]]』や『[[デス様>デスクリムゾン]]』といった伝説のクソゲーに並ぶ得点である。また、個別得点の2点についてもワーストタイで、滅多な事では出されない得点である。~ とはいえ、実際の所は13点を付けるほど酷い出来と言う訳でもない。操作性の悪さやボリュームの薄さは否定出来ないので、断じて面白いゲームと言う訳ではないが。~ 言わば''凡庸なクソキャラゲー''と言う所であり、「13点を付けられたゲームならさぞや酷いのだろう」と言う期待でプレイしても、それはそれで期待を裏切られる事になるだろう。 ---- *余談 -バンプレスト改めバンナムは、2013年に『HEROES'VS』というコンパチヒーローシリーズの格闘ゲームを発売したが、そちらになくて本作にあるものはタッグバトルシステムくらいのものであり、よほどタッグバトルがやりたい人以外はこんなゲームに手を出す必要もないだろう。

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